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「スターウォーズ~フォースの覚醒」に始まり、「スターウォーズ~ローグ・ワン」で終わった今年の映画歴、スクリーンの夢は無限なのだ!2016年もいよいよあと一日となりましたね。リュウちゃんが2016年を振り返るに当たり、何を以て振り返ろうかなと考えてみました。最近、ブログで映画のことを全然書いていないな、そうだ! 今年観た映画で振り返ってみよう。リュウちゃんが今年観た映画は以下の14作品です。(1)「スターウォーズ~フォースの覚醒」、(2)「オデッセイ」、(3)「中島みゆき~夜会Vol18<橋の下のアルカディア>」、(4)「不屈の男アンブロークン」、(5)「エヴェレスト神々の山嶺」、(6)「家族はつらいよ」、(7)「レヴェナント:蘇りし者」、(8)「ジャングル・ブック」、(9)「レッド・タートルある島の物語」、(10)「ハドソン川の奇跡」、(11)「聖の青春」、(12)「マダム・フローレンス~夢見るふたり」、(13)「君の名は。」(14)「スターウォーズ・ローグワン」以下、各作品につきまして、簡単な紹介と極私的感想、及び評価を入れてみることにします。評価も勿論、リュウちゃんの独断と偏見による「極私的評価」です。評価は以下のような星の数で表します。◎最高!大感激!涙ウルウル!→(★★★★★)◎面白い、感激→(★★★★)◎まあまあ良かった→(★★★)◎あまり面白くなかった→(★★)◎ガッカリ、損した気分→(★)それでは各作品を振り返ってみることにします。★「スターウォーズ~フォースの覚醒」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=DvjolTPJEdsこの映画が日本で公開されたのは2015年12月18日ですが、リュウちゃんは約一か月遅れの今年の一月中旬に観ました。若い頃からSF映画が好きだったリュウちゃん、このシリーズは全作、公開と同時に映画館で観ています。第1作の「エピソード4~新たなる希望」が日本で公開されたのが1978年(昭和53年)、リュウちゃん32歳、まだ新婚2年目の年でした。以後、新作が公開される毎に映画館に足を運んだのです。「スターウォーズ」の楽しみの一つは、ヒロインです。今作のヒロイン「レイ」は惑星ジャクーでゴミ漁りをして生活している若く凛々しい美少女、この映画ではまだ彼女の正体は明らかにされませんが、今後の「エピソード8」、「エピソード9」は彼女を中心として物語が展開しそうです。「レイ」を演じるのは1992年生まれの新星デイジー・リドリー、今後の活躍が楽しみな女優さんですね(★★★★)(デイジー・リドリーの「レイ」)★「オデッセイ」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=3nb1nw8kCj4「エイリアン」、「ブレードランナー」などのSF映画の名作を生み出した巨匠リドリー・スコットの新作、火星に取り残された男を救出しようとするシリアスなSF映画です。タイトルの「オデッセイ」は古代ギリシャの詩人ホメーロスが著したとされる長編叙事詩の主人公<オデュッセウス>から来ています。火星に唯一人取り残された宇宙飛行士マーク・ワトニー(マット・ディモン)、誰が考えても絶望的な状況ですが、彼はこの状況にも少しもめげず、宇宙船・通信機器の修理、水作り、ジャガイモの栽培と、サバイバルに向けてさまざまな試みをします。これがこの映画の見所の一つです。日本映画だったら悲壮感いっぱいの描写になるところですが、リドリー・スコットはこのサバイバルの過程をユーモアたっぷりに描き観る者に安心感を与えています。この映画の前半部、ちょっと飛躍しますが、今年連載を終了した「こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」のコミックの第58巻に収録されている「両さん月に行く」を思い起こしました(苦笑)よく似た設定の映画では、2013年に公開された「ゼロ・グラビティ」のほうが面白かったかな?(★★★)(「ゼロ・グラビティ」予告編)https://www.youtube.com/watch?v=AFks1oK98Yo★「不屈の男アンブロークン」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=EAoT1ob_CD8乳癌、卵巣癌予防のために両方の乳腺及び卵巣・卵管の摘出手術をして話題となった美人女優・アンジェリーナ・ジョリーの監督作品。