タイでお仕事 0
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前国王陛下の崩御からぽつぽつと書いていた【チェンマイ現況レポート】ですが、もはや「現況レポート? へ? 何のだっけ?」と言われそうなぐらいすっかり平時に戻ってしまいました。今秋までは国的には服喪期間なので公的機関のひとらは黒服のようですが、市井では着ていく服の心配などするひとはほとんどおらんでしょう。(チェンマイでのハナシね。バンコクのことは知らん。以下同じ)そうこうしてるうちに4月になってしまい、「ソンクラーン」の心配をせんといかん時期です。昨秋のローイクラトーンが慎み深いすばらしいものだったので、どうかソンクラーンも祈りと感謝に満ちた心に沁みるお祭りにしてほしいと願ったのですが、残念ながら今んとこ規制や自粛を求める動きは全く聞こえて来ず、今年も国を挙げてのバカバカしい「お水遊び週間」になりそうなカンジです。スーパーや市中の商店では「水鉄砲」が山積みになっています。乾季真っ盛りで昨年などは渇水で稲の作付けも儘ならぬほどだったのに、生活用水が枯渇するまで水を撒き散らすタイ人ども。これを愛すべき民族とみなすかどうかは個々人の器量によるところが大きいとは思いますが、残念ながらワタシは器がめっちゃ小さいようで、もめ事を起こしたくないんでソンクラーン期間中はキホン引きこもります。(水掛たら殺すぞ!と殺気マンマンで歩いてても、掛けて来るアホは結構おるんで)ウチはちゃんと水への敬意をこめて、こういう手桶しか使わずに毎日バケツ一杯分だけ水掛けをしたら終了します。こういうときこそ、ウチのようにしっかりコドモによい教育してほしいもんだね。あと、せっかく今年の初めくらいまでは服喪モードで落ち着いた色合いの服装が定着してたのに、中国正月あたりを境目に完全にドレスコードは平時に戻ってしまい、今はソンクラーン向けに悪趣味なカラー&柄の安物アロハシャツが大売出し中。クソ暑いし、タイ人は(いつも以上に)バカになるし、ヘイズ(煙害)で空気は悪いし、コドモは夏休みだしで、4月はタイのことを嫌いになっていく鬼門月間であります。うまいことイライラせずに乗り切りたいもんです・・・ にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2017年04月03日
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前国王陛下の崩御から2ケ月が過ぎ、2016年は今日を残すのみとなりました。少なくともチェンマイでは・・・という前提ですが(しばらく他県に行ってないんで)、今は黒白服にこだわる必要は市井ではほぼありません。一年間は服喪と通達が出ている公的機関は別として、一般には「まだ黒服のひともいるねえ」程度です。ただ、真っ赤とかどピンクなど明らかに派手な服を着てるのは幼児ぐらいなんで、節度ある色調にする意識はしっかり働いているようです。あと、酒場やレストランにいるビールつぎのおねいさんは、定番のピチピチのセクシー服は自粛しているようです。(または公的機関の指導があるんかね?)商業施設などのBGMは多くは明るめの曲調に戻ってますが、所によっては追悼色の強い曲を繰り返しかけています。バード・トンチャイのプミポン国王陛下に捧げる歌を耳にしない日はありません。(下の画像をクリックするとOfficial MVが鑑賞できます)現時点で追悼モードを最も感じるのは本屋かな? 雑誌コーナーでは故・プミポン国王陛下の肖像がズラリ並んでますが、これら多くは普通のファッションやホビー・実用誌などで、表紙と巻頭で王様の記事が掲載されてますが、以降は通常の内容です。プミポン国王陛下の写真や法要の様子など貴重な記録を収めた写真集も多種出てますので、未入手の方は早めにお求めください。祝祭色の強い「クリスマス」はどうなるんだろう?と心配しましたが、大型ショッピングモールでは例年通り煌びやかな装飾に彩られています。ハロウィーンのとき既にそうでしたが、パーティーなども普通に行われているようです。ショッピングモールのエントランスでは、今月に即位された「新・国王陛下」の肖像が掲げられるようになりました。映画館で本編上映の前に国王賛歌が流れますが、そのときの映像も新・国王陛下をフィーチュアしたものに替わっています。