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今朝の日の出。携帯のカメラ機能で撮りました。昨夜来の雨も夜明け前にはあがったようですが、東の空は依然として厚い雲に覆われたまま。その雲がまるで舞台の緞帳がするすると上がるように上方へ捲くれ上がっていき、その隙間から日がこぼれるように差し込んできた瞬間をうまくとらえることができました。携帯には午前6時41分と記されています。それから1時間20分経った午前8時丁度に撮った同じアングルの写真。すっかり明るくなって、近場の田んぼや用水路、家並みがはっきり映っていますね。しかし、晴れた日にははっきりと姿を現わす北アルプス立山連峰の山並みは、厚い雲に覆われて見ることはできません。ちなみに雲がかかっていなければ、このような日の出をとらえることができます。白く写っている用水路の延長線上にある三角に尖った峰が、北アルプスの秀峰剣岳。秋分の日にはその頂上辺りから昇った太陽も、10月も終わりになればずいぶん南側(写真右側)に写っているのがわかります。日の出がさらに南側に傾くころ、当地北陸富山は冬を迎えることになります。厚く垂れこめた雪雲が空一面を覆う日が続き、日の出を見ることも難しくなってしまいます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月31日
時間があって金にも十分余裕があれば、ゆっくり体と心をを休めたいものだと思ったとしても、別段お叱りを受けるものではないでしょう。毎週末の日経には、各旅行代理店のツアー広告が何社も掲載されていますが、私はいつもその広告を見比べて、やれ高いだの、ホテルのグレードがどうの、食事は何を食わしてくれるだの、行けもしない国内有名温泉地や外国の観光地に立つ自分を夢想したりしていますが、これって侘し過ぎますかね。何もかも忘れて旅行が出来たらどんなにかいいだろうと思うことしばしばです。かといって今の仕事や生活や、もしかしたら家族も投げ捨てて、放浪の旅に出る勇気も無謀さも私は持ち合わせてはいないのですが、これはこれで凡人の幸せというものかも知れないと思ったりしています。そんな思いで、今この一冊の本を手にしています。【送料無料】世界一周ひとりメシ [ イシコ ]価格:630円(税込、送料別)世界33の都市を訪れ、その地で"ひとりメシ"を食おうという「イシコ」(筆者、ペンネームか?)なる人物こそ、誰もが一度は憧れたにちがいない放浪者。私も「イシコ」とともに世界一周一人メシの旅に出ることにしました。今私は、南米ウルグアイの主都モンテビデオからトラブル続きの飛行機便を乗り継ぎ、ロサンゼルス国際空港に着いたばかり、空港内のカウンターバーで早朝からカクテル(ブラッディマリー)を飲んでいます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月30日
毎週日曜日のお楽しみ、漢字学者阿辻哲次氏の日経連載「遊遊漢字学」。4月に連載が開始されてよりこの方、日曜日の日経は最終面の文化欄のこのコーナーからまず読み始めることが習慣になりました。さて、今週阿辻先生が取り上げた漢字は「檄(げき)」。現代の日本ではあまり使用することが少なくなった漢字ですが、「檄」と聞いて思い起こすのは、三島由紀夫が自衛隊にクーデターを呼び掛けた「楯の会事件」。47年前に起こったこの鮮烈な事件、当時ノーベル文学賞候補とも目されていた三島がこのように偏った思想の持主であったことを、翌日各紙が「檄文」とか「檄をとばす」といった言葉で伝えるにいたって初めて知ったのでした。以後「檄」という言葉に接することは久しくなかったと記憶するのですが・・・。阿辻先生は、『漢書』の「皇帝紀(漢の高祖の伝記)」の一節、「吾、羽檄をもって天下の兵を徴す」をあげて、「檄」のいわれを説明されています。すなわち「檄」とは、兵士の招集を発する緊急軍事文書のことであると。檄には通常の文書と区別するために、文が書かれている木簡(紙が発明される前は木や竹を削って作った「簡」に文字を記した)は2倍の幅のものが使用され、至急届ける必要があることを示す鳥の羽がその先端につけられていたことから、これを「羽檄」と呼んだのだと。「檄をとばす」とは緊急の事態に際して危急を訴え、警戒を呼び掛ける長い木簡を各地に迅速に届けること指しているのだと。憲法改正を訴えて自衛隊に檄をとばした三島でありましたが、あの鮮烈な事件からすでに半世紀が過ぎようとし、過日行われた衆議院選挙では、その憲法改正が争点の一つといわれ注目を集めたのでしたが、改憲勢力が国会発議に必要な3分の2議席を大きく上回る結果となりました。この結果を草葉の陰で三島はいかなる気持ちで見ていることでしょう。選挙運動などでは「檄をとばす」という表現が使われることがあっても、憲法改正に「檄をとばす」というようなことが決してあってはならないのは、三島の死が証明していますね。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月29日
東京オリンピック開催までいよいよ1000日ということです。東京オリンピック開催の象徴ともいえる新国立競技場、その建設現場の様子が配信されています。大きな楕円形の姿がくっきりと浮かび上がって来ました。工事は着々と進んでいるようですが、聖火台の設置場所が設計に入っていなかった問題は解決したのだろうか?決着をみたという報道はまだ耳にしていないようですが・・・。そもそも建設工事というのは、何はさておいても建設物の設計がまず第一にあって、その設計に従って工事がなされるもの。あとになってここに聖火台をポンと置きましょうというようなわけにはいきませんよね。・・・大丈夫か、東京オリンピック?「お・も・て・な・し」で開催決定をみた時の感動・歓喜が、急速にしぼんでしまったように感じられるのは私だけでしょうか?◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月28日
