投資逍遥

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2006/02/26
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テーマ: お勧めの本(7336)
カテゴリ: 読書
この本は、1982年に発行され、著者は100名の方の共著となっています。
市川房枝は1981年に永眠され、その追悼として、この本は発行されました。
ただ、編集後記によると、たんなる追悼ではなく、「市川房枝という稀有な人を語りつぎ、残された運動を継承し発展させるための一助との」試みであるとのこと。

以下に、 【この本からの引用】 【上記の感想】 という形で、少々書いてみます。


【この本からの引用】

トップ当選を果した日の、「理想選挙の勝利」の垂幕の前で支持者に囲まれ、かしこまった姿。
日本の婦人運動の「顔」であった側面と、ご本人が唱え実行して来た「出たい人より出したい人を」の選挙運動の歴史的勝利の成果とである。

【上記の感想】

市川房枝が唱えた理想選挙とは何かというと、「市川房枝が始めた推薦選挙」です。
選挙費用は自発的なカンパ、議員にしたい人を出すという感じです。
理想選挙という言葉を初めて聞いたため、書いてみました。


【この本からの引用】

市川さんの本拠であった婦選会館から小田急の踏切をこえ、国電代々木駅へ歩いてゆくと、右側に正明堂という小さな店がある。

【上記の感想】

婦選会館は、現在は (財)市川房枝記念会 と改称されています。
その歴史は次のとおり。

「婦選会館」を1946年に建てました。
木造の会館は、1962年、鉄筋コンクリート建(地上3階、地下1階)に改築し同時に財団法人婦選会館として事業を始めました。
その後、市川理事長の死去により財団名を現在のように改称しました。


【この本からの引用】

市川さんが平塚らいてい先生と一緒に工場見学をかねて私のところへ面会にこられたのが市川さんと知り合ったはじまりでした。

【上記の感想】

上記の引用部のあとに、当時『女工哀史』が出版されたこともあってというように続きますが、一瞬どこに迷い込んでしまったのかた唖然としました。
要するに、市川房枝はかなり以前から活躍されている方であるということです。

市川房枝と平塚らいていは、当時の紡績女工の低賃金と待遇の悪さが社会問題化していたため、関西や東京の向上を調査して回っていたとのこと。

なお、『女工哀史』の感想文は、 こちら です。









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Last updated  2006/02/26 05:44:00 PM
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