ベルリン・オリンピックにアメリカ代表として5000m走に出場し、8位に入賞したルイス・ザンペリーニが太平洋戦争中に日本の捕虜になり、日本の収容所で酷い虐待を受けるという実話に基く映画です。この映画は日本の一部の右翼から猛烈な日本上映反対運動を受けた結果、配給元の東宝東和は日本配給を見送り、やむなく独立系の配給により限られた劇場でのみ上映されたという「イワクつき」の作品です。日本を代表する配給会社が右翼に屈した。という意味で、日本の民主主義、表現の自由を脅かし、後退させた象徴的な事件だとリュウちゃんは思いました(★★★★)★「夜会Vol18<橋の下のアルカディア>劇場版」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=H0W7lIFE91w&spfreload=102014年の冬に上演された「夜会」の劇場用映像です。中島みゆきファンのリュウちゃん、一度、「夜会」のステージを観に行きたいと思っているのですが、何しろチケットがメチャクチャ高い(S席2万円、A席1万8千円、立見席8千円!)、この映画も一般の映画より高い2700円という特別料金、しかもシニア割引が無い!でも、上演当時62歳(リュウちゃんの女房殿と同い年なのです)という年齢を全く感じさせない迫力あるヴォーカル力に圧倒されました。みゆきさん、貴女は凄い!(★★★★)★「エヴェレスト神々の山嶺」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=0PUVHqpAAig20年ほど前に夢枕獏の原作を読み、感銘を受けました。「イギリスの登山家ジョージ・マロリーは本当にエヴェレストの世界初登頂に成功したのか?」という登山史上最大の謎をい巡り、孤高の登山家羽生丈二(阿部寛)が前人未踏の「エヴェレスト南西壁冬季無酸素単独登頂」に挑むというストーリーの映画です。実際にエヴェレストのベースキャンプの近くでロケした映像は迫力がありましたが、原作を読んだときに感じたワクワク感には乏しかったと思いました(★★★)★「家族はつらいよ」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=4QuohnYMZp8「男はつらいよ」の大ファンのリュウちゃん、渥美清が亡くなり、寅さんがスクリーンから消えてからも山田洋次監督の映画は必ず映画館で観ることにしています。この作品は2013年公開の「東京家族」(小津安二郎の「東京物語」のリメイク作品)とほぼ同じキャストですが、主演の橋爪功の喜劇の演技はリュウちゃんにはどうもピンと来ません。(この俳優、テレビの人ではないのか?)リュウちゃんお気に入りの蒼井優もこの映画では印象が薄かったのです。山田洋次監督も80歳を過ぎて、さすがに創作力に衰えが目立って来たと思いました(★★★)★「レヴェナント:蘇りし者」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=Q9oOfyF4k00今年の第69回アカデミー賞で、作品賞・監督賞・主演男優賞(レオナルド・ディカプリオ)・撮影賞:音響賞の主要5部門を獲得した話題作です。西部開拓時代、アメリカ北西部の極寒の大地で繰り広げられる復讐譚で、ディカプリオの体当たりの「汚れ役」が見ものの映画ですが、リュウちゃんにはこの復讐の理由がすこし弱いように感じられ、あまり楽しめなかった映画でした(★★★)★「ジャングル・ブック」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=GHXiZ-X9Tcc1894年に出版されたイギリスの小説家・ラドヤード・キップリングの原作の実写映画です。実写映画といいましても、主人公のモーグリ少年以外は全てCGで作られているのですが、このCGが実に見事!以前観た「ライフ・オブ・パイ/虎と漂流下227日」よりも完璧な映像に仕上がっていたと思いました。実はこの映画、群馬県に住んでいる小学校4年生と1年生の2人の孫と一緒に観に行ったのですが、小さい孫たちにとりましては少し難しい(少し暗い)映画だったようですが、同伴者のリュウちゃんは大感激してしまったのです(★★★★★)リュウちゃんの好きな山川惣治の絵物語の「少年王者」、この手法で実写版で映画化出来ないものかな?