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Ryu-chan6708

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2006.10.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類

私: 文藝春秋の今月号(11月号)に横綱朝青龍と作家津本陽氏の「 我らが英雄 チンギス・ハーン 」というタイトルの対談があるね。
 今年は チンギス・ハーン がモンゴル帝国を建国した800周年だから、津本陽氏も本を出すそうだね。

A氏 :俺も君に言われて文藝春秋を読んだよ。

私: 津本陽氏は、 ノモンハン戦争で辻政信参謀を描くために 、蒙古に近いノモンハンを訪れているんだね。

A氏 :これを読むと モンゴルでは生活そのものが相撲の基礎体力を作れるようになっているし 、子どもの遊びにもあるんだね。

私: 俺たちの子供時代にも、相撲を取るのは遊びの中心だったよ。
 学校の体育でもあったしね。
 それが今ないのではないの?

A氏 :モンゴルは一時、社会主義国家だったので、ソ連に遠慮してチンギス・ハーンはタブーだったけれど、今は自由になったんだね。

私: ところで、俺はこの対談で知的興味を持ったのは、チンギス・ハーンでなく、 朝青龍の日本語なんだ

A氏 :日本語がうまいね。
 これは朝青龍以外のモンゴルの相撲取りもうまいね。

:彼は言うね。
モンゴル人はどんな国に行っても体がすぐに慣れてしまう、食事も、言葉もね
 モンゴル人にはそういう才能があると彼は言う。
中国へ行っても、ロシアに行っても現地の言葉をすぐにペラペラしゃべれるようになる
アメリカやヨーロッパへ行ってもその国の言葉をすぐ覚える

A氏 :遊牧民だから、どんな環境でも生きられる力があるのかね。
 柔軟性があるんだろうか。
郷に入っては、郷に従え 」か。

:日本語の主語と動詞の関係など、文法的な構造はモンゴル語と似ているんだね。
ウラルアルタイ語系 といってね。
 韓国語もそうだね。
 しかし、他の外国語もすぐになれるとなるとなると、文法的に似ているのは関係ないね。

A氏 :発音が日本語より多いらしいが、これが原因かね。

私: しかし、チンギス・ハーンがあれだけ、世界最大の帝国を築くことができたのも、自分たちの価値観を押し付けるのでなく、 それぞれの宗教を尊重したりした柔軟性 にあったんだね。
 日本人の英語がうまくないというコンプレックスは、英語教育のテクニックや、幼児期からの英語教育が不足しているからというのが原因ではないのではないかということなんだね。
朝青龍の話を聞くと、なんか、遊牧民族センスのような別の要因があるような気がするね

A氏 :俺の子供なんか、小学生のとき、英語を近所のグループで習わせたけれど、成人した今となると、中学から習った俺のほうが英語力は上だよ。

私: そうでない場合もあるね。
 何事も同じで、できる奴はできるし、できない奴はできないだろうね。
それに、日本人が英語で一般的に下手なのは、日常生活で使わなくても近代的な生活ができるのが一番大きな原因かもね

A氏 :しかし、外交に関係する政治家はできるだけ、英語はうまくやるようにしてほしいね。

:それも、一筋縄でいかないね。
 本の名前を度忘れしたが、ある本で中曽根さんのとちりの話が書いてあったのを覚えている。
 それは、レーガン大統領との会談で 原稿なしの英語の挨拶で「 フルートフル・トークfruitful talk:実りある話し合い 」を「 フルート・トークfruit talk:果物の話し合い 」ととちったという。
ful をとばしてしまったんだね。

A氏 :日本の歴代首相で英語が得意なのは中曽根さんと宮沢さんだと言われているね。
 中曽根さんの当時の首脳会談の問題は「 牛肉とオレンジ 」だから、なお、皮肉だね。

:中曽根さんはさらに「レーガン大統領」を英語で「 ユナイテッド・プレジデント・ミスター・レーガンUnited president Mr. Reagan 」とやってしまったという。
states of America ととばしてしまったのだね。
 これでは「 日米共通の大統領、レーガン氏 」となってしまう。

A氏 :そうか。
 私的なトークはともかく、重要な会談は新聞に載るから、通訳が必要かもね。

私: まあ、単純ではないね。
 日本人の英語問題はいろいろ研究も進むようだから、将来、いい方法が考えられるかもね。
浅い考えは禁物だね
 ゆとり教育のようにすぐやってみてすぐまたやり直すようでは損失だしね。
教育はこわいね。





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Last updated  2006.10.24 20:43:21
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