投資逍遥

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2006/01/08
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テーマ: お勧めの本(7336)
カテゴリ: 読書
この本は1997年11月に発行されました。

幸田露伴の『努力論』を原書で読みたいと思っていますが、歯がたちそうもないので、数冊の関連本から読んでいます。
12月31日の日記 に1冊目の関連本の感想を書きましたので、今回は2冊目になります。

以下に 【この本からの引用】 【征野の感想】 という形で少々書いてみます。


【この本からの引用】

心が萎えた時、また沈潜の時間が欲しくなった時、『努力論』はどの章でも最もふさわしい師父となってくれたのである。

【征野の感想】

著者の渡部昇一氏は、『努力論』を座右の書にされているそうです。
上智大学の故神藤克彦先生に、読むことを勧められたそうです。

人との出会いにより生涯付き合う本に出会う、出会いの妙ですね。


【この本からの引用】

自分で発奮努力して運命を切り拓くもよし、一方、他者の力を借りて自己改造するのも恥ずかしいことではない。
(中略)
さほど能力があるとは思えなかった人が、ある人に従って動くようになってから、めきめきと頭角を現わしてくることがある。

【征野の感想】

ある人に従って動くようになってから頭角を現わした人物として、著者は信長に従った豊臣秀吉を挙げています。

私は、代議士の鈴木宗男氏を挙げてみようと思います。
2004年12月4日の日記 に、鈴木宗男氏の著書『反乱』の感想文を書きました。
書かれていること全部をそのまま受け入れるのもどうかと思いますが、中川一郎氏の秘書として働かれていた時の鈴木宗男氏は、本当に誠心誠意、中川一郎氏に仕えていたと、想像します。

『反乱』で鈴木宗男氏は次のように書かれています。
「朝早くから夜遅くまで、365日、ただただ中川先生のために働き続けました。自分が一所懸命頑張れば、中川先生が必ず一番にならなくても、二番か三番にはなれると思い、全力でお仕えしました」と。

ともあれ、「他者の力を借りて自己改造する」とは、「昨日の自己はきっぱり捨て去ることで」あるようです。
更に、「自分は身をあずけている人の一部分であるという謙虚な認識をもち続けること」であるようです。

まあ、簡単なことではないですね。









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Last updated  2006/01/08 09:19:32 PM
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