10~11月は全体に活気がなく沈滞したムードに見受けましたが、クリスマスシーズンになって華やいだ雰囲気とともに各所でイベントが開催されることもあり、いいカンジになってきました。来年は10月まで服喪期間で、葬儀のあとに戴冠式というのが順序ですが、来年は「民政移管」というトピックもあるんで、それを含めてどういう流れになるかは見えないですね。前・国王陛下のときは戴冠式まで数年かかったようですし。法律の縛りもあってタイ人の間では新・国王陛下のご即位について話題にすることは(少なくともワタシの周囲では)ないですが、ニュースキャスターやコメンテーターの真似事をして時事を語りながら結局は他人事なひとが多い日本人と違い、タイ人は語らずともこうしたことを自分に直結する現実と捉えているひとが意外なほど多いと感じます。来る2017年は、タイ人にとって新しい時代を受け入れるための大事な時期となるのでしょう。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2016年12月31日
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タイ国王陛下ご逝去から10日間。大きな混乱は今のところなく、国民の服喪モードが日に日に定着しながらも次第に街は日常を取り戻しつつある・・・といったところでしょうか。観光客減の心配もなくはなかったんですが、今日客人をチェンマイ市街にご案内したときの印象では、乾季突入の好シーズンってこともあってか、どこも普段よりむしろ混雑していました。んで、ちょっと心配てか気になることが・・・前回レポートの時点では、街からBGMや生演奏の音楽が皆無になり、寂しい雰囲気にはなったものの、よく解釈すれば北タイらしい静かな情緒になったという感想でしたが、先週後半あたりからBGMを普通に流しはじめる飲食店が増えて、昨晩若者でにぎわうバー街を通ってみたら、以前と全く変わらぬ大音量でヒップホップを流す店まで現れました。(注:写真の店が本文の店ではありません。単なるイメージ)あくまで追悼は心の問題だし経済が停滞するほど萎縮するのはイカンとは思いますが、「娯楽色の強いものは30日間は自粛せよ」との首相からの通達が出ている以上、これみよがしの「イチビリ行為」はいただけません。別の店だって「あそこがやるならウチかってエエんやろ?」と右へ倣えでタガが外れてくるでしょう。来月のイーペン祭り(ローイクラトン)が一旦中止になったのが「控えめに開催」に変更されたばかりのところ、一部のイチビリ行為で追悼モードをぶち壊してしまったら、国民の様子をみながら対応を考えている政府だって「タイ国民には自粛なんてムリ! すべて禁止・取り締まりにせよ!」と考えることも有り得ます。あくまで通達は「30日」ですが、それ以降のクリスマスやソンクラーンのような祝祭的なイベントなど現時点では全て不透明なんですから。ご逝去からわずか10日間。そんな短い間もガマンできんのか!?とガイコクジンの分際ながら見ていて腹立たしくなります。その一方で、これは報道ベースの伝聞ながら、黒服を着てないことに怒って暴力をふるったり、SNS等に不敬と思われる書き込みをした者を脅迫する人物が現れたりと、「自粛テロリズム」のような風潮が出てきているのも心配です。自粛に対して比較的おおらかなチェンマイと、厳格なバンコクの違いだけなのかも知れませんが、「自粛に無頓着」組と「強要」組で何らかの対立が起きないか心配です。杞憂だといいんですが。故国王陛下がせっかく国をまとめて来られたのに、そうしたことで国が一体になれない事態が生じたら、それこそ陛下に対する最大の不敬になると思います。重ねてガイコクジンの分際でエラそうに言えませんが、どうかタイ国民のみなさんは少なくとも30日・・・ってか年内ぐらいは静かに陛下のご遺徳を偲び、かつ、国民を萎縮させたり失業者(露店商、ミュージシャン、ビアガール等)が出るような過度の締めつけはしないでほしいですね。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2016年10月24日