昨日は朝方こそ雨が残っていましたが、その雨も午前中には晴れ、秋らしいさわやかな一日となりました。日が短くなりましたね。秋の日は釣瓶落としと言うようですが、暮れようとする西の空を撮りました。オレンジ色に染まった空に赤紫の雲、幻想的というより少し不気味な感じさえ抱かせる晩秋の夕焼けです。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月27日
冷たくて不味いと食べ残しが後を絶たないとかで、学校給食が休止になった町立中学校の子供たちのことを思えば、こんな豪勢な給食が提供される小学校の子供たちは幸せですね。ウエブトピックスよりイセエビ給食、まるごと1匹 三重・志摩の小学校イセエビはこれから正月に向けて需要が一段と高まる高級食材。エビの大小によっても値段は違って来るでしょうけれど、1匹数千円はするんじゃないかな?それを丸ごと1匹ゆでたてをどうぞって、さすがは三重の伊勢だけのことはありますね。地元の提供元・浜島旅館組合は太っ腹ですな。同時に配信されている写真を見ると、イセエビはこうやって食べるんだとばかりに、殻をむいたエビの尻尾を摘まんで身を丸ごと頬張ろうとしている男子生徒が写っていますが、その奥では女子生徒が恐る恐るイセエビを摘まんで手をこまねいている様子。・・・代わりに私が食べてあげましょうか。(笑!当地北陸富山では、まもなくベニズワイガニ漁が解禁となりますが、例年漁協の協力でベニズワイガニ給食が地元の小学校にふるまわれ、今では晩秋の風物詩となっています。まあ、イセエビよりは少し安いかもしれませんけれど・・・。(笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月26日
季節の草花、ご存知コスモス。漢字では「秋桜」と書くのも広く知られていますが、調べてみるとコスモスはサクラではなくキク科の植物ということです。農道に面した家の周囲に植えられているのを車で通り掛けに撮りました。コスモスほど繁茂しているという表現がぴったりの花はありませんよね。こちらは南天の実。秋を代表する草花のコスモスが繁茂している一方で、南天の実がこのように結実し出したということは、冬が近いという証。当地北陸富山は、これから冬支度が始まろうとしています。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月25日
人は誰でもおぎゃ~と生れ落ちたその瞬間から、老・病・死を背負うて生きる運命にあるのは、今さら言うに及びませんが、普段からそのような意識を持って日々を過ごしているという人はなかなかおられないのではないでしょうか。人生をマラソンにたとえるならば中間地点を折り返して復路を走ることになって久しい我が身、私も出来るものならば最後の瞬間まで健康でありたいと願う者の一人です。病にもかかりたくないのは当然のことですし、老け込みたくない、若い肉体を維持したいと常々思っているのですが。ウエブトピックスより、老化防止には「腹7分目」カロリー制限を・・・なになに、老け込みたくなければ大食いしちゃだめですと?「腹八分目に医者要らず」よりさらに一分目控えなければいけないということに衝撃を隠せないでいます。(笑!ところでサーチュイン遺伝子って耳慣れない専門用語が出て来ますが、人ならだれでも持っている遺伝子だとか。この遺伝子のスイッチが入っているかいないかで肉体の若さを保てるかどうかが決まると聞けば、どうすればスイッチが入るのかぜひ教えてもらいたいもの。生命体は飢餓の恐れが出てくると、繁殖できるタイミングが整うまで生殖力を温存しようとする。つまり、老化を遅らせ、寿命をできるだけ延ばして、健康を維持させようとサーチュイン遺伝子のスイッチが入るという説明は、わかり易いといえばわかり易いですが。そもそも人の大脳皮質の古い部分にある本能と呼ばれるものは、「寝ること」(Nと略す)、「食うこと」(K)、そして自分の「DNAを残そうとすること」(D)ですよね。つまりこういうことか。Nを一定としたとき、K ⤵ ならば D ⤴ の状態にするのがサーチュイン遺伝子だと。自分自身を振り返ってみると、DNAについてはお粗末ではありますが、すでになんとか形だけは残せたようではあります。まあ、チャンスがあればという気も未だにないわけでもありませんが・・・。( ← イエローカード!・・・苦笑!仕事に追われる身は削るとすれば「寝ること」しか残されていませんから、ストレスは溜まる一方。そこでつい「食うこと」で本能を満たそうとしたということだろうか、結果がぶざまな下腹に反映されるということになる。これを記号で表せば、N ⤵ かつ D ⤵(笑!)ならば、K ⤴ 状態。さて貴方の大脳皮質は、はたして「K ⤵」を受け入れてくれますか?◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月24日
あなたの発想力を問います。あなたは常識の奴隷になっていませんか?あなたは常識の奴隷?「発想力」テスト10問、ぜひお試しあれ。・・・正直に告白します。私は、問7しかできませんでした。張り切ってトライしてみたのですがね、惨憺たる結果に己の頭の硬さを思い知らされました。ショックでしたね。でも、これって逆の発想をすれば、私には常識があるってことですよね。(笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月23日
毎週日曜日のお楽しみ、漢字学者阿辻哲次氏の日経連載「遊遊漢字学」。衆議院が解散され、今日はその投票日。国民の関心はこの国の政権を担うのはいづれの党になるか注目を集めるところです。阿辻先生もそれを意識されてか、このところ政治に関する言葉を連続して取り上げておられます。まず「選挙」。選挙とは古代中国(科挙の制度が定められた隋の時代より前)の官吏登用制度を指す「郷挙里選(きょうきょりせん)」に由来していると。次に「党」について学びました。よもや「党」が煙突のススに関係していたとは、安倍首相も小池東京都知事もご存知ないのではないか?さて今週阿辻先生が取り上げた漢字は「与」と「野」でした。いうまでもなく「与党」と「野党」がしのぎを削るのが選挙。「与」は「與」の略字体で、「与」を載せた輿(こし)を四方から手で担ぎ上げている様子を表すのだとか。このようにものを運ぶのに何人かが協力して仕事に参加することから、「参加する、いっしょに働く」という意味を持つようになったと。一方「野」は、「里」と「予」からなる文字。「予」は音を表し、意味をなす「里」は、さらに「田」と「土」に分解すればおのずと理解できると。「土」とは大地に神を祭るために作られた盛り土をかたどった象形文字。大切な神を祭る盛り土をし、「土」を示す社(やしろ)を作った。その社の周囲にある田んぼが、すなわち「野」。土地の神をまつる社は人の住む村から遠く離れたところにあったから、「野」には遠いところという意味ができ、ゆえに「中心に位置していない」という意味の「在野」という言葉もできたのだと。その野党について今回阿辻先生は、野党の中にも与党とそれほど変わらぬ政策を訴える党があるようで、そんな党のことを「野(や)」と「与(よ)」の間の「ゆ党」とも呼ばれているようだと指摘されています。「ゆ党」とはどんな漢字を書くのか、ぬるま湯に浸かっている「湯党」であってほしくないものだとも。「遊遊漢字学」が連載されてより、すっかり阿辻ファンとなってしまった私です。阿辻先生、ここはぬるま湯の「湯党」より、ゆらゆら揺れる「揺党」というのはいかがでしょう?もっとも恥も外聞もかなぐり捨てて、なにがなんでも当選したいという一念だけは揺るぎないようではありますが・・・。(涙!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月22日
「せつない動物図鑑」という変わった名前に興味が惹かれました。何が"せつない"というのだろう?せつない動物図鑑 [ ブルック・バーカー ]価格:1080円(税込、送料無料) (2017/10/21時点)タコには友だちがいない、ハトはめんどくさいことを先のばしにする、カンガルーはけんかに負けるとせきをする。・・・なるほど"せつない"といえば"せつない"ですな。(笑!この世に生を受け生きていかなければならないのは、人も動物も同じこと。人生につまずきため息をつくのは、何も人ばかりではなかった。動物の失敗する姿や思わず笑ってしまう情けない行動に親近感を覚えるのは、我もまた"せつない人間"ということか?日ごろせつない思いを抱いて生きている人、ぜひご一読を。・・・癒されますぞ。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月21日
世界で最も短い名前の町をご存知でしょうか?ウエブトピックスよりフランスで最も短い名前の町、「Y(イ)」日本にも三重県の「津(つ)」市がありますけど、ローマ字表記をしたら「TSU」と三文字になってしまいますからね。「Y(イ)」には及びません。日本人の感覚では、子音に音を持たせるというのは理解しがたいところがあります。この町の住民が「あなたのお住まいはどちらですか?」と問われたら、やはり「Y(イ)です」と答えると思うのですが、そうすると、かならず「えっ?」と問い返されることになりませんかね。(笑!「え ではありません。い です」「ええっ?」「ええ でもありません。い です」「ややっ?」てなことになるかも知れませんね。(爆笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月20日
日本人は無類のカレー好きとか。私もその内の一人、よくよく考えてみれば、ほぼ1週間に一度はカレーを食べているようです。そこでこの1週間で直近に食べたカレーがこれ。ランチサービスで税込み750円とは安い!つい最近までラーメン屋(中華料理専門店)さんだったお店が、いつの間にかカレー屋(インド料理専門店)になっていて、新規開店の花輪が出ていたのは知っていたのですが、新装開店からしばらく経って落ち着いたところを狙って入ってみた。本日のお奨めランチのメニューがA・B2種類あって、迷っていると、一目インド人だと分かる浅黒い彫りの深い顔立ちの男性店員が、外国人だとは思えぬ流暢な日本語で奨めてくれたのがこのAの方のランチ。メニューには、なんとかカレー(名前は忘れました)、タンドリーチキン、野菜サラダ、ナンまたはごはん、ドリンク(アイスティー、マンゴージュース、ラッシー)付きと書いてありました。ドリンクは何になさいますかとは聞かれましたが、ナンにするかごはんにするか聞かれなかったのが不安でしたが、ナンでもごはんでもどちらも好きですから、問合せしなかった。出てきたプレートを見て納得しました。お皿には大きなナンと少なめのごはん両方とも乗っている。(笑!大きなナンは釜から出したばかりでアツアツ。カレーをつけなくてもそのまま全部食べられるくらい。大きさといいもっちりとした食感といいナンについては申し分なしですが、ナンの上に乗っている鶏肉がタンドリーチキンか?・・・小さいぞ!(笑!何だか大きいとか、小さいとか、料理の味覚と関係がない論評をしていますね。インド料理専門店のカレーを食べていつも思うのは、香辛料が強すぎる。普段食べなれた家庭でよく作るジャガイモ、玉ネギ、ニンジンの入ったちょっととろみのあるジャパンナイズされたカレーの方が美味いような気がします。( → わが家の女房殿に読ませてやりたい。・・・笑!)私は味覚オンチなのだろうか?そこでつい大きいとか小さいとかの論評になってしまうのです。ゴメンナサイ・・・。(爆笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月19日
