タイでお仕事 0
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どうも寝た子を起こしちゃったようで、「タワンデーン・チェンマイ」で二年間の「禁酒」を破ったヨメっこ「ジェーンさん」ですが、その後数日を経ずして肝臓の限界にチェレンジするかのような「暴飲」が続きました・・・(汗)ちょうど東京在住時にお世話になった(お世話した・・・かも?)大田区のタイ料理店の「シェフさん」と常連客さんがチェンマイにいらしたもので、多分彼らを案内するという「大義名分」でゼッタイ行くだろうなあと思ってたら(笑)、案の定、ジェーンさん「今夜はタワンデーンだ!」と宣言し、先方の希望を聞くというプロセスも一切なく、真っ直ぐにタワンデーン・チェンマイに向かいました・・・うーむ、たまにならエエけど、この種の音楽を「連チャン」はさすがにカンベンやなあ・・・大体なんなんだ?この無意味に豪華な布陣は・・・?なんとツインドラム!! アコギとエレキギターが複数本混在し、サックスがいてシンセがいて、端っこにはタイ古楽器までいる。これでなんちゅうか「ハイサイおじさん」みたいな歌をハゲたオッサンが歌っているのだから、メタラーのワシにはちょい許しがたい楽器の使い方ですワ。(怒)またまたエンドレスになりそうでイライラしてきたんで、「ヲイヲイっお客さんそろそろ飽きてきたみたいやから、早く帰ろうや」と言ってみたところ、ジェーンさん「そうか、ワカタ」と意外にも素直に受け入れました。ですが、甘かった・・・!!タワンデーンを出て、お客さんの宿泊するゲストハウスまで送るのかと思ったら、空港からサンカムペーン方面へ向かう「マヒドン通り」をズンズン東に向かっていきます。ショッピングモール「プロムナーダ」を過ぎてかなり郊外まで行ったあたりに、やたら賑やかな一角が出現しました!!「Kissワンデーン・チェンマイ」という店で、タワンデーンと同じく「ライブ・コンサート」をメインにしたビアホールのようですね。タワンデーンよりは音楽の趣向、バンド、さらに客層もやや若いカンジですが、まあロックンローラーのワシから見ると「目くそ鼻くそ」ぐらいの違いか・・・しかし、客の「密度」「盛り上がり」はタワンデーンより遥かに激しいです!!ホールに響き渡る「大合唱」は、共感するしないは別にして一見の価値はありますね。こういうメロディラインとかビート(?)ってタイ人のDNAに刻み込まれてるんだろうなあ。人間って食べ物に関する嗜好は幼少時の環境でベースが固まるそうですが、音楽も同じなんでしょうね。「Kissワンデーン」でジェーンさんの「暴走ぶり」にもターボがかかってしまい、髪を振り乱して歌い踊っております・・・2回連続でヨメの「狂態」を晒してもアレなので、写真はやめときましょう。タワンデーンは観光客にも人気のニマンヘミン界隈にあって行きやすいけど、Kissワンデーンは中心部からクルマで約20分ほどの郊外にあって、自前の足がないとアクセスが厳しいかな・・・。しかし折角のチェンマイの夜、「パーッと盛り上がりたい!」ってときには最適のスポットかも知れません。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2014年12月28日
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タイのよいところのひとつは、「音楽」がヒジョーに身近なこと。夜に市中を流していると、あちこちに「生演奏」を聴きながら食事できる場所を見かけます。庶民的なスーパー内のフードコートですら、夜にはバンドが演奏してるところが多いです。まあ真面目に聴いてるひとはいませんけど・・・バンコク在住時は、住んでたコンドーの近くに「コリシアム」という巨大ビアホールがあって、ときどき人気アーティストのコンサートもあったりして、よく聴きに行きました。残念ながら閉店しちゃいましたけど・・・チェンマイで同じような場所はないものかと探索したところ、ありました!ありました! しかも現在住んでる「拠点」のスグ近くに!!「タワンデーン・チェンマイ」という巨大ビアホールで、「タワンデーン」はバンコクをはじめ、全国十数ケ所に出店しています。タイ音楽界の重鎮「カラバオ」を筆頭とする「プレーン・プア・チーウィット」(人生の歌)なるジャンルのライブ演奏がウリモノです。「社会派ロック」とも表現されますが、そんな重たいモノではなく、演歌とフォークをマゼコゼにしたようなカンジですね。ワタシゃこのジャンルの音楽がどうも好きになれんのですが、残念なことにヨメっこ「ジェーンさん」は熱狂的なファン。夕刻から眠いだのメシ食いたくないだのさんざん愚図ってたのに、「タワンデーン行こか?」と提案すると、「えっ!? まじ!? 行く行く! 早く行こ!」と態度が豹変しちまいました。着いたのは夜8時頃でしたが、まだ時間が早過ぎたようで、そのときは客よりも店舗スタッフの方が多いぐらい。しっかし、店内に並んでいる人物肖像画がマルクス、レーニンにスターリンか・・・カラバオ一派の背景には共産主義が絡んでるんだろうか・・・? ま、どーでもいーけど・・・こちらのライブ演奏はどのグループもなかなか歌唱も演奏も充実してて、本来好きでない音楽なのにかなり惹きつけられるものがありました。タイのこのテの施設は音響が概して無神経なんですが、ココはなかなか秀逸なんじゃないかな?演出も、北タイらしい扮装から、紅白の美川憲一を彷彿させるようなゴージャスな衣装、セクシー路線まで含めて、タイ人だけでなく外国人観光客でも十分楽しめそうです。少なくとも、ワタシの大キライなオカマショーなんかより、格段にコチラの方がオススメですね。それに、ココは食事がメチャうま!それ目当てで来てもハズレはないと思いますよ!