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2014年02月12日
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カテゴリ: エジプト

この日、ルクソールから飛行機でカイロ空港に到着した私たちを迎えに
来てくれたのは、メンフィスのTarekでした。
カイロまでの飛行機の中で
「どうしてタレックはここエジプトで
あんなにピュアなエナジーを持ち続けていることができるのかな?」
とおさむと話していたのですが、
やっぱりこのエジプトで出会った人の中では、彼といる時が一番ほっとしました。
カイロ空港からの車の中で、おさむの質問に答えて
タレックは、いろんなことを話してくれました。
彼はガイドではなく、メンフィスのカイロ支社のマネージャーのような仕事なのだそう。
そして、年は23歳と聞いてびっくり。
どう見ても30代後半、40代と言っても納得するぐらい落ち着いています。
4カ国語が堪能で、アラビア語、英語はもちろん、イタリア語もほぼ完璧に話すのだそう。
いわゆるエリートなのですね。
「イタリアに行ったことがある?」
というおさむの質問に

「いや、まだ行ったことはないよ。でもいつか行くのが夢なんだ」

「僕たちにとって、海外に行くというのは、とても大変なことなんだ。
ここカイロの一般的な家庭の平均月収はだいたい120ドルだよ。
つまり海外で200ドルのホテル代は、僕たちにとっては何千ドルに等しい。
しかも、海外に出るためのビザが必要を取るのが大変なんだ。
僕たちエジプト人は、渡航先に住んでいる人からの推薦状がなければ
ビザが取れないんだよ」

「僕はまだここに入社して1年ぐらいだけど
 この仕事が楽しくてたまらないんだよ。
 ここにいながら、世界の人たちと出会えるのだから」

そう笑うタレックに渇望のエナジーはなく
今を楽しみながら、やりたいことや夢を持っている普通の若者です。

モスリムでは、男性より必ず女性の方が年が若いのが普通なのだそうで
タレックは23歳なので、19歳ぐらいの人を探すのだそう。
ここカイロでは、結婚はとてもお金がかかるんだよ、とタレック。

「日本人のお客さんは、僕にとって君たちが初めてだったのだけど
まさに昨日、日本から来た二人の日本人の案内をしたよ。
彼らは全く英語を話さなかったから、僕は全部ジェスチャーと紙に絵を書いて
説明したんだ。彼らは時々、僕に日本語で話しかけるので
僕は何と答えていいか困ってしまったよ。
きっと日本人は日本語にプライドを持っているので、英語を話さないのだろうね」

と言うタレックに
「違う違う、日本人が英語を話さないのは、日本語にプライドを持っているからではなくて
単に英語を上手く話せなかったり、間違えたりするのが恐かったりするからだよ」

と答える私たち。
そして、タレックは、これから英語を話せない日本人が来た時のために
簡単な日本語を教えてくれ、と言います。
私たちがいくつかの日本語を教えると、それを一つ一つ紙に書いて
何度も何度も発音を繰り返すタレック。
「ダイジョウブ、シンパイナイ?」
彼はほんとうにこの仕事が好きなんだなあと。

さて、この日は空港からホテルに直行ではなく
カイロ考古学博物館に寄ってもらうことになっていました。
考古学博物館近くの交通渋滞は半端じゃない。
運転手は近くで私たちとタレックを降ろし
私たちはタレックに連れられて、考古学博物館のあるタハリール広場を歩いてゆきます。
ここはたくさんの戦車が止まっていて
軍人たちは銃を持って戦車内に待機していて
かなり物々しい雰囲気でした、
今回の旅では、どこでも治安の悪さや危険などを感じたことはありませんでしたが
さすがにここはやっぱり厳戒態勢のよう。

カイロ考古学博物館には、私たちはガイドなしで入りたかったので
タレックには、後で電話して迎えに来てもらうことに。
私たちはタレックと別れて、彼が用意してくれていた入場券を持って
博物館に入ろうとします。
でも、セキュリティが厳重で、係の人は
この切符ではガイドがいないと入れない、と言って通させてくれません。
それで、再び、電話でタレックに入り口まで来てもらい、
事情を説明してもらって、やっと通してくれました。

カイド考古学博物館は、20万点以上の収蔵品があるとのこと。
ここの中にあるものは、何千年の歴史のある、すごい価値のあるものばかりなのに
まるで倉庫のように陳列されていて
実際、工事の途中の材木などがあちこちに置かれたままになっていました。

エジプトの神々や王の巨大な像
黄金のファラオの仮面
様々な神々が描かれたミイラを入れる王棺
美しい石や金を使ったジュエリーや装飾品
デザイン力に優れた芸術性の高い家具や調度品
当時の人たちが作った精巧な模型。

