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今日の海外旅行思い出し料理はロンドン。 ホテルジュメイラのローストビーフ。このホテルどうやら娘のおきにいりだったようで、アフタヌーンティー1回、レストランに2回連れて行ってもらった。日本で食べるような薄っぺらいローストビーフじゃなくて2cmぐらいの厚さでサーロインステーキぐらいの大きさのが出てくる。スターターから始めるととても食べきれない。 サーバーと仲良くおしゃべりするとお土産のチョコの袋などももらえる。時がある。 パンは前の日に焼いたもの。 スープはANAの機内食のコンソメスープ。 スーパーに電話をかけて好みの大きさの牛を頼んだもので作った。これは1cmぐらいの厚さに切った。
December 3, 2021
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旅の思い出食べ物再現シリーズ せっかく訪問順でと思ったのに、材料調達といつもの思いつき先行脳であっさり夫の中国抜かして、私の最初の訪問国ドイツ ドイツは何度も行っているので、幾つか思い出の料理はある。我らガイドブックに載らない(或いはあっても最後の方のページに小さく出ている)場所を目指す傾向とか突然の行き先変更とかあるので、その分面白いレストランに紛れ込む時もある。 大体ウインドウ越しにケーキを見ると、食べようと言う御隠居。いっぱい食べたなあ。 でも今日のは誰でも知っているシュバルツバルター・キリッシュ・トルテ。 黒い森のケーキである。 ウサギがこれを食べたのは最初がシュツットガルトの街中、次がケルン大聖堂の真前のカフェ、次はまさしく黒い森の中、フライブルグから電車乗り継いで行ったフェルトベルク山ハイキングの後のカフェ。あんな遠くどうやって行ったんだろう。思い出せない。よく歩いた。ほとんど一日中歩いた。暑い日だった。途中で言葉交わした5、6人の男性グループが「途中で飲むビールが最高なんだよと」農家カフェに入ったから、御隠居に「我らもなんか飲もう」と言ったのに、「要らない」とそのまま歩き続け、渇き切って一旦降った山をまた登り出発点に帰り着いた。 その後のケーキが美味しかった。 ご隠居と2人で作ると早くできる。計量はご隠居。スポンジやデコはウサギ。
September 28, 2021
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庭の草取り、料理、家の片付けなどしていても他にやることもない。 ご隠居と代わりばんこにご飯を作る。昼はしっかり5皿。夜はスープとサラダで簡単に。 毎日どっちが良いと聞くと、ご隠居「夜」と答える。 そりゃあ、2品考えればいいものね。カブのスープとかブイヤベースとかクラムチャウダーとか冷製ヴィシソワーズとか色々あるものね。 ある日の会話 「今まで行った国の料理再現しようか」 ということで、記念すべき夫の最初の訪問国チェコ(その頃はまだチェコスロバキア)。 インターネットスーパーで材料を買う。 作ったのはパラチンケ。クレープのようなもの。 カッテージチーズとか杏ジャムとか中に入れて巻いて食べる。 迷って迷ってやっと辿り着いたチェコのミュシャ美術館で私が買ったミュシャの絵葉書添え。(あんなに何度も行ったプラハの街を夫は殆ど覚えていなかった) さてその後冷蔵庫を覗いて「あれ、このサワークリーム何に使うんだったっけ?」 思い出せない2人であった。
September 7, 2021
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「ブータン山の教室」という映画、見たいなあと思うけれど、岩波ホールまで行かなければならない。今はとても無理だ。 そんなこんなの検索をしていたら、BBCの古いニュースの中にワンデュポダンゾンの再建プロジェクトの記事を発見。2020年8月から始まっているようだ。 ブータン旅行の時、首都ティンプーから車移動してプナカ近くの風の谷の小さな丘の上の村に民族衣装のキラを着て登っていくと、村人がゴザに座って集まって農作業をしていた。「クズザンポーラ」(こんにちは)と言って横を通る。ふと丘の上から谷の向こうを望むとそのゾン(寺院兼行政機関)は有った。その時まだあった。もちろんその後見学したのであったが。 何年か前、そのゾンが火災で消滅したというニュースに出会った。ブータンの人は必ず再建すると言っていたが、やっと再建に漕ぎ着けたのか。 歳をとってもうきっとあのハードルの高い旅はできないだろうけど、もう一度行きたかったなあ。 スマホで予告動画を見ながらお茶を飲む。キャラメルラテと間違えて入れた抹茶ラテ。
