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2年くらい前に名古屋市のお客様から木製の玄関ドアを塗り直しがしたいという相談を頂きましたが、その時は立ち消えとなりました。その方から再度相談をしたいということで、現況の写真をお送り頂きました。装飾が入った豪華な框(かまち)タイプのドアですが、昔ヤマハが製造していたものらしいです。日本でもこうした無垢の木製ドアが作られていたなんて、今のアルミドア全盛の時代からすると考えられませんね。今回は、まず表面の汚れを軽く除去し、修正が可能であれば小さなクラックなどを埋めた上で、着色のステイン塗装を行います。次に防水の為のトップコートとして、パラペイントのティンバーケアを二度塗りしたいと考えています。太陽の紫外線や風雨に曝される屋外ですから、耐久性と防水性の両方を備えたカナダの木部専用塗料を塗るのは必修です。ただ、塗るだけが塗装工事ではありません。養生をしっかりやって汚れの除去や丁寧な塗り重ねをしてくれる経験豊かなペンキ屋さんでなければ、すぐに塗装も悪くなりますからご注意を!輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月31日
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昨日、久しぶりに当社ホームページの「レンガ積み外壁のページ」を修正しました。最近、カナダのレンガ製造メーカーが、買収・合併されたか何かで彼らのホームページもころころ変更が加えられていました。ですから、レンガのバリエーションを紹介するページや、そのレンガを積んで出来上がった家のギャラリー・ページなどもアドレスが変更されて、リンクが切れてしまっているという状況でした。そこで、正しいリンクを張り直し、カナダ製のレンガの種類やギャラリーをご覧頂けるように手直ししたという訳です。そんな中、私たちが豊川市のN様邸で積んだショウ・ブリック(Shaw Brick)社が新たなレンガを紹介していましたから、その写真をお見せします。その名も「オールド・イングリッシュ」。イギリスの古びたレンガをイメージして作られたレンガとあって、表面のゴツゴツ感や色の変化、欠けた感じなどがうまく表現されています。レンガを積んだ分奥行があって、窓からレンガが飛び出して積まれている様子が素敵です。また、真新しいサッシでも全く違和感がありません。外壁のコーナー部分は、コイン・コーナーと呼ばれる四角が連続したようなデザインになっています。これは、レンガを積む位置を少しだけずらしてデザインする手法ですから、厚みのある本物のレンガでしか表現出来ません。(レンガ・タイルでは不可能な技です)あなたの素敵な輸入住宅をレンガ積みの外壁で新築・リフォームしてみませんか。それも本物のカナダのレンガ職人の技術で・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月30日
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宮崎県にある輸入住宅で勝手口の輸入ドアのガラスが曇ってしまったという相談を頂きました。大きなペアの強化ガラスが入った素敵なドアですが、内部結露を起すとガラスを交換するか、ドアを取り換えるかしか方法はありません。ペアガラスは、シールド・ユニットと言って気密材によって一体化された構造になっていますから、分解掃除をするようなことは出来ないのです。また、一旦入り込んだ湿気や水分は、絶対に外に出てきてくれません。この輸入ドアは、随分前に取り付けられたもののようですから、恐らくピーチツリー社のスチール・ドアではないかと思います。ピーチツリーは既に会社が存在しませんから、交換部材をメーカーから取り寄せるようなことは出来ません。ですから、ペアガラスをドアから外すことが難しいようなら、別のメーカーの輸入ドアでサイズの合うものと取り換えるしかないのです。(尚、スチールに錆が出てきているようなら、ガラス交換ではなくドアをグラスファイバー製のものに取り換える方がベターです)私たちが宮崎まで調査に行って、このドアだけでなく他の輸入資材の不具合もチェックしがてら、ガラスのサイズなど詳細をチェックするという方法が一番いいかも知れません。そうすれば、ほぼ完璧に状況を把握することが可能だと思いますが、出張調査費はそれなりに掛かってきます。それでもちゃんと直したいという情熱のあるお客様ならいいのですが、そうでなければ輸入材を知らない地元の業者さんに適当な材料と施工で修理されてしまうのでしょうね。果たして今回のお客様のご判断は、どうなるのでしょうか。このおうちだけでなく、多くの家で常にメンテナンスの問い掛けがあると思います。安ければ何でもいいのか、高くてもしっかり修理をしたいのか、あなたの心持ちが、この家の寿命を決めるのかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月29日
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私共が建てさせて頂いた輸入住宅で、洗面の水栓金具を交換させて頂きました。水側のカートリッジバルブ(止水パッキン)の問題だったのですが、メーカーがなくなってしまい、交換用のカートリッジバルブの入手も困難となった為、当社の在庫にあった輸入水栓を取り付けました。陶器で出来たベデスタル・タイプの洗面台には、やっぱり舶来のものがよく似合います。この水栓金具については、カートリッジバルブも少しですが在庫していますから、万一交換することになっても安心です。ただ、カートリッジバルブが悪くなった原因が、ハンドルを強く締め過ぎたということと、元の水道管から流入する細かな砂粒や異物と考えられますので、再度トラブルになる可能性も否定出来ません。ですから、私たちのような輸入住宅の専門家が、今後もこの家の点検・メンテナンスを引き続き行っていくことこそ重要な気がします。いくらいいもので家づくりをしても、使っていれば寿命を迎える部材も多くあります。そんな時、ちゃんと修理して使えるようにしてあげる体制が必要だと思いませんか?<関連記事>: 丁度いいのがありました 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月28日