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全く気が向かなくて、拙ブログの投稿を2ケ月以上サボってましたが・・・10月13日の19時、テレビを通じてタイ王国の国王陛下のご逝去が発表されました。アナウンサーの黒服を見た時点で既に愕然としてしまいました。しかしこの人、淡々とした口調で口元には軽い微笑ともとれる柔らかい表情で、不思議な感じがしました。国民に過度の動揺を与えまいとする王室の心配りなんでしょうね。プラユット首相の国民への通達が終わると、あとは通常番組を休止して全局陛下の追悼映像が流され続けています。当夜の町中の様子は意外なほど普段と変わらないものでしたが、どの店も通常より早仕舞いしてました。その後、タイ国内のインターネットサイトは続々と「モノクロ化」され、個人のSNSもプロフィール画像や投稿写真をモノクロにする動きが起こっています。当然タイ国内は「自粛」モードになり、経済活動や外国からの観光客減などが心配されますので、まずは国王陛下の哀悼が第一ですが、今後の国民生活への影響が気になるところです。ワタシも月内に日本からの客人を迎えることもあって、万一いらして楽しめない状態だったら困るので、報道やいろんな方の情報を集めてるってのが今の現状です。政府通達では「30日間、娯楽性の強いイベントを自粛」「経済活動は続けること」とされ、公務員は「一年間黒服を着用」となりました。民間も当面は黒か白の服装が好ましいと思われます。しかしこういうときにTPOをわきまえないのがチェンマイ庶民の悪いところ。ご逝去翌日はざっと見渡してみて、黒か白でちゃんとキメてるのは3割程度・・・。9割以上が黒服というバンコクと比べて(言葉は悪いですが)民度の違いを痛感します。1ケ月後のイーペン祭り(ローイクラトン)は、伝統行事だから普通に決行するだろうと思ってたら、早々にチェンマイ市から「中止」の発表がありました。また、「ナイトバザールやサタデーマーケット等の営業を当面休止」という報道がされる一方、誰がどう考えても「娯楽施設」である映画館は一部を除いて「通常営業」のようで、正直「なんか不公平やなあ…」という感想を持ってしまいます。大資本と違って個人の露店商なんかは、極端にいうと「明日のおまんま」にも困るわけですからね。まあ伝聞情報が全然違ってることが多いのがチェンマイの常なんで、まずは現地を見に行くことにします。で、昨夜行ってみたら、ニュース等の公開情報とはやや違ってるようです。■ナイトバザール:「当面は休止」と報道されてましたが、いつものように賑やかに営業してました。ただし、出店はいつものようにギッシリでなく歯抜け状態。パンティププラザ近辺はまばらな状態。それが規制によるものか、単に様子見の自主休業かは不明。(多分後者)■サタデーマーケット:同じく「当面は休止」でしたが、いつものように歩行者天国で露店街になってました。近辺の渋滞はほとんどなし。■いわゆる夜のスポット:政府発表では「営業の自制を求める」とされてるナイトスポットですが、ロイクロ通りのバー街はどこもしっかり営業してました。店のおねいさんたちはみな黒白のドレス。いつものやかましい音楽は皆無で静かです。■いわゆるゴーゴーバー:営業してました。ドアが閉まってて中の様子は不明ですが、表の客引きのおねいさんはやはり黒白ドレス。■市中の酒場:どこも普通に営業してて酒類も制限なく提供されてます。ただしBGMも生演奏も皆無。静かに飲めていいやと思ってたら、隣の若者グループが隣で高笑いの大騒ぎ。どこの国にも礼節のないアホウはいるものだ・・・全体に静かで音楽が消えた街・・・というイメージです。昨夜は黒服率はUPして、50%は超えてるかな? さすがにテレビ見てりゃKYな服装で出歩くの躊躇しますわな。しかしチェンマイでは各所で見られた「生演奏」が完全に消滅し、これで生計たててた人たちは事実上失業ですね。個人的には今の静かな街の方が過ごしやすいでしょうが、困る方も大勢います。政府にとっても国民にとっても前例のない事態ですので、お互い手探りの状態で経済活動を維持しながら「どう自粛するか?」を模索してるということではないかな?上記の状況は今後変動する可能性が高いんで、またレポートしていきたいと思います。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2016年10月16日
