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シンガポールでは聴く事が出来なかったFM東京の「村上RADIO」、念願叶ってやっと聴く事が出来ました。昨日のタイトルは「【特別編】~小澤征爾さんの遺した音楽を追って~」で15時から1時間50分という長さに流石に途中でクラシック音楽を聴くのに飽きてしまうのではと思いましたが、あっという間に村上RADIOは終了でした。 曲の合間に村上春樹さんが語る心温まる小澤征爾さんのエピソードと選曲が絶妙で、特にクラシック音楽界の重鎮と呼ばれる人達と小澤征爾さんの素のまんまの交流、ルールを全く知らないアメリカンフットボールの試合に誘われた村上春樹さんに小澤征爾さんがいかに上手にスタジアムでルールを説明したかとか、ある日たまたま路上で小澤征爾さんがバイクに乗った人達と熱心に話し込んでいるのを見かけ後で「何を話していたの?」と聞くと「あまりに素敵なバイクだったので値段とかどこで買えるのかを聞いたいたんだよ」との答えに初対面の人でも誰でも話しかける人だったというエピソードには生前テレビのインタビューで見た気さくな言葉で話す人懐っこい小澤征爾さんを思い出しほっこりした気持ちになりました。 村上春樹さんが選曲した(小澤征爾さん指揮)曲は初めて聴く曲も多かったのですが、祭日の昼下がりに聴くと一層良い曲のように感じました。そして一番興味を惹かれたのは「ヤナーチェック作曲 シンフォニエッタ1,2楽章」でこの楽曲は村上春樹著「1Q84」の中で登場し小澤征爾さんから「お陰でCDがたくさん売れたよ~」と喜んで貰えたというエピソードも。 15年前に読んだ3冊の本の一体どこに書かれていたんだろうと手元にある「1Q84 Book1.2.3.」を見てみると・・Book1.の最初の行にありました。 「タクシーのラジオは、FM放送のクラシック番組を流していた。曲はヤナーチェックのシンフォニエッタ。渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ・・」で始まり「ヤナーチェックのシンフォニエッタの冒頭部分を耳にして、これはヤナーチェックのシンフォニエッタだと言い当てられる人が、世間にいったいどれくらいいるだろう。おそらくとても少ないとほとんどいないの中間ぐらいではあるまいか。しかし青豆(2人の主人公のうちの1人)にはなぜかそれができた」 さらにヤナーチェックの説明とこの曲を作曲した1926年という年について話が繋がって行きます。初めて聞いたシンフォニエッタの印象は「何だか暗~い曲だなぁ」でしたが、Youtubeでいくつか動画があるようなのでじっくり聴きながらまずはBook 1の第1章「みかけにだまされないように」を再読してみようと思います。 因みに「1Q84」のもう一人の主人公「天吾」が小澤征爾さん指揮のヤナーチェックのシンフォニエッタのLPを所有しているという設定だそうです。
2024.04.30
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先週の土曜に友人と我が家でプロ野球のテレビ観戦用に用意した缶ビールの1本が「Asahi スーパードライ 生ジョッキ缶 大生 485ml」でした。球場気分を味わうにはやっぱりワインより🍺です。本帰国して家飲み用にビールを買ったのはほんの数回だけで、春になってどんなビールが売られているのかと興味津々で近所のドラッグストア「ツルハ」に行きました。各社一押しらしい缶ビールが並び迷いましたが札幌の桜の開花に合わせたような桜模様に惹かれ選びました。 日本の缶ビールの進化振りも知らず、フタが全開出来る事にも気が付かずにグラスに注いで友人に渡すと「この缶ビールはグラスに注がずに缶のまま飲むと絶妙な泡の比率を楽しめるのよ」と言われやっと大きなフタに気が付きました。「絶妙な泡の比率って泡3?」と尋ねると友人は「ぅ~~ん」と考え込んでしまいました。 そして昨日タイミング良くチ・カ・ホ(札幌駅地下歩道)で開催中のAsahi スーパードライ生ジョッキ缶のキャンペーンに行き当たり(そこのブースは特に賑わいを見せていました)ジョッキハンドルとおつまみ付きの340ml缶(200円)を即購入しました。気になっていた泡の比率をスタッフに聞くとやはり「?」という感じでしたが冷やし過ぎない事(泡がかなり少なくなる)冷蔵庫から出してちょっと流水を缶にかけるとかすぐフタを開けずに常温にちょっとだけ置く等などアドバイスがありました。こうなると開ける時も真剣勝負です。 ピンクのジョッキハンドルにも桜模様。 340mlは「大生」ではないので485mlの「大生」との違いを調べてみると大生は開栓時に泡立つ速度が2倍以上のため飲み口全体が泡で覆われるまでの時間が大幅に短縮されたと説明があり、本当に日本の製品開発のアイデアや技術力には脱帽です。 余談ですが、帰国して消臭剤や掃除用品が噴射式になっているのにも驚きました。そして電子レンジの受け皿が回っていない・・。浦島太郎のような生活がしばらくは続くと思うのですが、これから優れた日本製品の恩恵を受けて生活できると思うとワクワクします。
2024.04.29
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今月中旬にManulife Singaporeから「Discontinuation of Manulife MOVE Cashback Rewards Programme」のタイトルでお知らせメールが来て「半永久的に続くプログラムだと思っていたのに」とがっかりしました。 「We are wiriting to infomr you that the Manulife MOVE Cashback Rewrards Programme will no longet be available from 1st May 2024」 「半年間1日1万歩」歩いて50ドル(5~6千円くらい)を小切手などで受け取るこのプログラムは来月1日に終了でどうもこれに替わる新しいプログラムは無さそうです。果たして私が8月に受け取る予定の小切手は?と思いメールを読み続けると「Your reward cycle ending in August is your lastt chance to earn cashback」とあり「最後のチャンス」という言葉が物悲しいですが、4か月後に最後の小切手が郵便で届きそうです。 自分のブログを読み返してみると2021年8月に郵便でManulife Singaporeからプログラム参加のお誘いが届き、それから5回50ドルを受け取っているので計6回目受け取る事になります。毎日のウオーキングのモチベーションを上げてくれたこのプログラム終了の理由は?と読み続けてもシンガポールらしく一切書かれていません。携帯のアプリにもお知らせが。 本帰国してジムの往復やスーパーなどの買い出しで歩数がかなり増え、これからもっと頑張ろうと思っていた矢先のお知らせで、さてさて日本でこれに代わる何かはないか?とジム仲間に聞いてみるとドラッグストア「サツドラ(北海道限定)」で歩いてポイントが獲得出来るみたいと情報を貰いました。サツドラのアプリはダウンロード済みだけれどそれに「EZOCA」なるものもダウンロードしなければならないようで💦8月までにはウオーキングのモチベーションを上げてくれそうなプログラムをじっくりと探してみるつもりです。 余談ですが帰国して携帯はアプリだらけ、お財布の中のカードも増えてスリム化作戦実施中です。シンガポールのキャッシュバックのアプリ「yuu」のように2つのスーパーやドラッグストア、セヴンイレブンも含めると20店舗以上共通に使えるアプリは今思えば使い勝手が良すぎました。アプリのスリム化作戦は店舗同士の協力で出来ないものかなぁと・・。