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先日、ゴトクの爪が欠損したという記事を書かせて頂きましたが、その修理が写真のように完了しました。多少ゴトクに油汚れがこびり付いていますが、欠損箇所は見事に修理が出来ました。(欠損部品をお客様が大切に保管しておられたのが、功を奏しました)また、ゴトクの歪みも完全とまではいきませんが、随分いい状態になるまで修正出来たような気がします。レンジのゴトクは、殆どが鋳物で出来ていますから、鉄そのもので出来た製品よりも溶接は難しくなりますし、また欠けてしまうという恐れもないとは言えません。また、堅い鋳物ですから、歪みの修正も限界はあるのが現実です。(あまり力を掛け過ぎると、割れてしまうかも知れません)ですから、いい塩梅を確認しながら、ベターなところまで持っていくことが大切です。それにしても、輸入住宅ビルダーが、ロジェールのオーブンレンジまで修理を手掛けるというのは、余程暇なんだろうなと思われるかも知れませんね。でも、壊れたら捨てて買い換えるという文化よりも、直し直ししながら大切に長く使い続けるという考え方は素敵だと思いますよ。だって、国産の製品だったら、もうとっくに新しいレンジに交換されているでしょうからね。フランスのロジェールのものは、それだけ日本に愛好家がたくさんいらっしゃるということでしょうか。<関連記事>: 交換品がないなら、直すしかない? (2017年10月18日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月27日
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どちらからかご紹介をされたそうで、関西の方から玄関ドアのメンテナンスについてお問い合わせを頂きました。随分長い間メンテナンスをされていなかったのか、ご覧のように塗装が剥げたりめくれたりしています。一見木製のドアに見えますが、実際には木目を表面にデザインしたファイバーグラス製の玄関ドアです。ファイバーグラス製のドアを木製のように見せる為には、専用の特殊な塗料を用いなければなりません。ですから、塗装をするにも技術と経験が必要となります。また、ゴールドの玄関ハンドルも少し古びた感じになってきていますが、こちらは表面を磨いてやればある程度きれいになるかも知れません。勿論、交換することは可能ですが、ちゃんとメンテナンスすればまだまだ使えそうな気がします。でも、こちらの輸入住宅は新築から10年以上経っているでしょうから、ドアヒンジやウェザーストリップの交換やドアの建て起こしの調整、防犯対策の実施といったこともお考え頂くことも必要です。玄関は、おうちの顔です。常にいい状態を保っていることで、お客様を気持ちよく迎えることも出来ますし、空き巣などの被害に対しても抑止効果が出ると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月26日
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こちらは、ローウェン(Loewen)の掃出しサッシ、スライディングパティオドアですが、右側のガラスが割れてしまいました。輸入サッシの掃出しは、ペアの強化ガラスになっていますから、1枚が割れてしまってももう1枚の強化ガラスで防犯性、気密性、防雨性は確保出来ます。ただ、やはりこのままで暮らすにはちょっと問題がありますから、私共にガラスのメンテナンスについて相談を頂きました。ローウェンのサッシの場合、ペアガラスと建具枠とがある程度一体式になっていますから、余程のことがない限り建具ごと交換する以外ありません。ですから、カナダのローウェンに同じサイズのものをオーダーして作ってもらうこととなります。ローウェンは、北米のサッシ・メーカーではしっかりした会社ですから、製作自体は問題ないと思いますが、一から注文で作りますから3ヶ月程度の納期は掛かります。今からですと、クリスマスや年末年始にも掛かってきますから、もう1ヶ月程度余分に時間をみておく必要がありますね。でも、20年近く経ったサッシでも、元通り直せるというのは、輸入サッシの素敵なところではないでしょうか。ただ、こうした手配が出来る専門家が、日本にはあまりいないという点は寂しい限りですねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月25日
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昨日、ローウェン(Loewen)の掃出しサッシのロックの不具合について記事に書かせて頂きましたが、今日はアルミクラッドのサッシではなく、樹脂サッシのロックです。メーカーは不明のようですが、恐らくアメリカ サミット(Summit)社製の輸入サッシではないかと思われます。こちらの不具合は、鎌錠のラッチがブラブラとなっているようですから、ドアの木口(こぐち)から露出しているモーティスロックの金物が原因であることは明確です。モーティスロックの大きさや形状をお客様に伺って、それに合致するものを調達しますが、このロックケースは10~15年程度で交換が必要な消耗部品です。ですから、お客様にも将来の交換に備えて、いくつか余分を購入しておくこともお勧めしました。輸入の掃出しサッシをお使いの皆さん、同じようなトラブルが起こる前に交換部品を調達しておくといいかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月24日
