広島カープ考察

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2024.01.14
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カテゴリ: 海外リーグ野球


『欧州選手権大会成功の裏で…』

 本日は欧州野球について見ていきたいと思います。
前回に「何故欧州野球が中々発展していかないのか?」といった記事を4部作に亘って書きましたが、やはり懸念していた事態が起こっている事が判明しました。

 欧州野球などでエージェントをしている方の​ twitter ​によると、何と欧州各国の国内一部リーグは縮小が進んでおり、ドイツのブンデスリーガは今季から従来の16球団から13球団に減っています。
他にもフランスは今季から10球団から8球団へ減り、チェコもしばらくの間10球団だったのが8球団へと減っています。
しかも詳しい方の話だとドイツの場合は経済面による自主的な二部降格となっており、かと言って二部から一部へ昇格を名乗り出る球団もなかったそうです。
確かにチェコではWBCや欧州野球選手権大会などでこれまでない程の反響があって躍進の年となりましたが、各国の国内リーグに目を向けてみれば暗雲が立ち込めている事が分かります。

 結局のところ前回の4部作の記事(​ ​、​ ​、​ ​、​ ​)でも触れましたが、 やはり欧州にはプロ野球リーグが存在しないので競技者、スポーツ観戦、企業など様々な角度から見ても魅力的な環境だと思ってもらえない事が最大の原因 なのではないかな?と思います。
追い打ちをかけるように現在は若い有望な選手がアメリカへ行く割合は以前よりも増加するなど選手個々にとってはステップアップするので良いですが、国内野球の観点からしてみれば結果的には有望な人材流出という形となっています。
これも以前書きましたが、 仮にアメリカへ渡った選手がMLBを代表するような選手になったとしても国内野球環境の発展が全く進展していない状況では全く盛り上がらない でしょう。
例を挙げると、今の日本のクリケット環境で仮にイギリスやインドのプロリーグで活躍する日本人選手が現れても機運が高まるか?と問われればNOだと言わざるを得ないのと同じです。
よく「MLBで活躍するスター選手が出てくれば」といった話を聞くのですが、厳しい言い方になりますが、野球と国民との間にある程度の結びつきがあまりないにもかかわらず、それだけで一気に事が進むと思うのは少し甘いのでは?と感じてしまいます。
そもそも野球に限らず、若い有望な人材が海外に流出してしまうのは国力の観点から見てもマイナスなのは日本の某業界の過去と現在を見ても分かる事だと思います。
野球強豪国ならば新しい人材が出てきますが、そうでない国で国内環境も進んでいない中で流出してしまうような事態は非常に危険だと思います。

 国際大会では今までよりも格段に注目を集めたものの、肝心の国内リーグが縮小傾向にあるという厳しい実情がありました。
ちなみにドイツ野球の競技人口は増えていくという見通しが立っていましたが、2004年を境にほぼ横ばいの状態となっているそうです。
今のままの体制ならば頭打ちになるのは当然 だろうなと感じるところで、 寧ろ競技人口がここ10年横ばいなのにアメリカへの人材流出が増加傾向にあるのならば逆に更なる縮小の危険性 もあるでしょう。
日本の格言には「現状維持は衰退の始まり」という言葉がありますが、正に今の欧州球界に突き付けられた言葉なのではないでしょうか?

 ただし、逆に言えばある意味これを好機と捉える事もできるかもしれないなというのが個人的な考えでもあります。
と言うのも欧州各国の野球競技人口は少ないのですが、その割には一部リーグの球団数があまりにも多すぎるというのも問題だと思います。
つまり本来ならばトップリーグのレベルにない選手まで混じってプレーする事となり、中々競技レベルの向上へと繋がらないという問題があるのではないかな?と思います。
また、多すぎるが故に資本も分散してしまっているのではないかとも捉える事ができます。
個人的にはもっと球団数を統合して球団資本を増やすことができれば単純計算ですが資金も増える事となり、小規模なプロリーグへと歩み出す事も可能となるかもしれません。
まずは4~8球団ぐらいにし、4球団ならば前後期制、8球団ならば2リーグ制にし、日本の四国や九州等の独立リーグやサッカーだとJ3ぐらいの規模から始め、そこから規模を大きくしていくという方針に舵を切る事もできるのではないか?と思いますが如何でしょうか?
2部以下のリーグは今まで通りアマチュアリーグとし、そこからプロ野球リーグを目指すという構図にすれば良いのではないでしょうか。
いずれにせよ閉塞感のある状況をどう打破するのか、真剣に考える時期は既に来ているのではないかな?と思います。






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最終更新日  2024.01.14 13:04:39
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