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今朝はチェンマイ市街地からくっきりとドイステープのお山が見えて、美しい風景が戻ってきました。二月後半ぐらいから晴天の日でもお山があるのもわからないぐらい「ヘイズ」がたちこめてて、同じ景色がこういう状態でした。野焼きやそれに起因する山火事が原因とされていますが、規制するにも太古からそういう営みを続けてきた民もいるわけで、そういうことはやめなさい、あんたたち勝手に貧窮しなさい、ということもできないでしょうから、難しい問題です。先日は市中から見ても脅威を感じるほどの山火事があり、外で食事していたら灰がわらわらと降ってきました。ここ最近までは連日日中の気温が「四十二度」を超える酷暑だったり、チェンマイではさほどではなかったですが、近県のパヤオやプレーでは木々から緑色が消滅するほどの「大渇水」だったし、今年の暑季の厳しさは異常だったようですね。ようやく毎日一度は雨が降るようになって朝晩は涼しくなり、雨季の到来かな?昨年はヘイズの影響で体調を著しく崩してしまい、今年も同じだったら一時国外退避も考えていたんですが、どうやら大過なく乗り切れたようで、ありがたいですねえ。気持ちよく観光できるシーズンになりましたし、これからは珍しい南国フルーツが続々と市場に並びます。ぜひ今度の休日は「チェンマイ」にお越しくださいね~ にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2016年05月20日
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日本でも流行りましたが、タイでも「大人のぬりえ」がブームのようです。どこの書店に行っても専用コーナーがあって、目立つところに平積みになって陳列されています。ワタシも「精神修養」の一環になるかな...と、日本をモチーフとしたフランスの作家さんの本を購入して取り組んでいるところです。いいですね。もともと絵心が全然ないどころか、線はまっすぐ引けないし円を描いたらイビツにしかならないぐらい不器用なんですが、「ぬりえ」をやってみると自分のどこに課題があるかよく見えてきますね。心が平静でないと均一にぬれないし、集中力が働いてないとはみだしちゃうし、自分の心の乱れがそのままぬりえの仕上がりとなって可視化されます。できた作品を見て自分の今の心の状態を表すと、「粗雑」「散漫」「迂闊」といったところでしょうか?タイのひとはどういう目的で「大人のぬりえ」を買ってるんでしょうね? 興味深いです。残念なのは、このブームもそれなりに長いのに、陳列されている本は欧米の作家さんのものばかりで、タイ独自の風景・建造物や自然をモチーフにしたものが出てこないこと。個人的にはそういうのがあったら迷わず購入するし、日本の方へのプレゼントにもよさそうです。そういうところタイ人は鷹揚としてるってか、ブームに乗っかって一気呵成に稼いでやろうという貪欲さがないんですよね~。ま、それはともかく、自分のぬりえが「大胆」かつ「繊細」な仕上がりとなるよう、精神を昂揚させないとアカンですね! にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2016年03月25日
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チェンマイに長期滞在するのは今回が初めてでして、噂には聞いていた3~4月ごろの北タイ一帯の「煙害」は未体験なのでした。ワタシは見かけは頑丈に見えますが相当に「デリケート」な身体でありまして、特に幼少時から患っている「気管支喘息」のことがあって、この「煙害」はかなり不安要素なのでした。そのせいなのかは不明ですが、先週あたりから何かにつけて咳き込むことが多くなり、なかなか寝付けないし、そうしたことのストレスから「皮膚炎」もヒドくなってきました。いやだなあ・・・んで、ここ数日、日に日にチェンマイ市内の「視界」が悪くなってきたと思ったら、在チェンマイ日本国総領事館から以下のような告知が出ました。=================================平成27(2015)年3月2日在チェンマイ日本国総領事館タイ北部煙害に関する注意喚起1 現在、タイ北部地域においては、山焼きや野焼き等に起因すると思料される煙害(ヘイズ)が発生しています。2 タイ北部各県では、所により、タイ政府が定める安全基準を大幅に上回る大気汚染が発生しており、健康被害を引き起こす可能性が排除されません。3 タイ環境省公害管理局は、PM10値が高い地域の子供、高齢者、気管支等疾患者に対して、煙害が激しい場所における活動は極力避け、外出の際はマスクを着用し、家のドアや窓を閉め、大気汚染に関する公的機関からの情報収集に努め、体調不良になった場合は医師に相談する旨、注意喚起をしています。(タイ環境省公害管理局ウェブサイト:http://aqmthai.com/)※ 3月2日、タイ環境省公害管理局が発表したタイ北部における大気汚染状況(以下は、タイ北部各県のPM10値(県内に複数の測定地が有る場合は一番高い数値)。数値が120を超えると健康に悪影響が出るとされています。)(1)チェンマイ県=181(2)チェンライ県=83(3)ランプーン県=211(4)ランパーン県=260(5)メーホンソーン県=112(6)ナーン県=83(7)プレー県=215(8)パヤオ県=109※ PM10とは、空気中に漂う、直径10マイクロメートル以下の物質であり、タイでは、空気中のPM10値が1立方メートルあたり120マイクログラムを超えると健康に悪影響が出るとされています。=================================いつもならチェンマイ市内から西方を望むと、「ステープ山」の威容とともに「ワット・プラタート・ドイステープ寺」の金色に輝く仏塔を見ることができるのですが、現在はほぼ山麓といっていい「チェンマイ国際空港」からでもお山はモヤモヤの彼方で全く見えない状況です。夕刻になるとお山は見えるようになりましたが、遠くに「山焼き」の煙と思われるシルエットが見えますね。山麓あたりにお住まいのお客さんに伺うと、ご自宅のすぐ近くで「野焼き」をやっていたとのこと。そういえば昨年チェンマイから日本に渡航するヨメの親戚が、煙害の影響で搭乗予定のフライトが欠航になり、到着が一日遅延したということもありました。それを考えると今のレベルはまだまだマシな方なんでしょうね。これから煙害はどんどん悪化していくだろうし、暑季に突入して猛暑になることでしょうし、北タイは観光にも生活にも厳しいシーズン到来ってところですね。とにかく「身体は資本」ですから、うまく乗り切っていきたいものです。「Cafe & Dining COTO COTO」については本ブログで随時ご紹介しますが、よろしければ以下のリンクから「公式Facebookページ」に「いいね!」をお願いします!こちらではメニュー紹介やキャンペーン情報だけでなく、毎日「Daily Report」を書いてまして、お店が日々成長していく嬉しさをお客さんにも「共有」しています。ぜひのぞいてみてください!Cafe & Dining COTO COTO 公式Facebookページ にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2015年03月03日
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チェンマイにいらしたことのない方にチェンマイのことを説明するとき、「日本でいうと土浦市とか青梅市ぐらいの規模の町ですワ」とか、謙遜(?)を込めて「タイ第二の都市とかいわれてますけど、ショボイ町ですワ」とか言ってきました。その根拠は、例えば在チェンマイ日本国総領事館ウェブサイトにおける記述、『2012年1月現在「チェンマイ県」の人口は「168万人」を超えて全国第5位で、中核都市「チェンマイ市」の人口は14万人を超えている』という情報を見ての所感からです。人口14万人??実際にチェンマイという街に暮らしてみればみるほど、実勢はとてもこの「数字」に合っているとは思えません。疑問に思ったが吉日!しっかり検証してみることにしましょう。まずチェンマイ「市」という日本語に置き換えられた表現が曲者です。タイの行政区分は、「チャンワット」(県)から「アムプー」(郡)、「タムボン」(町)という単位に分かれていきます。チェンマイ「県」は24のアムプー(郡)から成りますが、いわゆる中心部は「ムアンチェンマイ郡」です。人口を調べると「ムアンチェンマイ郡=23.5万人」(2012年)ですので、この時点で明らかにチェンマイ「市」は「ムアンチェンマイ郡」を指しているのではなさそうですね。ムアンチェンマイ郡の下には「テーサバーンナコーン・チェンマイ」と「テーサバーンタムボン・チャーンプアック」という2つの自治体が存在するようです。「テーサバーン」というのは、一定の条件を満たせば設置できる行政体で、ある程度国/県から独立した自治を行えるものらしい。人口および人口密度の要件があるため、多分それを満たすようにするためか「テーサバーン」の境界は「タムボン」(町)の境界とは一致しません。人口5万人以上の「テーサバーンナコーン」はタイ国内に約30ケ所ぐらいあるようです。日本でいう「政令指定都市」に近いものですかね。「テーサバーンナコーン・チエンマイ」の人口は「15.0万人」 (2006年)というデータが見つかりました。「テーサバーンナコーン」は英語表記では「city」となっていることも含めて、領事館がチェンマイ「市」と書いているところは「テーサバーンナコーン・チェンマイ」を指しているとみてよさそう。ここまでワカッタところで、チェンマイという街の「規模」を正しく把握したいのですが、行政単位としての「テーサバーンナコーン・チェンマイ」をみても街の規模と同じではありません。千代田区の人口から「東京」を表現できないのと同じこと。ここで「アムプー」(郡)単位で考えますと、「ムアンチェンマイ郡」とその隣接6郡(ハンドン、メーリム、ドーイサケット、サーラピー、サンカムペーン、サンサーイ)ぐらいが商圏としてのチェンマイを形成してると考えられます。「ムアンチェンマイ郡」=26.9万人 (2010年)「隣接6郡」合計=46.9万人 (2005年)しかし、隣接郡は山間部も含めてかなり広大です。根拠はありませんが、隣接6郡の人口の50%を「商圏」と仮定すると、合計して「50万人」ぐらいが実勢に近いのではないか??これぐらいになると日本の「政令指定都市」クラスになりそうですね。もちろんこれにはワタシのような「定住外国人」や国内外の「観光客」は含まれていませんので、実際にチェンマイをこの目で見て確認できる「活気」はこの数値では表しきれません。本日の結論:『チェンマイはショボイ町ではない。日本の政令指定都市に匹敵する都市である』本日得た教訓(反省):『データは、それを活用する人間が正しく理解してはじめて価値が出るものである』<おことわり>今回提示したデータはテキトーに検索して見つかったデータを寄せ集めたものです。年度も揃ってないので実にいい加減です。最新のまとまった人口統計はタイ語資料でなら見つかるんでしょうが、今回は「大体」のところを把握するのが目的なのでこれでヨシとしました。ただし、本記事から引用して再利用するのはやめた方が賢明っす(苦笑) にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2014年08月17日
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渡航前から噂には聞いていましたが、増えましたね~「中国人観光客」。チェンマイでは以前から、街の規模から考えるとちょっと異様と思われるほど「欧米人」が多かったのですが、今は中国人の勢力が急拡張、といったところですか。中国は何と言っても13億の民を抱え、中間層も台頭していることから、海外旅行者数は年間1億人を超えようかという勢いらしい。各国で中国人観光客を誘致するための施策を競うようにして打っているようですが、タイも例外ではありません。チェンマイの有名スポット「ナイトバザール」でも、中国人歓迎ムードが炸裂してます。だからってナイトバザールを「中国化」せんでもエーやん。なんか「おもてなしの精神」をはき違えているとしか・・・。現地のひとに聞くと、インラック前首相が中国政府と結託して中国人ビザを免除したからこんなに中国人が増えた・・・みたいなことを苦々しげに言ってたのですが、調べてみるとこれは「未遂」だったようで、タイ中のビザ相互免除(今年の9月という合意はあったらしい)が実現する前に同首相は失脚しました。今でも中国人観光客はビザを取得しなくてはなりませんが、事前に国外のタイ公館で取得する必要はなく、タイ到着時に空港やイミグレで「オン・アライバル・ビザ(15日以内の滞在許可)」を申請して即発給されるもよう。申請時に「写真」「申請料一千バーツ」「帰りのチケット」「現ナマ一万バーツ/1人(または二万バーツ/1家族)相当の所持」が必要とのこと。