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こちらの輸入サッシは、ローウェン(Loewen)社の4枚引き分け掃出しサッシ。4枚あるドアのうち、両サイドの2枚が固定タイプで、中央の2枚が左右に引き分けられる大きな掃出しサッシです。今回、このサッシの鍵の部分が不具合を起したらしく、ラッチの爪が出た状態になったままで、内鍵のサムターンを回してもロックが掛からないらしいのです。また、網戸も破損しているようで、引き分け2枚の網戸の調達もお願いされました。(他にもありますが、それらはまた別の記事で書かせて頂きます)ロックの不具合は、恐らくサッシに内蔵されたロックケースか、それともサムターンの不具合と思われますが、どこが悪いのかはお客様側では判断が付かないので、ロック金物一式を交換したいというご希望でした。(私たちが詳細調査に伺うことも可能ですが、場所が岩手県の為出張旅費が掛かってしまいます)このロック金物は、昔一度調達したことがありますから、今回も調達することは可能だと思います。また、網戸についてもサッシの大きさや年式が分かっていますから、新しいものをメーカーに製作してもらえるはずです。今回の案件は、台風が来るずっと以前に相談頂いたものですが、輸入サッシに関するお問い合わせが、台風が去った今日もたくさん寄せられています。さてさて、皆さんのおうちの輸入サッシは、雨漏れ等の問題はありませんでしたでしょうか。もしあれば、早めに直すようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月23日
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今夜から明日朝の未明に掛けて、大型で非常に強い台風21号が名古屋付近にやってきます。皆さん、外で飛ばされそうなものの片付けや避難時の持ち出し袋の用意など、事前の準備はお進みでしょうか。さて、今回は古いサッシのチェックポイントの一端をご紹介したいと思います。こちらは、ミルガード(Milgard)社のシングルハング樹脂サッシですが、まず樹脂の窓フレームの下に明いた穴を注目して下さい。これは、サッシのフレームや建具(サッシュ)の隙間から雨水が侵入してきた時に、雨水を外に逃がす役目を果たしています。ですから、この穴から雨が入らないかと心配して、防水コーキング等で穴を塞いでしまったり、ゴミが中で詰まっていたりしたら、その機能が失われてしまいます。こうした穴は、樹脂サッシだけでなく、アルミクラッドの輸入サッシでも設けられていたりしますから、台風が来る前にチェックしておいて下さいね。次に窓の周囲に張られたスライス・レンガですが、レンガを壁に接着する為のモルタルが施工されています。よく見ると、窓とモルタルとの間の処理が不十分で、隙間が空いているのが分かりますね。こうなっていると、窓の周囲から雨が侵入して、家の構造体に影響が出たり、最悪室内にも水が侵入することがあります。勿論、サッシの周囲には防水シートや防水テープが張られているはずなんですが、剥がれてきていたり張り方が悪かったりすれば、雨漏れやシロアリ侵入のリスクが生じます。最後は、雨漏れには関係ない部分ですが、網戸のスクリーンが白く劣化してきています。こうなると、いくらグラスファイバーの網であっても破れてきてしまいます。10~15年経った輸入サッシの網は、逐次交換するようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月22日
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四日市市にある輸入住宅でダイニングの内装の塗り替えを行いました。ダイニングは、塗装されたドライウォールの壁・天井で、腰から下にはウェインスコットと呼ばれる腰板が張られています。新築当時としては、なかなか本格的な輸入住宅だったと思います。そんな素敵なおうちですが、エアコンの吹き出し口から湿気と共にカビが飛散したらしく、天井や壁に黒いカビの跡が点在していました。最初私たちは雨漏りかと思い、数ヶ所石膏ボードを外してみたのですが、壁や天井の中は全く問題ありませんでした。チェックの為に壁や天井のボードを一部カットしましたから、そこを復旧して再度ドライウォール用の水性塗料を塗って仕上げる必要があります。当然、下地のカビ跡が浮いてこないように、パラペイントのリフォーム用強力プライマーを下地に塗って、その上に色の付いた上塗り塗料を2回塗らなければ美しく仕上がりません。写真は、壁・天井を塗るに当たって、腰板や照明等に塗料が付かないように養生して、白いプライマーで塗装した上に黄金色の塗料を塗り始めた様子です。こちらのおうちは、お米に拘りのある自然食のレストランをされていて、稲穂のように黄金色に光り輝くインテリアにしたいというご希望を頂きました。ツヤありの白い腰壁やドアとツヤのない黄金色の壁とのコントラストは、アメリカンで本当に素敵です。家に何かトラブルがあった時は、単に補修をするだけでなく、更にパワーアップしたリノベーションをすることこそ本当の家づくりであり、本当のリフォームではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月21日