2024.04.28
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今朝のNHKあさイチの「プレミアムトーク」は「虎に翼」で法学部で寅子と同級生の花岡悟を演じる「岩田剛典」さんでした。「三代目J SOUL BROTHERS」のメンバーである事を初めて知りましたが、歌手(作詞も)、ダンサー、俳優と絵も描くというマルチな才能の持ち主である以上に画面上の爽やかさに朝から得をした気分になりました。 そして更に気分が上がったのは主題歌「さよーなら またいつか!」を書き下ろし歌う米津玄師さんの録画での登場で、ドラマの脚本を熟読して曲作りをした秘話や歌詞に込めた思いを披露してくれました。 MCの博多大吉さんも「初回に聞いた時から耳になじむ凄い歌」と絶賛で、私も初回から回を重ねるごとに元気が貰える歌と思っていたので曲への思いに興味深々でした。 印象深いシーンを尋ねられ、寅子が当時は当たり前だった結婚して良い妻、良い母親になるという人生に対して母親に自分はそういう道は進みたくないと強く訴えたシーンと答えた後で特に歌詞の中に思いを込めた言葉は「100年」と話しが続きました。 今日落ち込んだり挫けそうになった出来事も時が流れ、もし100年後も生きていたとしたら(または自分の人生の一部が誰かに引き継がれていたとしたら)全く忘れ去っているか取るに足らないとても小さな事と思えるのでは・・と。納得するとともに前向きな元気を貰える言葉です。 改めて歌詞をネットで見てみると「知らねえけれど さよーなら」「消え失せるなよ さよーなら またいつか」「空に唾を吐く」等ちょっと荒っぽい言葉もあるけれどそれが全く曲の邪魔にならず明るい気持ちにさせてくれるのが米津玄師ワールドなんだなぁと。 個人的には20年間四季のない国シンガポールで暮らして、今年本帰国し雪解け後の春の景色に毎日感動している私にとっては最初の一行「どこから春が巡り来るのか、知らず知らず大人になった」が沁みました。日本にいた時は春の芽吹きは当たり前でしたが、実はこれは当たり前の事ではなく特別な事なのだと思い知らされました。 3月で終了した朝ドラ「ブギウギ」は正にプロフェッショナルな歌と踊りで楽しませてもらい、女性初の弁護士というテーマはちょっと地味かなぁとも思ってテレビはつけていても主題歌を聞いた後はじっくりと見ていませんでしたが、主題歌に触発されて9月までしっかりと見るつもりです。
2024.04.26
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昨年「WBC」の後で大谷選手がデコルテ(コーセー化粧品)と専属契約を結んでいる事を知って、長くデコルテを愛用している私はかなり嬉しいい気持ちになりました。そして昨日たまたま「リポゾーム」を買いに大丸百貨店へ行くと1階特設コーナーでリポゾームのイベントが行われていました。普段購入するデコルテのカウンターに先に行くと、リポゾームを買うなら特設コーナーの方がサプライズプレゼント有り!という事でスタッフと一緒に移動しました。 コーナー内にスマートボールを縦に置いたような台があり、上からボールを落とすと下のSingle Hit, Two-Base Hit、Homerunのどれかに入るようになっています(三振はありません!)実はスタッフもどうやったらホームランに落ちるか何回も試しているようで支払いを待つ間にアドバイスもしてくれました(真上から落とすよりちょっと左右にずらして落とした方がホームランの確立が高い等など)そして緊張しながら一投(落)すると・・まさかのホームランです!こんな幸運はしばらくは無いだろうと興奮しながらサプライズの大谷選手のサインプリント付きのオリジナルタオルを有難く頂きました。 スマートボール風野球ゲーム盤 家に帰ってすぐ箱を開けるとバスタオルよりちょっと小さ目の大判フェイスタオルの大きさで勿論サイン付きでまた幸福度アップです。しかも高品質の愛媛県の「今治タオル」です。更に驚いたのはお客さまへのお願いとして「本製品を第三者に転売することはご遠慮ください」と添えられていたカードです。なるほど・・そういう事もあるんだぁと思いながら私には転売なんてあり得ない!宝物として今日からジムで使用開始の予定です(今年になって日本全国の小学校に大谷選手が贈ったグローブに大喜びする生徒たちの笑顔も思い出しました) そして昨日は大谷選手が自己最速で6号ホームランを!今年は電撃結婚、水原通訳の事件とジェットコースター並みの報道に私自身は以前のように大リーグの試合を楽しめていないのが現状でしたが、この幸運のタオルを機にまた熱い声援を送るつもりです。
2024.04.25
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原田マハ著短編集「<あの絵>のまえで」の第3篇目のタイトルは「檸檬」で登場する絵はポーラ美術館所蔵のセザンヌが1893/94年に描いた「砂糖つぼ 梨とテーブルクロス」です。ネットからの画像 子どもの時から周りと上手に付き合う事が苦手で絵を描く事が唯一の心の拠り所だった主人公(あーちゃん)は高校で美術部に入部します。そこで出会った1年先輩の男子部員からていねいに油彩画との付き合い方を教えて貰い仄かな恋心を抱くようになります。そしてある日2人は美術部顧問の先生にコンクールへの出展を勧められます。先輩と部室で2人きりになる機会が増えるという期待もあって先輩のアドバイス通り静物画を題材に選びます。 ほぼ完成に近づいた絵の前で取った先輩の謎の行動(絵筆を持ったあーちゃんの手を取りカンヴァスの檸檬に×を付ける)に傷ついた彼女はそれ以降絵を描く事をやめてしまいます。そして時が流れ偶然ポーラ美術館にあるセザンヌの檸檬を見た彼女はもう一度絵を描いてみようと思い始めます。 セザンヌと言えば「リンゴ1個でパリを驚かせて見せる」の言葉通りに静物画においても頂点を極めたせいもあり、セザンヌの静物画イコールリンゴのようなイメージがありました。当時困窮生活を送る画家たちにとって安くて腐りにくいリンゴの存在は貴重なものだったのだと思います。 1923年(大正12年) ちょうど先週「北海道立三岸好太郎美術館」で「檸檬持てる少女」の横のパネルに「モダンな果物」として檸檬の説明があって気になっていました。檸檬はヒマラヤ原産で日本には明治初期に静岡県で栽培が始まり近代とともに普及したモダンな果物だったそうです。この絵が描かれた大正時代もやはり檸檬のイメージはそのままだったのだと思います。調べてみるとヨーロッパに檸檬が伝わったのは十字軍遠征の11~13世紀なので印象派の画家たちが活躍した時代にはモダンとか高級というイメージは無かったのだと思います。 それにしてもセザンヌの絵の右端に何となく付け足しのように描かれた檸檬(タイトルにも檸檬はなく)そして短編の中であーちゃんが描いた檸檬のどこがいけなかったのか・・それは小説の中には説明がないので読む側が想像力を膨らませてという事なのだと思いますが余韻を残す短編で檸檬を見たらしはらくは自然にこの短編を思い出す事になると思います。『追記』5月3日巻末にテーマとなる絵画を所蔵する美術館の学芸員による解説があり、特に「檸檬」の解説は面白いと思いました。 「ロココ調の愛らしい砂糖壺を囲む十一の果物たちーリンゴ、梨、マルメロなどが机、机の傾く先への転落に抗いながら絶妙なバランスのなかにとどまっている~黄色い檸檬は独立し、きりりと在る。他方テーブルクロスで形成された山の稜線の陰に、もうひとつの果実が潜む。12番目は地味で慎ましやかなりんご~」輝く檸檬と引っ込み思案なりんご、これが群れることなくひたむきに絵画に身を捧げたセザンヌ自身の姿と重なり合うというのは何とも鮮やかな表現です。