そういったあらゆる収蔵品が大小、所狭しと置かれてありました。
フラワーオブライフで紹介されていたピラミッドの冠石と
イクナートンの巨像もありました。
ドランヴァロ曰く、イクナートンは最初のファラオ
(王とファラオは違うとのこと)であり
人間ではなく宇宙人だったそうです。
巨大に後方に伸びた頭の形や妊娠中の女性のような
膨らんだお腹などを見ると、人間ではないというのも納得。
でも博物館内の注意書きには
「なぜイクナートンがこのような変わった姿形で自分を描かせたのかは謎です。
たぶん(女性のような膨らんだお腹に見せることで)男性女性の両方に
受け入れてもらおうと意図したのでしょう」
というようなことが書かれてありました。

博物館というのは、様々なエネルギーが混沌としていることが多いのですが
ここカイロの考古学博物館でもしばらく歩いていると
そういったエネルギーの影響を受けて、ふらふらになってきます。
飛行機から降りたばかりでグラウンディングが弱かったこともあり
私たちにとっては、2時間が限度だったので
タレックに電話して迎えに来てもらいました。
ここでの写真撮影はすべて禁止されていて、カメラの持ち込みもだめなので
写真は取れませんでしたが
最後に博物館に来ることができてよかったです。

それから、車でこの日のホテル、メナハウスオベロイへ。
このホテルは、タレック曰く、エジプトで由緒のある
最も素晴らしいホテルだそうで期待が持てます。

ホテルに到着すると、ロビーでウエルカムドリンクを頂いた後
とても品のあるマネジャーのような紳士が
部屋まで案内してくれます。

そしてやはり、通されたお部屋は
これまでのホテルの中では、ダントツに素晴らしい。
部屋から真っ正面に大ピラミッド(クフ王のピラミッド)
そしてもう一つのピラミッド(カフカ王のピラミッド)
バルコニーがついていて、部屋も感じがよくて広々。

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それからお腹が空いたので、ホテルのレストランへ。
このメナハウスはインド料理レストランがとても有名なのですが
夜7時からしか空いていないということで
その時間空いていたエジプト料理のレストランへ。
ここもクラシックでいい雰囲気です。

DSC_0680.jpg

たまには料理の写真も。これは前菜。
これらはトルコ料理に近い感じ。

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そしてこの後にエビのカレーを頼んで
それもおいしかったのですが、実はそのエビのおかげで
私たちは再び、苦しむことになるのでした
(ほんと油断は禁物です)

DSC_0701.jpg

食事の後、ロビーを通ると
ホテルの人が、プレジデンシャルスィートを見学しませんか?
と言ってきます。
メナハウスは、チャーチルやルーズベルト大統領や
有名な人たちが泊まったことのある由緒あるホテル。
そういう方たちが泊まったプレジデンシャルスィートを見学させてくれるということ。
たぶん、暇なのでチップ稼ぎということもあるのでしょうが
特に予定のなかった私たちは、案内してもらうことに。
案内役として呼ばれたのは、とても品のある感じのよい老紳士でした。

これはチャーチルが泊まった部屋。
このベッドで寝たらすごそう?

DSC_0696.JPG

そのバルコニーから見えるピラミッド。

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これはモンゴメリー将軍の泊まったスィート。
(モンゴメリー将軍って誰だっけ?という感じだったのですが

DSC_0700.JPG

案内してくれた方にチップは10ドルぐらい支払ったのですが
たぶん、これはとても多いのでしょう。
帰り際に何度もお礼を言われました。

こうして最後のエジプトでの夜は、メナハウスホテルでのんびりと過ごしました。
これは、私たちの部屋のバルコニーから見たピラミッド。

DSC_0707.JPG

今回のエジプト、特に心配してはいなかったものの
行く前は、治安など実際はどうなのかしら~と思っていましたが
行ってみると、カイロ以外は、どちらかと言えば平和な雰囲気で危険を感じることもなく
(しつこい勧誘とかはどこでもありましたが、それはたぶんいつもだろうし)
ピラミッドも神殿もどこも観光客が少なく、じっくりと見たり感じたりすることができて
私たちにとっては、この時期にエジプトに行ったことは大正解でした。

先日、エジプトから戻ってきた後に聞いた話なのですが
イスラム過激派が、エジプト内にいる観光客に対して
今月20日以降に滞在を続ければ攻撃する、という警告をした
というニュースがあったそうで、これもタイミングなのか
ほんとうに無事に楽しんで旅ができたこと感謝だなあと。
(少なくとも、もし旅の前にこのニュースを聞いたら
心配になっていたかもしれないしね)

さて、次の日、私たちはNYに戻るのですが
実は、私にとっての本格的なデトックスはNYに戻ってからがスタートだったのでした。
(デトックスのためにエジプト行ったわけじゃあないのだけどね〜

でもそのおかげで、大きな意識の変容につながったようです。
まだ抜けたばかりなので、はっきりとは言えないのですが
半ば強制的に、変化させられたという感じです。

言葉ってとても難しくて、一つの言い方をすると
その側面だけが受け取られてしまうので、私の本当に感じている感覚は
上手く伝わらないというもどかしさがあり
今回のエジプトで感じたことも、ブログにはほんの一部しか書けていないのですが
そのことも含め、またエジプト後記で書いてみたいと思います〜。

読んでくださってありがとう







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最終更新日  2014年02月24日 01時09分27秒
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