February 18, 2021
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趣味はと聞かれたらこの頃は「ひたすら歩くこと」と言おうと思っている。山でも丘でも海辺でも街中でも。 歩いているとお寺や神社に出会う。きちんと賽銭箱の前まで行ってお参りすることも、鳥居のところで失礼してお参りすることもある。そっちの方が多いかな。 この頃は、小さなお寺や神社でも、御朱印集めの人が社務所から出て来るのに出くわしたり、長い列を並んでいたりするのをよく見る。 私はお参りするのが目的なので御朱印は貰う時も貰わない時もある。人が並んでいたら諦める。 アメリカ人のナタリーが御朱印は時々眺めるのかと尋ねて来たから気になって広げて見た。 そして気がついた。私の御朱印帳は旅の記録なのだと。御朱印には日付が書いてある。御朱印を見る。もらった時のことを思い出す。 夫と元日の平安神宮を中心に京都の町の外れ、四方を守る四獣の神社を回ったことを思い出す。 ヤタガラスの朱のスタンプのある熊野那智大社のを見ると熊野古道を足が痛くなりながら朝から夕方まで歩いて、長い階段をヒイコラ登ってやっと貰ったことを思い出す。 「行ってからもらいに来て」と書いてあるから、戸隠神社5社の最初宝光社で1枚もらって、1キロ以上歩いて無人の火之御子社まで往復し、また戻り、その分ももらった文字通りの5社スタンプラリー。 東海道の旅の途中でもらったものもある。 京都も奈良も長野も皆、旅の記憶と重なる。 遠いところはやはり少ない。 そして、なぜか行ったことのない北海道神宮の御朱印が1枚。 やはり神社御朱印を集めている娘が北海道出張の折、「お母さんは遠くてなかなか行かれないから」と、私の分ももらって来てくれたものだ。お守りを貰ったと思って大切にしている。 北海道神宮 posted by (C)灰色ウサギ ウサギは神社のも仏閣のも貰う。 神社の御朱印には神社の名前が書かれていることが多い。祀られている神様の名前じゃないことが多い。 お寺の御朱印には御本尊の仏像などの名前が書かれることが多い。だから、「ああ、あそこの十一面観音は美しかった」とか、「三月堂の中の不空羂索観音は厳かだった」とか、学生時代から仏像が好きだった私は思い出すのである。 私が特に好きな仏像は3体。 聖林寺十一面観音、秋篠寺技芸天、そしてこの中宮寺如意輪観音半跏思惟像。 中宮寺御朱印 posted by (C)灰色ウサギ 嵯峨野を歩いているとこんな御朱印をもらえることもある。落柿舎。遠くから稲を刈った後の田んぼ越しに草庵の横の柿が見えたのを思い出す。 IMG_3315 posted by (C)灰色ウサギ 去年の暮れ紅葉を見に鎌倉、明月院に行ったら、御朱印所には30人もの長い列。旅行中は電車の時間や時間の制約があったり、連れを待たせたりすることになるから、今のような御朱印ブームでは待てないウサギは暫く御朱印集めは休止だなと思うこの頃。
February 1, 2017
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ブータン王国に皇太子が誕生したそうだ。第5代王様とお妃、それに私がすっかりファンになっちゃっている第4代国王に抱かれた赤ちゃんの写真を見た。もう一度ブータン行きたいなあ。そしてもう1つ。Google mapにブータンのストリートビューが出来たらしいというので早速、見てみた。私が訪れたと同じ4月の終わり頃の撮影だろうか、冬の都プナカにはゾン(宮殿件僧院)や川沿いに紫のジャカランタが咲き乱れている。カーソルを動かしていくと風邪の谷ワンデュポダンは私が行った時は有ったワンデュポダンのゾンはその後焼け落ちてしまい、お土産売っていた門前町もすっかりなくなっていた。プナカとワンデュの間の丘の上の村へと登る畑の道もストリートビューで確認出来た。