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哀しい涙も 明るい笑顔も いつも黙って見ている君は 花の香り渡る空の 彼方に浮かぶ星の欠片 無秩序な流星に砕かれて離れていった僕の心いつの日にか戻るだろうか 古里へのこの道を君は今日もただ美しく眠る世界を照らしている
September 28, 2006
知ったような顔をして 解ったふりをして 集まってきた者達が 互いの尻を嗅ぎあう犬のように くるくるとまわっている 舐めあった傷は癒されるのではなく その存在を許しあうことで 生きながらえる 空を見たまえ あの澄んだ蒼に嘘があるか?ごまかしの利かない空間へ 引きずり出される日には君も自分は違うと笑うのだろう
September 26, 2006
雨ほんとうは雨の日は部屋の中にいて 雨音を聞いていたい子供の頃はそうだった 雫が窓ガラスに残すラインを ずっと見てたっけそういえば 壁のシミや柱の木目も 最近は話しかけてくれない ハックルベリーは木の上で 休んだままだ
September 13, 2006
屋上から見た東京タワーは真直ぐにビルの間に生えその針を垂直に天に伸ばしているまるでこの空に希望のありかを自分だけが指し示すことができると言わんばかりにおまえだって人につくられたくせに
September 8, 2006
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