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2012/04/01

ヴィッレッジヴァンガードコーポレーション---今期は予定どおりに推移中と思われる

テーマ：小売業(906)

カテゴリ：小売業

【決算】5月
【設立】1998.5
【上場】2003.4

【特色】書籍軸にＣＤ、雑貨、食品等を融合した『遊べる本屋』。ＶＶ以外にも複数の店舗ブランドを展開

【連結事業】SPICE78、書籍12、ニューメディア8、他2

【既存店苦戦】出店34、退店８計画（前期各46、15）。既存店は若干減ペース続く。光熱費等運営費抑制進むが、本部一括仕入れ商品の粗利率低下等で営業増益幅小さい。13年５月期も同程度の出退店。不振店の品ぞろえ指導強化で既存店下げ止まり。増益続く。

【通　販】強化中のＷｅｂ通販は12年中にユーザー出品機能追加、利用増目指す。地域ごとの４ブロック制とし店舗管理効率化。

（会社四季報2012年3月発売号より）

【上記の感想】

上記は、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション（2769）について書かれたもの。
けっこう買っている銘柄なので、今日は、この銘柄をみてみましょう。

関連日記(2010年7月14日）

まず、2007～11年の業績をみてみる。
単位は、百万円。

売上高/ 22,672/ 27,678/ 33,226/ 36,649/ 39,807
営業利益/ 2,438/ 2,980/ 3,122/ 3,305/ 3,494
経常利益/ 2,505/ 3,041/ 3,171/ 3,356/ 3,570
売上高営業利益率/ 10.8%/ 10.8%/ 9.4%/ 9.0%/ 8.8%

売上高は、この5年間では、4期連続増収。
営業利益、経常利益、ともに、この5年間では、4期連続増益。
難を言うと、営業利益率が2011年には8.8％に低下しているが、利益率の高い商売をしていることには変わりがないだろう。

今期(2012年5月期）は、7月15日の業績予想を修正していないので、その数字を挙げると、

・売上高　43671(9.7％増）
・営業利益　3724(6.6％増）
・経常利益　3769(5.6％増）
・純利益　1945（15.8％増）

と、増収増益予想である。

２Ｑ短信を見ると、予想どおりの進捗具合だと思う。
ちなみに、売上高の前年同期比は9.1％増である。

３Ｑの発表は4月6日(金）なので、進捗状況を確認したいところだ。

次に、月次をみてみる。

直営店の全店売上は、
12月　104.7
1月　105.3
2月　102.1

2月は、今期で最も悪い数字である。
少々の心配がなくもないが、3月は去年が震災の影響（と思う）で良くなかったので、回復すると思う。

その3月の月次は、4月5日に発表されそうだ。

次に、配当性向・純資産配当率・1株配をみてみる。

22年5月期　5.9％・0.8％・1400円
23年5月期　6.4％・0.7％・1400円
24年5月期　5.5％・－－・1400円

24年5月期は、２Ｑ短信を基にした予想。
配当性向が低めなので、いずれは増配か？

ちなみに、会社の考えは、

「株主の皆様に対する利益還元の決定は経営の最重要事項として認識し、将来の事業展開を考慮しつつ、内部留保の充実により企業体質の強化を図りながら、株主の皆様へ安定した利益還元を行うことが重要であると考えております。利益還元は、業績の伸長にあわせて行う方針であります。」

最後に、株価と指標をみてみる。

現在値は、137000円
予想PERは、5.42倍
実績PBRは、0.64倍
予想利回りは、1.02％