日本列島は今まさに秋真っ盛り。この時期キノコ狩りを楽しみにしている方も多いことでしょう。普段私たちが口にするシイタケ、ナメコ、エノキなどは、すべて人口栽培されたものですね。だからこそキノコ狩りの楽しみは、格別なものがあるのかも知れません。ところで皆さんは、「チタケ」ってご存知ですか?キノコは同じ種類でも呼び名が違ったりするのでしょうけれど、当地ではそんな名前のキノコ聞いたことがありませんし、食べた覚えもありませんね。栃木県ではこの時期人気のあるキノコだそうですが、茶色がかったオレンジ色の直径約5~10センチの傘を持つち、切ると牛乳のような白い液体が出るため「チチタケ」とも呼ばれるのだとか。このチタケを煮込んでダシを取った「チタケそば」や「チタケうどん」が、格別の一品なのだとか。私は若いころ栃木県の佐野市で1年余り過ごしたことがあり、鹿沼、今市、日光などへもよく足を延ばしたものでしたが、「チタケそば」は口にしなかった。同時に配信されている写真を見ると、そばの上にトッピングされているの褐色の具材が「チタケ」なのでしょう。見た目は少し悪そうでも味は格別なのだとか。ぜひ一度、秋の味覚「チタケそば」を味わってみたいものです。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月18日
人気作家・浅田次郎氏が、JALの機内誌に連載した珠玉のエッセイを纏めたエッセイ集第2弾「アイム・ファイン」を書棚から取り出して、また読んでいます。アイム・ファイン! (集英社文庫) [ 浅田次郎 ]価格:529円(税込、送料無料) (2017/5/17時点)浅田のプロフィールを調べるまでもなく、氏の少年時代を題材にしたエッセイを読めば、氏はいわゆる団塊の世代の終り頃の世代だということがわかります。そのもっとも代表的なエッセイをひとつあげるとすれば、「アイム・ファイン」の終りころに収録されている「空飛ぶレタス」。いったいどうしたらレタスが空を飛ぶというのか?ことの発端は小学校5年生の土曜日の放課後に友達と広げた弁当にあった。友達の弁当には、浅田少年が今まで見たこともないキャベツのような瑞々しい葉っぱが添えられていた。・・・何ということだ。こいつの家ではキャベツを切らずに食べるのかと思ったという浅田少年。それがキャベツではなくレタスという野菜だということを知った浅田少年が、家へ帰るや「レタスが食べたい。レタスが食べたい」と母親にせがんだところ、その日の夕食の食卓に手のひら大にちぎられたレタスが大皿に盛られて載ったのだそうな。浅田少年は嬉々としながら、家長である爺さんがレタスに箸をつけるのを待っていたところ、浅田少年の意に反して爺さんは箸をつけるどころかこう言い放った。「これは何でえ」と。「レタスです。お塩を振って食べてください。次郎の大好物なんです」と母親。「進駐軍の食べ物かい」と爺さん。「あの、おじいさん。進駐軍はあらかしアメリカへ帰っちまいましたよ。再来年は東京でオリンピックが」と、その時「デェーイ」という爺さんの叫び声とともにレタスが空を飛んだのだったと書けば、ことの顛末が推察されようというもの。私たちの食生活が高度経済成長とともに変化した時代の、一片のエピソードであると浅田は書いています。家長は決して反省したりあやまったりせずにソバ屋へと向かい、母は泣く泣くあと片付けをして子供らに別誂えの食事をふるまい、その子供らは祖父や父の偉さを改めて実感しつつ、かつ母を労わるのであると。東京オリンピックを迎えた時は、私が小学校3年の時であったことを思えば、浅田氏は私より5~6歳人生の先輩であるわけですが、その5~6年の歳月がそうさせたのかどうかはわかりませんが、わが家では幸いなことにレタスが空を飛ぶというようなことはなかったと記憶しています。その後レタスは急速に普及し国民の食卓を豊かにした食材の代表格となりましたが、果たしてかっての浅田家のように空を飛ぶということがあったのでしょうか?それにしても、「デェーイ」が何とも魅力的に写るのは、私だけでしょうか?( ← イエローカード!・・・爆笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月17日
昨日食べたそば。鴨そば。何とコンビニの弁当売り場に並べてありました。スープがゼラチンで固めてあって、そのまま電子レンジで1分半チンすれば、ごらんのようにアツアツの鴨そばの出来上がり。便利な時代になったものです。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月16日
秋が深まるにつれてすっかり日が短くなって来ました。携帯のカメラ機能で撮った写真を整理していたら、このような写真が出て来ました。10月11日5時21分と記録されています。日の出の写真を何枚か撮ったものが消去されずに残っていたようです。茜色に染まった北アルプス立山連峰の山々の稜線の上方、画面中央の白く写って見える用水路の延長線上にある尖った頂(剣岳、標高2997m)の上空にご注目ください。白い点のようなもの、これは明けの明星でしょう。地球同様に太陽の周りを公転する金星が、どのようなときにどのように輝いて見えるのか、きっと地球と金星の公転周期から計算されるのでしょうけれど、天文知識のない私は、情けないかな「明け」と「宵」の二つの呼び名がある惑星ということしか承知していません。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月15日
