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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、既に関連イベントは火曜日から始まり、有料公演もいよいよ来週日曜日、5月3日から始まります。 既に直前ではありますが、未だホールAを中心に、ホールCの最終公演など、幾つかの公演で残席がある模様です。 それとは別に、改めて、以下の公演で当日券が発売されるとのアナウンスがされています。 5月3日(日) ホールA 13:45~ 公演番号113 5月4日(月) ホールA 15:00~ 公演番号213 5月5日(火) ホールA 14:45~ 公演番号313 この3公演については、当日券として100枚程度が確保されており、各公演日の朝8:30から、国際フォーラム地下1階のチケットオフィス(現在地上屋外に設置されているチケット売り場とは別!地上の売り場は3日以降は閉鎖されるそうです。)にて販売されるとのことです。 詳細は下記リンクを御覧下さい。 http://www.lfj.jp/lfj_2009/news/2009/04/5355.php 勿論、その他の公演でも、残席があれば、地下一階のチケットオフィスで購入出来ますが、こちらはチケットぴあ系列の各店舗でも購入出来るそうですので、国際フォーラムに来る前に買っておいた方がいいかも知れません。
2009年04月29日
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すみだトリフォニーホール 19:15~ 3階左手 R・シュトラウス:組曲「町人貴族」op.60 家庭交響曲 op.53 ピアノ:若林顕 指揮:上岡敏之 定期会員なのは第二夜の方なのですが、今回は行けないのが分かっていて、第一夜の方に来られるので、振り替えサービスでこちらの方にして貰いました。 という状況でこういうのもなんですが、行かなきゃ良かったんだなー、というのが結論であります。 まず、大前提として、眠かった。ま、その時点でダメじゃん、という話ではあるのですが..... で、これが「行かなきゃ良かった」の主因なのですが、私、あまりリヒャルト・シュトラウスの管弦楽は好きではないのです。いや、そんなら行かなきゃいいだろう、と言えば、そこはそれ定期会員だから、やれば聞きに行ってしまうのではあります。でも、わざわざ行かなくてもいいのではありますし、そこは自業自得なんですが。 何で好きじゃないか、ですけども。 昔、後輩が「リヒャルト・シュトラウスは管が大活躍するのが好き。それが聞きたさで聞いている。」てなことを言っていまして。「音」が聞きたいんだと。まぁ、確かにそういう聞き方というのはあるんだろうな、と思うのですけど、それだったら自分は必ずしも聞かなくてもいいかな、と思うのです。 音楽をそういう聞き方をしないから、ではなくて、それだったら、オペラの中から「これは!」と唸ってしまうような歌が出て来るのを探す方が早いから。自分にとっては、経験上そっちの方が面白いと分かってますので。 で、今日の演目も演奏も、そういう「音を楽しむ」方向だったわけです。まぁ、家庭交響曲なんてそれ以外の何物でもないかも知れないけど、前半の「町人貴族」もその路線だったとは想定外..... 家庭交響曲は、百人くらいはいるかという編成の半分が管と打楽器じゃない?という状況だからともかく、「町人貴族」は室内管の演目と言っていいくらいなのだけど、やっぱり同じ「鳴らします」路線。 勿論そういう路線もありなので、全否定はしませんが、それだったら... で、いまいちノらねーなー、と思いつつ睡魔にぼちぼち負けていた、というわけです。ま、行くのが悪いと言われてしまいますね。 なので偉そうなことは言えませんが、少なくとも家庭交響曲に関する限り、その路線としてはよく出来ていたのではないかと思います。あの狂騒的な音楽をそれなりに統制を取っていたのではないかな、と。その意味では、確かに上岡敏之、いい指揮者なのかも知れません。 ただ、この路線って、結局プレゼンスを前に出してなんぼ、という話なので、個人的にはあまり感心はしないんですよね。その意味では、「町人貴族」の演奏は少々気にかかる。それに、そもそもこの選曲も、そういう路線としては結構なんですが、敢えてこれを選ぶこの人の真意や如何に、という気はするのです。
2009年04月28日
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オーチャードホール 15:00~ 3階左手 ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第1番 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 レスピーギ:ローマの祭 ヴァイオリン:荒井英治 指揮:ダン・エッティンガー 新国立劇場のリングで賛否両論のエッティンガーが東フィル定期に登場。まぁ、3月からこっち続けてやってるんでしょうから、日本での仕事の仕上げってとこでしょうか。 エッティンガー、改めて見返してみると、結構日本で振ってるんですよね。自分としてはあまり高評価している訳ではないというか、そういや去年シューベルトを聴いたなぁ、確かに.....とか思いながら書いてます。 思うに、エッティンガーの演奏は、時系列で進む音楽の、そのパーツ毎の適正を優先させているのではないでしょうか。今回聞いた3曲は、いずれも後期ロマン派というか近代の作品ですが、いずれも音楽自体の変遷の激しい作品で、フレーズ毎に磨いて行けば一応音楽になってしまうようなタイプの曲。 一方、エッティンガーの指揮は、全体の統一感が無い訳ではないけれど、それ以上にこの瞬間の音楽の良し悪しが勝負、というようなものだと思います。その意味では、この演奏はよく出来ていて、瞬間瞬間の音楽に引き込む力がある。 個人的には決して好きなタイプの音楽ではありません。レスピーギなんて例によって相変わらず爆音系だし。ただ、この演奏では、そういう中でもきちんと出るべき音が出ていて、聞こえている。轟音で塗り潰すような演奏ではなくて、ちゃんと弾き分けられている。そんな演奏です。 しかし、それはそれとして、このプログラムはどうなんだ...... いや、バランスが悪いとは言いませんが、しかし、クレジットされてる所要時間は音楽だけで1時間切ってますよ、これ。 最初のジャズ組曲は、ピアノ入りの、10人ほどの小アンサンブルによる3楽章の小曲。いや、全然ジャズじゃないし。一曲目のワルツなんて殆どジンタだし。 2曲目のブルッフの協奏曲が、半ば本日のメイン。独奏の荒井英治は東フィルのソロ・コンサートマスター。演奏は、まぁ悪くはありませんでしたが、ちょっと線が細いかな、と。そう言っちゃ失礼ではあるのですが、華が欲しいですよね。 そして、最後のレスピーギ。いや、まぁ、爆音大好きオーケストラの本領発揮、でしょうか。ただ、前述した通り、爆音にも色々あるのでして、今回の演奏は爆音がちゃんと音楽になっている演奏。ただ、第4曲の「公現祭」は、流石に一部混乱が.....まぁ、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」を更に過激にしたような音楽ですから、多少のダッチロールはあるかな、と..... とまぁ、それなりに全曲楽しんだのではありますが、それにしたってもうちょっと重量級の - 音が、ではないですよ - 曲が入ってもいいんじゃないかと.......