さて、夜11時を過ぎると千人は収容できそうなホールの席は8割方埋まってしまい、会場の雰囲気はかなり盛り上がってきました。バンコクのタワンデーンで経験した凄まじい熱気と比べると、チェンマイの客はかなりおとなしめではあるのですが・・・・・・あいやー!! 隣ではしゃいでいた「ジェーンさん」が立ち上がって踊り出し、ノリノリ最高潮になっちゃいやした~ウチの席の担当ボーイに酒を無理矢理飲ませまくるし、このヒト酒ぐせ悪いね~実はジェーンさんは、ここ二年ほど酒を一切断っていたんですが、今夜はよっぽどうれしかったのか、久々に禁を破ったワケでして・・・。普段は色々苦労かけてるんで、こんなことで喜んでもらえるなら毎週でも・・・いや・・・月イチぐらいなら連れてきてあげてもいいな。ビールも何本空けたのかワカランぐらい呑みまくったが、恐らく大瓶20本近くか・・・気付いたらもう深夜1時を回ってるんで、かれこれ5時間は呑みつづけたワケだ。むずかるジェーンさんをなだめすかし、なんとか勘定を済ませて店を出ましたが、さあ帰るぞと思ってたら、これから拠点物件の「オーナー氏一派」が飲んでるところに合流するんだという。なんでまたこんな時間にオーナー氏と会わにゃならんのじゃ?と一応不満は述べますが当然却下。その後、明け方4時ぐらいまで「二次会」となっちまいました。まあ徹夜で呑むぐらい会社員時代は日常茶飯事だったんで慣れてますが、ジェーンさんの暴走ぶりにも困ったもんやね。呆れたことに、翌朝ジェーンさんは「昨夜、なんでオーナー氏なんかと呑んだんや?」とかトボけたことを言ってやがる。それはこっちが訊きたいわ、あんたが誘ったんとちゃうのか?「知らん。そんなことするワケないわ」だと。そういや今は「年の瀬」、日本では「忘年会シーズン」やね。こちらでは年末ムードってイマイチないんですが、昨夜はちょうどいい「二人の忘年会」になりましたワ。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2014年12月23日
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バンコク撤退からタイ・ミュージックにはすっかり興味を失っていましたが、以前から気に入っていた「Bodyslam」の新作がショップのCD棚に並んでいたので、久々に聴いてみることに!「Bodyslam ≠ dharmajati」Official MVは、「コレ(Track-2)」とか「コレ(Track-5)」をば・・・(外部リンク)アルバムを何度か聴いた感想は、よくも悪くも旧作から期待するモノをしっかりと提示してくれてるな、という印象。中性的ながらも骨太さを感じる「哀ヴォイス」に、これでもかっちゅう「クサメロ」を乗っけてるところはタイ・ロックにありがちなパターンですが、Bodyslam の場合は楽器隊の演奏力の確かさと、西洋音楽のフォーマットを高~いレベルで消化しているところがポイントです。これでケチつけたら罰が当たるワイってカンジではありますが、難点を言えば、うきーこりゃスゲーっていうキラーチューンが特に見当たらないところかな?しかし、アルバム通して心地よいハードさに加えて独特の浮揚感あり、楽器の見せ場も随所にあって、なかなか飽きさせない佳作ではないでしょうか?何度か聴くとだんだん味が出てくる「スルメ」作になるかも知れません。興味深いのは、作品のパッケージが立派なブックレット形式になってまして、ちょっとしたミニ写真集であります。カバー写真で提示した「謎のオブジェ」が、ブックレット内の写真ではバンコク都内各所や山の中、海沿いなど色んな場所に意味ありげに置かれてますが、・・・ん?このコンセプトってモロに「Led Zeppelin」の超名盤「Presence」でヒプノシスがやったヤツのオマージュやん!同じコンセプトはペイジ御大が参加したプロジェクト「Coverdale/Page」のアルバムでも再現されてますから、うーむ、共通項は「Jimmy Page」か・・・さらに、本作のミックスエンジニアとしてクレジットされているのが「Mike Fraser」なる人物。気になったので調べてみると、彼の手掛けた仕事には「AC/DC」「Aerosmith」「Metallica」といったソーソーたるハードロックのレジェンドが並んでいるのに加えて、前述の「Coverdale/Page」や「Led Zeppelin」旧作のリマスター作業にも参加したようです。うーむ、Bodyslam の音楽的ルーツには「Jimmy Page」「Led Zeppelin」があったのか!?ルーツと言わないまでも「憧憬」みたいなものはあるんでしょうね。ワタシはミュージシャンではありませんが、いつも精神の根っこのところを支えてきたのはこれらハードロック・レジェンドたちの音楽です。最近もなぜか Led Zeppelin の「In My Time of Dying」や「Nobody's Fault but Mine」をヘヴィに聴き直しては悶絶していたところですBodyslam の作品からこうした音楽からの直接的な影響はあまり感じませんが、なにか親近感が持てますね!ま、屁理屈はこれぐらいにして(汗)、チェンマイでライブやってくんないかな~ にほんブログ村 人気ブログランキングへ
2014年11月30日