これは日本にはない素晴らしいサービスだ!とほざいている中国人ブログも見つけましたが、ふんっ!テメーらがもうちっと行儀よくしてりゃ、これぐらい日本も考えてやってもエーけどな!ビザに関しては「タイ外務省が中国人へのビザ早期免除を検討中」とのニュースも流れていたようですが、現在は「8月~10月の間は、中国人と台湾人にはビザ申請料一千バーツをまけといてやるぜ!」という措置に落ち着いたもよう。事情はよくわかりませんが、やはり中国人観光客のお行儀はあまりよろしくないようで、タイ人には拒否反応が強いというハナシも聞きます。いきなりビザ免除にしてタイ国内が行儀の悪い中国人に席巻されて大混乱になるのはマズイので、とりあえず「ビザ代タダ」で様子を見ようという魂胆ではないでしょうか?単なる憶測ですが。実際には、中国人がタイ国内で狼藉している現場をまだ目撃してないので無用な批判は避けますが、あえてニュートラルに見てもとにかく中国人は目立ちます。理由は、「いつも大人数で束になって行動している」「とにかく声が大きい」「立ち居振る舞いに品性が感じられない」(先入観もあるかも知れんが・・・)に尽きます。あと、観光客が多いスポットを見ていると、「中国人は地図を広げながらウロチョロしてるが、欧米人のように飲食店でのたくったりはしない(つまりゼニを落とさない)」ということも感じました。これは日本人も似たようなもんですけどね。んで、そもそも、なんで中国人がタイ(チェンマイ)にどっと押し寄せてるの?・・・と調べてみると、一番有力と思われるのが、2012年に中国で大ヒットしたコメディ映画「Lost in Thailand」の影響のようです。この映画の舞台であるタイを是非訪ねてみたい!ってことで、ロケ地のひとつである「チェンマイ大学」および裏手にある池畔にはマナーの悪い中国人が殺到したようで、おかげで同大学のキャンパスは自由な出入りが制限されるようになったそうです。困ったものですね。日本人も負けてはいけませんね。日本人はパスポートさえ持ってりゃタイでの30日間の滞在許可が下りるワケですから(昨今厳しくなった「ビザラン」は別ね)、この夏休みにでもガンガン来タイしてほしいものです。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2014年08月09日
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年2~3回は所用ベースでタイに来てはいたものの、タイに長期滞在するのは「6年半ぶり」であります。いやあタイも変わっちまったなあと驚くことは多々あります。いろいろあるので、順次書いていきましょう。まず、スマホ。みんな持ってるスマホ。日本みたいに非スマホのいわゆる「ガラケー」を頑固に持ってるひと(ワタシのこと・・・汗)はほぼ見かけない。以前は、街中至るところで見かける「露店」の店子が、店番しながら人目を気にせず「メシを食う」ってのが、よくも悪くもタイを象徴するのどかな風景でしたが、それが「スマホをちまちまいじる」にほぼ移行した印象であります。ほんと、メシの匂いをプンプンさせてる店で服や雑貨を買うのは謹直なワタシには非常に抵抗ありましたが、そういうのをあまり見かけなくなりました。みなスマホを大事に握って下を向いております。よい変化なのかどうかは微妙なところですが、下品なカンジは低減したので、ま、いーか・・・してみると、あの店番しながら「メシを食う」という行為は、腹が減ってたワケでなくて「暇つぶし」だったってことか・・・??先日書いた記事で「ターペー門を制圧する軍」という悪意の報道の実態を明らかにしましたが、写真がありませんでしたね。はい、こんなカンジです。割と広いターペー門前広場の一番端っこに10名足らずが机を並べて座っているだけなのですが、やはりみな下を向いてます。写真ではわかりにくいですが、実際に見るとスマホをいじっているのがすぐにわかります。別に武装勢力や中国軍がすぐに攻めてくるような状況でもないワケなので、これはこれで微笑ましい風景だと思いますが、日本で同じことを自衛隊員がやったら、左方面のひとらが騒いで大変でしょうな。みんなスマホでなにをやってるのでしょう?タイで圧倒的なのは「LINE」だそうで、2000万人以上が利用しているとか。