2009年04月26日
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5月3日21:00から、ホールAでの公演 #116が、当初予定のヘンデル「メサイア」から変更になったのは既に伝えられていて、ここでも取り上げましたが、その際にアナウンスされていた出演者に加えて、新たに小曽根真と中川英二郎が出演することが決まったそうです。 http://www.lfj.jp/lfj_2009/news/2009/04/116-3.php 曲目は「J.S.バッハの作品にもとづく即興演奏」ということで、朝のホールCでの公演(#141)と同タイトルではありますが、ニュースサイトでは「異なった夜の演奏を聞かせてくれるでしょう」とか書いてあります。折角リリーフで出演してくれるのに、ハードル上げてどーすんだって話ですが..... 小曽根真&中川英二郎のコンビは、ピアノとトロンボーンという珍しい組み合わせで、既に数々のコンサートの経験もありますが、「即興演奏」というのは一体どうするんだろ?という興味が湧くのであります。まぁ、初めてのコンビじゃないし、No Name Horsesのメンバーでもありますから、きっと息の合った演奏を聞かせてくれるでしょう。 むしろ、「夜の演奏」というか、ホールAですから、PAも入るでしょうし、どんな演奏をやるのか、興味津々です。ホールAで最後の登場となると、ノリとしてはBlue Note Tokyo 2ndセッションの時間帯。それに、ホールAは二人でやるには狭くないですか~?ホントに二人だけですか~?とか、勝手にいろいろ想像してしまうのではあります。ま、いろいろあるからそうはっちゃけたことにはならないでしょうけど。行けないのが残念......
2009年04月25日
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東京オペラシティコンサートホール 14:30~ 1階左手 ハイドン:弦楽四重奏曲第78番「日の出」op.76-4 シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44 モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番「春」K.387 <アンコール> シューベルト:弦楽四重奏断章 ピアノ:三輪郁 シュトイデ弦楽四重奏団 この間、トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーンで聞いた、ウィーン・フィルのコンサートマスター、フォルクハルト・シュトイデが率いる弦楽四重奏団。結成は2002年とのことなので7年の活動歴があるわけだけれど、正直、これまで演奏はおろか名前も聞いたことのない団体で、さてどんなものか、まぁウィーン・フィルのコンマスの一人が率いるんだから、そう捨てたもんでもないだろう、と思いつつ。 オペラシティのコンサートホールでの公演ですが、2、3階席を封鎖して、1階席のみを使用。大体千人足らずの収容人員になるのですが、驚いたことにこれが結構入っている。入り具合と日頃の経験からすると、恐らく8割は埋まっている。いや、自分は結構前の方だったのでいいんですが、このホールで後ろの方ってかなり遠いと思うのですが、よく入ったなぁ、と。 で、演奏ですが、正直言うと、ちょっとよく分からなかったです。悪くはないと思うんですが、正直、ハイドンとモーツァルトが、もう一つよく分からなかった。 曲自体は知らない訳ではないんですよ。特にモーツァルトの「春」はよく知っていると言ってもいいくらい。でも、彼等の演奏を聞いていると、おかしくはないのですが、なんとも名状し難いのですが、何か違和感があるのです。いい演奏ではあるんだけど、楽しめない。何か具体的に問題がある訳では無いようなんだけれど、落ち着かなくて、楽しめない、というか。 これは本当に個人的な感じ方なのですが、「古典派の弦楽四重奏団」の音ではないんですね。間違いじゃないんだけど、悪くないんだけど......合ってないな、という感じなのです。化粧っ気が気になるというか、輪郭が随分とくっきり表現されてるような感じというか。 個人的には、2曲目のシューマンの五重奏と、アンコールのシューベルトの方がしっくりきました。ロマン派の、表現がはっきりしていて、濃淡のコントラストの強い音楽の方が合っている気がします。音楽としてどちらが好き?と言われると、やっぱりハイドンやモーツァルトを取るのだけど、この日聞いた中ではシューマンやシューベルトがいい、というのは、やはり演奏スタイルというか表現がそちら向き、なんじゃないかな、と思うのであります。こういうプログラムの場合、自分の場合はむしろシューマンあたりでやや胃もたれを起こす、みたいなパターンが多いんですが。 共演の三輪郁という人は初めて聞いたと思いますが、特に違和感も無く聞けました。アンサンブルとしてはまぁ良かったんじゃないかと思います。 不満はなかったんだけど、何となく不思議な気分で帰途に就いたのではあります。大抵、室内楽で、こういうプログラムだったら、落ち着いた気分で出て来そうなもんなのですが、なんとなく落ち着かない感じで。不快感ではないんですけどね。よく分からない、というのは、そういうことであります。「ああ、こういう演奏もあるよね」で片付けてしまえば早いのかも知れませんが、ちょっとそういうのとも違うかな、と。