2024.04.24
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札幌市で昨日から申し込みが始まった「生活応援プレミアム商品券」に早速アプリをダウンロードしてスマホ商品券の申し込みをしました。1口5千円分の商品券を4千円で販売し1人あたり5口まで購入が出来るので上限の5口購入で5千円お得という事になります。使えるお店をチェックしてみると普段一番よく使うスーパーが入っていないので試しにと2口申し込みました。正直に言うと「焼石に水」かなぁとも思いますが「申し込み」とか「抽選」という言葉につられた感もあります。 商品券の概要にづいて申し込みの後でサイトをよく見てみると①発行総額:75億円(プレミア分:15億円)②発行口数:150万口とありました。札幌市の人口が今月の時点で196万人ほどなので赤ちゃんからお年寄りまでと考えると購入出来ない人も出てくるのかと・・。 今日たまたま知人と会って商品兼の話になり、昨年は10口まで購入出来た事、広く平等に購入してもらうため口数は希望より減らされる可能性がある事、単身世帯より子供や祖父母のいる家庭(1人で全員分を申し込むのは結構大変という事でした)にとってはお得感はかなりあるという事でなるほどと思いました。 先日、某スーパーの野菜売り場で小さな子供を連れた若いお母さんが大根を1本手に取って値段をみて「高っけ~~!高級品だぁ~!」と大きな声を上げてくれて、私は正直胸がすぅ~っとして「あっぱれ」と思いました。私を含め多くの消費者は「目が点」になるような値段の野菜や果物を見ても大きな声も上げられず「これは今日は諦めましょ」というのが現状の中、ダメ元でも声を上げる事の大切さを教えてもらった気がします。1918年に起こった「米騒動」ならぬ「令和の野菜(食品)騒動」が起こっても不思議はない物価高で自治体や政府に訴えかけるにはどんな方法があるのかと考えます。
2024.04.23
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図書館の書架で「ゴッホの手紙」を見つけ、もしかしたらゴッホが浮世絵を初めて見た時の手紙があるのではと思い早速手に取ってみました。以前にゴッホが浮世絵に出会ったのはのはオランダでもパリでもなくベルギーの街というのを別の本で読んで意外だなぁと思っていたからです。 弟テオに宛てた現存するおよそ650通の手紙のうち250通を厳選し手紙に添えたスケッチも合わせた320ページの結構厚い本です。故郷オランダのニューネンから追われるようにベルギーのアントウェルペン(現在はベルギーのアントワープ)に向かった1885年11月前後の手紙のページを開くと確かに下記の手紙がありました。 1885年11月(437番) 「~ともかく、アントウェルペンは、確かに画家にとって、とても不思議で美しい街だ。ぼくのアトリエは、十分我慢できる。というのも、壁にひとまとまりの日本の版画をピンで留めてみたところ、たいそう楽しげな感じになったのだ。知ってのとおり、版画には、庭や浜辺にいる女たち、馬に乗る男たち、花々、節くれだったいばらの樹木などが描かれている。」 日本の鎖国時代に交易のあったオランダへの陶器などの輸出品の包み紙とした使われていた浮世絵がベルギーでもしかして安価な値段で買えたのか、ゴッホがアントウェルペンで通った「王立芸術学院」にあったものなのか興味が沸きます。そして特にゴッホの絵の特徴の1つであるうねるような樹木の描き方が「節くれだったいばらの樹木」に影響があったのかこの浮世絵を是非見てみたいものです。 そしてこの本を締め括る最後の手紙はゴッホの拳銃自殺の3日前の1890年7月24日(652番)で前日の651番の「~おそらくきみは(テオ)はこの<ドービニーの庭>のスケッチを見たいだろうね。ぼくがもっとも念入りに描いたカンヴァスの中の1枚だ。他には古い茅葺き屋根の家のスケッチと、雨後の広々とした麦畑を描いた2点の30号のスケッチも同封した~」で始まるt手紙の続きとして書かれています。 「~ぼく自身の作品について言えば、そのためにぼくは自分の人生を危機にさらし、ぼくの狂気はそのために半分打ち砕かれた。いいさ、でもきみはぼくの知る限り、そんじょそこらの画商ではない。きみは自分の立場を選べるし、ぼくの見るところ、本物の人間らしさをもってふるまうことができる。だが、何をなすべきなのか。」で652番は終わっています。 驚いたのは「この手紙は651番の手紙の未完草稿で、7月27日にヴィンセントが亡くなった時身に付けていたものである」と注釈(※)が書き添えられていた事です。ゴッホの愛したオーヴェールの麦畑 危篤の知らせを受けオーヴェールに駆け付けたテオが実際にこの手紙を読んだのか、読むことなく翌年ゴッホを追うように亡くなってしまったのか・・。最後の最後まで画家(手紙を読む限りは詩人であり哲学者でもあった)として生きたゴッホと弟テオに対する信頼と愛情の溢れた手紙には胸を打たれ、またしても未完の手紙を残して果たして拳銃自殺をしたのだろうかと疑問が沸いてきます。
2024.04.21
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昨日の日ハム対ロッテ戦の中継中に「エスコンF」の人気メニューの紹介があり、昨日登板の伊藤大海投手の名前が付いたホタテ丼(1150円)が一押しで紹介され、ちょうど先週の金曜に大阪の京セラドームでオリックス対日ハム戦を観戦した知人が「いてまえドッグ」の写真を送ってくれた事を思い出しました。メールには「私が観た試合はオリックスが完封負けでした💦流石伊藤大海投手!」と力投に温かいお言葉も。 昨年のWBCに感動してオリックスのファンクラブに入会した(阪神のファンクラブにも所属)彼女から京セラドームでは「いてまえドッグ」が一押しなのと聞いた時は流石大阪のノリと思いましたが、結構美味しいらしく写真で見る限りは迫力があってやっぱり「やっちまえ」の心意気を感じます。 ところで昨日の試合は日ハムファンにとっては最高の締めくくりで9回裏に加藤豪将選手がフォアボールを選び押し出しでサヨナラ勝ちとなりました。ヒーローインタビューではフォアボールでお立ち台・・と照れていましたが劇的なヒットにも相当する選球眼でした。下記は昨年の6月に書いた日記です。 アメリカ生まれの加藤選手(アメリカと日本の二重国籍)は5歳の時に再渡米してからはずっとアメリカ在住で、少年野球時代にマリナーズのイチロー選手の試合を見て感動しそれから本来の右打ちから左打ちに変えたようです。その後メジャーリーグで日本国籍を持つ選手としては初めてドラフト指名がありブルージェイズやニューヨークメッツ等で通算11年間プレーしています。 メジャーリーグでは1本のホームランも無かったというのが俄かには信じられず、今後の活躍が大いに楽しみです。今朝のネットに加藤選手のアメリカでの「おまじない」の記事がありました。日曜日のホームゲームの度に報道陣に「ミスタードーナッツ」を差し入れしていて(MLBでは中堅以上の選手が自腹で)その真意は「ドーナツは真ん中の穴がゼロに似ていて食べるとノー(ゼロ)ヒットがなくなるから」というゲン担ぎと米国流のおもてなしのようです。 もう一つ日ハムファンにとっての明るいニュースは今季2軍スタートとなった清宮選手が昨日の試合で一軍復帰で初ヒットを打った事です。コメンテーターの「日ハムのスター清宮選手!」の言葉に改めてムードメーカーでもある清宮選手の存在の大きさを感じました。怪我をできるだけ少なくしてフル出場を目指して欲しいものです。と書いているうちに今日もロッテ戦に勝利!接戦に弱い日ハムのイメージは今年は返上で一勝を積み上げてくれる事を願います。