(「少年王者」)★「レッド・タートルある島の物語」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=0T3soLrQLfcスタジオジプリ初の海外のアニメ作家を起用した作品、「無人島に漂着した男が、島を脱出しようとしてさまざまな脱出行を試みますがすべて失敗、或る日、一匹の海亀(レッドタートル)が上陸しますが、男はこの海亀を撲殺、一夜明けると、この海亀の死骸は美しい女に変身、それから始まる夢のような無人島の生活、という物語のアニメ映画です。リュウちゃん、この映画を観て、マーティン・スコセッシ監督の「最後の誘惑」という映画を思い起こしました。全編セリフ無しのサイレント映画ですが、「絵で語る」物語としてこの手法は大変効果的だと感じました(★★★★)★「ハドソン川の奇跡」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=4Ctk1tZa3202009年に起きたUSエアウェイズのハドソン川不時着事故の実話を、事故の後に明らかにされた「真相」を含めて今や世界の巨匠であるクリント・イーストウッド監督が完全映画化した作品です。実はリュウちゃん、クリント・イーストウッド監督の映画が好きで、2004年の「ミリオンダラー・ベイビー」以降の作品は殆ど映画館で観ているのですが、この作品はちょっと退屈してしまいました。今年86歳になるクリント・イーストウッド監督、一つ年下の山田洋次と同じように寄る年波には勝てないのですかね?(★★★)★「聖(さとし)の青春」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=9KRblK92ubw持病の腎臓ネフローゼが原因で、29歳で夭折した天才将棋棋士・村山聖(さとし)の半生を描いた大崎善生のノンフィクション小説「聖の青春」を映画化した作品です(この小説は素晴らしかった!)実はリュウちゃん、将棋が大好きで、以前、日本将棋連盟から二段の免状を授与されました、村山聖本人にも関西将棋会館の大盤解説会でお目にかかったこいとがあり、あのぶっきら棒な解説口調は今でも耳の底に残っているのです。また、大盤解説会の後だったか、師匠の森信雄六段(当時、現七段)と仲良く連れ立って大阪の街に消えていった残像も瞼の奥に焼き付いています。そんな森・村山師弟の残像が焼き付いているリュウちゃんにとりまして、今回のキャストには少し違和感が残りました。★松山ケンイチの村山聖→実在した村山聖は多分m身長が160センチくらい、比べて松山ケンイチの身長は公称180センチ、実物の村山は「小男」、松山は「大男」、リュウちゃんは村山が「小男」故の屈折した感情があったのではないかと想像していますが、これが大男の松山では表現出来ない、弟弟子との殴り合いの喧嘩のシーンにその違和感を感じました。★東出昌大の羽生善治→容貌はよく似ていましたが、目線が鋭すぎる、声が全然実際の羽生と違って野太い声である、声質は変えられないとしても、もう少し羽生のエロキューションに近づけることが出来なかったのか?★リリー・フランキーの森信雄→このキャラクター作り、2013年公開の「凶悪」の極悪非道な「先生」役と同じだ!どうも頂けない。ということで、キャスティングにかなり違和感を感じましたが、全体的には良くできた映画だとい思いました(★★★★)★「マダム・フローレンス~夢見るふたり」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=-rUdfZKtzQoこの映画、最初は殆ど興味がなかったのですが、ある時、この映画が世紀の音痴歌手・フローレンス・フォスター・ジェンキンスの伝記映画と知って俄然興味津々となり、観に行ったという次第です。リュウちゃんが20代の頃、勤務していたレコード会社から「人間の声の栄光???」というLP盤が発売されていたことを知りました。このレコードこそが世紀の音痴歌手・FFジョンキンスの当時発売されていた唯一のレコードだったのです。ある時、このレコードを聴いて抱腹絶倒、特にモーツアルトの歌劇「魔笛」の中の「夜の女王のアリア」にはお腹が捩れる程、大笑いしたのでした。(「人間の声の栄光???」