2009年04月23日
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ラ・フォル・ジュルネの追加席販売からもう1週間ですが、未だにチケットが残ってる公演もあるようです。4/19 夜時点で、チケットぴあでのホールCとホールB7の空席状況をチェックしてみました。(あくまで調べた時点での情報なので、その後の変動には責任を負いかねますが.... また、公演内容等はチラシ等の内容から記載しておりますが、御購入の前に御自分で御確認下さいますよう。) 5月3日 ホールC : 142 11:30~ (エウローパ・ガランテのヴィヴァルディ) 145 16:45~ (リチェルカール・コンソートのト短調ミサ曲) 147 22:00~ (ラ・ヴェネクシアーナのブクステフーデ受難曲) ホールB7: 126 19:00~ (エウローパ・ガランテのパーセル、コレッリ) 127 20:45~ (ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル) 128 22:30~ (オーヴェルニュ室内管のヴァイオリン協奏曲とヴィラ=ロボス) 5月4日 ホールC : 243 13:00~ (BCJのカンタータ) 244 15:00~ (ル・コンセール・フランセのカンタータ) 245 16:45~ (バーバラ・ヘンドリックスとドロットニングホルムB.E.) 246 18:30~ (ラ・ヴェネクシアーナのブクステフーデ受難曲) 247 21:00~ (BCJのヨハネ受難曲) ホールB7: 221 09:30~ (オーヴェルニュ室内管のブランデンブルク協奏曲とヴィラ=ロボス) 222 11:15~ (リチェルカール・コンソートのト短調ミサ曲) 226 18:30~ (リチェルカール・コンソートのカンタータ) 5月5日 ホールC : 343 14:00~ (ル・コンセール・フランセのカンタータ) 344 15:45~ (バーバラ・ヘンドリックスとドロットニングホルムB.E.) 345 17:45~ (リチェルカール・コンソートのト短調ミサ曲) 346 20:00~ (BCJのヨハネ受難曲) ホールB7: 322 11:15~ (リチェルカール・コンソートのラインケン、ブクステフーデ、ゴルトベルクらの作品) 323 13:00~ (BCJのカンタータ (残席僅少)) 327 20:45~ (ル・コンセール・フランセの管弦楽組曲) ホールAの公演も結構残っていると思います。 他の小ホール公演は概ね売り切れだとは思いますが、未確認です。中にはまだ残っているのもあるのかも知れませんが.... こうして見ると傾向はあるようで、声楽系の公演は結構売れ残ってるようです。また、同じことですが、馴染みの無い曲は売れ残るようです。エウローパ・ガランテの公演は、「四季」は完売だけどそれ以外は見事に残ってますし。 個人的には、例えばゴルドベルク変奏曲を生で聴くより、カンタータとかを聴く方がよほど有り難いんですけどね....... バッハの声楽曲は、受難曲にせよカンタータにせよ、実はあまり聞く機会は多くないので、こういう機会は希有なんですけどね。
2009年04月19日
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すみだトリフォニーホール 15:00~ 3階中央 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 <アンコール> グリーグ:二つの悲しい旋律~"過ぎし春" ヴァイオリン:梁美沙 指揮:井上道義 井上道義を聞くのは久し振りです。こちらが好かないというのもあって、敬遠しているのもあるので..... 名曲シリーズ自体も久し振り。曲目に加えて安いということもあってか、年配のお客さんが定期演奏会に比しても多い。このシリーズ自体は今シーズン限りで、来シーズンからはリニューアルして、2回公演、かつ新たに増える金曜昼公演を現行並のお値段にして、土曜の公演は値上げするのだとか。 率直に言うと、この状況から見れば、土曜公演はもう少し上げてもいいくらいなんじゃないかと思います。特に、金曜昼公演を設定するのなら、行けるお客は皆そっちに行ってくれ、という勢いで設定してもいいんじゃないかと思うんですけどね。