2024.04.20
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昨日北海道の札幌と函館で桜の開花宣言がありました。ちょうどジムへ向かう途中にある「倉式珈琲店(今年2月末で閉店)」のほぼ敷地内にある樹木に咲き始めた花があまりに可憐で写真に撮りました。 4月18日 3月28日(閉店から1か月後) 北海道では梅と桜が同時期に咲くため見分けるのが難しく検索して調べてみましたが白とピンクの花は多分桜かなと思います。ふと菅原道真の「東風(こち)吹かば にほひ おこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ」が浮かびました。菅原道真が左大臣の圧力によって京の都から大宰府に左遷させらた時(901年)に詠んだ歌で、大河「光る君へ」と同じ平安時代ですが1100年以上の時を経ても花に対する愛情がひしと伝わる名句だなぁと思います。 本帰国して1か月後ぐらいに倉式珈琲店を見た時は何て大きな看板と建物と広い敷地だろうと思っただけですが、その後2月末に閉店と分かり、閉店間際に滑り込みで行って来ました。 運よく窓際の席が空いていて珈琲とお勧めのスイーツを注文してからゆっくりと店内を見渡したり、窓外の樹木や雪景色を眺めました。徐々に外も暗くなって来て全くライトアップされていない外の景色は却って神秘的な感じがしました。珈琲の味わいも店内の落ち着いた雰囲気も申し分なく、このお店が閉店するのは何とももったいないなぁと思いました。 ところで樹木の花はここ数日立ち止まって写真を撮る人達を見かけるようになり、すぐ隣の敷地にあった「ベーカリー レストラン サンマルク」も昨年2月に閉店の張り紙をドアにしたままの寂しい状態になっています。主(お店やお客さん)がいなくなっても春を忘れないでこれから更に花々が咲き乱れるのかなぁと思いますが、この景色に見合うような素敵なカフェがまた誕生して呉れる事を切に願います。
2024.04.19
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先週の木曜の「ヴィノスやまざき札幌店」でのワインテイスティングは白の後の4本目が「トラミエ ブルゴーニュ赤2020(ピノ・ノワール100%)」、ラングドック地方の「シャトー・レゾリュー赤ラベル2021(カリニャン45%、グルナッシュ40%、シラー15%)」と続き、初年度初のスペシャルサービスはメドック格付け3級の「シャトー ・ラグランジュ2013」とACボルドー・シュペリュール地区の「レイニャック キュヴェ・スペシャル赤2014」の飲み比べ(ブラインド・テイスティング」で締めとなりました。 格付けワインが飲めるという事で参加者からも「3千円の会費で・・」と喜びの声が!グラスに注がれた深紅の色や香りにどんな違いが?と真剣そのもので「さてそれではどちらがシャトー ・ラグランジュでしょう?」にはほぼ全員が「うーん」と唸ってしまいました。私も当然違いが分からず、最後の方でかなり酔っていた事もあって自分が当てたのかどうかも記憶にないのが残念と言えば残念です💦 ボトルを覆っていた布が外されワインの詳細も説明してくれて「ラグランジュ」がカベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー21%、プティ・ヴェルド4%なのに対して「レイニャック」はメルロー67%、カベルネソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン8%と葡萄の品種や比率も違っているのに・・サラリと言い当てるまでにはどのくらいワインを飲み続ければいいのかと🍷 シャンパンからラグランジュまで7種類のワインを全部買うとしたら3万円ほど(税抜きで)をこの会費でしかもウンチクたっぷりの1時間半の説明には感謝・感謝で翌月の「イタリアワイン編」もしっかり申し込みをして来ました。
2024.04.18
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美術館新館開館40年を記念しての所蔵品展の案内の中の「恋をしなくちゃいい絵は描けない」「恋する画家の陶酔ざんまい」の言葉に惹かれて先週の日曜に「北海道立三岸好太郎美術館」行って来ました。画家と恋というとすぐピカソが浮かんできますが、果たして三岸好太郎(1903-1934)も31年という短い生涯で「恋ざんまい」だったのかと思うと、この言葉は妻であり同じく洋画家の「三岸節子」へ掛けた言葉とパネルに説明がありました。「俺が死んだらなぁ、お前、恋をしなくちゃいい絵が描けないぞ」 かねてから「自分は30歳で生涯を終える」と言っていた三岸好太郎はその予言の1年後に亡くなっています。この言葉がいつ言われたのか謎ですが画家三岸節子への応援の言葉であり揺るぎない永遠の愛情を感じます。 「ヒマラヤ杉と蝶」1934年 「オーケストラ」1933年 短い生涯で描き上げた220点ほどの作品がこの美術館に寄贈され「蝶と貝殻シリーズ」や「オーケストラ」は特に高い評価を得た作品です。 パネルの説明を読み進んで行くと「恋」に関しては妻の三岸節子を悩ます事も多かったようですが、「陶酔」に関しては「中国やヨーロッパに陶酔」「美女に陶酔」「音楽に陶酔」「悪魔的境地に陶酔」の他に「せっちゃん(三岸節子)に陶酔」もあってこれにはほっこりさせられます。 じっくりとパネルも読みながら作品を鑑賞して、帰り際に隣の敷地にある「北海道知事公館庭園解放」のお知らせが目に入りました。公館内の見学も出来きるようで、ちょうど再来週辺り満開になるはずの🌸を見るのに絶好の場所と開花がとても待ち遠しくなりました。市の中心部ながら雄大さも感じられる自然に触れ合えるのは北海道ならではとちょっと誇らしい気持ちです。
2024.04.16
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河川敷が完全に雪に覆われていた2月に「豊平川」に架かる「幌平橋」を散歩中に通りかかった時、一番驚いたのが橋の入口ある掲示板の内容でした。 先週の土曜の極上の空の色。 川に石投げをして遊ぶ子供たち。 「昔の豊平川はサッポロと呼ばれていましたが、明治になって豊平と呼ぶようになりました・・」現在の札幌の市名がかつて川の名前だった事を初めて知り、次に川幅の広さ、急な流れ、そして「ゴォ~」と轟音をあげて流れる水音に川幅も狭く静かに流れる(ほぼ音を聞いた記憶がありません)シンガポールの川(Singapore River)の事も思い出しました。 先月、札幌市が積雪ゼロを発表してから河川敷にはスケートボードや散歩する人達の姿が徐々に増えて行き、河川敷からも雪がすっかり消えた先週の土曜にはバーベキューを楽しんでいる人達や子供連れでまったり川を眺めている人達と完全に「春到来」の風景でした。 川の流れや音が気になって調べてみると「日本は標高の高い山脈が背骨のように走っているので欧米の川に比べ同じ標高差を短い距離で流れるため速く流れる」と説明があります。