仕事に追われ日々時間に余裕のない生活を強いられている現代人にとって、1年365日どこをとっても1日は24時間と決まっております。秋分の日が過ぎてやがて一月も経てば、昼夜の長さは完全に逆転してしまいます。夕方5時を過ぎれば辺りはもう薄暗くなっているのに気づき、思わず仕事の手を早める人も多いのではないでしょうか。では昔の人はどうであったかというと、当時の時間の単位は文字どおり「時(とき)」、一時(いっとき)が現代の単位で約2時間ということになります。今約2時間と言ったのには訳があって、昔の時間は昼と夜で長さが伸び縮みしていたがために、はっきりと2時間と言い切ることができなかったのです。「旧暦はくらしの羅針盤」(小林弦彦著 生活人新書)に詳しく書かれております。旧暦はくらしの羅針盤 [ 小林弦彦 ]価格:734円(税込、送料無料) (2016/9/27時点)すなわち、昼は昼で日の出から日の入りまでを6分割したものを一時(いっとき)とし、夜は日が暮れてから翌日日が昇るまでを6分割していたから、これからの季節昼より夜の一時の方がはるかに長くなるというわけ。反対に夏になれば、昼の一時が断然長くなる。「秋の夜長」や「春眠暁を覚えず」の例えは、こういった背景があって出たものだということが推察されます。文明の力・電気の恩恵を受けている現代と違って、昔は日が落ちれば月夜でもない限り夜は真っ暗。ろうそくや行燈の油などは、当時は超高級品であったがために、夜になればそれこそ寝るだけ。せいぜい囲炉裏端で囲炉裏の火をたよりに、細々と夜なべ仕事をするくらいだったことが想像されます。季節はまさに「読書の秋」。「灯火親しむ候」とは、まさにこれからの季節を言うのでしょうが、二宮金次郎の例えをひくまでもなく、昔の人は本を読むにも時間に物理的な制約があったことが窺い知れます。そもそも本を手に入れること自体並大抵のことではなっかたことを思えば、現代に生きる我々は何と幸せなことかと思うのです。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月14日
親がわが子に抱く期待、それは大きいものがありますよね。 一昔前なら、末は博士か大臣かって言ったくらいですからね。カエルの子はカエルっていうこともよく承知していながら 、つい口走ってしまう人多いのじゃないでしょうか。 「勉強しろ!」 「そんなことじゃ、えらくなれないぞ!」こんな調査結果が出ているそうです。 親が子供にどんな大人に成長してもらいたいか? 日本、韓国、中国で聞いてみたのだそうです。 日本:「強調性のある人間になってほしい」 韓国:「指導力を発揮できる人間になってほしい」 中国:「仕事で能力を発揮できる人間になってほしい」という答えが一番多いのだそうです。 ・・・なるほど、特徴というかお国柄がよく出ていますね。 韓国はその北にあるお国も含めて、黙っていては存在していないのと同じこと、言うべきことは主張するって感じがしますよね。他人より抜きん出ることをまず一番に考える国民性がよく表れています。 中国は多くの国民の中で、何か突出しないことには目立たない、エリートに入れないっていう悲壮感とも焦りにも似た感情が、根底にあるような気がしませんか? それゆえに能力を第一義に挙げるということでしょうか?その点日本は、変っているといえば変っていますよね。 「もの言えば唇寒し・・・」「目は口ほどにものを言う・・・」なんてこと外国人には理解しがたいでしょうね。 「まぁ~、まぁ~、そう目くじら立てずに、ここは一つ穏便に・・・」 無意識のうちに、このような解決方法を取るのが日本人。皆さん、いかが思われますか?日韓、日中の間の歴史認識問題、領土問題がなかなかに解決を見ないのは、日中韓三国の国民の発想の仕方が根底からずれているからといえるような気がして来ます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月13日
選挙モード一色に染まった感のある日本列島ですが、昨日の11日に自民党のエース小泉進次郎筆頭副幹事長と立憲民主党の枝野幸男代表が、ほぼ同じ時間、同じ場所で演説を行うというニアミスがあったと報じられています。ウエブニュースより、進次郎氏 前代未聞の"無言演説“ ほんの50メートル離れたところで演説する枝野代表に気づいた進次郎氏、さすがは変人と呼ばれた小泉元首相の息子だけのことはありますね。突然演説を中断し、約10分間にわたり有権者に手だけ振り続ける“無言演説”という奇策に打って出た。「枝野さんの話を聞いた方がいい」と。一方の枝野代表も歴戦のつわもの、演説の冒頭に集まった有権者の心をこう言って掴んだ。「ここにいる人は、イケメンよりもゆるキャラが好きな人だと思います」謹厳実直、石部金吉の印象の拭えぬ枝野代表ですが、なるほど確かになかなかに"ゆるい"。・・・やるじゃないか。お~い、山田くん。枝野代表に座布団10枚!もっとも枝野代表にしてみれば、欲しいのは座布団より票でしょうけれど・・・。(爆笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月12日
当地北陸富山は米どころ、子供の頃より田んぼでの農作業の風景が日々の移ろいそのものでした。その米どころの当地においても国の転作奨励の政策が浸透し、米の他に小麦や大豆が栽培されるようになりました。この時期田んぼを遠くから眺めると、刈り入れが終わった田んぼの他に、休耕田の緑あり、収穫前の大豆の枯れた茶色あり、まるでモザイクのようです。大豆といえば、私たちが子どものころには、田んぼの畔に必ず植えられていたものでした。ところでビールのつまみといえば枝豆。この枝豆ですが、皆さんは枝豆という豆が別にあるのではなく、大豆をまだ夏の内の若いうちに収穫したものだということをご存知でしたか?塩茹でにして食べたら美味しいだろうな・・・などと言っていたあの枝豆はどうなっているだろうかと思い、畑まで行って様子を見てきました。遠方からはまるで枯れてしまったように見える大豆の株ですが、近くに寄ってみると、豊かに稔ったサヤを覆うように茂っていた緑の葉っぱはすっかり枯れ落ちてしまったものの、株にはすずなりの豆のサヤがぎっしり。少し開いたサヤの口からは、黄色く色づいた大豆がこぼれ落ちそうに稔っていて、収穫の時が間近に迫っていることを教えてくれています。大豆の収穫が終われば、当地では冬支度が始まります。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月11日