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週明けの月曜に大型で非常に強い台風21号が、ここ名古屋を直撃するかも知れません。台風は、大雨をもたらすだけでなく、強い風(突風)も吹きますから、家に何らかの欠点があれば、必ずそこを突いて攻めてきます。輸入住宅でよくあるのは、サッシやその周囲の外壁・屋根からの雨漏りです。本来なら、建具の周囲に付いている気密パッキン材のウェザーストリップが防水性能を発揮するのですが、劣化等していると水の侵入を防ぐことが出来ません。また、サッシの周囲等に防水コーキングが入れてあるのですが、長い間に痩せてしまっていたり、切れていたりして窓や壁の中に雨が侵入することがあります。屋根や軒についても、強い風が下から吹き上がったりすれば、屋根材を剥がしてしまったり、軒下の隙間から雨が家の構造体に入ったりすることもしばしばです。外壁についても、外壁パネルのつなぎ目や劣化による割れの部分などから、雨水が内側に入り込むケースが発生するかも知れません。普段の雨ではそういったトラブルが起こらないおうちでも、台風のような特別な状況で雨漏り等が発見されることがあるものです。知らなければ、雨漏りが構造体を徐々に腐食させていたかも知れないということを考えると、この機会に原因を発見して対処出来ると思えば、悪いことばかりではありません。台風をネガティブに考えないで、逆にポジティブに捉えてこそいいおうちを維持していけるのだと思います。但し、台風への備えは、万全にしておいて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月20日
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先週大分の現場で外壁にレンガを積み終えて、ホッとした表情のゴードとノーム。体はごついですが、見た目はちょっとかわいい感じですよね。最後に現場の掃除や片付けをしに来た時だったので、服装も小ざっぱりした感じです。彼らの背景になっている家が、そのレンガを積んだ輸入住宅ですが、全部彼らが1個1個積んだんです。その総数、おおよそ6,500個。それ程大きくはない家ですが、それでもそれだけの数を積んでいるんですね。手間暇を掛けて積んでくれましたので、きっと長く快適に暮らして頂けるものと思います。次回レンガを積む予定は定かではありませんが、この記事をご覧になったお客様が、きっと彼らを呼びたいとおっしゃってくれるはずです。それまで少しの間会えませんが、カナダで元気にレンガ積みをしていてくれることを願っています。また、早く日本に戻ってくるといいですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月19日
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こちらのオーブンレンジは、フランス製のロジェール。新しく制定された防火規定に準拠する仕様変更を行わないという理由で生産中止に追い込まれたコンロですが、これが大好きで使い続けたいと考えるお客様はたくさんいます。今回の問い合わせは、鍋やフライパンを置く為のゴトクの一部が欠損したので、新しいゴトクを調達したいということでした。部品を在庫しているメーカーに、交換部品の確認をしてみましたが、この機種のゴトクについては既に在庫はなく、互換品もないとのこと。つまり、もう交換修理は出来ないということになります。でも、今回の不具合は、鉄で出来たゴトクの一部が欠損しただけのことではないですか。鍛冶屋のような人にお願いして、欠損箇所を溶接で直してもらえるかも知れませんよね。私の知り合いにも金属を扱う友人がいますから、ダメ元で相談してみるのもありだと思います。デザインを含めて、いいものを長く使いたいという人たちの為に何とかして差し上げたいというのは、人情というものですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月18日
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こちらの洗面用の輸入水栓金具は、いざという時に施工が出来るようにと、私共が予備として在庫していた商品です。今回、日進市のお客様から、レバーを回しても洗面の水栓金具から水が流れ続けるというご相談がありました。ポタポタという感じではなく、ダーッと流れて止まらないという感じですから、ある程度人為的なトラブルなのかも知れません。輸入の水栓に取り付けられている止水バルブ(カートリッジバルブ)は、セラミックのバルブを開閉することで水を調節出来るのですが、このバルブの開閉には力を入れる必要はありません。軽く閉じるだけでピタッと水が止まるのですが、国産の水栓と同じ要領で手で強く閉めてしまう人がいるようです。そうなると、バルブに異常をきたして止水バルブの機能をしなくなることがあります。多分今回もそのケースだと思いますが、すぐにとなると輸入品は難しいのですが、たまたまそういうこともあろうかと、1セットだけ在庫を用意してありました。本来であれば、バルブの交換で対処出来るのですが、交換用のバルブ自体が既に手に入らない可能性が高い為、水栓金具をお値打ちに提供させて頂くことで何とかなりそうです。やっぱり、転ばぬ先の杖ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月17日
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昨日、大分市の外壁レンガ積みのビフォーアフターの動画をお見せしましたが、如何でしたでしょうか。どこもかしこも本当に美しく積まれていて、感動的でした。今日は、カナダのレンガ職人たちの労をねぎらうべく、明日の帰国前にお疲れ様会をお客様と一緒に開くことになっています。私も準備して、そろそろ宿泊先を出ようかという状況なのにこんな記事を書かせて頂いております。写真は、半円形の窓の一番頂上の部分に載せるクサビ形のアクセントストーンの裏にお客様にサインをしてもらった様子です。この石のことをキーストーンと呼ぶのですが、この石がキーとなって半円形に並べられたレンガがガッチリと固定される大切な石なんです。いろいろな人の力が組み合わさって、最後にお客様がこのキーストーンを入れて完成となります。これは、本当に素敵なことですよね。キーストーンの裏側は、積んでしまえば見えなくなりますが、これは誰の目にも触れることなく、永遠に残るのです。レンガ積みって、ロマンがありますよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月15日