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独自の偏った視点で「タイ・ミュージック」を批評(罵倒?)する参考にならないディスク・レビューのシリーズであります。かなり長いことタイ産音楽に興味を失っていたもので、実に久しぶりの紹介です。音楽に関してはかなり偏食の激しいわたしですが、「タイのロック」として純粋に音楽として鑑賞に堪えると評価できる数少ないバンドのひとつ「Bodyslam」の待望の新作です。「ロック・ミュージック」がない人生なんて考えられないってほどのロッカーであるわたしにとって、実はタイは「ロック不毛の地」であります。タイという土壌でロックが育ちづらいというのは何となく理解できます。誤解や反論を恐れずに断言すると、ロックはあくまで「異端」の音楽であることが重要なファクターで、平たく言うとお父さんお母さんが耳にしたら眉間に皺を寄せるようなものでなくてはなりません。「反体制」「倒錯」「先鋭」「背徳」「危険」「邪悪」「暴虐」といったイケないキーワードのどれかひとつでも当てはまらないとロックとは認められません。いまや音楽の教科書にも載って善男善女に親しまれている「ビートルズ」にしたって、デビュー当時の社会的背景においてはかなり異質なものであったはずです。そうした「ロックのうれしさ」を基本的にタイのロックは提供してくれません。いわゆる「タイのロック」と紹介されているバンドを期待して聴いてみると、あまりにコミカルでおちゃらけてて1曲目の半分も聴かずにやめてしまうこともしばしばです。どっちかっつーと皆で肩を組んでユニゾンで合唱しましょうってタイプの音楽まで「ロック」と称されています。仕方ない。全国民が国王陛下を中心に一体となっており、月曜日に黄色いシャツを着ましょうと政府が発表した途端にタイ全土が黄色く染まるような国民性です。今週国王陛下が退院された際にピンクのジャケットを羽織っておられたことから、いきなり全国の店舗でピンクの衣料が飛ぶように売れて品薄状態だとか。そういう文化の国で「異端」「反体制」の象徴となるような音楽が普及するわけもありません。そんな中で「Bodyslam」のアプローチは「タイの土壌でロックをやるならこうだ!」という回答を提示しているように感じます。きちんとロックのフォーマットに則った音作りながらタイ風に甘く漂う哀愁。しっかりした音の厚みの中でも喧しさは感じない。歌ってるのはお父さんお母さんが「あの子と付き合ってはいけません」というような危ないヤローでなく、どこにでもいる「隣りのあんちゃん」。土臭さはなく健康的な疾走感。某タタヤンのように西洋に媚びる姿勢は感じられず、あくまでタイの歌であるという明確な主張。新作もこうしたBodyslamの長所がイカンなく発揮された佳曲が並びます。飛びぬけた名曲が見当たらないのは多少残念ではありますが、総合的には前作よりポテンシャルは上がっているのではないでしょうか。ぐだぐだと「タイのロック」論を交えてゴタクを並べてしまいましたが、新作を聴いて「Bodyslamのライブまた観に行きたいな~」と素直に思っておりマス!!
2007年11月10日
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待望の「Four-Mod」ニューアルバムがリリースされました。既にサクサクさんが先行紹介しておられますので、ファンの方はもうチェック済みですね!!楽曲の内容はともかくとして、本作に対するわたしの評価はいつも以上に厳しいです!!せっかく3月に来日ライブも実現して、これから上昇気流に乗るかどうかというチャンスの新作なのに、なんですか!このぬるい作りは!!こんなんでは折角興味を持った日本のファンもソッポを向いてしまうことでしょう。まず、フロントジャケからしてダメダメです。この厚化粧はなんですか!?八代亜紀のニューアルバムと勘違いしてませんか?さらに先日テレビ番組の生出演で見たFourの髪は下品な金髪!!せっかくのアイドルなのだから素材の良さを活かした見せ方をするべきでしょう!!料理に例えると、わざわざ上等の新鮮な材料を買ってきて、真っ黒に焼いた上にソースをドバドバかけて食べるようなもの。今回一番腹が立つのは、収録曲たったの「5曲」!!ボーナストラックと称する6曲目も収録されていますが、これは「KAMIKAZE」なる別グループの作品なのです。なんてとこで宣伝してんだよこのグループは!ボーナスどころか邪魔だ!邪魔!!これでピュアな新譜とみなせるでしょうか!?また、本作を精査してみると、明らかに制作費をケチっていると思われる事実が散見するのです。■フロントジャケットに飴の広告ロゴ、裏ジャケが全面飴の広告、それだけでなく1曲目の映像での回転寿司屋の場面で、飴が皿にのって回ってきて日本人の若者が口に入れるシーン。ブックレットにはModが飴を口に入れる写真まで・・・。■全5曲の映像でFour-Modが使用した衣装はわずか2種類(コートを含めても3種類)。■全編日本ロケだが、撮影場所は東京のみ。通行人の服装や電車内広告から推測すると3月の来日公演の際に撮影したものと思われる。つまりロケの渡航費を浮かしている・・・?(追加情報:これはうぶすぶさんコメントによると4月撮影らしいです。たいへん失礼いたしました!)■「VCDカラオケ盤」と「CD盤」が別ジャケなのだが、フロント以外のブックレットの中身が全く同じ・・・。期待して2種類とも購入したバカ(誰のことだ?)はまさにバカを見る。タイ国期待の正統派アイドルの勝負作をこんなに貶めたRSの罪は大きいです!!RSのスタッフは1年ぐらい日本に滞在して正統派アイドルの売り方を研究してくるべきでしょう。(といっても最近日本でも正統派アイドルはパッとしない・・・)楽曲の方はアップテンポのコミカルな曲とスローなまったり曲が交互に展開する予想通りの展開で、タイ国内でヘヴィローテーションされることは間違いないでしょう。でも5曲目「わさび」はいただけません。ここまでやるとコミカルを超えて単なる悪ふざけです。今回はどんな作りをしててもタイで馬鹿売れすることは既定路線でしょう。でもこんな制作の仕方では1st、2ndの貯金をアッという間に使い果たして、タイ国内でもソッポを向かれるのは時間の問題でしょう。これではFourはさっさと引退させてわたしのヨメにするしかないですね!!タイランドハイパーブログランクに1票♪
