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2012/04/15

雑貨屋ブルドッグ---先週末２Ｑと下方修正を発表

テーマ：小売業(906)

カテゴリ：小売業

【決算】8月
【設立】1982.12
【上場】2004.8

【特色】若い女性向けのアクセサリー、ファンシー雑貨等の専門店チェーン。全国展開だが店舗網再編中

【連結事業】ファッション雑貨類37、インテリア雑貨類10、生活家庭雑貨類14、ホビー・文具類31、イベント他4、卸売5

【微増益】店舗純増10程度。既存店は横ばい。ただ、好採算のＰＢ商品強化と商品種絞り込みが効く。円高による仕入れ値改善もあり粗利率向上。目標額設定による経費コントロール強化も奏功し出店費用などこなす。資産除去債務特損ない。増配。

【客　層】親子向け、和雑貨など主力業態以外の実験店で分析を継続。店舗数増に伴い新卒採用を積極化、人材育成にも注力。

（会社四季報2012年3月発売号より）

【上記の感想】

上記は、雑貨屋ブルドッグ（3331）について書かれたもの。
保有銘柄である。
先週末の引け後に、２Ｑと下方修正を発表したので、見ておきましょう。

まず、2007～11年の業績をみてみる。
単位は、百万円。

売上高/ 27,666/ 25,085/ 21,406/ 16,648/ 12830
営業利益/ 1,708/ 1,765/ 1,307/ -1,402/ 720
経常利益/ 1,765/ 1,647/ 1,004/ -1,570/ 600
売上高営業利益率/ 6.2%/ 7.0%/ 6.1%/ -8.4%/ 5.6%

この辺は、 2月23日の日記でも見ているが、前期は減収ながら、黒字転換している。

さて、問題は今期である。

２Ｑの業績は、

売上高　6104（11.7％減）
営業利益　582（3.8％増）
経常利益　604（21.0％増）
純利益　296(54.3％増）

売上高の当初予想は、前年比5.1％増だったが、

１Ｑの前年同期比　9.5％減
↓
２Ｑの前年同期比　11.7％減

と、１Ｑでつまずいて、２Ｑでは更に悪化している。
したがって、下方修正も仕方がないところか。

では、その修正後の数字を見てみよう。

売上高　11764(8.3％減）
営業利益　826(13.1％減）
経常利益　642(0.7％増）
純利益　213(15.8％減）

売上高は、前年比で8.3％減にとどまるとの予想だが、２Ｑで11.7％減なので、大丈夫なのだろうかという思いが拭えない。
計算してみると、後半の3～8月は、前年同期比4.4％減で乗り切らないと、予想売上高には達しない。

その辺が心配なので、もう少し見てみましょう。

去年の3～8月の売上高の前年同期比を見ると、

3～5月　30.1％減
6～8月　19.1％減

震災の影響？で、去年の3～5月は特に悪かったようだ。
今年は、その影響がなくなるので、もしかしたら、後半の3～8月は、前年同期比4.4％減で乗り切れるのかとも思えてくる。

次に、配当性向・純資産配当率・1株配をみてみる。

22年8月期　無配
23年8月期　8.1％・0.2％・2円
24年8月期　24.1％・－－・5円

24年8月期は、4月13日発表の短信を基にした予想。

次に、株価と指標をみておく。

現在値は、334円
予想PERは、16.09倍
実績PBRは、0.29倍
予想利回りは、1.5％

なお、PTSの株価は、274円です(・_・;)