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ノーベル賞の発表が昨日から始まり、毎年気になる「ノーベル文学賞」の発表は明後日の5日です。英ブックメーカーの1つ「ラドブロークス」はノーベル文学賞の一番人気は「村上春樹」氏と今月初めに発表しています。
英ブックメーカーの予想では毎年のように受賞候補に挙がっているので、期待を大きくしてまた受賞出来ないとがっかりしてしまうので、この予想は話半分と思ようにしています。ただ村上春樹氏の注目度はここ数年さらに高まっている感があります。
2022年公開の映画「ドライブ・マイ・カー」は3月にアカデミー賞の「国際長編映画賞」を受賞し原作が短編集「女のいない男たち」の中の同名の一篇でした。
同じく2022年12月にウクライナ侵攻中のロシアが村上春樹著
「スプートニクの恋人(1999年発刊)」を
「同性愛宣伝禁止法」に基づき「発禁処分」の本の1冊に指定というニュースが流れ、この真偽は未だに分かりませんが私は同性愛というより旧ソ連が打ち上げた人工衛星「スプートニク」がタイトルに使われているからと勝手に考えています。
そして今年5月に
アジアの国々では初受賞となる
「スペイン文学書」を受賞しています。ノーベル賞に匹敵する賞とも言われ受賞の理由は
「ドストエフスキーやディケンズ、カポーティなどの影響を感じさせる文章で40ヶ国以上の外国語に翻訳されている熱狂的な人気を誇る作家であり、時に超現実的でユーモアを感じる語り口で、深刻な社会問題を描き、人間の本質的な価値を守ろうとしている」だそうです。
スペイン文学賞受賞の1ヵ月前には6年振りとなる長編小説「街とその不確かな壁」が発刊され、私は特に巻末の5ページの著者自身による「あとがき」に打たれるものがありました。40年前に雑誌「文学界」に発表し唯一単行本化しなかった同名の小説を作品の未完成さや未熟さにしかるべき決着をつけるために書いたという件はブレない信念を持って書き続けている職業作家の気概のような物を感じ、正にノーベル文学賞に相応しい作家ではと思いました。ただ今年受賞を逃しても来年が・・・。と楽しみを先延ばしする術も自分では身に付けています💦
ノーベル文学賞以外でちょっと気になったイギリスブックメーカー「ナイサーオッズ」が「ノーベル平和賞」の一番人気にウクライナのゼレンスキー大統領を挙げています。もし村上春樹氏とゼレンスキー大統領が2人とも受賞したら、ノーベル財団はロシアに兵器を使わずに「NO」を突き付けているのかかとちょっと大袈裟ですが考えてしまいます。
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