キラの裾を翻しながら登った20件ほどの小さな風の丘の上の村が懐かしい。小坊主さん達がお勉強していたチミラカンのお寺の学校が遠くに見えるストリートビューの道には牛がいっぱい歩いている。私の旅行中2台ほど車が崖から落ちていた道には未だにガードレールもない。あの時の若いガイドさんの1人は今、オーストリアに出稼ぎに行って、もう1人はインドで勉強した後帰国して旅行会社を立ち上げた。時々Facebook で話すが、どっちもお金を得るのは厳しいらしいけど幸せの国の人だけあって、のんびり暮らしているんだろうな。我が家の大きくなるばかりで花を付けないジャカランタの木を見るたび望郷のような懐かしさで彼の国を思い出す。
February 18, 2016
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7月、ドイツ旅行から帰ってきて、一ヶ月間使ったユーレイルパスを国際郵便で送り返した。 ユーレイルパスには毎日毎日電車に乗るたび発着場所を記入しなくてはならない。ほとんど間違いなくやってくる列車内の検札でそのページを確認することは少ないが、我らきちんと記録した。 帰国後それを一ヶ月以内に送り返すようになっている。多分データ収集のためだろう。 7月に送り返して、なしのつぶて。 日本と違ってきっと良い加減だから記念品なんて来ないんだろうと思っていたけど、忘れた頃の昨日送られて来た。一ヶ月使ったユーレイルパスと共に。 ユーレイルパス記念品 posted by (C)灰色ウサギ 期待してなかったけど、メモ帳、付箋、ボールペンがセットになってなかなか良いね。
November 12, 2015
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会食での続きの話しシャンパンも飲んで、お魚も出て、新しいワインが来て、お肉が出て口直しのシャーベットが出た後、デザートの前に、さっきから隣の部屋の方で演奏されていたバイオリンとアコーディオンのペアがやってきて、演奏してくれた。ぱちぱちぱちと拍手して演奏者が帰るか帰らないうちに、長女がボソッと話し始めた。またあほ話か?「日本だと演奏してもホテルのレストラン側が呼ぶんだから無料なのよね。でも外国だと演奏者が入って来ても絶対目を合わせちゃダメ。聞いちゃったらお金取られるから、聞こえていても聞こえていない振りをするんだ。演奏者なんていない風を装って反対側の人とおしゃべりしてなきゃお金を取られる」!!!いったいどんなレストランに入ったの?まさか3つ星以上のホテルのレストランではさすがにそういう演奏家は入れないだろうけど、結構普通にあるらしい。隣の次女の方を向いて、その様子をこそこそと実演して見せたので思わず吹いた。「花を売りに来る人もいるんだよね。1本差し出すから思わずもらえるものと手を出したらお金取られるんだよね。」絶対手を出しそう。次女も言った。「水だってお金取られる。イタリアで1人でレストラン入って、注文した後で水頼むの忘れた。出てきたスパゲッティが1人分にしたらあんまり多いので、びっくりしていたら、隣の席のおばあちゃんとおじいちゃんがこっち見ていたので、少し食べてくれますか?と言って分けたら、お礼にお水くれた。きっとお水注文し忘れたの悟られたのね。」さて日本では水も、演奏も、なんでもただ。そこで、おばさんは何でも手を出す。歩道でティッシュ配っていたって、わざわざ配っている人の前を通ってティッシュを貰うんだ。あれ結構テクニックいるんだよ。前を歩く人にくっつきすぎるともらえないことが有るから、もらう前はちょっとタイミングを見極める必要が有る。スキップして歩幅を整えるとかね。冗談。でもきっと初めて日本に来た外国人は絶対ティッシュには手を出せないんだろうな。その日のデザートに私の選んだのはお酒も飲めないくせにチーズ。写真の撮り甲斐が無い。だから、隣に座った夫が頼んだブリュレの写真。
July 16, 2014