2007年05月27日
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ってワケで、早速オラオラ「胎教」の開始じゃあ!!胎教といえばまず思いつくのが「モーツァルト」ですか?普段ヘヴィ・メタルのようなガサツな音楽聴いてやがるくせに、はっ!なにがモーツァルトじゃ!という外野の声が聞こえてきそうですが、何をおっしゃる!?わたしだってそれなりのモーツァルト・コレクションを保有しておるのですぞ。特に「内田光子」のピアノが好きで、後期ピアノ協奏曲集やピアノ・ソナタ選集は大のお気に入り。わたしにとっては音楽に「高尚」とか「下劣」とかの区別はなく、クラシックもメタルもアイドル・ポップスも均等に愛しておるのですよ!!ところが、わたしにとって等しい比重で愛していたハズの「クラシック音楽」ですが、なぜかタイの国で暮らすようになってからめっきり聴く機会が激減しました。なぜ?うーん、なんかタイってクラシック音楽似合わないんだよなあ・・・。なぜ?うーん、「秩序」と「混沌」・・・。「格調」と「猥雑」・・・。あんまり分析すると「おまえはタイを馬鹿にしてるのか!?」とお叱りを受けそうなので、この辺でやめておきましょう。ってわけで、オラオラ胎教じゃ!!と、おもちゃ箱からモーツァルト・コレクションを引っ張り出してはきたものの、やはり何かしっくりこない。う~ん、どうしたものか・・・。って悩んでいるときにタイムリーに発売されたのが、BTS駅や主要デパートの出店でお馴染みの「Green Music」シリーズの新作。わたしは以前はこの種の「ヒーリング・ミュージック」には全く興味がなかったのですが、このシリーズはタイの伝統楽器や自然音を効果的にフィーチュアしていて、タイの夜のひとときを演出するには最適の音楽といえるでしょう。自分でほとんど全作揃えているだけでなく、日本の方へのお土産にも喜ばれるので重宝しています。よくマッサージ店やタイ料理レストランで流れているので、多くのひとには耳慣れたシリーズとは思いますが、さすがに十数枚の作品だけで専門店を構えるってのは無理があるようで、タイ在住の皆さんならご存知の通り店舗はいつも閑散としています。よく倒産しないなと感心していたところに久々の新作発表です。新作は「Piano on the Beach」という題名で、内容はタイトルそのものなので説明不要でしょう。期待を裏切らない佳作ですよ。しばらくCD棚で眠っていた本シリーズですが、これからは「胎教」のためにヘヴィ・ローテーションですね。追加情報!!(2006年12月4日)本記事のあと、JiMさんのブログで「Green Music」についての詳しい情報をご紹介頂いています。興味を持たれた方は是非こちらもご覧ください!!
2006年12月01日
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特派員ごっこはホドホドにして、今回はタイのエンタメ情報をお届けしましょう!タイ芸能界の巨人「トンチャイ」のニューアルバムが発売になりました。ゲストさんのほとんどの方にはトンチャイの説明は不要とは思いますが、タイの芸能界で孤高ともいえる人気を誇るビッグ・アイドルです。アイドルとはいってももうそろそろ五十路になろうかというお歳なのですが、タイ国内での人気は段トツといっていいでしょう。いっそのこと首相にしてしまえば(笑)!?タイ歴の浅いわたしは2004年のセーク・ローソーとのコラボ作「BIRD&SEK」がトンチャイ初体験で、「ほほう、さすがトンチャイはスケールの大きいロックを聴かせるなあ」と同アルバムでイメージがインプリンティングされてしまったのですが、次作の「Bird Volume 1」のコミカルな1曲目を聴いて思いっきりズッコけました。でもどっちかっつーと、こっちの路線がトンチャイの本領なんですよね・・・。本作1曲目も早速ズッコけさせてくれます(笑)。しっかし一度聴くと多分その日は脳の中でその曲がリフレインされ続けるであろうほどのインパクトです。「ポップス」と「歌謡曲」のギリギリのラインといえる音楽性は正直なところ苦手なのですが、タイでは若者からの支持も非常に高いのです。日本の若者だったら多分こういうの聴くと「だっせ~」といって見向きもしないのでしょうが、その辺タイの文化は特徴的といえます。本作では愛称の「BIRD」がジャケットのどこにもクレジットされていません。タイ人も大抵は「BIRD」とは呼ばず「トンチャイ」と呼称しているようですから、今回「トンチャイ」としかクレジットされていない狙いがなんとなくわかる気がします。本作の全体的評価ですが、1曲目のインパクト以外はキメに欠けるキライがあります。特に4曲目以降は楽曲もビデオの作りもちょっと「手抜き」のような気もしますが・・・
2006年10月01日
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チェンマイ滞在記は1回お休みして、「TATA YOUNG」ニューアルバム「TEMPERATURE RISING」がリリースされたので、早速レビューしてみましょう。・・・といっても、日本盤も既に発売中のようなので、わざわざタイから発信する意味はね~な~・・・。ま、いーか。日本でも前作「I BELIEVE」は馬鹿売れしたみたいですが、本作も全曲「英語曲」でぶっ通してます。1曲目の「El Nin-YO!」は既にタイのディスコではガンガンにヘヴィローテーションされており、アルバムの出来にはかなり期待していたのですが・・・う~ん・・・なんかつまんね~・・・。4曲目でPAUL McCARTNEYの「Silly Love Songs」のサンプリングが大胆に登場してビックリしますが、ちゃんと「PAUL & LINDA McCARTNEY」とクレジットされているので「パクリ」ではないです。