まぁ、自分が買う場合は土曜公演だから、困るっていや困るんですが... メンデルスゾーンのヴァイオリニスト、梁美沙はまだ学生くらいの歳らしい、ごく若手。いや、ヴァイオリニストで二十歳過ぎは、もう若手とは言わないのかな? 冒頭、どうも弾き出しが引っ掛かる感じではあったけれど、暫くすると概ね安定してきました。ただ、安定してはいるのだけど、安定し過ぎというか、段々退屈してくるというか。表情もあるし、決して一本調子だとかいうわけではないけれど、歌い口が同じ感じで、第三楽章まで来ると少し飽きるかな、と。 三楽章通してアタッカで演奏してましたが、なんとなくそれ以上に間の空かない、気持ち慌ただしい感じがしました。そういうことも影響しているのかも。 井上道義の指揮は、以前にも増して、ある意味分かりやすくなったというかなんというか、観客に見せる為なんじゃないかという指揮。リズムなんて殆ど刻んでないし、オーバーアクションで、「田園」の第二楽章では、郭公の鳴き声を模写するところで、仕草で滑稽に表現して見せて、観客の笑いを誘ったり。 まぁ、確かに面白いし、ハチャメチャかと言われれば、要所では各パートに指示は出ている。演奏としても、「いつもの新日」ながら、良くコントロールされていて、程良く練れている。テンポは速めだけれど、無茶ではない。××が外すだのといった個別の問題はあるにはあるけれど、音楽として問題だ、ということではない。むしろよく纏まったいい演奏だったと言っていいと思います。 ただ、なぁ。 リハーサルを見た訳じゃないし、だから、断定的なことを言える訳ではないんですが、しかし、やっぱり、偏見もあるだろうけれど、見ていると「アルミンクが手塩にかけて育て上げたオーケストラのパフォーマンスを使って音楽を作ってる」というように見えてしまうのです。 いや、それでいいんですけどね、コンサートとしては。ただ、この指揮を見ていると、この人の指揮でオーケストラの能力が上げられるような気がしないんですよね。つまり、地力を付けるような地道な努力をするとなった時、この人の指導じゃ無理なんじゃないかと。分かる人と分からない人がはっきり出るような気がするんですよね。 新日フィルにこの人は少なからず関わってきて、音楽監督や首席客演指揮者もやってたし。でも、結局このオーケストラの地力がはっきり変わったのは、やっぱりアルミンクなんですよね。井上でも、ロストロポーヴィチでも、小澤でもなく。 金沢は、OEKは、大丈夫なんかなぁ....... 演奏家としての指揮者としては、いいと思うんですけどね。オーケストラビルダーの能力は、また別の話だと思うので。 アンコールのグリーグは、いい演奏。アンコールの前に井上がひとくさり話をしていて、普段は大して聞いていないのだけど、井上が「今日は"春"の音楽だ。このアンコールも、春の音楽なんだけれど、"キャッホー" と喜ぶだけが春じゃない。僕にとって桜の季節は母が亡くなった季節。そういう春もある、そんな音楽」とかなんとか言って始めたのだけど、なるほど。その通り。少し納得してしまう。
2009年04月18日
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Oberammergauの受難劇のチケット販売連絡が来ました。 初日は5月15日から、10月初めまで........2010年のだけど。 いやーさすがにすごいなーと思うのが、連絡はメールで来るけど、申込は郵送で、という微妙なアナログさ加減。まぁ、村を挙げての10年に一度のイベントだから、むしろメールニュースがあること自体十分IT対応と言うべきかな? 前回の2000年は、知ったのが直前ということもあって、全く行く計画も無く、勿論チケットも無し。 今回は申し込んでみましたが、果たして無事買えるものやら.......?
2009年04月17日
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ラ・フォル・ジュルネの特番、今年はNHK-FMで、「今日は一日『ラ・フォル・ジュルネ』三昧」を放送するそうです。 今日は一日『ラ・フォル・ジュルネ』三昧 5月4日(月・祝)、12:45~22:00 (途中中断あり) http://www.nhk.or.jp/zanmai/next.html#090504 この「今日は一日 ~ 三昧」、人気のシリーズで、ラ・フォル・ジュルネについては、2006年から中継を交えて放送されてます。 2006年:今日は一日『モーツァルト』三昧 2007年:今日は一日『クラシック』三昧 2008年:今日は一日『ラ・フォル・ジュルネ』三昧 ~熱狂の日音楽祭~ http://www.nhk.or.jp/zanmai/archive.html 去年は、確か衛星放送でもやっていたような気が......今年はやらないのかな?