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あの震災以来、いつも遠くの大きなスーパーに車で買い物に行っていた私が、我が家のある丘の上の品揃えこそ悪いがそれなりの小さなスーパーに歩いていくことが多くなった。生活を見つめ直したのは何も若者だけではない。それに1つ、そこに行く楽しみも見出した。そのスーパーの前に有る1軒の家の庭にジャカランタの木を発見してから。まだ木が小さいから花は咲いていない。南国の花だからはたして咲くかどうかもわからない。でも、木が大きくなるのを気長に待てば花も咲くだろう。現に電車で4駅先の町の、歯科大学の庭に花を付けているジャカランタを3本、私は発見している。それは天国に咲く花。私の中では天国の花は沙羅双樹でも蓮でもなく、ジャカランタなのである。ブータンの冬の都プナカで、川の中州に満開のジャカランタの紫の中に埋め尽くされるように聳え立つプナカゾンを川岸から息をのんで望んだ時から。今日もジャカランタの脇を通って買い物に行った。ちりんちりりん、ジャカランタから天国の鈴の音が聞こえたような気がしてふと見ると、青い透き通ったガラスの風鈴がジャカランタの小枝に結わえ付けられていた。ちりんちりりん、花が咲くまであと何年だろう。それまでのお楽しみはその風鈴。
August 1, 2011
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カテゴリーは「日本語で話そう」か「旅の思い出」か迷ったけれどこちらで。11日から韓国の友人ジョンさんがステェイした。ジョンさんと書いたが漢字は変換できないのでカタカナで、発音は私の友人に言わせると、どうやらジョンさんとチョンさんの間のようなのだが私にはチョンさんとしか聞こえない。いまさらながら韓国発音は難しい。私の友人はそのジョンさんの韓国での日本語の先生だった。今は日本に帰国している彼女が羽田までジョンさんを迎えに行って我が家に連れてきてくれた。私達はチョンさんの家族と以前済州島を一緒に旅行したので懐かしい顔ぶれで一緒に遠慮の無い会話で晩御飯を食べた。そのジョンさん今回は自分で日本を旅してみたいというので、来日前にJRパスを買ってくることを薦めた。なんと来日3回目で、電車に1人で乗るのは初めてだという。韓国国内も仲間での旅行はあるが1人での旅は初めてだそうだ。ええええとビックリ。我が家にステェイ中韓国国内で入念に調べて横須賀の我が家から角館への初めての一人旅に出かけた。前の晩一緒に新幹線の乗り場や乗り継ぎ時間を調べ、プリントアウトして出発。二日後帰って来た彼の第一声は「面白かったです。でもいっぱい間違えました。東北・山形新幹線で仙台で降りるのに東京で車両間違えて乗ったので東北まで行ってしまいましたよ。八戸まで止まらないで行ってしまいました。その後、各駅に乗って間違えた駅で降りたので誰もいない駅で待っていましたよ。角館で夕方になってしまって予約の民宿に着くのに遅れましたよ」と話したくて話したくてしょうが無い様子で、間違えたことを一生懸命日本語で話した。そして15日また京都のステェイ先に旅立って行った。来日時羽田から回ってと東北の帰りに2回も下見した品川駅から山陽新幹線に乗って。「無事に着きましたよ」と電話をもらったのはその日の夕方。「一人旅どきどきですよ」 と言っていたジョンさんはまるで子供の遠足に出かけるようにうれしそうだった。
August 17, 2008
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日本はゴールデンウィーク真っ只中。海外旅行に行く人も多いだろう。旅の思い出といえば、バスに乗ることもひとつ。ツアー旅行で荷物と一緒に目的地を回るバスじゃない。現地の人が利用しているバス。海外でこれに乗るのはかなり難しい。大都市は100番などの覚え安い番号の主要観光地を巡るワンコインバスがあるけれど、これだってどきどきする。地下鉄があれば地下鉄のほうがずっと楽だ、たとえロンドンのようにしょちゅうどこかの地下鉄が休んでいてもだ。電車は線路の上しか動かないからどこか知らないところを回ることは無い。でもバスは違う。目的地まではどこを通るか知らない町ではすごく不安だ。ロンドンで。ビクトリア駅に行くために上の娘とレスタースクエアーあたりから「ビクトリア行き」バスに乗った。ワンマンバス。そのとき運悪く紙幣しか持っていなかったのでそれを運転手に出したら、「今お釣りが無いから後で出して」と言われた。乗客が少なくなったところでもう一度出したら、面倒だから?「お金要らない」と言われた。「いいんだ」と喜びながら、座って目的地のビクトリア駅に着くのを待つ。