それ以外は可もなく不可もなくという出来の曲がつづき、ひとによっては「傑作」と感じる方もいるでしょうが、まあ何回も繰り返して聴きたいとは思わないなあ・・・。ジャケットやインナーの写真を見ると、セクシー路線の拡大は予想通りとして、ファラン顔を強調したい意図がかなりみえます。Palmyの新作でもそうでしたが、これは個人的には大きなマイナスですね。付録VCDの「El Nin-YO!」のビデオは、セクシーっていうより「下品な悪い女」だよ、これじゃ。タイ国内では醜聞が多いせいか特に同性からの支持を失っており、「昔のTATA YOUNGはよかったのにねえ」という声をよく聞きます。そんなに貶すほどの作品ではないとは思うのですが、日本でTATA YOUNGを耳にしたみなさんが「タイ・ポップスってこんなカンジなんだ」と誤解されるのはちょっとねえ・・・。そういう意味で言うと、一般的な洋楽アルバムとしては「佳作」です。※情報追加※どうやら日本盤のジャケは上のファラン顔の写真とは違って健康的なイメージになっているようですね。JiMさんコメントの返信にも書きましたがYahoo!でのタタ・ヤン特集の中で許しがたい大ウソ解説が・・・。「露出が多めの服は、ただ単に出身国であるタイが熱帯の国だから、その気候に合ったファッションをさりげなく取り入れているような雰囲気である。南国が生んだ“天然なエロカワ”である。」いくら南国だからって、タイの女性が気候に合せてこんなファッションで歩いてるっつーんかい!?(ホントだったらうれしー)
2006年08月27日
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恒例のライブレポートは、日本でも知名度の高い「PALMY」です。デビューアルバムを100万枚という驚異的な売り上げを記録し、来日コンサートを2回実現している実力派シンガーですね。といいながらも、実はPALMYはちょっと聴いただけで「守備範囲外」と決めつけて、今までマジメに聴いたことがなかったんです。んがっっ!!今回「コリシアム」でのライブに備えて購入した最新作「Beautiful Ride」を聴いて、度肝を抜かれました!!こ・・・こりゃあメジャー級の実力ぢゃあないですか!!ロック・テイストの曲ではハリのある声を聴かせながらも単調に陥らず、随所に微妙な色気が効いているし、ミドル~スローテンポ曲におけるまさに鳥肌モンの歌唱力!楽曲自体に魅力が乏しい曲も、PALMYが歌うと珠玉の名曲と錯覚してしまうほど・・・。いやあ、お見それ申しました!!音楽の方向性は必ずしも好みでないのに、すっかりPALMYの世界に魅了されてしまいました!!さて、その「PALMY」期待のライブ!!最新作1曲目「Tick Tock」の演奏がスタートするや、後ろから興奮したファンがどっと殺到してきて、せっかくステージ前のテーブルを確保したのに一気に前が見えなくなりました。てめーら邪魔じゃ!どけヲラ!PALMYは同性からの支持が中心の実力派シンガーですが、ベルギー&タイのハーフというエギゾチックなルックスを間近で見ると写真の印象よりずっとGood!!圧倒的な歌唱力はライブでもやはり素晴らしく、こちらは口をあんぐり開けて聴き惚れるのみ・・・。普段はライブの醍醐味のひとつである会場の大合唱も、この日ばかりは邪魔な雑音でしかありません。黙れジャリども!今日はPALMYの声だけ聴かせろ!パフォーマンスも特筆モンで、今まで見てきたアーティストとは「別格」のレベルですね。ステージでのPALMYの振る舞いは、まだアルバム3枚のキャリアとは思えない風格で、観客のハートをがっしり鷲掴みしちゃってます。コリシアムのスタッフも仕事を放棄してステージに釘付けです(苦笑)。下の写真は、電話中の観客のケイタイを奪って電話に向かって絶唱するPALMYです。電話の相手は腰を抜かしたことでしょう。いやあ、こんな素晴らしいライブを予約なしで最前列の席で堪能できて、わずか「200バーツ」(約600円=ワンドリンクつき)!!老ロックバンドのライブを「野球場」のような劣悪な環境で見て、飲まず食わず、半強制的にスタンドアップ、それで1万円以上もの法外なお金を払っている日本のみなさんにはホント申し訳ないYO!!(最後に余計な憎まれ口)
2006年08月15日
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昨夜、実に久しぶりにトンローの「コリシアム」に行ってみたら、たまたま「FILM」という男性アイドルのコンサートが23時からあるってことで、こりゃあラッキー!!これで久々に「参考にならない」と評判の「ライブレポート」が書けるってもんです。登場してきた「FILM」はわりと大柄で精悍な顔つきのあんちゃんで、今年の5月に2枚目のアルバムを出したということだそうです。場内の女の子たちはキャーキャーと黄色い歓声をあげています。ウチのパートナーも「かっくいい!かっくいい!」と興奮しております。最近はこのテの典型的な男性アイドルは日本にはいなくなりましたね。ジャニーズ系のグループばっかりになってしまいました。音楽は元気のいいポップスを中心に、バラエティに富んだ選曲といえば聞こえはいいのですが、イマイチ魅力が感じられません。ビールをあおりながらなので、飲めや騒げやというノリで参加するには丁度いい具合ではあるのですが、しかしこのFILM、歌唱力がまったくトホホなのですよ・・・。これなら普段歌っているコリシアム専属のアマチュア歌手(給料もらってるのだから一応プロか・・・)の方がよっぽど上手です。まっ、アイドルってワケですから元々評価うんぬんとは別次元のモノではあるのですが、コンサートはわずか1時間足らずでアッという間に終ってしまいました。まあそれぐらいが潮時だね!