2009年04月15日
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新国立劇場 14:00~ 3階左手 ジークムント:エンドリック・ヴォトリッヒ ジークリンデ:マルティーナ・セラフィン フンディング:クルト・リドル ヴォータン:ユッカ・ラジライネン ブリュンヒルデ:ユディット・ネーメット フリッカ:エレナ・ツィトコーワ 東京フィルハーモニー交響楽団 指揮:ダン・エッティンガー 演出:キース・ウォーナー こないだのラインの黄金と丁度反対側の席。不思議とこないだとは違って、聞こえ方に不自然さは感じませんでした。席のせい?いや、そんな気もしないのだけれども。 歌唱陣は、率直に言ってラインの黄金よりかなり出来が良くなっていると思います。 フンディング役のクルト・リドルは新国初めてとのことで、少なからず意外。もっと出ていておかしくないと思うのですけどね。まぁ、このフンディングと、ジークリンデは、結構頑張ったのではないかと。ジークムントはそれに較べるとやや力不足?勿論、大変な役ではあるけれど。 ブリュンヒルデは二幕では想定通りというか、格別ではなかった。歌えてはいるけど、それ以上ではないし、伸びもあるとまではいかないし、余裕もあるとは言えないという感じだったのだけれど、これが三幕ではエンジン全開。稀代の名演とまではいかずとも、歌うに十分の声を聞かせました。 ヴォータンも、完璧とは言わないまでも、役を務めるには十分。個人的にはもう少し声に深みが欲しかったかな、とは思いますが、まぁこんなところでしょう。 東フィルは悪くないし、これもラインの黄金と基本同じなのだけど、フレーズのキレ方が、ワルキューレではやや鼻につくというか、落ち着かない感もある。ちょっと細工し過ぎ、という気も。 詳しい人には今更なのだろうけれど、今回の演奏では、所々驚くほどロマンティックに響く箇所があって(1幕でのジークリンデの語りや二幕でのフリッカの訴えの中で)、それが、喩えれば「オランダ人」や「ローエングリン」もかくやと思うほど素朴に響いて、ドキッとしてしまう。そんな演奏でもありました。 そういう意味では、煩わしいほどに丹念に演奏されていたと言ってもいいでしょう。結果、ワーグナーの持つ冗長さというのは救い難いものになっていたのでもあるけれど、言ってみればそれはそもそもワーグナーが持っている罪なのでしょう。むしろ、そうした冗長さを辛辣に晒してしまうエッティンガーに瞠目すべきかも知れません。 キース・ウォーナーの演出は、相変わらず。やはりこの演出は駄目だなと思います。結局、思わせぶりな仄めかしばかりで、新しい物語も構築出来ていないし、元々の物語にも大して貢献出来なかった、ということだと思うんですけど、それをどうして言わないのかしらね。第3幕などキッチュの極み。大小の木馬の対比然り、急患受付の場然り、ワルキューレが被ってる剣道の面然り、ウォーナー演出にはくすぐりはあっても物語はありません。むしろその細部のいじくり回しが無意味なノイズとして物語を阻害するのだけれど、オタク化してしまった観客には、この細部のいじくりと戯れることが喜びなのかも知れません。 そんなの、物凄くつまらないし意味が無いと思うんですけどね。毎度言うことだけれど、これだったら、20世紀にン十年掛けて二期会が上演したツィクルスの演出の方が余程理に適っているし、最近の新演出による「ワルキューレ」の方がある面よく出来ていると思います。少なくとも、この「ニーベルングの指環」を物語である、と認識している私としては。(まさかこれがポストモダンとか言うんじゃないだろうな。そもそも近現代にメディアとしてのオペラを経験していない日本では意味無いし。)
2009年04月14日
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果たしてどうなることやら、もうこのまま閉鎖か?と思っていた本館のblogですが、どうやら来週から書込み等出来るように復旧される見込みらしいです。 結局、クラッシュしてから2ヶ月以上。データは昨年夏以降のものは失われたまんまです。その後復旧とかいってやってたけど、あまり復旧出来てないみたいですし。 さて、どうしようかな。元のままやるのもいいけど、やっぱり移行しようかな.... この際、めんどくさいからやめちゃうか、って手もないではないんだけど。
2009年04月11日
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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009、第1日目の116公演、リチェルカール・コンソートによるヘンデル「メサイア」の公演が中止になりました。 詳細はこちらを参照。ルネ・マルタンのコメントも付いてます。 結論から言うと、「メサイア」公演は中止となり、代わりに「ルネ・マルタンの"ル・ク・ド・クール~ハート直撃"コンサート」と題して、ルネ・マルタンが選んだ一押しの演奏をお聞かせする、という公演になるそうです。Le coup de coeur の意味は「一目惚れ」等の意味で、転じて「一押し」の意味なんだとか。個人的には「ああ、クーデターの"クー" ね」とか思ったのではありますが.... 取り敢えずバッハの協奏曲3曲(ヴァイオリン、2台のピアノ、ブランデンブルク)、「ほか」だそうなので、色々出て来るんでしょうね。 思いの外、だったのは、今回フレンズ会員宛のメールで、「経済的な理由により」とはっきり明言していること。公演そのものはやると言うし、リチェルカール・コンソートも他の公演はやるそうなので、じゃぁ一体何の経済的理由?という気はするのですが......ギャラが折り合い付かなかったのかなぁ........ 正直、今年のラ・フォル・ジュルネは、日程も短縮されていて、やはり不況の影響かな、と思わなくもなかったのですが、こんな風に言われるとちょっと怯みますね、やはり。と言いつつ公演自体は例によって完売の勢いだし、果たして儲かってないのかどうなのか?来年以降のこともあるし、気になります。 今回の中止と言うか公演変更に関しては、既にチケット購入済みのお客さんは払い戻しも出来るそうです。4月19日まで。上のリンクで方法が確認出来ます。 このコマはこれまで販売中止していましたが、12日より再開するそうです。12日には、先にやはり公演内容変更になっていたマレ・サンフォニー出演予定の公演、及び各公演で放出されたカメラ席等の発売も行われます。競争率は高いながら、買いそびれていた公演を入手するチャンスですね。 それと、5月1日に行われる前夜祭コンサートについてもアナウンスされました。 こちらのチケットも4月12日に発売。 1日19時からホールAで、チケットは全席指定一律1500円。 出演は、小泉和裕指揮 東京都交響楽団で、これまでのラ・フォル・ジュルネにちなんで、ベートーヴェン・モーツァルト・シューベルト・ドヴォルザークの交響曲などの一部を演奏。後半は、ジャン=ジャック・カントロフ指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィアがヴィヴァルディやバッハを演奏します。 ......まぁ、1日は英気を養っていようかな......