豊平川も流域の8割は勾配山地のため大都市を貫流する河川として屈指の急流河川という事で流れの速さや音には納得です。シンガポールに行く前にいつ豊平川を見に行ったか思い出せないですが、流れや音は当然のものとして捉えていたのかと思います。 「水の音」で癒しを感じるのは未だ世に生まれ出る前に母親の「羊水」の中でプクプクと浮かんでいる時の記憶からと何かで読んだ事があって、川や海のある所に行けなくても洗濯中の洗濯機の水を見ているだけでも効果がある(現在の洗濯機では出来ないですが💦)というのを信じて渦巻を見つめていた時期もありました。改めて検索すると「流水音にはゆらぎと呼ばれる人の心をリラックスさせる効果がある」という説明もあり洗濯機でも効果はあったんだと実感です。 豊平川の場合は川の前面には「藻岩山」の絶景が広がるというメリットもありますが、春の植物の芽吹きだけでなく自然からこんなに「幸せホルモン」を感じられるとは本帰国前には想像もしなかった事です。 フラトンホテルを望むシンガポール川の景色です。川沿いに飲食店が並び場所によってはベイサンズが真ん前に見えるため年中ライトアップされる観光スポットですが、川の流れる音が全く記憶にないので確認のためにもシンガポールに里帰り旅行をしたい気分になってきました。
2024.04.15
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先週の「ヴィノス やまざき」のワインテイスティングの白2本はラングドック地区の「シャルドネ100%」とロワール産の「ソーヴィニョン・ブラン(プイィ・フュメ樽使用)100%」でパネルの説明の「シャブリより旨い!」を見てシャルドネを購入しました。 2022年 アルコール度数13.5% 230円/個(税込み)殻は希望に合わせて剥いてくれます。 パネルのタイトルは「あまりにも美味しくて直輸入を決断!運命をかけた白!」で「ラングドック地区でも最も日照量の多い畑の完熟シャルドネを使用し、フレッシュでありながら穏やかな酸はブルゴーニュ産を超えている」とあり、果たして牡蠣との相性は?と興味深々で昨日常連客になっている鮮魚店「魚衣」でサロマ産のカキを購入しました。殻付きなのと店主の鮮魚ネタが特に気に入っています。「サロマの牡蠣はオホーツク海の海水と大地から流れる川の水が絶妙に混ジり合っているので、厚岸産よりも塩味が薄くあっさりしているけれど特に塩やレモンをかけなくても本来の味が楽しめる」という事でした。 北海道産のカキの知識もちょっとだけ増えて、まずは飲み残しのチリ産のシャルドネ(500円台)を飲んだ後「GOURGAZAUD(グールガゾー)」を一口飲むと味わいの違いは歴然でチリ産より3倍ほどの値段でこの一本は大きな価値があると思いました。値段に関してはワインは緩急つけて(安い・高い等など)飲んだ方が美味しいワインを飲んだ時の幸福感が全く違うと勝手に思っています(本当に万が一凄い幸運が訪れて毎日高級ワインが飲める身分になったとしても) という事でカキとはしっかりマリアージュでしたが、欲を言えばカキはやっぱり厚岸産の方が肉厚とクリーミーさで私にはナンバーワンかなと。もう店頭には並んでいないので次のシーズンを楽しみに待ちます。
2024.04.14
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昨日のNHK「チコちゃんに叱られる」の野球のユニフォームネタの第二弾「野球のユニフォームに横じまが無いのは囚人のイメージが強かったから」には目から鱗でした。このイメージを作り上げた旧約聖書(紀元前4~5世紀に成立)「レビ記19章」の中の「2色のしま模様(縦・横両方法だと思います)の服を着てはならない」という箇所も紹介され、しま模様は「悪魔の衣服」で「異端のシンボル」であった事には驚きました。確かに欧米のコミックで登場する囚人達はこの教えを受け継ぎ横じまの服を着ている事を思い出しました。 そして、しま模様のイメージアップに貢献した人物として2千年以上の時を経てフランス革命(1789年)を指導した革命家「マクシミリアン・ロベスピエール」の登場です。しま模様にここまで宗教や歴史上の出来事が関係しているのには驚きです。アメリカで野球が競技となったのはフランス革命から56年後の1845年でその時にはしま模様の悪いイメージは過去の遺物になっていたと思うのですが、それでも流石に囚人服のイメージが強い横じまのデザインをユニフォームにとは考えなかったのだと思います。 そして最後に「横じまのユニフォームが無い理由」を納得させる実証実験で「ストライクゾーンが分かりやすくピッチャーに有利」という事でした。捨て身作戦で「ストライクゾーンに投げて」という横じまユニフォーム採用もありかなとか考えてしまいました💦ところで番組で「横じまを着ているとよこしまな人と思われるから」とゲスト回答者が言っていて、妙に気になって調べてみると「邪しま」という漢字で心が正しくないという意味でした。そう思ってみると赤白の横のしま模様はちょっと怪しい感じです。
2024.04.13
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昨日の「ヴィノスやまざき」の「王道ワイン産地を味わう~フランス編~」は最初にスタッフからフランス語で乾杯が「SANTE(サンテ・健康の意味だそうです)」と教わり、参加者(15名ほど)全員でサンテの掛け声で始まりました。初年度初という事でサプライズが色々ありますとの事で期待が高まりました。 シャンパンのティスティングの前に上手にコルクを抜く方法(コルクを回すのではなくボトルを回す等など)や最初の「プシュ」という音が「淑女のため息」と呼ばれる事を初めて知りました。 テーブルには既におつまみ(Appetizers)が用意され北海道産の白カビチーズや岡山県のブドウ農家が造る大き目サイズの干し葡萄(出荷出来ない葡萄を使っているそうです)など、どの品もこのワインショップが厳選し契約をして仕入れているという逸品でした。 シャンパンは濃い黄金色で周りからは「ちょっとピンク色にも見える」と声が上がり(私にはピンク色は見えませんでしたが💦)ミネラル感たっぷりで、久々のシャンパンに酔いしれました。「ヴィネスやまざき」は産地と直接契約してワインを輸入しているので、買い付けに至ったきっかけや生産者の詳細をパネルで紹介してくれました。 「ブドウ農家が造る秘密のシャンパン」のタイトル通り、あまりに美味しくて自分達用にと造っていたシャンパンは「モンマルト ブリュット セクレ・ド・ファミーユ」で葡萄の栽培から醸造、瓶詰め、出荷までを一貫して手掛けてるRM(レコルタン・マニュピュラン」と呼ばれる生産者だそうで、有名なドンペリでも葡萄は買い付けをしているNM(Nはネゴシアンの意味)という事を初めて知りました。当然RMの方が価格はNMより高くボトルに明記してあるものもあるそうです。 そして何故かすかにピンク色に見えるのかは使っている葡萄品種のためでこれはパネルには書かれていません。黒葡萄の「ピノ・ノワール」と「ピノ・ムニエ」が40%ずつで残りの20%が白葡萄の「シャルドネ」のため黒葡萄の色が若干出るという事でした。なるほどです。 その後白ワイン2種類、赤ワイン2種類と締めのサプライズのブラインド・ティスティングで赤ワインが2種類と続きました。白と赤の6種類については後日書きたいと思うほど内容が濃く大満足のテイスティングで帰り道かなり肌寒くなった夜道も全く気にならないほど心はホカホカでした。