2006年08月04日
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最近、咲茶屋店主さんやmiao-t9さんのブログでタイ・ポップスの話題が反響を呼んでおりましたので、わたしもそれに追随しましょう。わたしからは男子の皆さんの期待に応えて「かわい娘ちゃん」特集ですよ~。女性ゲストさん方、ごめんなさ~い!!まずは「Four-Mod」。当地のカリスマモデルの19歳Fourちゃんと高校1年生Modちゃんのユニットです。日本ではオタクの世界になりつつある「正統派アイドル」ですね。エンピツのように細い脚にまず目が行きます。Fourちゃんの体重は公称38キロだと!「もう2人まとめて面倒みちゃう!!」とつい本音が出そうになりますが、一応ディスクレビューなのでそこは抑えて、抑えて・・・。昨年のデビュー作、特に1曲目の「Hai Jai Pen Ther」は、タイ在住のひとなら耳にタコが出るぐらい聞いたことでしょう。ホントどこに行ってもこの曲がBGMで流れていましたから。脱力必至の芯のないヴォイスは、仕事のBGMとしてはサイコー。デビュー作は全曲捨て曲なしの名盤ですね。もちろん映像がなくてははじまりませんから、VCDでの購入をお薦めします。今年リリースのセカンドアルバム「LOVE LOVE」も前作のイメージを踏襲しており、1曲目のタイトル曲で早速期待に応えてくれるのですが、以降は前作と比較して元気度が多少アップしている分、「脱力系」としてはマイナスかな・・・。ただし、映像の方で脚の見せ方が前作より向上してマス!(女性ゲストさんごめんなさい)成長過程のModちゃんはどんどん荒川静香に近づきつつあり(荒川さんごめんなさい)、次作は残念ながら(タテマエ)、さらなるセクシー路線推進でごまかすしかないか・・・?次は「大化け」の予感を感じさせる「Punch」です。昨年ライブを見て厳しい評価をしましたが、今年の日本でのタイフェスでもコンサートを開いているハズです。ご覧になった方、いかがでしたか?そういうこともあって期待していなかったんですが、今年リリースのセカンドアルバム「PUUYING KLAANG SAI FON」でかなりの成長を遂げたようです。アルバムの中の曲が何曲か当地のロンビアーやディスコで頻繁に演奏されますが、イントロが始まると会場からは黄色い嬌声が起き、サビの部分では昔から浸透しているアンセムのごとく「場内大合唱」となります。既にタイの若者の間でPunchが受け入れられつつあることの証しでしょう。若干コモり気味の暗い声がポップス路線に向いていないと感じるのは相変わらずですが、それでも今後スター街道を驀進することは間違いナシ。みなさん、早めにチェックしといてください。ルックスもちょっと犬っぽい間抜け顔が却って好感が持てますが、ディスクのジャケット写真がイマイチなんですね~。デビュー作のジャケなんかサイテーですよ。ここに掲載したのは2作目のジャケット裏の写真です。
2006年07月06日
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土曜日に買い物するでもなく「サイアム・パラゴン」をウロウロしていたら、どこからともなく拍手と歓声が・・・。音を辿って階上へ上がるとなんと「ナット・ミリア」がミニ・コンサートをしているではないか!「ナット・ミリア」はかつてはタイ屈指のトップ・アイドルだったが、俳優と結婚->離婚という曲折を経て最近復帰アルバムをリリースしたばかり。タイのスターはファラン(欧米人)とのハーフが多いらしいが(タタ・ヤン、Bird・・・)、ナットもそう。ナットの場合は特にファラン顔が強いルックスで、個人的にはいかにもタイって顔だちの方が好きだから実はナットにはほとんど興味がない。出てきてほしい!タイ発タイ族の国際派スター!!人気絶頂のころのナットは知らないのだが、実際にホンモノを目にしてもこれがかつてのトップ・アイドルって感じがしなかったな~。歌唱もイマイチだった。バンコクではときどきショッピングセンターの一角とかで有名アーティストがミニ・コンサートを開くことがあり、油断がならない。去年セントラルワールドプラザ前で女の子二人組の「four・mod」に遭遇したときは実にラッキーであった。化粧がやたら濃くて折角のアイドル顔が台無しだったのが残念であった・・・。日本の街中で同じことやったら人が殺到して大変なことになるんだろうが、タイではほとんど混乱はない。日本でいうとスーパーの屋上でやってるウルトラマンショーと同じような雰囲気だ。それにタイ人は「有名人を見た!」ということであまり興奮したり自慢したりしないようだ。国民性なのかな?
