投資逍遥

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2005/02/26
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カテゴリ: 読書
この本は1988年3月の発行ですので、17年前になります。
著者は安岡正篤先生のお孫さんで昭和35年生まれなので、この本が発行された当時は20代後半になります。
この本では、学者・人間・祖父としての安岡正篤先生が書かれており、大変興味深く読ませていただきました。

以下は気になった箇所の引用と感想です。

【引用】
祖父には、幼い頃から『四書五経』をそらんじ、いわゆる神童といわれていた一面と、小学生で酒盛をしてしまうような型破りな一面があったようです。

【感想】
安岡正篤先生は1898年(明治31年)のお生まれです。
安岡先生は、4~5歳頃から四書五経を素読されていたそうです。
素読とは何かというと、「漢籍などを、意味を考えず、文字だけを追って、声を出して読むこと」(手元の辞書による)です。
成長するにつれて、わからなかった意味がわかってくるというものです。

私は大人になってから、四書の筆頭である『論語』を通読しました。
通読といっても、1ページ目から読むというのではなく、気の向くままに読むという具合でしたが、何とか全部を読むことができました。

しかし、大人になってから『論語』を手にしても、自分自身の血肉となりバックボーンを形成するというレベルになるはずもなく、ちょっと嘆きたくもなります。

【引用】
分からないことは、そのままにしておかないで、その場ですぐ解決するように、祖父自身も努力していましたし、既に若い頃からの習慣でそれは身についていたようでした。食事中に席を立って、書斎や書庫に足を運ぶこともありました。

【感想】
向学心旺盛な安岡正篤先生の姿が浮かびあがってきます。
食事中に席を立つのが良いか悪いかは意見が分かれそうですね。(笑)

著者が実際に見たときの安岡正篤先生の年齢はどれくらいでしょうか。
計算してみると、先生が62歳の時に著者が生まれています。
仮に著者が15歳の時には、先生は77歳ですか。
いずれにせよ、晩年まで先生は向学心が旺盛だったようです。





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Last updated  2005/02/26 01:21:38 PM
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征野三朗 @ Re[1]:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) mkd5569さんへ おはようございます。 記…
mkd5569 @ Re:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) おはようございます。 10000アクセス超お…

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