2009年04月09日
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東京オペラシティコンサートホール 19:00~ 2階右側 (前半割愛) ザ・ドラマー タカシズ・ドーン スコットランド・ザ・ブレイブ やさしいキス ジグ ハイランド・カテドラル マーチ ザ・タータン ロッホ・ローモンド スコッツ・ワー・ヘイ オールド・マン・オブ・ホイ リール オールド・ラング・ザイン テノール:デニス・ハガティ 東京パイプバンド 東京フィルハーモニー交響楽団 指揮:アンドリュー・マクガヴァー 実は私は隠れスコッティッシュであります(謎) なので、スコットランド分が欠乏すると、耐えられなくなります。 平日だけど、無理すれば8時には辿り着けるし、なんかフィドル音楽をやるらしいというのであれば、これは行かねばなりますまい!というわけで、専らクラシック音楽系の演奏会の前半はガン無視して、後半に駆けつけたところ.... フィドルじゃないじゃん!東フィルじゃん!これならわざわざすっ飛んで来るほどのこともないじゃん! .........と、がっくり。いやね、悪い訳じゃないけど、ホントのフィドル弾きがパブなんかでやるようなフィドルとはもうスピード感が違うと言うか全然ダンサブルじゃないというか。まぁ、本格的なフィドルなんて、もうそんなに何処でも聞けるものじゃないんだから仕方ないっていやそうなんですが。ま、東フィルも頑張ってましたが.......... と言いつつ、まぁそれはそれとして音楽に罪は無いし、バグパイプも出て来たし、聞けば聞いたで楽しいし、というわけで、一応そこそこ納得しつつ帰って来たのでありました。 でも、なぁ.........うう、フィドル聞きたい..............シェトランド辺りまで行けば聞けるか............遠いなぁ.........
2009年04月06日
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オーチャードホール 18:00~ 1階後方 「イントラーダ」 ヴェルディ:「運命の力」序曲 「マクベス」~空が急に翳ったように ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番 第2楽章 ヴェルディ:「ドン・カルロ」~彼女は私を愛していない~独り寂しく眠ろう メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 第1楽章 チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」~誰でも一度は恋をして ビゼー:「カルメン」~第3幕への前奏曲 / ハバネラ ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」~悲しい胸の思いは ビゼー:「カルメン」~セギディーリャ R・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラ斯く語りき」 「サロメ」~7つのヴェールの踊り <アンコール> ランナー:ワルツ「シェーンブルンの人々」 バス:アイン・アンガー メゾ・ソプラノ:ナディア・クラスティーヴァ クラリネット:ペーター・シュミードル ヴァイオリン:フォルクハルト・シュトイデ トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーン トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団(R・シュトラウス) 指揮:尾高忠明 (R・シュトラウス) 都響からのハシゴで出掛けましたが、珍しく余裕を持って行ったからか、何故かなかなか開演しない。と思ったら、シュミードルらしきが登場。要は、クラスティーヴァが不調の為、予定の3曲のうち2曲は、クラリネットとヴァイオリンの協奏曲から1楽章ずつ演奏することに。どうでもいいんですが、マイクが入ってないから聞こえないのに対して、通訳の人に代わった途端に「聞こえない!」みたいな言い方するのは、なんか下品で嫌ですね。最初からいやぁいいし、初対面の人に向かってモノを申すなら「聞こえません」じゃないの?日本語の乱れは若者からじゃないのよね。 閑話休題。 そんなわけで20分ほど遅れて開演。 最初の「イントラーダ」は、あれは確かモーツァルトの交響曲(41番の第3楽章?)の主題を使って変奏したり、というちょっとした前奏曲。........はぁ。どう反応しろと(笑) 気を取り直して運命の力序曲。うむ、いい演奏。トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーン(以下TMPW)自体は30人くらいしかいないので、一部不在のパートにトラは入るのだけど、基本的には30数人のアンサンブル。この人数でありながら、狭くはないオーチャードホールでも十分な音量があって、かつ無理を感じさせない、ごく自然な演奏。結局、上手いっていうのは、こういうことなんでしょうね。上手いから同じことをやっても余裕がある。その余裕が、音自体の大きさや良し悪し、精度の高さなどに回って、全体として更に良くなっていく。いい方に循環していく、そのきっかけになるんでしょう。 TMPW単体の演奏としては、指揮者はいません。具体的に不都合はないんですが、このくらいの人数だと、ちょっと不思議な感じでもあります。 今日のお目当ては、先週の「天地創造」でも聞いた、バスのアイン・アンガー。全部で4曲歌いましたが、なかなかよ御座いました。ただ、お客さんの反応は今一、今二つといったところ。 改めて聞くと、アンガーの声は軽めなのかも知れません。バスとして問題がある訳ではないし、フィリッポ二世やフィエスコを歌って不足がある訳ではないけれど、正直言えばもう一歩深い声があるととてもいいのですが。でも、そういうタイプではないんですね。「深い」と言っても「精神的な深み」みたいなもんではなくて、声自体にもう一つ深い所があるかどうか、的な所なんですが。多分、本当は、質的には、もっと軽い役に合うのではないかと思うのですが、そこに限ってしまうのは勿体無いと言うか。オネーギンの、グレーミンのアリアなんかはよく出来ていたと思うんですが。まぁ、まだ若い人のようだし、これから声に深みを増して来るのかも知れませんね。 メゾ・ソプラノのクラスティーヴァは、最後の「ハバネラ」で登場。