2024.04.12
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今朝のNHK「あさイチ」で「痴漢に遭った時の対処法」を取り上げていて、これって私が日本にいた20年前(以上)と何一つ変わっていないのでは?といきなり過去へタイムスリップした気持ちになりました。運悪く電車内で被害にあった時は「勇気を出して声を上げる」「具合の悪いふりをしてしゃがみ込む」「周りの人にSOSを発信する」等など、結局は「自分で自分を守りましょう」という昔と変わらない内容を敢えて電波を使って伝える事なのかなと憤りを感じました。 番組の最後の方で視聴者から「行政の改革が必要」「法律の改定を」と意見が紹介されたのにはホッとしましたが、これに対してもコメンテーターからは「法律の改定には時間がかかって・・」と憤りを増幅させる回答でした。 シンガポールで痴漢行為がほぼ皆無なのは行政が大きく関わっているからで、「死刑」に相当しない軽犯罪(痴漢、すり等)に関しては「むち打ちの刑」が施行されます。打ち方も4段階に分かれているそうで一番厳しいのは(多分針のような物がムチに付けられていて)気絶するほどだと噂に聞いた事があります。男性だけに課される刑罰と聞いて何だかほっとしたのを覚えています。この刑罰も大きな抑止力になっていると思いますが、もう1点日本と違って「女性を性の対象」として捉える文化や習慣が無いお陰と思っています。具体的には日本で昔はよく見た週刊誌のページに使われた女性のヌード写真は20年前のシンガポールで全く目にする事がなく「女性の地位」について考えさせられました。レディファーストが徹底していて女性の地位や待遇については世界的に見ても高いと思っています。それは建国以来の(僅か59年ですが)国のリーダーや政治家たちの「性に対する平等意識」の賜物だと思います。 ちょうど札幌市の地下鉄にも「女性専用車両」の広告があって「あぁ、まだこんな車両が存在しているんだ」と驚いたばかりでした。「女性が輝ける社会を目指して」と言われて久しいですが、通勤や通学にも神経をとがらせ挙げくに個々の自衛努力や交通機関への対策に依頼するだけというのは行政が全く怠けているとしか考えざるを得ないし、少なくても女性議員から大きく声が上がっていないというのも不思議としか言いようがありません。 因みにもし痴漢を捕まえる事が出来た場合(被害者が声を上げて駅係員が捕まえるというのがベストの方法と思いますが)初犯の場合は罰金刑で済み20万円~30万円と検索で出てきました。痴漢行為に遭って精神的に深い傷を負ったまま数年或いは数十年過ごす女性もいるのかと思うとやり切りれない気持ちになります。
2024.04.11
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先日「北海道立近代美術館」からの帰り道で大通り公園へ向かっている時にワインショップ「ヴィノスやまざき札幌店」を見つけました。ちょっと高級感のある外観でどんなワインを売っているのか興味津々で中に入ってみました。 アルコール度数 13.5% 生産者を訪れるスタッフの写真も添えられて。 手頃な千円以下のワインの品揃えも結構あり、店内をじっくり見て一番興味を引かれたのがポルトガルの白です。ボトルの下部に「ARiGATO OBRiGADO~(サイン)」とペンで手書きがあるのでスタッフに「特別なワインですか?」と聞くと「生産者が当店に来てくれてその時サインしてくれた最後の1本です」とのことで迷わず購入しました。 「葡萄の品種は?」と聞くと「ポルトガルの地葡萄で多分名前を聞いた事はないと思いますよ」と言われたのでワインの説明書を写真に撮らせてもらいました。 蔵元:キンタ・ダス・アルカス 生産地:アレンテージョ 葡萄品種:ルーペイロ 50% アンタン・ヴァズ 50% 確かに全く聞いた事がない品種でした。スタッフによると世界各地のワイン生産者を訪れ直接買い付けをしているという私にとっては何とも嬉しいワインショップでした。 昨日、白身魚の刺身に合わせて開けましたが、若干の甘みもあり果実味豊かで酸味も程良く刺身以外のポテト&トマトサラダ、牛レバーのパテとも相性抜群のワインでした。 スタッフから毎月一回「ワインテイスティングも店内でやっていますよ」とお誘いがあり、明日新年度初の「王道ワイン産地を味わう~フランス編~」に参加する事にしました。世界各地を回っているスタッフから今気になる産地とかを聞くのもとても楽しみです。
2024.04.10
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札幌の積雪ゼロが発表されてからほぼ5日後の今日やっと我が家の庭の雪が積雪ゼロとなりました。ずっと雪に閉ざされていた庭の陽の当たる所にある日緑の芽が頭を見せた時には驚きと喜びで目を見張りました。思えば20年間四季のない国で暮らしていたので21年振りの「春の訪れ」の実感です。 芽から花が咲いた時には何故か「福寿草」という言葉がすぐ浮かびました。幸福と長寿の一文字をとって名付けれれた「福寿草」は何か今の気持ちにぴったりのようでした。 植物に詳しい友人に写真を送ったところ「それは福寿草ではなく、フキノトウですよ。毒性も福寿草よりかなり弱いのでしっかりあく抜きして食べられますよ」という事でした。名前が何であっても毎日窓から眺めていると(今は7つぐらい)「3大幸せホルモン」の1つ「ドーパミン」が分泌されているを実感します。四季のある国、そして植物の存在も偉大です。 コロナ禍の時に「心の健康」のためにドーパミンを分泌させる方法として家族や友人と会う、会えなければ電話などで会話、それも難しければ自分が好きな物(ぬいぐるみでも何でも)を見つめたり目を合わせる事で効果が出るというのをNHKの番組で見ました。 目を合わせると言えば先日「とくとく検診」に行った病院の「病院ニュース」の表紙が「石狩太美(ふとみ)防風林」で撮影された「エゾモモンガ」でその縦長の愛らしい目を見つめるとこれぞ正にドーパミンという感じです。札幌の市街地でも見る事が出来ると聞いていますが、今年の目標の一つは「生・エゾモモンガ」を見ることです。実際に目を合わせる事が出来たら幸せホルモンもマックスになるかなぁと今から楽しみです。 因みにエゾモモンガは冬眠しないそうです。ただ寒がりで寒い時期は木の間から顔を覗かせてくれるのは一日に一回くらいとネットの記事にありました。 本帰国して早4か月目、これから自然がらどれだけ多くの心の幸せを分け与えて貰えるか楽しみです。心の幸せが結果体の健康維持に繋がると期待して・・。福寿草 ネットの画像から。
2024.04.09
