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Ryu-chan6708

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2009.02.12
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カテゴリ: 心の健康


生涯発達のダイナミクス

:人は 自分の手がかりになるもの を予測して、 外界に対して行動 する。
  手がかりになるものは、 外部から得るものには社会的支援や情報 がある。
内部の手がかりになるものは 自分の体力や能力 だね。

A氏 :それは 労働者 も同じだね。
家族を含めた外部からの社会的支援や情報。
そして内部としての 自分の資格や能力 を考える。
   そして、 就職に対応 するというわけだね。

:俺たち 年配者 も同様だね。
加齢 に対して、外部の手がかりはどういうものがあるか。
内部の自分の体力、知力 はどうか。
  それを配慮して 歳のとり方 を考える。
日常生活を変えたり、生活習慣を見直したりする。

A氏 :「 歳をとるにつれてどうなるか 」ではなく「 歳をとることに対して自分はどうするか 」ということだね。
被害者意識だけではダメ だね。

:この行動の理論に SOC理論 がある。
は「 選択(selection )」で、 自分の限界を知り、活動内容をしぼること。
は「 最適化(optimization )で、 しぼった内容の充実
 C は「 補償(compensation )で、 自分の限界がせまくならないように異なるやり方を考えること だね。

はさらに、 予防的選択 と、失敗した反省にもとづく 事後的選択 と2つに分かれる。

A氏 :俺は60歳代まで ジョギング をしていたが、あるとき、 不整脈 を起したので、 ウオーキング に変えたが、これは 事後的選択 だね。スマイル

:これを 若年 中年 高齢 と3つわけて調査すると、若年は、まだ、未来があるからあまり SOCの得点が高くない。
面白いのは、中年で 事後的選択 が最も高くなり、 予防的選択 高齢者に多い。
  高齢者
は、「 年寄りの冷や水 」をあらかじめ避けて、 別の分野にエネルギーを集中している傾向 が強いというね。

A氏 :こないだフジテレビで 今年90歳になる元首相の中曽根氏 が出ていて、健康法の紹介もやっていたが、 好奇心が旺盛 だということと、あまり「 くよくよしない 」ことだといっていたね。

:俺が知っているある中堅企業の経営者は、 84歳 だが、 健康法 を聞いたら、「 特にないが、あえて言えば、悪いことはすぐ忘れる 」と言っていたね。
生涯の発達的な変化 は、 年齢が直接の原因になって起こる自然の変化 というより、 自分自身の歳のとり方をコントロールすることによって生じる面 が大きいのだね。

A氏 :最近、 職業カウンセリング に対して、 キャリアカウンセリング ということを聞くが、やはり、職業だけでなく、 生涯という個人が中心 になってきたんだね。
人生論か宗教論 みたいだね。

私: ところで、歳をとると物忘れが多くなるというが、 歳をとっても高い動機づけがあるときは、心理的にそれに集中 するので、 すごい記憶を発揮 することがあるという。

   朝日新聞の読者投稿欄で、 104歳になる祖母が100人余りの孫、曾孫、玄孫の全員の名前をはっきり言える あったというが、それは 家族に対する誇りが名前を覚えたいという動機と集中力 になっていると考えられる。

  明日は 知能の変化 についてふれよう。






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Last updated  2009.02.12 08:16:49
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