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芸術新潮4月号に掲載の「原田マハのポスト印象派物語」で画家ゴーギャンが一時期住んでいたフランス北西部ブルターニュ地方にある「ポン=タヴェン」について詳細がありました。ブルターニュと言えばクレープのような伝統料理「ガレット」とりんごを原料にしたシードル酒のイメージしかなかったのですが、この地方は元々は南イングランドから主にケルト民族(ブルトン人)が異文化と共に移り住んだ場所で商売上交流のあったナントやボルドーから来た人達からフランス語を学んだそうです。ほとんどがやせた土地と日照時間の短さから小麦や葡萄は育たず替わりに「そば」と「りんご」を栽培し、そば粉が原料の「ガレット(小石の意味)」が郷土料理となったという事に納得です。 ポン=タヴェンに話を戻すと1864年に画家としては最初にやって来たアメリカ人によってパリにいた画家たちにも知られるようになり、ゴーギャンは1886年にパリの物価高から逃れるようにこの街に移り住んでいます。この年には既に村人1000人に対して画家の数は100人ほどで、この地で活動した画家たちの総称「ポン=タヴェン派」にもこの町の名前が使われています。 ゴーギャンの求心力もあったのかモネやルノワール等の「印象派」の絵画に行き詰まりを感じていた若い画家が異文化に新たなインスピレーションを求めて更に集まり、ポン=タヴェン派から枝分かれするように「ポスト印象派」を代表する「総合主義」や「ナビ派」が生み出されていきます。 ポール・セリュジュが描いたアヴァン川 原田マハ氏が執筆のために訪れた実際のアヴァン川 ゴーギャンが生み出した「総合主義」は見た風景や人物をそのまま描くだけでなく絵画にもっと精神的なものを織り込ませる事を唱えたもので、ゴーギャンの絵の長いタイトル、添えられた宗教的、哲学的な言葉にもそれが表れています。もう一つの「ナビ派(ナビは預言者の意味)」の祖と言われる「ポール・セリュジュ」にゴーギャンが与えたアドバイスは「川の色でも木の色でも自分に見えた通りの色で絵を描いたら良い」だったそうで、その教えのままに描いた絵がパリでも大評判となったそうです。 ポン=タヴェンの観光名所としてゴーギャンの絵画を彷彿させる「ゴーギャンの道」や後に黄色いキリストを描くヒントを得た「トレマロ礼拝堂」が挙げられていました。ゴーギャンはこの地に移り住んで2年後にゴッホとの共同生活のためアルルに移ったものの、例の「耳切事件」の後またポン=タヴェンに戻り、そこからタヒチへと向かいこの地で生み出した総合主義の絵画を更に昇華させる事になります。
2024.07.03
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赤い花を咲かせる「グズマニア」税込み1,045円 昨日、日本人の手による初のビール工場の跡地に立つショッピングモール「札幌ファクトリー」に久々に買い物に行ったらフロンティア館1階に小さな花屋さんがあって、観葉植物も結構種類が多く名前や値段、添えられた説明書に見入ってしまいました。その中で特に目を惹かれたのが赤い花を咲かせている「グズマニア」です。観葉植物というと大体緑色と思っていたので鮮やかな赤色にまず驚きました。 株もとは叩くとスイカのような音が。 メキシコ原産でテキーラの原料に使われるそうです。 他にも面白い観葉植物があってパチパチと写真を撮っていると、流石にお店のスタッフから「何かお探しの物がありますか?」と聞かれたので、ちょうど先週金曜の「あさイチ」で夏に強い観葉植物「アデニア」と「アガベ」の紹介をしていたので、携帯の写真を見せて尋ねると「アデニアは暑かった事はないですが、アガベは何回か入荷したのでもしかしたら店頭に並ぶかも・・」という事でした。 我が家の麗蛇丸。いつ同じような花が咲いてくれるかなぁ? 今年2月に知人のAさんから頂いたサボテンの名前を聞かず仕舞いで、店頭でピンクの可憐な花を咲かせている「麗蛇丸(Gymnocalycium damsii )ギムノカリキウム」と判明しました(^^♪ 「グズマニア」の話に戻って、家に帰ってから調べてみると中・南アメリカに120~130種ほど自生するパイナップルの仲間だそうで赤やピンクの鮮やかな花が咲くそうです。特徴として花が徐々に色を失っていきながら、株の周りに子株を作る事から花言葉は「理想の夫婦」、花の色が長期間色あせない事から「いつまでも健康で幸せ」、鮮やかな花の色合いに因んで「情熱」「あなたは完璧」だそうです。今、家にある植物だけで十分かなと思って買わずに帰って来ましたが、花言葉を見ると1つ買おうかなぁと思案中です(置き場所は既に決めています)
2024.07.02
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新庄監督よりサングラスが似合ってる♡ 始球式の🥎をマウンドに届ける🐶 昨日の日刊スポーツネット版にエスコンFの「ワンちゃんの祭典 ワンダフルフェスティバル 初開催」の記事がありました。テレビの野球中継では見逃してしまいましたが、記事には「ボール犬」が登場しマウンドに行くはずが途中で戻って来るプチ・トラブルが発生💦その後飼い主に諭されて無事大役を果たしたとあり、実は凄い役者と思いながら何とも微笑ましい話にほっこりです。 昨日はスタンド席の特別エリアで愛犬と一緒に試合観戦が出来、多くの愛犬家がワンちゃんを連れてスタンドに集結したそうです。今後定期的に開催されるのか記事にはありませんが、エスコンFの名物企画の1つになって欲しいものです。 先週金曜からのソフトバンクとの3連戦で日ハムは既に2撒し「崖っぷち」の3戦目はメスの「ポンちゃん(ポメラニアン)」を溺愛している加藤貴之投手が先発でしたが、4回に栗原選手にホームランを打たれ6回表で降板となり、愛犬たちから「ワンダフルな試合じゃない」とブーイングが起きそうな展開となってしまいました。 話は変わってエスコンFの明るいニュースとしては4年後の2028年の完成を目指しエスコンFから徒歩4分ほどの場所に建設される新JR駅の工事がそろそろ始まる事です。現在球場から直近の駅が北広島駅で徒歩だと20分ほどかかるので、アクセスの改善と球場の駐車場問題が解決されるのに加え周辺の経済効果はかなりの物になると思います。そしてそのためにも今シーズンは何としても3位までに残ってクライマックスシリーズに進んで欲しいと願います。犬の話に戻ると日本では11月1日(ワン・ワン・ワン)が犬の日なので、この日もワンダフルフェスティバルを開催して欲しいと今季のスケジュールを見ると、ちょうど日本シリーズの辺りです。う~~ん、今のゲーム差とソフトバンクの盤石な選手層を見るとこれはかなり難しいワンと尻尾が垂れてしまいそうですが、もう1つの明るいニュース「オールスター第1戦@エスコンF」で気分一新してリーグ戦後半に望んで欲しいものです。
2024.07.01
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