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「北海道立近代美術館」で日曜日(不定期)に開催している学芸員による30分間の「ミュージアム・トーク」に初めて参加しました。1年間の美術館パスを購入したので何回でも参加出来るのが何より嬉しいです。昨日は現在開催中の「パスキン展」に合わせて同時代に活躍した「エコール・ド・パリ」の画家「藤田嗣治」がテーマでした。藤田嗣治の自画像が展示されている近くに椅子(定員は一応15名)が用意され、学芸員から「本日は戦前・戦中・戦後の作品、主に戦争画の紹介です」とまず説明がありました。 藤田嗣治と言えば2006年に訪れた「パリ市立近代美術館」で見た「寝室の裸婦キキ」の大きさと「魅惑の乳白色」と言われる唯一無二の白色が私には一番印象的で、そういえば藤田嗣治の戦争画って見た事がないという事に気が付きました。 「12月8日の真珠湾」 パネルに映し出される「12月8日の真珠湾」「アッツ島の玉砕」「サイパン玉砕」「シンガポール ブキ・ティマ攻略」等など主に「東京国立美術館」所蔵の戦争画はこれが藤田嗣治の絵かと思うほど茶色や暗い色が多く使われ、更に軍の命令によって国威発揚のため負け戦さでも勝利しているようにと描き直しを強要された物もあるそうです。戦時中、帰国を余儀なくされ日本人画家として最多の150点ほどの戦争画を描いた事と当時パリでの藤田嗣治の名声が日本で妬まれていた事もあり「戦争責任」を問われる事態にもなったようです。 終戦後のGHQの聴取や日本の状況に嫌気がさし1949年にパリへ戻り洗礼を受けてクリスチャンとしてその後の人生を送った所謂「戦争に翻弄された一人」の人生にはしみじみするものがあります。 「Chapelle Foujita」への道案内 5番目の妻「君代さん」と共に眠る 2014年にシャンパンメーカーを訪ねるためランスを訪れた際に「藤田嗣治がプロデュースした教会」がある事を知り、立ち寄った事を懐かしく思い返しました。教会の真ん前にあるシャンパンメーカーの支援で建てられた教会で何と言ってもステンドグラスの美しさに魅了され教会内の椅子に座ってしばらく見惚れていた事もミュージアム・トークのお陰で昨日の事のように思い出しました。 因みに次回のミュージアム・トークは4月下旬の「ユトリロ」に参加予定です。
2024.04.08
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ジムからの帰り道で見つけた小さな鮮魚店「魚衣」は常連客はいる様子だけれど混んでいる事はなく店主が丁寧に食べ方の説明までしてくれるので定期的に通うようになりました。 昨日はお店の外の黒板の一番最初に「釧路産くじら肉刺身用」があったので中に入るとちょうど良い大きさの切り身がケースの中に並べてありました。 ちょっとだけ馴染みになった店主と近所のスーパーで購入した「鯨ユッケ」が期待以上に美味だった事を伝えると「鯨の赤身は低カロリーでヘルシー、絶対お勧めですよ。私も大好きです」と「一押し」でした。 そういえば先日釧路で水揚げされた大きな鯨をさばいた様子とこれから市場へ出荷という北海道のローカルニュースを見た事を思い出しました。「魚衣」の店主によると今年は12頭の鯨が水揚げされる予定で、それが全部売り切れてしまうまでは食べられますよという事でした。 流石にユッケのたれを自分で作る事は出来ないので食べ方を尋ねると「焼肉のたれ」がお勧めという事でこれにはちょっと驚きました。「生憎焼肉のたれは家には・・」と言うと「普通にショウガ醤油で大丈夫!」と言われたのでこの後スーパーでしょうがも買いました。 73g 税込み436円(ユッケ風に自分で細かく刻んで) 肉の繊維が細やかなためか思った以上に柔らかくクセがなく確かにマグロや牛肉に近い味わいです。たれやソースをかけると食べ物が全てその味になってしまうと思うのですが、ショウガ醤油のためくじら肉本来の旨味(甘み?)のようなものも感じ大満足の味わいでした。 お店のケースの下に「出荷鯨肉調査票」も貼られていて(販売する場合は必須だそうです)「ミンク鯨令和6年4月1日 根室北方沖(オホーツク海)で捕獲」と細かい情報が記載され写真に撮らせてもらいました。 ミンク鯨って聞いた事があるけど果たして鯨にはどんな種類が?と調べてみるとウィキペディアに下記の表がありました。ナガスクジラ科+コククジラ 他のクジラ クロミンククジラ ミンククジラ ドワーフミンククジラ キタタイヘイヨウクジラ キタタイセイヨウクジラ
2024.04.07
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友人から「うっかり同じ本を買ってしまったので・・」とプレゼントしてもらった原田マハ著「<あの絵>のまえで」は6篇からなる短編小説でした。「アート小説の名手」が今回スポットを当てる絵は?と興味深々で読み始めました。 1篇目の「ハッピー・バースデー」は広島平和記念日の8月6日に広島市で生まれた「夏花」が主人公です。「夏の花」「広島」という大きなヒントが最初にあっても<あの絵>が「ひろしま美術館」が所蔵する「ドービニーの庭」である事に後半になってやっと気が付きました。 ゴッホの遺作である「ドービニーの庭」がひろしま美術館所蔵である事を知ったのは一昨年のNHK「あさイチ」で当館での「ナイト・ミュージアム」のイベントが紹介された時で、正直そんな凄い絵が日本に・・という驚きでした。 下記が気になって調べてその日に書いた日記の一部です。 2枚描かれた同じ構図(どちらも1890年7月中旬頃制作)の「ひろしま美術館」にある1枚は絵の左下の茶色の辺りに実は猫が描かれていたはずという(ナイト・ミュージアムでは)ミステリーで始まります。実際にスイスの「バーゼル市立美術館」にあるもう一枚には猫が描かれているそうです。ひろしま美術館が所蔵する絵はゴッホの死後ドービニー夫人に寄贈され、その後競売でドイツに渡った後「ナチスの台頭」に翻弄されたり1901年画家の「エミール・シェフネッケル」によって猫の部分が塗りつぶされた可能性があるということでした。さらに1940年のナチスのオランダ侵攻前に当時この絵の所有者だったユダヤ系の銀行家が絵と共にアメリカに亡命という歴史もあるようです。その後1974年に所有者だった銀行家の息子が競売にかけ「ドービニーの庭」は広島銀行が落札したという経緯だそうです。 肝心の「ハッピー・バースデー」は20年前の回想として夏花が就活に苦戦する様子、それを女手一つで育て上げた母親が娘を見守る姿、夏花の同級生で親友の亜紀が就活を応援するためにクリスマスプレゼントに贈った「ドービニーの庭」が表紙に描かれた手帳とエンディングへと線で繋がっていきます。時を経て8月6日の夏花の誕生日をお祝いするために親友の亜紀が訪れた場所は・・。原田マハ氏の小説はやっぱり心が温かくなります。
2024.04.06
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シンガポールのワインショップ「Wine Connedtion」でワインを買う事が出来なくても毎週のニューズレターは懐かしさもあり目を通すようにしています。先週の10%オフの1本にお気に入りだったイタリアの赤があって「JUPITER」に似たようなワインがあるかどうか探しに行ったところラベルのデザインがよく似ている1本を見つけ購入しました。 アルコール度数14% 24ヵ月の樽熟成 「TRONO NERO D’AVOLA SICILIA doc RISERVA 2019」はシチリアのワインで葡萄品種は「ネロ・ダーヴォラ」で同州で最大の生産量のようですが、私はこの葡萄品種は初めてです。調べてみると「凝縮された甘み、ボリューム感がありエキゾチックな印象」とあります。 手作りのハンバーグステーキに合わせましたが、抑えた甘みと適度なボリューム感でかなりの好相性でした。裏のラベルに「肉料理やハードタイプチーズと合う」とありますが、次回は最近嵌っている鯨肉ユッケとブルーチーズを合わせてみたいと思っています。何と言ってもシンガポールと違ってこのレベルの高いワインも千円台で買えるのが嬉しいです。 BISCARDO NEROPASSO(ビスカルド・ネロパッソ) アマローネで有名なヴェネト州のワイン シンガポールにいた時にお気に入りだったほんのりとした甘みが特徴のイタリアの万能ワインでワイン友達とはラベルのデザインから網ワインと呼んでいました。因みに葡萄品種はコルヴィーナ、メルローとカベルネ・ソーヴィニョンの3種のミックスです。このワインについて一昨年書いた日記を見てみると値引きで26ドルとあって今年になって2ドル上がっているので更にワインの値段は上がっているのだなぁと・・。