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約1か月間、カナダのレンガ職人が外壁にレンガを積んでくれました。彼らが、外壁のレンガ積みを始める前と完了した後にスマホでその様子を撮影してくれましたので、ご覧に入れたいと思います。施工前は防水シートが張られた2x4の木造構造が剥き出しでしたが、その外側にカナダ製のレンガが整然と積まれた様子は圧巻です。建物の全周囲を撮影していますから、外壁全面がレンガ積みであることもよく分かります。来週早々レンガ職人たちは帰国してしまいますが、この輸入住宅はこの後100年以上ここ大分市に建ち続けることでしょう。遠く名古屋から道具や材料を運び込んだり、職人たちを呼び寄せたり、カナダから大分までレンガ等を輸入したりと、普通ではやれない奇跡的な仕事を成し遂げたと思います。勿論、それは私たちだけの努力ではありません。現場をコントロールして頂いた大分のビルダー「D. Kanzaki Carpentry」さんや地元の大工さん、カナダ人のGordやNormの協力なくしてはレンガ積みは出来なかったと思います。レンガ職人を空港まで送るべく、今日遅くに大分に出発する予定ですが、本当に皆さん有難うございました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月14日
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昨日、アメリカ大使館のワシントン州政府商務局主催の住宅建材セミナーに参加してきました。シアトル市街の殆どの家は、50年近く前に建てられたものでそれを壊して新築するということは、滅多にないそうです。それは、文化的・歴史的価値があるというものもあるのですが、ある一定の価値があるものを壊してしまえば、その価値はゼロになってしまいます。そういう無駄をするよりは、内装をリフォームしたり、ライフスタイルに合わせて増築したりすることで、新たな付加価値を加えていって資産を増やそうという考え方が存在します。つまり、アメリカやヨーロッパの古い住宅には一定の価値があるということに他なりません。30年もすると価値がなくなる日本の住宅とは全然違うと言えますが、何故そんなに違うのでしょうか。それは、家の資材に何十年も愛し続けられるような品質の高い自然素材が用いられていることや、文化的・歴史的に続いてきた伝統的なデザインが用いられているという理由があります。日本人でも同じようなことがあると思いますが、懐かしさを感じるものや昔からの憧れを抱くようなものには、強く惹かれるのです。欧米人であれば、ギリシャ・ローマ時代の建物デザインが、それに当たります。ただ、ルネサンス期のように全てを復古主義でデザインするということではなく、そういったデザインをアクセントとして取り入れて家を造るということで、郷愁を感じながら生活に合った住宅を建てることをしてきていると考えた方がいいかも知れません。欧米の文化を取り入れて、それに憧れを抱く日本社会においては、やはり欧米のデザインを踏襲して日本人に合った住宅を造ることが必要と感じたセミナーでした。でないと、価値のある素敵な住宅はこの日本には残っていかないように思いますが、皆さんはどう思われますか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月13日
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こちらの片引きの輸入サッシは、ミルガード(Milgard)社の樹脂サッシらしいのですが、一番外側に付いているはずの網戸が付いていません。網戸が破損した時に、サッシ屋さんが持ち帰ってそのまま廃棄してしまったらしいのです。それならアメリカのサッシ・メーカーにお願いして、新しいものを作ってもらえばいいと考えるかも知れませんが、ミルガードという会社は網戸に限らず気密パッキン材(ウェザーストリップ)といった消耗品も自社での供給サービスをしなくなりました。こうなると、海外の部品メーカーから個々の部品を取り寄せて、それを私たちが窓の大きさや形状に合わせて組み上げていくしか方法はありません。つまり、網戸を全てオーダーで製作していくということです。その為には現場へ出向いて実際のサッシを調査・計測する必要がありますから、事前の調査費も必要です。たかが網戸1枚とは言え、その為には結構な費用や労力が掛かります。そこまでしても網戸が欲しいという強いご希望をお持ちであれば、私共も何とかして差し上げたいと思いますが、さてこのお客様の考えは如何でしょうか。勿論、やるとなれば、完璧な輸入網戸に仕上げてみせますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月12日
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こちらのチャネル・バランサーは、糸(ヒモ)が切れて使えなくなったものです。よく糸を張り替えて、またお使いになるというお客様もいらっしゃるようですが、糸が連結されているバネや糸を巻き付けているプラスチックの滑車の動きも悪くなってきています。こうなると、糸の伸縮でサッシを開閉している状況において、バランサーがまた脱落してしまう原因ともなるのです。また、シングルハング・サッシの両サイドに装着されているバランサーの糸の張り方が左右で違うと、やはり開閉がしづらい原因ともなります。確かに部品を修理して使うことは、エコでもありますからいいことなんですが、既に製品寿命が来ている場合は、早く新しいものに交換した方が時間や費用も反って抑えられるかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月11日