混迷を極める朝鮮半島情勢、かの国の重要な記念日とされる10月10日の今日、またかの国による弾道ミサイルの発射があるのではないかと、世界中が耳目をそばだてて警戒をしているとのことですが。そんな日の今日、一発のロケットがわが国の種子島宇宙センターから打ち上げられたというニュース。ウエブトピックスより、準天頂衛星みちびき4号機、打ち上げ成功H2Aロケット36号機により、準天頂衛星みちびき4号機の予定軌道への投入が成功したというニュースですが、こんな日を選んで打ち上げるというのは、何か作意があるのでしょうか。まさかかの国に対する痛烈な皮肉というわけではないと思うのですが・・・。当然のことながら、かの国とは違って事前の案内が各国になされていたにしろ、朝鮮半島からほんの少しばかり離れた島から飛翔体が宇宙空間に向けて発射されたのですから、かの国の若き指導者の心中はいかばかりか?「ならばわが国も」ということにならねばいいがと、心配しています。私は、ロフテッド軌道という専門用語をかの国の弾道ミサイル発射実験を伝えるニュースで知った宇宙工学にはまったくの素人ですが、こんな素朴な疑問が頭に思い浮かびます。H2Aロケット36号機は、予定された太平洋上の軌道へではなく、ロフテッド軌道で半島の根元に向けて打ち上げることだって出来るのではないかと。準天頂衛星みちびき4号機ではなく、"違ったモノ"をH2Aロケットの先端部に乗せることも可能なはずでしょ?絶対あってはならないそんな考えが頭の片隅に浮かんで来るのを、私は今必死で打ち消しています。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月10日
秋の味覚の王様、サンマが極端な不漁で市場価格が高騰しているそうです。ウエブニュースより、サンマ昨年から半減、前半2万トンに届かず過去最低かこのまま推移すれば、不漁といわれた昨年の半分の漁獲量ということですから、庶民の台所の味方といわれたサンマは、文字通り"高値の花"(高嶺の花)になってしまったということですね。さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか。 サンマを食べながら叶わぬ恋に涙したのは佐藤春夫でしたが、文壇に残る複雑怪奇な色恋話は別にして、サンマを塩焼きにして喰らえば、はらわたは苦かろうし、塩が効いているところは塩っ辛いだろうと、私なんぞは素直に思います。(笑!佐藤はサンマに"青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて喰ろうた"そうですが、当地ではごく普通に大根おろしに醤油をかけて食します。またひじょうに残念なことだ思うのですが、私は佐藤のごとく大胆で赤裸々な恋愛感情は持ち合わせていませんので、サンマの焼ける煙りに目をしばたかせることはあっても、焼けたサンマに涙するということはありえません。・・・正直に告白します。できるものなら、一度そんな涙を流してみたいものだと。( ← イエローカード!話をわが家に戻します。先日サンマ食いたさに女房殿のお伴をしてスーパーについて行った私でしたが、鮮魚売り場には、サンマはほんのお飾り程度に置かれているだけ。やせた小ぶりのサンマ2尾入りパックで478円という値段に驚いたものの、どうしてもサンマが食べたいと言った手前、「江戸っ子は、その昔女房を質に入れても初カツオを食べたもんだ。たかだかサンマではないか」と口を滑らせてしまった。その晩わが家の夕食のメインディッシュは、ハンバーグ。ところが私の前にはそのハンバーグはなく、缶詰のサンマの旨煮が一皿添えてあったことをご報告しておきます。(涙!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月09日
毎週日曜日のお楽しみ、漢字学者阿辻哲次氏の日経連載「遊遊漢字学」。先週は「党」という漢字について学びました。よもや「党」が煙突のススに由来していたとは、安倍首相も小池東京都知事もご存知ないのではないか?ちなみにその「党」を選ぶことになる「選挙」の由来についても阿辻先生は詳しく解説されています。ご一読あれ。さて今週阿辻先生が取り上げた漢字は「対策」でした。対策というと現代人は、相手の出方や事件の状況に対応するための方法・手段と考えるのが一般的ですね。「対策を練る」「対策に頭を痛める」のごとく。只今現在安倍さんや小池さんは、「選挙対策」に没頭しておられることでしょう。しかし、古代の中国では、「対」は単に「答える」という意味で、「策」は書類の名称。竹や木を削った「竹簡」や「木簡」に文字を書いてひもで綴じた文書のこと。秦、漢の時代より、皇帝が国政に関わる重要事項を役人に下問したことに対する答えを奏上した文書のことを「対策」といったのだと。「竹簡」や「木簡」をひもで綴じたものを「冊」といい、それを両手で恭しく上にささげ持った形が「典」という文字で、重要な書物という意味を表したとも。表意文字である漢字の優位性を垣間見ることができますね。やがて中国から漢字と 律令制を学んだ日本でも官吏登用試験が導入され、下された策問に答えることを「対策」と呼んだのだと。してみれば、今日「選挙」戦の真っただ中で、各「党」が叫ぶマニフェストとやらは、「対策」のようなものかもしれませんね。一応うわべだけは国民に対して「対策」(マニフェスト)を両手で恭しく上にささげ持ったようなそぶりを見せるのですが・・・。目の前にささげ持たれた「対策」を誤って判断し傾国の憂き目をみた皇帝の二の舞を演じぬよう、せいぜい心掛けたいものです。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月08日
