投資逍遥

投資逍遥

2008/11/20
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 住友化学は2010年度までに、大型の有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)パネルの量産に適した新たな発光素材の生産を始める計画だ。パネル生産工程を簡略化でき、生産コストを引き下げることが可能になる。有機EL向けの主要部材である発光素材では、ソニーの小型テレビ向けにも採用されている出光興産が先行しているが、住友化学は新材料で対抗する。
 「2010年が1つの区切りになるだろう」――。住友化学の中江清彦常務は指摘する。有機ELパネルの実用化では韓国、台湾勢が先行しており、10年ごろには大画面テレビの登場も予想されるためだ。
 これに備え、同社は07年に発光材料の開発から塗布までのノウハウを持つ英ケンブリッジ・ディスプレイ・テクノロジー(CDT)を買収。今年度中には、愛媛工場(愛媛県新居浜市)にパネル量産技術を確立するための「デバイス開発センター」を立ち上げる計画だ。40億―50億円を投じて、有機EL材料の塗布や封止など各工程の設備を設置。パネルメーカーなどと協力して新材料を使ったパネルを試作し、2010年度には新材料の生産に乗り出す。
 有機ELは有機化合物を使った材料に電圧をかけて、赤、緑、青の3原色を発光させる。このため、パネル開発に占める化学メーカーの役割が大きくなる。住友化学が力を入れるのが、すでに出光興産などが実用化に乗り出している「低分子タイプ」とは性質が異なる「高分子タイプ」だ。
 高分子タイプは溶液で溶かしてガラス基板に付着させることができるため、パネル量産にインクジェット印刷の原理が応用できる。従来の低分子タイプは半導体製造と同じ露光工程が必要。工程を簡略化できる高分子タイプなら、パネルの大画面化が進めば進むほどコストの差が明確になる。高分子タイプを開発しているのは、世界でも住友化学と独メルクの2社が代表格といわれている。
 住友化学はすでに赤色の発光材料の開発に成功している。寿命は約8万9000時間を達成、日常的に使用するテレビへの採用にも耐えられる。長寿命を実現するのが最も難しいとされる青色についても、今年度中に開発のメドをつける考えだ。(日経新聞)


【上記の感想】

注目している住友化学関連記事。
コピペしておく。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/11/20 01:36:03 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

征野三朗

征野三朗

Favorite Blog

良い子、悪い子? New! slowlysheepさん

週休2日は休みがすぐ… New! コウちゃん9825さん

構力入門25 平行な… New! ミカオ建築館さん

現状これも入手可能… New! Home Madeさん

法と道徳 New! karagura56さん

ハーバード大学研究…… New! walkman2007さん

☆本日、テレ朝『昭和… New! ruzeru125さん

dow 39127.8 +15.64… New! どらりん0206さん

鬼滅の刃 柱稽古編… New! yokohamatarou2001さん

メモ2 New! 4畳半2間さん

Comments

征野三朗 @ Re[1]:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) mkd5569さんへ おはようございます。 記…
mkd5569 @ Re:12636アクセス/日 (新記録)(06/25) おはようございます。 10000アクセス超お…
mkd5569 @ Re:征野ファンドの運用状況---対TOPIX、今週はまあまあ(06/22) こんにちは いつもありがとうございます。…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: