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Aug 31, 2013

瀞八丁

(2)

テーマ：楽天写真館(354742)

カテゴリ：世界文化遺産

瀞八丁(どろはっちょう)・・・　熊野古道・第２章回想録（１日目その２)_story(3179)2013.8.31
人生最期の食べ物は？　大阪淀川にあるホスピスでは末期患者に最期の食事として、食べたいものをなんでも叶えてあげるという。ホスピスでなくても日頃から人生最期（最後）の食べ物を思い浮かべて生活するのも面白いのではないか。 最後に何を食べたいか？
小生は、やはり北千住にあるという老舗のうな重を食べたいものである。
そして昨日からの夏一番の暑さに、「スイカも食べたい！」と干からびた咽喉から絞り出すように一声を発してみた。
な、なんと今夏最後のスイカがおやつとして食卓に添えられた。
あぁ、人生最後の願いが叶った。カミサンが「あまちゃん今週分」として一括放映していたTVを見に来た娘を本宅まで送り届ける帰りに買って来てくれた。
掛ける塩は、ポーランド産の岩塩である。
その絶妙なコンビネーション。あぁ、もういつ死んでもいい！と思う今日のスイカであった。

熊野古道・第２章　回想録（１日目その２）

志古の瀞峡探勝ウォタージェット

観光の一番舟は、８時半。なんと小生１人。

手前・・和歌山県熊野川町

対岸・・三重県紀和町楊枝　橋は三和大橋

世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を１２泊１３日で巡ってきました。
第１章として大峯奥駈道（吉野川柳の渡し→熊野本宮大社)６泊７日の旅、第２章として下記の伊勢路、川の熊野古道、外辺路、中辺路、大辺路といった大峯奥駈道以外の熊野古道を６泊６日で探索した。それを回想する。、

第２章１日目（通算８日目）の行程
本宮町→バス→志古→瀞峡探勝ウォタージェット→田戸で途中下船→河原で休息→10:00→東野トンネル→有蔵トンネル→小松トンネル→小森トンネル→観光筏下り出発地→13:00→(11km)→おくとろ温泉「きたやま」→おくとろ公園キャンプ場

第１章から２章にかけて服装を入れ替えている。登山靴と山行きのロングパンツとロングシャツ（虫よけのためである）を郵送で送り返し、トレッキングシューズにサングラス、longタイツCW-X(ワコール)に半パン、半そでといういでたちで、いたって軽装。水の分量も減らしている。谷川の水が飲めるため重装備を必要としない。自販機も積極的に利用する所存である。
川の熊野古道をすこし行く。熊野川の駅：志古から熊野川を遡り、支流の北山川に入っていく。小川口発着場を過ぎて瀞八丁(日本屈指の景勝渓谷で、国の特別名勝、天然記念物に指定されている。)の「下瀞」の流域（玉置口・洞天門から田戸)に入って行く。ジェット船の船底は浅い。ジェットで水流を後ろに吐き出すようにして進む。６０人が乗っても船底が川底をこするということはない。常にジェット水流があって船が浮いている仕組みである。昔はプロペラ船であったが、５０年ほど前からこのジェット船に切り替わっているということである。幼少のころの記憶では、うるさくて鼓膜が破れそうであった。おふくろが新宮出身であったため何回かこの地を訪れている。それ以来の瀞八丁である。
2011年9月の南紀熊野地方を襲った台風１２号は大水害や土砂崩れ、道路崩壊んど各地に甚大な被害をもたらした。熊野川はふだんちょろちょろしか流れていないのに、水深１５ｍほどとなり、橋はもとより国道１６８号線のはるか１０ｍ上くらいまで水が溢れたという。この志古営業所のあるドライブインも骨組みだけとなって破壊され尽くしたという。今見ているのは３ヶ月後に復旧したあとの新家屋である。この大水で奇跡的に瀞峡探勝ウォタージェット船は一隻も流されずにすんだという。
「難を逃れ、幸福を招く船」として密かに噂され始めているのである。その船に、なんと一番船に、私１人が乗船している。
まぁ、リュックを入れて２人分の座席を占有しているが。
操縦席とガイド席に２人。浅瀬から入れ替わって、瀞を目指す。
奇岩が迫ってきた。それぞれ説明をしてくれる。天井が空いてほぼ垂直の断崖を見上げる。

瀞八丁　田戸

田戸の船着き場から瀞八丁。
２年前の洪水では右側の赤い橋まで水が来たという。
橋は壊れたままとなっていた。

船着き場にお土産物屋がありひと時の休息
アユの塩焼き、トウモロコシ、こんにゃくなどを買って食べる。
冷たいCofeeのサービスなどあり、売店の人達と話し込む。
そのうちに１時間後に出発した船が到着。
１番船と打って変わって満席の乗客。
手前・・奈良県十津川村
対岸左側・・三重県紀和町
対岸奥・・和歌山県熊野川町(飛地)
この地は３つの県の境になっている。

店の人達は、山の向こう（田戸トンネルを越えた神下（こうか）あたりから
部落をあげてやってきているらしい。
昔は何軒も軒を連ねたが跡継ぎがおらず３軒になってしまったという。

写真：瀞峡探勝ウォタージェットから

浅い川をどんどん遡上していく。

Picture1（sketch-direction 112°am8:15 Sketch point:Shiko,Kumanogawa-town,Wakayama Pref.,Japan GPS 33.840303,135.773967(°）（33°50'25.09" N,135°46'26.28" E）標高86m
Picture2（sketch-direction 0°am7:03 Sketch point:Kumanohongutaisya,Hongu-town,Wakayama Pref.,Japan GPS 33.894247,135.802536(°）（33°53'39.29" N,135°48'9.13" E）標高817m

Google Earthを楽しむ方法
Blogに掲載されている画像はすべて場所名、方位、時刻、GPS情報と標高を付けています。このうちGPS情報(ex. 35.645569,139.615544(°）など )を、Google Earthのジャンプboxに貼り付けて検索ボタンをクリックすると、スケッチした場所に飛ぶことが出来ます。

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