見覚えのあるビクトリアの駅が見えてきた。でもいくら待ってもビクトリアと名前の付いたバス停が現れない。駅に近づいたり遠くなったり。そうこうして降りるタイミングを計っているうちにだんだん駅から遠ざかる。これは駄目だ!結局テムズ川べりまで出てしまった。そこから15分歩いて駅まで行った。ビクトリア駅行じゃ無くてビクトリア方面行きだったのね。その後、ビクトリア駅発オックスフォードまでの郊外バス乗り場も良くわからず、何とか見つけて乗った。オックスフォードに後から来て合流した下の娘も「バスがおくれてさあ」と言っていた。オックスフォードで友人の家に一泊して次の日ストラトフォードに向かう。電車で行くと言うと「え!バスで行かないの?」と言われる。電車のほうが分かりやすそうだから何せレールの上しか走らないからねと思ったのは甘かったことに後で気づいたけれど・・・。バスに乗るのは難しい。
May 2, 2008
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旅の思い出3と言っても、わたしの旅の思い出ではなく、日本に来た人達と巡った日本の観光スポット。きっと彼らには絵葉書のようなみんなが知っている日本ではないけれど忘れられない思い出だろうなと思って。今回は秋葉原秋葉原はもうすっかり東京の新名所に成ったようだ。外国人用のツアーまである。前から一度行ってみたかったのだけれど、一人じゃ行けない。「案内する」という名目でフランス人の男の子P君とアメリカ人の男の子K君、日本人の女の子Sさんと一緒に行った。京都や鎌倉など観光地では地図やインフォメーションで迷うことなく観光客は観光出来る。浅草だって、雷門まで行けば街自体が観光客を案内してくれる。奈良も他の人に付いていけば自然に名所に誘導される。だけど秋葉原はちょっと違う。まず、駅を降りたら、はて自分がどこに行ったらいいか一瞬立ち尽くしてしまう。オタクと呼ばれている人々は、まっすぐ自分の行くべきところが分かっていて、目的地に向かってそれぞれの道を迷わず歩くけれど、われわれはどこに行っていいか分からないのだ。一般人には不安な街。それでも、フィギアばかり売っている店、貸しショーケースがずらりと並んでいる店、中古ゲームだけ売っている店を覗きながら、だんだんオタク化しようと努力する。街に慣れていく。メイド喫茶とやらに入ってみたいけれど、どこにあるか分からない。歩行者天国でビラ配りをしているコスプレのお姉さんから地図をもらい、路地を入ったビルの3階にエレベーターで恐る恐る上がる。エレベーターが開くとすぐそこが入り口。4人で誰が最初に入るか譲り合っていると、エプロンを掛けた女の子が「お帰りなさい、御主人様」と誘ってくれる。男の子達が「GOSYUJINNSAMA?」と聞く。そうそう貴方達のことだよ。4人ともほとんど座ると同時に店内を見渡す。ナンだろうこの違和感。お互いの顔を見るのも恥ずかしい。店内には4、5人のコスプレ嬢と何人かの男性客がテーブルに座ってそれぞれ話をしている。われらは全員コチコチに固まったまま、どんな顔をしていいやら模索している。「御主人様、お手をどうぞ」店員がお絞りを持って来た。普通はお絞りを受け取るがここでは手を出す。店員がお絞りで手を拭いてくれるのだ。ほらほらP君、口が笑ってるのに目が引きつってるよ。ジュースを注文して、4人ほとんど無言で、そしてニヤニヤしながら、どういった顔をしていいやら悩みながらジュースを飲む。時間が経つとSさんとわたしは今度は男の子2人の戸惑いながらもうれしそうな複雑な様子を観察して、それを楽しむ余裕が出てきた。店員とゲームをする。海賊ゲーム。例のピンを樽に刺して人形が飛び出したら負けるというあれ。しっかり男の子2人が負けた。罰ゲームはウサギの耳が付いたカチューシャをかぶること。絶対渋ると思いきや、彼らもはにかみながらもかぶって楽しんでいる。そして記念撮影。カシャ。考えてみたら2人の男の子はプレステーションが大好きなゲームオタクだった。秋葉原に近い人種かもしれない。日本旅行、ひょっとしたら京都よりも浅草よりもずっと覚えているかもしれない。清水寺と言う名前は忘れてしまっても「AKIBA」は覚えていて、思い出すたび顔が緩むんだろうな。そしてずっとずっと先にもう一度日本に来たら、もう消えているかもね。その日本の奇妙な文化!