タイ人のほぼ三分の一はLINEユーザってことですな(驚)。ワタシも引越しの都合でヨメっこと別居状態のときにLINEで連絡とってましたが、タイ-日本の「無料ビデオ通話」はもちろん便利でしたが、コミカルな「スタンプ」を使ってライトでお手軽なコミュニケーションができるのがポイントかなと思いました。世の中がいろいろ変わるのはある意味当然ですが、ちと心配な面も。先日親しい親族でホテルで食事会を催したのですが、ある一名が年長者への挨拶や親戚との談笑などを怠って、ひたすらスマホに没頭しておりました。そういうの見たことなかったので、ちょっと驚きました。タイでは年長者への敬意とか、礼儀などは日本よりしっかり根付いてるとされていますが、例外とは思うのですがこういう光景を目にしてしまうと非常に残念ですし、心配になります。ワタシも今回の移住に際して初めて「スマホ」を購入しましたが、WiFiは基本オフにして「通話機能」しか使っておりません。最新のツールを持たせても、ひたすらジュラシックなワタシ・・・ にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2014年07月08日
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前回チェンマイに来たのは昨年5月なんで、約1年ちょい振りですね。それまでも実はチェンマイにそんなに頻繁に来てたワケではないので、チェンマイって街の変化を意識することは少なかったのですが、「この1年」の間の変化には驚いちまいますね~。チェンマイで「シネマコンプレックス」を擁する「大型商業施設」っていうと、長らく2ケ所だけでした。老舗の「ガートスアンケーオ」と、空港至近の「エアポートプラザ」の2ケ所。ヨメっこ「ジェーンさん」とチェンマイで知り合ってから、映画やらショッピングやらのデートでこの2ケ所を何回利用したか、数え切れないほどです。街の規模からいってもその2ケ所で特に不満はなかったのですが、昨年後半から相次いで「3ケ所」の大型ショッピングコンプレックスがオープンしました。「プロムナーダ」「セントラル・フェスティバル」「MAYA」失礼な言い方ながら、チェンマイ程度のショボイ街で、これだけの規模の大型施設がわずか数ケ月で「2ケ所」から「5ケ所」と倍以上になったワケですから、大変なことですね。物珍しさもあり、チェンマイに到着してから新興の3ケ所を早速全部見に行きました。駆け足で回ったのと、曜日や時間帯による違いもあるので、どこが成功しててどこが苦戦してるかとか判断は難しいところですが、いすれもワタシが行ったときにはヘタすると客より店員の数の方が多いのでは?って疑うぐらいのモンでした。週末はかなりの人手で賑わうらしいですが。特に郊外に立地している「プロムナーダ」は夕刻にも関わらずどのフロアも閑散としてて、テナントも空きが目立ってて寂しいカンジがしました。単にショッピングだけなら既に大型スーパーの「BigC」「テスコロータス」「Makro」なども幹線道路沿いに各所にあって不便はないワケで、チェンマイという街の規模を考えると「供給過剰」なのでは?と考えてしまいますね。しかし、器としてはいずれも立派で華やか、規模といいテナントの豊富さと新奇性といい文句はないところなので、どこもしっかり盛況になってほしいものです。一方で「チェンマイらしさ」を感じさせる古くからの市場は、これら巨大資本による脅威など無縁であるかのように、日々昔ながらの盛況を保っているのはうれしいところです。実際のところはどうかわかりませんが、チェンマイはいわゆる「開発ブーム」なんでしょうか?郊外では小ぎれいな分譲住宅やコンドーの新築がヒジョーに多く、「売地」の看板も各所で見つけることができます。バンコクの特に洪水被害に悩んだエリアのひとたちが嫌気してチェンマイに住まいを求めているのでは?って話も聞きますが、どうなんでしょう?まだ着いてから1週間なんでこれからの展望まではわかりませんが、チェンマイが魅力を保ちながら市場として成長をしてくれることを望むばかりです。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2014年06月27日
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