歌いましたが、これはこれである意味凄かった。体調不良ということなのですが、熱でもあったのでしょうか、一応ちゃんと歌えているのですが、非常に危うい。ある意味基本に忠実に、骨格と呼吸で歌っている感じ。んでもって、よせばいいのに、おまけでもう一曲、セギディーリャも歌う始末。いや、いいんですけど(笑)まぁ、意外とちゃんと聞けたし、今回はガッツを買うということで。 その代わりに協奏曲をやったのが、TMPWのメンバーであるペーター・シュミードルとフォルクハルト・シュトイデ。どちらもいい演奏でした。まぁ、シュトイデのヴァイオリンの方は、若干不安定な感じもあったけれど、言ってみれば情熱的。シュミードルのクラリネットはやはりいい音色であります。ただ、前半一番拍手を貰っていたのがシュトイデで、次がクラスティーヴァっていうのもちょっと不思議? 後半は、TMPWと名古屋フィルとの共演で、R・シュトラウス。まぁ、いいんじゃないでしょうか。帰った方が良かったか....... いえね。名古屋フィルとの共演と言えど、それなりに音は良かったと思います。尾高忠明いも罪は無い。ただ、まぁ、なんでツァラトゥストラなの...............それとサロメの7つのヴェールの踊り.................................... アンコールのランナーのワルツは良かった。ここまで聞いた甲斐があったかな。途中で1stヴァイオリンだけの演奏で、尾高が指揮を止めて眺めていたのが面白かったかな。
2009年04月05日
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東京芸術劇場 14:00~ 3階右手 ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 ピアノ協奏曲第2番 交響曲第3番「英雄」 ピアノ:ゲルハルト・オピッツ 指揮:エリアフ・インバル 都響。インバル指揮の都響はいい、というので、試しに聞いてみました。結論は、なるほどねぇ、といったところか。 作曲家の肖像シリーズということで、オール・ベートーヴェン・プログラム。前半はコリオラン序曲とピアノ協奏曲、後半に「英雄」。なるほど、ベートーヴェンらしいですなぁ。指揮者もインバルということもあってか、上から見る限りほぼ満席。土曜の午後とはいえよく入ってます。 最初のコリオラン序曲、一聴してなるほど、と思ったのは、弦。確かに、弦がいいのです。比較的良く揃っていて、かつ、良く鳴っている。音が大きいのは毎度のことで、弱音も十分とは言えないけれど、それを補う如き鳴りの良さ。これがインバル・マジックということなのか? しかし、コリオラン序曲、鬱々とした音楽ですね。いや、弦主体の音楽で、結構劇的で、それなりに派手で面白い曲ではあるんですが、悲劇に付けられた序曲とあって、基調は鬱。ま、ベートーヴェンらしいって言えなくもないですが。 前半のメインは、ゲルハルト・オピッツの独奏によるピアノ協奏曲第2番。実は最初に書かれたこの曲、まだ初々しい古典派(初々しいってこたないか)といった趣のある気持ちのいい曲です。まぁ、ベートーヴェンのピアノ協奏曲は、この人にしては珍しくどれも程々に機嫌のいい、小難しくない音楽ではあるのですが、それにしてもこの2番はよいですね。 オーケストラはここでもやはり弦の良さが感じられるいい演奏。12-10-8-6-4の弦五部ですが、曲想からしても丁度いいくらいの、バランスの取れた編成でしょうか。独奏のオピッツもいい演奏でした。元々この曲の独奏は、後年の3、4、5番あたりに較べると、それほどヴィルトゥォーゾ的というわけではないので、オピッツとしてはやや役不足気味かも知れませんが、粒立ちの揃った音で綺麗に弾き上げておりました。それにしても、この人、最近よく日本に来ますね。 後半は、本日のメインと言っていいであろう「英雄」。 これがねぇ..... 演奏としては好評だったのかも知れませんが、正直がっかり。前半良かった弦が、ラウドスピーカーになってしまった。 弦五部は1プルト増えただけなのですが、管が協奏曲に比して大幅に増強。コリオラン序曲と大差無い編成ですが、管の活用され具合が全然違って多いので、どうしても管が吠え始める。それに対抗してか、弦も力が入ってしまう。そんな感じでしょうか。弦のちょっといい感じだった響きは、平版で艶の無いものに。音だけが空しく大きくなる。 インバル・マジック破れたり?さて、どうなんでしょうねぇ。都響としては、確かに昔の一時期から較べるとよくなったし、最近でも、前回聞いたのに較べれば、この「英雄」だっていいんだけど、やっぱり「ニッポンのオーケストラの音」なんでしょうか、根っ子が。いや、確かに、前半は良かったんですよね。管が弱いのかなぁ。それは確かにそうなんでしょうけど、だからって弦が付き合う必要はないんだけど.........なんなんだろうなぁ。 全般的には、いい演奏だったんだと思います。よく統御された演奏だったし。やはりこれはインバルの腕なんでしょうか。いや、前半は「ほぉ」と思わされたんですけどね。思いの外良かったんだけど。
2009年04月04日
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この数年は毎度のことになってますが、出演者やプログラム変更が相次いでおります。 ミシェル・コルボ指揮のロ短調ミサとマタイ受難曲で出演予定のソプラノが変更、というのは、3月半ばには発表されておりますが、昨日、4公演に出演予定だったマレ・サンフォニーの来日中止が発表されました。 これにより、この4公演は出演者は勿論曲目もがらりと変更となりました。カンタータなども演目にあったのが、全て器楽合奏等に変わっているので、かなり大幅な変更ですね。変更後の演目も随分レアな感じですが.... 既にチケットを購入されていても、チケット自体は変更後の公演に有効だそうです。払い戻しを希望される場合は受け付けるそうですが、払い戻し期間が4月19日までと区切られているのと、チケットの購入方法によって払い戻し方法が異なるので、詳細はサイトで要確認ですね。 一時停止されていたこれら公演のチケット販売も4月12日から再開されるそうです。 また、初日3日のAホール最後の公演(116)、ヘンデルの「メサイア」も、出演者・曲目共変更予定で只今調整中、だそうです。ホールAだしなぁ.....どうするんだろ。 一方、詳細は8日に発表予定だそうですが、何やら特別公演があるとか。抽選販売だそうですが、いつ、何があるんだろう?