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大分で施工中のレンガ積み輸入住宅 U様邸。今週いっぱいでレンガ積み外壁の作業が完了する予定となっており、カナダのレンガ積み職人の仕事も佳境を迎えております。カナダからやってきて、1ヶ月はすぐに来てしまいますね。さて、今日はカナダ人の仕事がどのくらい綺麗か説明させて頂こうと思います。レンガ積み用に施工された分厚いベタ基礎の上に、レンガが載っているのが分かりますね。このようにして、レンガは頑丈な基礎の上に積まれています。ですから、スライス・ブリックのように構造体の壁に引っ掛けたりしていませんから、その重さが構造体に負担を掛けることはありません。次に、レンガのモルタル目地ですが、積んだ後にジョインターと呼ばれる目地押さえの道具で目地をしっかり押さえ込むと同時に余分な目地材を削り取ります。(削りカスが、基礎の先に積み上がっています)こうすることで、雨を目地に溜めることなく、常に乾いた状態に保てるのです。(よく見えないと思いますが、目地は緩やかな三日月状をしており、雨を外側へ掃出します)そして、写真の中央に白い縦ラインを加えて分かりやすくしていますが、垂直の目地ラインが一直線に揃っているのが分かるでしょう。こうした縦目地ラインは、どの目地でも同じように揃っています。また、このラインは2階の屋根のところまで真っ直ぐ延びていくのです。整然としていて精度が高いレンガ積みの仕事は、耐震性や耐久性、防水性にも優れた効果を果たします。そして、彼らの仕事を支えているのは、精度の高い高品質なカナダ製のレンガであることを忘れてはいけません。精度が悪い東南アジアや中国製のレンガでは、垂直・水平を出して、外壁に美しくレンガを積むことは出来ないのです。技術と材料、その両方があって初めて100年以上のレガシーとなる建物が生まれるのです。あなたも、レンガ積みの輸入住宅を建てたくなりましたか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月10日
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こちらの輸入サッシは、アメリカのミルガード(Milgard)社のケースメント・サッシ。窓を外に開いて下から状況を確認した写真が、こちらです。10年以上使われている樹脂サッシですが、オペレーター・アームやスタッド・ブラケットがひどく錆びているのが分かりますか。あまり窓を開けない状態で放っておくと、建具(障子)とサッシ枠との間に雨水が溜まってしまい、それが金物を錆びさせます。ステンレスで出来た金物ばかりならいいのですが、輸入サッシの金物の殆どは鉄や鋳物で出来ています。ですから、雨や湿気で金物が結露していたら、すぐに窓を開けるか、雑巾で拭き取ってやることが大切です。こうしたケアをするかしないかで、窓部品の寿命は随分違ってくるはずですよ。また、10年以上経ったサッシは、ウェザーストリップが破れたり、劣化したりしているかも知れませんから、気密や断熱性を保つ為に新しいものに交換することをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月09日
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以前、菊竹産業がカナダからのOEMで製造していたシュエット(Chouette)というシリーズの樹脂サッシを大阪まで修理しに行ったという記事を書かせて頂いたことがあります。今回も、そのシュエットのシングルハング・サッシのコイル・バランサーが切れてしまっているので直したい、というお話を北九州の工務店さんから頂きました。問い合わせ前に私の以前の記事を読んで頂いたようで、窓枠からバランサーを外す特殊工具「ウィンドウ・フレーム・エキスパンダー」と部品のコイル・バランサーを購入出来ないかということでした。不具合のあるサッシは、ご相談頂いた工務店さんの古いお客様のお宅のものらしく、担当者ご自身で交換作業をしたいというご要望でした。でも、この工具は私共がアメリカから苦労して手に入れたもので、この1組しか持っておりません。もしこれがなくなったり、破損したりすれば、私共が他のお客様のサッシを修理することが出来なくなります。ですから、これを誰かに販売したり、貸し出しすることは出来ません。勿論、これを手に入れたにしても、自分で面倒な交換方法を手探りで見付けて、それを正確に実施することは経験のない方には難しいと思います。お問い合わせ頂いた工務店の方には、その旨を説明させて頂き、交換する場合は私共が部品や工具を持参して現地で交換作業をさせて頂く以外方法がないとご案内しました。小さなコイル・バランサーが切れただけの不具合ですが、結構な時間や費用が掛かってしまいます。そういうことをご理解して頂けるお客様に対しては、私共も一生懸命対応させて頂きたいと思います。<関連記事>: コイル・バランサー、無事交換完了です輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月08日
