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ぼくがこれまでに燃やした本の中でこれが一番偉大な本だ。 という言葉で始まる本だそうですが、 オノ・ヨーコさん の 「簡単な文章」 の例はこうです。
ジョン・レノン 1970年
「地下水の流れる音を聞きなさい。」 これに対して、学校でならう詩の中で、ある時期、まあ、今でもかもしれませんが、代表的な人気を誇った 黒田三郎さん のこの詩が対比されます。
紙風船 黒田三郎 二つの詩、あるいは詩(のような文章)と詩が比較されて論じられますが、興味が湧いた人はこの本を探して読んでみてください。学校の先生は、何故、 オノ・ヨーコ の文章を教室では扱われないのでしょう。
落ちて来たら
今度は
もっと高く
もっともっと高く
何度でも
打ち上げよう
美しい
願いごとのように
2005年11月4日最後の 10月21日 の文章が、 鶴見俊輔 の絶筆だそうです。この文章を書いた6日後、脳梗塞を発症し、 「ことばの機能」 を失い、 「書く」 ことや、 「話す」 ことができなくなった老哲学者は 「読む」 ことだけはできたそうです。最後の数年間、 2015年7月20日 に 93歳 でなくなるまで、ただ 「読書の人」 であったようです。
友は少なく。これを今後の指針にしたい。
これからは、人の世話になることはあっても、人の世話をすることはできないのだから。
2011年5月20日
自分が遠い。
2011年10月21日
わたしの生死の境に立つとき、私の意見をたずねてもいいが、わたしは、わたしの生死を妻の決断にまかせたい。
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