2009年04月03日
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東京文化会館 16:00~ 5階右側 ハイドン:天地創造 ソプラノ:タチアナ・リスニック テノール:セミール・ピルギュ バス:アイン・アンガー 東京オペラシンガーズ NHK交響楽団 指揮:レオポルド・ハーガー 東京のオペラの森改め、東京・春・音楽祭。一応、副題として「東京のオペラの森2009」とはありますが。今年は大幅縮小、オペラ公演は無く、この「天地創造」がメインのコンサート。オーケストラも、音楽祭の為に集めていた前回までと異なり、N響による演奏。 席に着いて驚いたのは客の入り。5階席に座ったのですが、この一番安い5階席はともかく、2階から4階までは、2列目以降はガラガラ状態。1階席も後方はかなり空いていたようで、恐らくは6分の入りというところではないかと。確かに、率直に言ってこの公演のチケット、高過ぎると思います。S席で1万6千円とかそんな値段だった筈。とはいえ、N響の天地創造で、レオポルド・ハーガーの指揮で、この入りというのはどうなんだろう....... 結局「小澤征爾」の名前で人が入っていたということなのか?或いはムーティだから?まぁ、気持ちは分からなくはないけれど、それもまた底の浅い話だなぁ、とも思うのではありますが。 天地創造は、2月に新日フィルでブリュッヘンの指揮で聞いています。まぁ、今年はハイドンイヤーということなので、こういうことになるのも不思議はないですかね。今回は休憩無し、実働105分ぶっ通しであります。 ブリュッヘンと新日は、ピリオド奏法のアプローチだったし、このところピリオド奏法の演奏ばかり聞いている気がしますが、N響はと言えば、基本的に現代のオーケストラ。フレージングなど、相応にメリハリはあるし、ヴィブラートも控え目だと思うけれど、決して極端なフレージングではないし、ヴィブラートも「ノン」ではない。現代のオーケストラが現代の大型コンサートホールで演奏しているということ。 この演奏が、いいんですね。お見事。 ハーガーは、モーツァルトを得手としている人ですから、そのアプローチがピリオド系でもありかとは思いますが、そういうアプローチではありません。編成は12-10-8-6-4という比較的控え目の編成。これで、この大曲を、合唱と渡り合いながら十分な演奏を聞かせてくれます。無理している感じは全く無く、特に力む訳でもなし。流石にN響の力量が為せる技、というべきでしょうか。 結局、こういう大曲になると、オーケストラの地力が演奏の良さに繋がってしまうのでしょうね。余裕があって、その分音楽的な表現に余力を回すことが出来る、というような。確かに、ピリオド楽器を使ったり、ピリオド奏法を試みたり、というのは面白いとも言えると思いますが、現代オーケストラが本来の持ち味を活かした演奏と、どちらが音楽的により面白いか、というのはまた別の話である、ということだと思います。今回の演奏はその結果、とも言えるかも知れません。 独唱陣はいずれもそこそこでしたが、バスのアイン・アンガーが安定してて良かったかな。ソプラノは、ちょっとね。 合唱は東京オペラシンガーズ。これがまた、東京文化会館で現代オケ、という環境に適応した合唱。何より素人っぽさがありません。控え目の人数ながら、きちんと声は出ていて(発音が完璧、とは言わないけれど....)、芯があってよく通る声。表現力もあって、音楽として聞いて楽しい。 新日との比較で言えば、較べるもんじゃない、という言い方はあるけれど、まぁ、「天地創造を聞いた」という満足感では、こっちの方が上だったかなぁ。特に合唱がねぇ。 105分休憩無しは正直長かったですが、なかなか濃密な音楽を聞かされたので、退屈する暇はありませんでした。演奏はいいんだけど、お客がねぇ、少ないのが残念。 来年はウルフ・シルマーの指揮でパルジファル&ムーティの指揮でカルミナ・ブラーナ、再来年はローエングリンだそうです。但し演奏会形式だけど。来年は客が付くんでしょうね、ムーティだし、パルジファルだし。まぁ、それでもいいから、もう少ししぶとく粘ってやってくれ、と思うのであります。
2009年04月02日
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はい、懲りもせず。 今年も募集があって申し込んでいたのですが、先刻連絡がありまして、参加することになりました。 ホント、懲りもせず....ってところなんですが、まぁ、こういうのもたまにはいいだろうということで。去年もそれなりに面白かったですし。 買ってたチケットとシフトが被ってしまったので、誰かに譲らないとなぁ。 流石に全3日で2シフトだと、どうしてもこうなってしまいます。日程の制約が厳しくなりますからね。それが理由で申し込まなかった昨年経験者も居たみたいだし...... ま、そんなわけで徐々に盛り上がっております。
2009年04月01日
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