2006年05月01日
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久々のライブ・レポートは社会派ロックの大御所「カラバオ」。20年以上におよぶキャリアがあり、不正コピーが蔓延するこの国でアルバムを300万枚以上売り上げたこともあるという奇跡的なグループである。栄養ドリンクのCMで親指と小指を立てるサインがおなじみだね!「プレーン・プア・チーウィット(生きるための音楽)」というすんげえ名前の音楽ジャンルの代表格が「カラバオ」ということで、カラバオのコンサートはその一派のアーティストが一同に会するという豪華なものだ。今回の見せ場は、若者に大人気の女性ボーカリスト「Parn」(6月に来日するようです)とのコラボ。Parnのファンには先にいっておくと、カラバオとのコラボ作は彼女の今までのイメージと全く異なるもので、別モノと考えた方がよい。期待して聴くとはっきりコケます・・・。今回のステージでも残念ながらParnの持ち歌は披露されなかった。カラバオの曲は政治批判や社会問題などがテーマになっていたりするので、歌詞がわからないと理解が難しいようだ。洋楽ちっくに音楽だけを聴いていても外国人のワタシにはイマイチよさがわからない・・・。ロックといえばロックなのだが、ノリやメロディがラテンぽいっというか、歌詞を理解せずに聴くとなんとなくコミカルな印象ばかりが残る。と言いながらも、タイ人の盛り上がり方は半端じゃなく、ステージが始まると同時に年配のおぢさんたちが興奮して立ち上がり、腰をくねらせながら謎の踊りを始めた。最初は振り上げた手にひとさし指が一本立っていたのが、途中で気がついたらしく親指と小指のサインに変更していた。日本だったらこの種の音楽は若者には「だっさ~い」と言われて問答無用で切り捨てられるものだが、タイではセクシーギャルも同じように曲に合せて歌ったり踊ったりしている。場内は正に興奮の坩堝である。正直いうと、歌詞や背景を理解できず、純粋に音楽としてしか聴けなかったわたしには約2時間のステージは退屈極まりないものであった。しかし、熱狂的なタイ人の支持を受けながら威厳を持って歌うエート・カラバオの勇姿は強く印象つけられたし(テレビのバラエティに出演している姿は単なるヤギ顔のじーさんだもんね)、この種の楽曲がタイ人の精神のルーツなんだと考えれば、先入観を捨ててマジメにCDに取り組んでみようかな、という気にはなった。とりあえず今日は栄養ドリンク「カラバオデーン」で元気つけました!
2006年04月28日
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という題名は大嘘で、タイの国民的スターである「バード・トンチャイ」のコンサートVCD「VOLUME 1 CONCERT OH LA NOR MY LOVE」を鑑賞しての感想でありんす。確かに評判通りショーは楽しく豪華で、最初から最後まで見ていて飽きない。エンターテインメントとしては今までタイで見たコンサートと比較にならないほどよく練られている。でもバードのボーカルってほとんど「口パク」やん。実際のコンサートではどうだったのか不明だが、VCDのボーカルは少なくとも「オーバーダブ」されている。ライブ盤のボーカルをオーバーダブすることには個人的にはどちらかというと肯定意見だが、それは当然のこと新音源を重ねた場合の話。このVCDの場合スタジオ盤の声をそのまま使っちゃてる。こんなんライブ盤の価値ないやん。バードの場合踊りもジャニーズばりにハイレベルなので、動きの激しい曲での口パクはまだ許せる気がするが、そうでない静かな曲も同じ・・・。タイでは孤高の人物とされるバードだが、このVCDを見る限り「エンターテイナー」としては一流と評価していいが、こういうアティテュードでは「ミュージシャン」の範疇には入れられないというのが辛口のわたしの所感・・・。
2005年12月07日
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個人的に今タイで最もライブを聴きたいバンドNo.1「Bodyslam」が近所のビアホール「Coliseum」でコンサートをやるってんで、仕事が終るやソッコーで会場へ♪着いたのは9時でコンサート開始の11時には随分早いのだが、ここは基本的にビアホールなので待ってる間の時間は飲んだり食ったりしてればよいのでヒジョーに便利。ここは料理も結構おいしくてGood!11時をまわってメンバーが姿を見せると場内はもの凄い嬌声。のっけからわたしの2005年度タイポップスBest Tune賞当確の「KAUB-FAR」で大騒ぎ!「Bodyslam」は甘くも力強い哀愁ボイスのボーカルを軸に、厚みのあるヘヴィなサウンドが特徴。楽曲も秀逸なものが多く、海外でもちゃんと売り出せばそれなりにブレークするんでないのかな?ライブのボーカルはスタジオ録音では聴かせどころのひとつであるファルセットボイス部が不安定であったものの、苦しい部分は観客にマイクを向けて歌わせるなどして上手に逃げている(笑)。観客の反応も大変よくてなかなかいい雰囲気だ。ドラムスが実に素晴らしく、ツーバスで手数の多い変幻自在のプレイでなかなかのテク!!惜しむらくは会場の音響が悪くってギターの音がほとんど薄っぺら。スタジオ盤では若干地味な曲もライブではスケールアップしてしっかり聴かせるところはライブバンドとしての底力を感じる。最後の曲はスタジオ盤でカラバオがフィーチュアされている「KWARM-CHEUAH」で場内は大合唱。カラバオは録音の声で参加ってところがチープ。会場の声で充分盛り上がっているのだからカラバオの声は余計だよ。早くから来て飲み食いして、人気バンドのライブを間近で楽しめて、ひとりあたり約600バーツ程度。はあー、タイっていい国だねえ。