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8年前に新築施工させて頂いた日進市のレンガ積み輸入住宅ですが、キッチンと洗面の水栓金具の吐水口から水が漏れる不具合について相談がありました。写真のキッチン水栓については、時折ポタポタと水が落ちる程度ですが、洗面についてはずっと水が出続けるといった感じです。こういう場合、ハンドル・レバーの台座に内蔵されたセラミックバルブ(日本で言う止水パッキン)に問題があると考えていいでしょう。これらの水栓金具は、カナダのアクアディス(Aquadis)社というメーカーのものなんですが、数年前に一度廃業してから他の資本によって復活したという経緯があります。ですから、今の水栓金具と古い水栓金具との間には部品の互換性がない可能性が高いと思われます。幸いなことに、廃業してすぐの時にカナダの卸し会社に残っていたセラミック・カートリッジの在庫を少し調達しておいたので、修理・メンテナンスは可能です。キッチンの水栓金具については、同じ形式のセラミック・バルブがありましたので、すぐに交換して直すことが出来ました。ただ、洗面については、私たちが在庫で持っているものとほんの少し形状が違っていて、交換することは不可能でした。同じメーカーのものでも、製品や生産時期によってセラミックバルブに違いがありますから、これが他社のものであれば全く合わないと考えた方が自然です。確かに似たようなバルブだと思われる人もいるかも知れませんが、こうしたバルブは北米には無数に存在します。水漏れしたから交換したいと思っても安易に購入を考えないで、メーカーや品番、施工時期を図面や仕様書で確認した上で、私たちのような専門家に相談するようにして下さい。こうしたことが分からなければ、セラミック・カートリッジを交換するよりも、本体ごと入れ替える方が反って時間や費用も抑えられるかも知れません。その際は、予備のバルブも一緒に購入しておくといいかも知れませんね。これさえあれば、水漏れの不具合には将来も心配要りませんから・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月07日
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岐阜県山県市の輸入住宅でバランサーが切れたウィンテック社製シングルハング・サッシのバランサー交換に行ってきました。Wintechの窓だけでなく、ノード(Nord)社のダブルハング・サッシについてもピボットバーやコイル・バランサーを交換したり、パラペイントで木部の防水塗装を施したりもしました。今回は、私たちが壊れた部品を交換して差し上げただけでなく、窓の構造や不具合の原因、交換方法やその際の注意点などもお客様にレクチャーしてきました。輸入サッシは、アルミクラッドや樹脂などいろいろな素材のものが存在します。勿論、窓メーカーも様々ですから、構造や交換方法もそれぞれ違うと思われています。実際に使われている部品や防水・防雨に対する考え方に違いがあって、細かな部分で異なっていますが、おおよそのことは同じであると考えています。ですから、一度基本を理解し、それをそれぞれのサッシに応用すれば、大抵の輸入サッシをメンテナンスすることは可能です。輸入サッシをお使いの皆さんは、ご自身のおうちのサッシをよく観察し、その構造や仕組み、部材を理解した上でメンテナンスや修理を行うようにして下さい。そういったことが分からないというお客様は、まずは私共のような輸入住宅のプロに依頼して、どうやれば直せるのかをご覧頂きたいと思います。誰だって、やったことがないのに最初からやれる人はいないですからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月06日
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幅2.2m、高さ1.7mの開口しかない地下式のビルトイン・ガレージ。通常のガレージドアは、幅2.4m、高さ2.1m又は2.4mという大きさだから、こちらの開口寸法は相当小さいことはお分かりですね。まず、こういうガレージを作ることは、そうそうないことだと思いますが、もし作るとしたらこの開口に合わせて特注するしかありません。でも、こちらに設置されたガレージドアは、特注でオーダーしたものではないらしく、既製品のドアを開口寸法に合わせてカットされているようです。木製のガレージドアは、いくつものパネルを組み合わせて1枚のドアを形成します。それを4~6段積み重ねることで、大きなガレージドアにしています。ですから、幅や高さを短くカットするということは、組付けた接合部分を切断することに他なりません。勿論、そんなことをすれば、組み合わせたパネルの強度が落ちてしまい、長年の使用には耐えられなくなります。こちらのガレージドアは、15年近くお使いのようですが、ご覧のように金物を接合部に取り付けてパネルの脱落を辛うじて防いでいます。こんな状態では、いずれドアパネルが崩壊して、大きく壊れることになるでしょう。そうなったら、下にいる人や車にも危険が及んでしまいます。施工したビルダーに問題はありますが、こうなったら一刻も早くこの開口寸法に適合したガレージドアを製作した上で交換すべきだと思います。尚、ドアだけでなく、レール類も規定の取付けをされていませんから、電動オープナーにも大きな負担が掛かってしまい、その寿命を縮めていることは間違いありません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月05日