March 18, 2008
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花粉症だとばかり思っていたら、風邪だった。声がかれてしまったけれど、身体は元気。でもこの声を聞いてみんな「気の毒ね、つらいでしょ。休んでいて」 と言う。ラッキー。今朝は、目がかゆい、鼻水も出る。やっぱり、花粉症もあるみたいだ。旅の思い出2かっぱ橋東京の新観光名所、かっぱ橋。3回ほど行ったことがある。本当にたくさんの調理道具の店が並んでいる。ケーキつくりの道具ばかりの店、中華の道具の店、刃物の店、食器の店。主婦としては一日いても飽きない。一つの店を出て、次の店に入る、また次へ。こんなことを繰り返しているうちに一緒に行った友達とはぐれてしまう。この頃は外国人に人気があるとニュースで聞いていた。去年の夏、フランス人とアメリカ人の男の子(20歳と21歳)と日本人の女の子(23歳)と行って見た。きっと興味を示すだろうなと思って。ところが、全然興味を示さない。寿司や御菓子をプラスチックでリアルに作ったキーホルダーがたくさんある店に外国人がたかっている。だけど、我が外国人の友人2人は興味を示さない。私と日本人の友人だけ興味深く品物を見て、そして買った。なるほど、面白いし興味深いけれど、上手に出来すぎていて高いのだ。「100円ショップで買ったほうが安いよ」日本経験があるアメリカ人の男の子が言った。雑に出来ていても安いほうがいいらしい。次は外国人の人気があるというやさいの型抜きがたくさんあるお店に。外国には無いから彼らはクッキーの型抜きに買っていくんだそうだ。だけど、我が友人達は興味ない。自分ではクッキー焼かないもんね。かっぱ橋見学失敗自分で料理するちょっと年齢の上のドイツ人とか女性は興味が有るかもしれないけど、若い子には興味がなかったか。http://www.kappabashi.or.jp/http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/magazine/gurutto/200501/p02.htmlhttp://itp.ne.jp/contents/tabionsen/tokushu/tokyo/arakawasyotengai/index01.html
March 13, 2008
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今日からちょっと旅の思い出というテーマで書いてみようと思う。別にきれいな写真があるわけじゃなく、(多分写真の無いほうが多い)また、読んで行きたくなるようなすばらしい所紹介でもない。旅から帰ってずっと後になっても覚えているのは絵葉書にあるきれいな風景や名所もそうだけど、失敗したことや驚いたことのほうが多い。自分にとっては忘れられない思い出になっているからだ・・・。わたしの旅の思い出。ホームスティした人たちと出かけた日本の思い出など書こうと思う。外国人が感じた日本でのたびの思い出も・・・。まず1回目は、東京築地市場横浜でのセミナーのために我が家に3泊したLenaとパブロは水曜日の朝築地市場見学に出かけた。我が家から出かけたわけではない、前の夜我が家を出て、銀座のカラオケで夜を明かし、早朝築地に行ったのである。我が家からでは朝一番の電車でもそんなに早くには行かれないから・・。ところが残念、その日は運悪く月2回の水曜日の閉場日だったそうで見られなかったから、場外市場の中のすし屋ですしだけ食べて帰って来た。せっかく関西から来たのにね。この次の機会に!築地市場見学は外国人にすごい人気がある。早朝6時前、地下鉄築地市場前で電車を降りると地上に近づくにつれぷーんと魚のにおいがしてくる。大きな買い物籠を持った人、長靴をはいた人もいる。そして外国人の多いこと。目指すは皆、築地市場、そして鮪のせり。正門からズボンを濡らさないように、市場独特の運搬車に轢かれないように、注意力全開でせりの終わった会場(この頃にはほとんど通常のせりは終わっている)を抜け、小売問屋の並んでいる中を通り抜ける。そしたどり着いた先は鮪のせり会場。たくさんの鮪、たくさんの仲買人、たくさんのカメラを構える外国人。みんな、どこから来たの?ホテルは当然都内だよね。こんなに早くここに到着できるんだから・・・。そう、築地見学はガイドブックに書いて有るけど、そんなに簡単じゃない。どの鉄道でもほとんど始発に乗っているはず。あるいは、Lena達のようにカラオケで夜を明かすか。そんなにまでして見たい築地。でもそれはきっと美しい金閣寺や日本庭園にも劣らない日本の思い出になるんだろうな。そしてそれぞれの国に帰ってすしバーで鮪を注文して思い出し、友人に自分の見た市場の様子を伝えるんだろうな。鮪のせりを見学し、小売問屋を見学したら、場外市場で20分並んですしを食べる事もガイドブックにあるらしい。背広を着たサラリーマン(朝から!)や日本人に混じって外国人もたくさん並んでいる。3,500円のすしを食べて、ホテルに帰ってまた寝よう!Lenaもパブロも水曜日は4時までぐっすり眠っていた。見られなった鮪の夢でも見たんだろうか。
March 6, 2008
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