アメリカ・ラスベガスで起きた銃乱射事件、59人もの尊い命が奪われたました。このような事件が起きるたびに、銃の所持規制の声が全米の各地で沸き上がるものの、未だかって規制がしかれたという話は聞こえてこないのは、どうしたことだろう。アメリカ人の好きな言葉を三つあげると、自由(フリーダム)、正義(ジャスティス)、と力(ストレンス)だといいます。アメリカの歴史をひもとくと、アメリカは新天地に自由(フリーダム)を求めた人たちが、イギリスから移住し、開拓によって作り上げた国。旺盛なフロンティア精神の後ろ支えとなったのは、正義(ジャスティス)と力(ストレンス)という言葉であったのは、ジョン・ウェインの西部劇を見ればすぐわかること。そしてジョン・ウェインの手には必ずライフルが握られていた。そのライフルこそ力(ストレンス)の象徴であったといえます。自分が開拓した土地を犯すものは悪であり、力を行使して倒さなければ自由は守れないと考えるのが、アメリカ人の思考。自分の身は自分で守る。そのために銃を所持するのは正義であると。・・・根が深いですな。悲劇は永遠に繰り返されるでしょう。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月07日
もともとは生息していなかった外来生物が生息範囲を広げ、その土地固有の生物を駆逐してしまうという問題が注目されています。世界自然遺産の小笠原諸島(東京都)の生態系に、たった1種類の外来種の虫が入り込み、小笠原固有の生態系が大きくゆがめられようとしているという話題。ウエブトピックスより、小笠原の生態系「深刻」 犯人はたった1種類の…同時に配信されているミミズのような生物と羽虫が絡み合っているような写真をただ見ただけでは、これが食うか食われるかの死闘の瞬間を写したものとは、素人にはとても判断できません。このミミズのような生物が問題の外来種「オガサワラリクヒモムシ」。そこでヒモムシを調べてみると、もともとは海洋性の紐形(ひもがた)動物門に属する無脊椎動物で、獲物となる小動物を口ふんを反転するようにしてとらえ、丸飲みにしてしまうという獰猛な生き物。そういえばアメリカの恐怖映画で巨大化したミミズのような生物が豪華客船を襲い、乗客を次々飲み込んでいくというのを見たことがあります。この時登場したエイリアンは、ミミズではなくヒモムシをヒントにしたものだったのですね。その海洋性であったものの中から陸上型に派生した種が、「オガサワラリクヒモムシ」ということなのでしょう。「リクヒモムシ」と名がついていることからも想像できますね。しかし、俄か生物学者( ← 私のことです)がどうしても納得できないのは、もともと小笠原にいなくて他所から侵入した外来種なのに、どうして「オガサワラ」と頭に名がつくのだ!?「オガサワラリクヒモムシ」が小笠原固有の生物をほとんど食べつくしてしまったとありますが、そうすれば食べるものがなくなった「オガサワラリクヒモムシ」は、その後どうやって小笠原で生きていくのだ?「オガサワラリクヒモムシ」も絶滅してしまう運命にあるのではないか。まさか映画のように巨大化して人を襲うということはないでしょうね。(笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月06日
これは野焼きというには大げさですね。当地北陸富山では、今でも冬の風雪除けに屋敷のまわりに樹木を植えた"にゅう"という作りの家が多く残っています。その樹木の手入れをした時に出た小枝や落ち葉を燃やしているのでしょう。私らが子どものころは、この時期になると田んぼでは稲のもみ殻がよく焼かれていたものでしたが、近頃はとんと見かけぬようになりました。晩秋の風景といえば、決まって田んぼから上がるもみ殻を焼く一条の白い煙と決まっていたものです。焼かれて真っ黒な炭状になったもみ殻は、そのまま田んぼの土壌改良剤になりますし、来春田起こしの時期に田んぼの残雪の上からまいて融雪にも利用されていました。農作業が機械化された影響でしょうか、もみ殻はどう処分されているのでしょう?田んぼにたなびく一条の煙に、懐かしい思い出が蘇ります。◆酒そば本舗トップページへ◆◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月05日
日本人なら東京を知らぬ人はいないでしょう。京都も同様ですね。ところが日本を訪れる外国人観光客の中には、意外にも東京と京都の区別がついていない人が多くいるのだそうです。ウエブトピックスより、「TOKYO」意外と知られてない 「京都」と間違われる“屈辱”関西周辺を回って「東京へ行ってきた」と満足して帰る外国人が意外と多いというのは、憤るというより拍子抜けさえしますね。私が思うに外国人観光客にとって、日程の都合などにより京都、奈良を中心とする関西圏だけの観光であっても、日本に行って来たのは間違いのないことであり、彼らにすれば「日本」=「東京」という感覚なのではないか?逆の立場から考えてみても、私はワシントンやニューヨークがアメリカの東海岸にあるということは知っていても、地図上でその位置を正しく指せないですもの。北京や上海にしてもパリやベルリンにしても同じことです。「TOKYO」と「KYOTO」という発音も外国人にとって紛らわしいというのもあるかもしれませんね。ここは東京、京都の立場を抜きにして、日本の「都(みやこ)」がどのような経緯で京都から東京に遷移されたのかという日本の歴史と「京(KYO)」の持つ意味について、外国人に分かりやすく説明する手段を講じることの方が問題解決の早道なのではないかと思います。古人いわく、「急がば回れ」と。まずは日本の伝統と歴史を正しく理解してもらうことから取り組むことの方が大切でしょう。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月04日