2024.04.05
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ジュル・パスキン(1885-1930) 「花束をもつ少女」1925-1926 北海道立近代美術館(道近美)で6月16日まで開催中の「どこにいてもよそ者だった。越境者パスキン展」に行って来ました。道近美は全国の美術館の中でも「エコール・ド・パリ(第一次世界大戦後、主に1920年代にパリで活躍した画家たちの総称)」の絵画やガラス工芸の所蔵が多いのが特徴です。 ジュル・パスキンと言えば「花束をもつ少女」と自ら命を絶ったという事ぐらいしか知らなかったのですが、今回の展示でスペイン系ユダヤ人としてブルガリアに生まれ、ルーマニアやヨーロッパ各地、キューバ、アメリカ、パリと越境者となった事情、父親との確執で特に母親の死後家族とは疎遠であった事、妻(エルミーヌ)と恋人(リュシー)の間で不安定な関係を続け「芸術家は45歳以上生きながらえる必要はない・・」と常々語っていた事を実践するように45歳で命を絶った事などを知りました。1922年 入口のすぐ近くに展示されている大きな絵は「放蕩息子」で、タイトルを見てすぐエルミタージュ美術館で見たオランダの画家「レンブラント」の「放蕩息子の帰還」を思い出しました。「新約聖書」で語られた内容で父親から譲り受けたお金を放蕩で使い果たした息子を許すという話ですが、パスキンの場合は結局は父親に許しを請う事も父親が博愛の心で息子を迎え入れる事はなかったようです。 同時代の画家「キスリング」「アンドレ・ドラン」「スーチン」「シャガール」「ユトリロ」「藤田嗣治」の絵もあり。久々に本物の絵が見られる幸せを感じました。 そしてこれは凄い!と思ったのは子供向けの4種類の「ワークシート みる・かんじる・あらわす」が用意されていて「画家の絵具箱でたくさん減っている絵具は?」「この絵の中で触ったら柔らかそうな物は?」「女の子は何て言って自己紹介してる?」と質問があり、裏面にはこの質問の答えのヒントになる事が分かりやすく書かれています。もし自分が子供の時に絵を見てこんな質問に答える機会があったらと・・。「絵ってそんなに難しい物ではないんですよ」と優しく言って貰えているようで、これも貴重な経験でした。
2024.04.04
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昨日のエスコンFでの初戦の注目度ナンバーワンは何と言ってもオリックスから移籍した「山崎福也」投手の初登板で、対する楽天の投手が日ハムから移籍のポンセ投手と「移籍対決」となりました。麦芽100%生ビール アルコール分5% 製造2024年3月(製造が新しいほど美味しいを信じて🍺) 勝利を願って北海道限定販売の「SAPPORO CLASSIC」も用意し、山崎投手の投球フォームもじっくり鑑賞しながら熱い声援を送りましたが、一番印象的だったのがマウンド上での表情でした。自信に満ちていてしかも応援する側に安心感を与えるピッチャーの表情というのは私は初めて見た気がします。ヒットを打たれても表情が大きく変わることは無く、次回登板時に勝利投手となった時の更に笑顔が加わった表情が見てみたいtと・・。試合前に何故日ハムへの移籍を決めたのかという経緯が紹介され、札幌で脳腫瘍の手術を受けた翌日に見たダルビッシュ投手の力投(当時は日本ハム所属)に大いに勇気づけられたという経緯には「来るべきして(日ハムに)来た投手」と思い、今年こそはファンが喜ぶ結果をもたらしてくれる選手の一人として期待が大いに高まります。 試合は残念ながら2対4で楽天の勝利となり、エスコンF初戦勝利は来年に持ち越しとなりました。安打数では楽天を上回りながらここ一番でヒットが出ず繋がらなかったのが敗因ですが、5番を任されている野村佑希選手の開花(札幌の🌸の開花予想は4月29日)をもう少し待ちます。 ところで移籍と言えば、昨年物議を醸し西武からソフトバンクへ移籍した山川穂高選手も初戦からヒットを放ってその存在感をアピール、また巨人から中日へ移籍した中田翔選手もホームランを打つ等など、移籍した選手達の新天地での活躍がまた楽しみな今シーズンになりそうです(日ハムからメジャーへと移籍した上沢投手の朗報も待ちます。やっぱり日ハムファンとしては上沢投手の存在は大きかったなぁと、ちょっと寂しい気持ちもあります)[追記]4月5日 3日の試合の翌日の楽天戦は北山投手の快投&万波選手のホームランで日ハムファンを歓喜させてくれました。もしかして札幌ビールの星マークのように今年「アレ」を超える感動を味わえるのではと欲を出してしまいます。今日は出だし好調の西武戦で開幕戦で気迫の力投を見せてくれた伊藤投手の2回目登板に期待が高まります。あっ、でもシーズンは始まったばかり💦選手たちの怪我が少しでも少ない事を願い残り138試合を熱く応援し続けます🥎
2024.04.03
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日本に本帰国して野鳥の「シマエナガ」を初めて知りました。先週のNHK「ダーウィンが来た」でも人気ナンバーワンの野鳥として「シマエナガ」を取り上げていました。気になって友人に聞いたところ「2~3年前くらいにシマエナガの写真を投稿した人がいて、それからブームに火がついて・」という事でした。 そしてシマエナガケーキやシマエナガアイス、シマエナガデザインの日用品等など、まだまだはブームは続いています。札幌市内の真駒内公園(1972年の冬季オリンピックで選手村があった所)で良くみかけるという話を聞きますが、昨日のネットの記事に「札幌のオアシス」である「北海道大学構内」で冬限定で見られるという記事を見つけました。北海道大学構内と言えば昨年11月の一時帰国の際に見た「紅葉」の美しさに息をのむものがありました。北海道構内では一年中野鳥がみられるようですが、特にこれからの季節4~5月には「センダイムシクイ」「オオルイ」等など70種類ほどが見られるそうです。肝心のシマエナガはもう遅いかなと思いますが、来年のために構内の「恵迪の森」近辺を下見に行ってみようと思っています。ネットの記事には「シマエナガは体が小さくすばしっこく飛び回るので目線で見つけるのは意外と難しい。だが鳴き声が「ジュリ、ジュリ」と独特なのでそれを頼りにすると見つけやすい」とあります。そして何故北海道だけに生息するエナガの亜種名に「シマ」が付くの?と今更ながらに調べててみると「その昔、本州以南の人々が離れた島である北海道をシマと呼び、そこにいる本州以南とは違う生物種にシマという言葉を付けて区別した」という説明を見つけました。納得です。「シマフクロウ」「シマリス」がすぐ浮かんできます。左下がエゾ狸で右がアイヌ(人間)北海道立近代美術館「AINU ART モレウのうた展」から。 余談ですがもう一つ北海道に生息する動物にに付く「エゾ(蝦夷)」で本帰国後に札幌の中心部「狸小路」にある新しいビル「MOYUK(モユク)」がアイヌ語で「エゾ狸」である事を知った時には妙に感動しました。自然と共存する北海道は見所満載でこれからが増々楽しみです。
2024.04.02
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