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国産のキッチンでもそうですが、ゴミ箱を置くスペースって結構邪魔だったりしませんか。キッチンの一角にキャビネットを設けないようにして、そこにゴミ箱を置くというスタイルの人もいるようですが、ゴミ箱が隠れているようで隠れていないなんて感じになりませんか。そう、キッチンにゴミ箱を置くのって、結構美しくないんです。私たちは、生ごみを入れるゴミ箱は、シンク下のキャビネットの中に納めてしまい、その他のゴミは写真のような4分割の分別ゴミ箱を余ったキャビネットの中に設置します。プラスチックの色分けされた3つのゴミ箱は、それぞれ入れるものを予め決めて捨てられます。一番奥にあるキャンバス地のバッグ型ゴミ箱は、少し多めに入れても膨らみますから、たくさん入れられます。勿論、全てのゴミ箱は、フレームから脱着出来ますから、捨てるのも装着するのも簡単です。北米のキッチン・アクセサリーは、種類も豊富。こんなゴミ箱一つとっても、楽しいデザインのものが手に入ります。型にはまっていない自由な輸入のキッチン・キャビネット。新築時には、こんなアクセサリーの中から自分に合ったものを組み込みたいですよね。これであなたのキッチンも、美しくスッキリしてみませんか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月04日
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ペラ(Pella)のアルミクラッド・サッシをお使いのお客様からロックレバーが半分くらいしか下がらず、完全にロックすることが出来ないという相談を頂きました。写真は、お客様からお送り頂いたものですが、建具(障子)側のストライクの穴にロック・ラッチの爪がしっかり入らない感じです。こういう場合、建具自体がその重さで垂れて、取付け位置が変化した為に窓枠内にしっかり入らなくなったという原因が考えられます。また、ラッチ自体の機能に不具合が生じ、ラッチの動く範囲が狭くなって穴へ入るべきところが入らなくなったという問題かも知れません。建て付けの問題であれば、建具の高さや水平を確認した上で、起こしを調整してやる必要があります。ラッチの問題であれば、ロック・ラッチを交換すべきでしょう。勿論、その両方の問題であったり、最近の雨や湿気で建具の木が膨張したり、歪んだりしている可能性もありますから、よく状況を観察して適切な対処をしなければなりません。最近は、どのサッシもペアガラスになってきていますから、建具の重量もそれなりにあります。建具の下がりや変形が起こりやすい状況が、今のサッシには必然的にありますから、ちゃんと調整しなければ防犯性にも不安が残ります。輸入サッシは、癖があるものもあり、調整にも技術や経験が必要ですが、ちゃんと直せば元のスムースな開閉が可能となります。冬が来る前に、どうぞ皆さんの輸入住宅でもサッシのチェックをしてみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月03日
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既に会社がなくなってしまったウェンコ(WENCO)社のサッシの網戸が破損したので調達したいという相談がありました。通常輸入サッシの網戸は、アルミの細い枠で出来ていますから、外す時に落としたり歪めたりして、曲がることがよくあります。また、古くなってくると、プラスチックで出来た網戸のコーナーの部品が経年劣化で破損します。そうなると、網戸が形を保持することが出来ませんから、網戸を新しいものにするか、コーナー部品を特定して海外から調達するかしか方法はありません。そこまでに古くなった網戸は、網(スクリーン)自体も劣化してきていますし、網戸を固定するピンも割れてきたりしていますから修理・メンテナンスが必要です。でも、ウェンコのようにサッシ・メーカーが存在しないようなケースでは、既存の網戸を確認してそれと同じ部品や大きさで新たに製作し直さなければなりません。つまり、オーダーメイド。そういう点では、たかが網戸とは言え、費用も時間も掛かります。安易に安く手に入れようと考えないで、ここはちゃんとしたものを作るようにしたいものです。勿論、網戸も手入れをすれば長持ちしますから、日頃の掃除やメンテナンスを忘れずに行って下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月02日
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大分市で施工しているレンガ積み輸入住宅 U様邸。せっかくの機会ですから、レンガ積みで外壁を造る際の素敵な部分をいろいろと紹介していきたいと思います。レンガ積みの精度がいいかどうか、職人の腕がいいかどうかは、こうやってレンガの壁に頭を近づけるとよく分かります。正面からレンガの外壁を見るより、壁に沿って視線を遣ると壁が真っ直ぐかどうか、垂直に立っているかどうかがよく分かります。ご覧下さい、このレンガの水平・垂直加減を!どの方向を見ても、レンガが一直線に積まれていますよね。これぞ、本場カナダのレンガ積み職人たちの真骨頂です。そして、窓の下にアゴのように飛び出しているのが、ボトムシル。ウィンドウ・シルとも呼ばれますが、外装材に厚みのない現代の家には見られないデザインです。つまり、明治・大正期に建てられた東京駅の丸の内駅舎などのレンガで出来た歴史的建造物しか、このような装飾は見られません。でも、これは単なる飾りという訳ではありません。ちゃんと役割があるんですね。それが、雨だれの防止。窓の両サイドは雨が溜まって垂直に流れていきます。それと一緒に汚れも落ちていきますから、窓の下には黒い雨だれが付いて取れなくなります。そんな雨だれをこのボトムシルが受けてくれて、ボトムシル全体に広がります。その広がった雨水がそこから落ちる時に、ボトムシルの下端に彫られた溝(アンダーカット・ライン)で遮られ、外壁に伝わることなく地面へと落ちるという訳です。これがあるのとないのとでは、外壁の美しさが全然違います。100年以上使ってもらうことを念頭に入れた施工ですから、私たちはこういうことにまで神経を遣っているんですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年10月01日
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