2005年11月25日
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8月のSEK LOSOにつづいて、昨夜は「Punch」という新人女性シンガーのライブを観に行ったので、勝手にレポート。とはいってもPunchってCDも聴いたことなくて、どういうタイプのシンガーなのか予備知識全くなし。パラポン(ダサダサルックスだけど甘い声が魅力のアンちゃん)の最新作でデュエット参加しているらしい。ああ、その曲なら知ってる!!会場はSEKのときと同じトンローの「COLESIUM」で、SEKのときは定刻ピッタリにスタートしたといって驚いていたが、今回はナント予定開始時刻の15分前にスタート。そんなんアリかよ!!個人的には好みのタイプのもろタイ族顔で、どっちかっつーとアイドル路線なのだろうか。ステージのかぶりつき辺りの観客はさかんに写真を撮っている。実力の方だが、ノッケからスケールの大きいバラード系の曲でメリハリの利いた歌唱を聴かしてくれたので、最初は「おっ、これはイケるか」と思ったものの、どうやら本人の志向はポップス路線らしい。ところがそのポップス曲になると不安定さが露呈し、平たく言うと会社のちょっと元気な同僚女性がカラオケ屋で歌っているのと大差ないレベル・・・。よせばいいのに他人の曲のカバーではさらにそれが顕著になる。持ち歌が少ないから仕方ないとは思うが、洋楽カバーでもアヴリル・ラヴィーンのバラード系の曲なんか取り上げれば結構期待できると思うのだが・・・。バラードではイケてるのに、曲の各所で「ウッ!ウッ!」とか「OK!ナントカカントカ!」とか場違いな遊びを入れて折角の曲の雰囲気をぶちこわしている。プロなのだから周囲も安易に本人の嗜好に合わせてないで、どういう路線がウリになるのかをしっかり見極めてトータルプロデュースすべきであろう。ルックスを含めてそれなりにいい素材なのだから勿体ない!!コンサートの終わりもSEKのときと同じく唐突に「サワディーカー!」と言って引っこんで、はい、おしまい。やはりアンコールの習慣はないらしい。
2005年10月27日
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先週の木曜日、アパートのすぐ近くのビアホールで「SEK LOSO」のコンサートがあるってんで、出掛けてみました。平日だってのに夜11時スタート・・・。タイでは超メジャーなアーティストのコンサートにも関わらず、直前に飛び込みでも余裕で入れてしまえるところがうれしい。しかも入場料はワン・ドリンクつきで200バーツ。まあ本来ビア・ホールだから中に入ってから色々注文してしまうので、総額はもう少しかかりますが(別に追加注文は必須ではない)。まず驚いたのが、コンサートが定刻ぴったしに始まったこと(笑)!!いやあタイ生活そんなに長くないですけど、時間にルーズなこの国でタイ人が時間通りに来たケースってほとんど記憶にないぐらいなので、こりゃあびっくり。曲目はニューアルバム(ほぼベスト盤的内容)で予習してあったので、周囲のタイ人と調子を合わせて盛り上がることができました。SEK の歌唱も前半はイマイチ声が出ていなかったものの、後になればなるほど熱が入ってきて、レコーディングでの多少一本調子に思える歌い方よりライブの方が本来の持ち味を発揮できているのではないかと思いました。ギターソロもそれなりに楽しめたし。タイでコンサートを見るのは初めてだったので、観衆の反応にも興味深々でしたが、思ったよりおとなしかったのが拍子抜けでした。ほとんどの客はすわったまんまで、アクションといえば手を振ったり上げたりする程度。テーブルに上って腰をふりふり踊っているねーちゃんもそれなりにはいますが、期待したほどではなかった。曲によってはモニターにカラオケVCDの映像が出てくるので、サビになると観衆の合唱が会場に響きわたります。なかなかいい雰囲気です。後半になると地味めの曲が増えてきて興奮していた客もヴォルテージが下がってきました。トドメが洋楽メドレーの時間で、完全に場内はシラケムードに・・・。つづけて始まったギターソロもタイ人には左程楽しめるものではないようで、コンサートの最後は「それではサワディ・カップ!」って感じであっという間に終わってしまいました。あれっ、アンコールもないの?というわけで、こんな安い値段で質の高いパフォーマンスをアーティストの真近で見れるってのはバンコクならでは。でもショーの組み立てはもうちょっと工夫してほしいなあ。会場は本来ビアホールなんで、コンサートが終わった後もほとんどの客は深夜だというのに帰らずにそのまま飲み食いを続けていましたが、わたしは日本人らしくソッコーで家路につきましたとさ。
2005年08月21日
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