「朝どりケムシさっとゆでて」とか、「さっきまで動いていたのが食材に」とか、飛ばして読むぶんにはいかにも新鮮な素材をそのまま生かした料理と勘違いしてしまいそうです。しかし、その食材はというと、モンクロシャチホコの幼虫(通称サクラケムシ)や冷凍保存したセミの幼虫と成虫、ゴミムシダマシ科の幼虫「ミルワーム」や乾燥コオロギ、粉末のカイコパウダーに、当日の朝河川敷で採集したばかりの朝採りケムシだというのですから、寒くなります。「さっきまで動いていたのが食材に」。セミやケムシといった昆虫を味わうイベントが、名古屋市内で9月に開かれたという話題。ウエブトピックスより、朝どりケムシさっとゆでて…食べたら桜の味「さっきまで動いていたのが食材に」って、まあ日本人は目の前で生け簀からすくい上げた活魚を刺身にして喜んで食べるくらいですから、ムシだって同じでしょうよと言われれば、なるほどさっきまで動いていたのには変わりはないか?乾燥させた虫を粉砕してパウダー状にしたものを練り込むというのなら、まあ何とか騙されされて食べることはあっても、姿形がそのままというのは許して欲しいものです。同時に配信されているセミの幼虫と成虫を生クリームとミルクチョコでコーティングしたというデザートの写真を見てください。セミの羽付きと羽なしの二つを作ってみたって、酔狂な。・・・チョコレートでコーティングするのなら、ナッツにして欲しいです。(笑!カメムシを種類ごとに食べ比べしてみたという人なら、セミのチョコレートを喜んで食べるかしらん?どうも私は近い将来予想されるという食糧難への危機感が足りないようです。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月03日
毎週日曜日のお楽しみ、漢字学者阿辻哲次氏の日経連載「遊遊漢字学」。今週阿辻先生が取り上げた漢字は「党」。衆議院が解散され有権者の投票の意向が問われる今、まさに時事を得た漢字といえましょう。阿辻先生の解説によれば、古代の中国では「党」は「黨」と書いたそうで、もともとは五百軒の家の集まりを表す文字であったものが、やがてグループという意味ができ、それが政党という意味に発展したものだと。今日の中国では「党」とは中国共産党のことのみを表すようだとも。 「黨」は「尚」と「黑」という字から構成されていて、「黑」は「くろい」という意味が、「尚」には発音が持たせてある。さらに「黑」は、日々の炊飯や調理によってススがついて黒くなった煙突を表しているのだそうな。現代人が白黒などと色として使うのが一般的な「黒」という字が、もともとは煙突を表したものであったとは、表意文字ならではの漢字の優れた特徴を象徴しているといえましょう。さてその優れた文字を中国から取り入れたわが国ですが、古来より「党」は同郷の者や血縁者の集まりを指して使われるのが一般的で、同じ思想を持つ人々のグループという意味合いで使われ出したのは、近代になってからのこと。むしろ、悪党・残党・私党・徒党という言葉からもわかるように、あまり良い意味では使われなかったのが「党」という文字です。いわれてみれば煙突の内側を覗いて、清いイメージを抱くということはありませんね。離合集散を繰り返すどこぞの国の政党に集うセンセイ方には、どうか凝り固まった"黑いスス"などと呼ばれぬようにしていただきたいものです。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月02日
本日の日の出。秋分の日も過ぎて一週間、日の出の位置はどう変わったろうか?9月9日に観測して以来、日の出をはっきりと見れる晴れた日があまりなかったのか、忙しさにかまけて見落としたのか、秋分の日の日の出の位置を写真に撮ってお知らせするといいながら、できずにいたことをお詫びしたいと思います。少し遅くなりましたが、今日は朝からの快晴。絶好の撮影日和と夜明け前から待ち受けておりました。日の出前後の違いがはっきりとわかる写真を時系列に2枚お届けします。日の出前、午前5時30分頃。東の山並み(北アルプス立山連峰)がシルエットのように浮かび上がって来ます。さらにそれから30分後。ようやく太陽が顔をのぞかせました。被写体が被写体だけにずいぶんひどい逆光になりました。(笑!太陽が昇った瞬間の方が、むしろ山並みが暗く写るというのが面白いですね。私の予想するところでは、秋分の日で日の出は剣岳頂上(写真中央の用水路の延長線上にある山)付近からというものでしたが、ごらんのとおり一週間過ぎた今日でもまだ頂上の北側(写真の左側)から、日が昇っています。う~む、秋分の日、春分の日の日の出の位置が年によって微妙にずれるのは、地球の公転軌道の傾きがわずかにぶれるからでしょうか?時は秋真っ盛り、10月の内はまだ日の出を観測する機会が多少はあるでしょうが、11月も深まり日の出が剣岳のはるか右側の尾根の方に傾くころ、当地北陸富山は冬特有の厚い雲がどんよりと空一面を覆うことになり、日の出の観測もかなわぬことになってしまいます。今日のような日の出をあと何日見られることでしょうか・・・。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2017年10月01日
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