から、「夜の女王のアリア」)https://www.youtube.com/watch?v=dk6JvWIE7uIこの映画でFFジェンキンスを演じたメリル・ストリープは、映画女優になる前はブロードウェイ・ミュージカルで最高の賞とされているトニー賞にノミネートされた程、歌も素晴らしい女優さんですが、この映画は音痴のFFジェンキンスの歌声を吹き替えなしで自身で歌っているのです。下手な人の歌が下手なのは当たり前ですが上手な人が下手に歌うのは至難の技、メリル・ストリープは、この音痴を歌声を習得するために、最初は正確に歌い、歌が身に着いたところで、FFジェンキンス風の歌い方に崩していったのだそうです。その努力、正に脱帽です!(★★★★★)★「君の名は。」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=k4xGqY5IDBE&t=1s今年の最高の興行収入を上げた大ヒットアニメ、古希のリュウちゃん、最初この映画のポスターを観た時、佐田啓二と岸恵子が共演したメロドラマのアニメ化なのかな?と思いまして、無視していたのですが、大反響が伝わってきましたので、「こりゃ、観に行かなければ若い人についていけないぞ」と考え直し、観に行ったという次第です。作品のテーマとしましては、20年ほど前に読んだ北村薫の小説「スキップ」に似ているなと思いました。また1982年公開の大林宣彦監督の「転校生」(主演:小林聡美)にも似た設定だなと思いました。「心と身体の入れ替わり」、「時空の交錯」、ジュブナイル・アニメとして非常に好感が持てましたが後半の「時空の交錯」する部分は一回観ただけではよく解りませんでした。DVD化されたら、もう一度じっくり観たいと思っています(★★★★)★「ローグワン/スターウォーズ・ストーリー」(予告編)https://www.youtube.com/watch?v=aDgww2IICBs「スターウォーズ」シリーズのスピン・オフ(派生)作品、この作品の時代設定は一番最初に公開された「エピソード4~新たなる希望」の直前に設定されていて、おなじみのダース・ベイダーも登場しますが、ハン・ソロ、ルーク・スカイウォーカーはまだ登場しません。本作も冒頭に紹介した「スターウォーズ~フォースの覚醒」と同じ、ヒロインが主役のSFファンタジーだったことはリュウちゃんにとりましては大歓迎だったのですが、全体に暗いシーンが多く、少し楽しみが殺がれたように思いました。しかし、ラストシーンでサプライズ、若いレイア姫登場!若いレイア姫を演じたのは、イングリッド・ディラというノルウェイ出身の新人女優なのだそうです。(イングリッド・ディラ)先日、60歳で急死した初代レイア姫を演じたキャリー・フィッシャーに代わり、2代目レイア姫の今後の活躍を祈っているリュウちゃんなのです。来年はどんな映画に巡り合えるのか、今からワクワクしているリュウちゃんです。それでは皆様、よい新年を!
2016年12月31日
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2010年の第82回アカデミー賞も、いよいよ明日決まります。今回は、作品賞に10本もノミネートされていまして、史上最高の大ヒット作品となりました「アバター」を始め、既に日本で公開されている作品も、本日の時点で5作品あり、例年以上に日本でも賞の行方が注目される事必至ですね。下馬評では、作品賞は、ジェームズ・キャメロンの「アバター」と、キャメロンの元・妻のキャスリン・ビグローの「ハートロッカー」の一騎打ちと言われていますが、果たして結果はどうなりますやら?非常に楽しみにしています。今回の作品賞ノミネート10作品の内、リュウちゃんが観た作品は「アバター」と「カール爺さんの空飛ぶ家」の2作品のみですので、アカデミー賞の行方につきましては、何とも云えないのですが、ここでは、既に観まして、相当、感銘を受けました「アバター」について、もう少し突っ込んで考えてみたいと思います。リュウちゃん、昨年暮れのブログで「アバター」を凄い映画だという感想をのべましたが、実は、非常に気に掛かっていたことがあります。それは、地球人の描き方です。(1) ナヴィ族の造形は、すごく丁寧に創られているのに反し、地球人の描き方は平板そのもの→これは、ナヴィ族の描写を、映画の主たるポイントにする為に、わざと地球人の描写を陳腐化することによって、その対比を際立たせるという意図での設定なのか?(2) 地球人が未開のジャングルにすむ部族を、戦闘機や戦車やナパーム弾などで攻撃する、これは、20世紀半ばのベトナム戦争を彷彿させるものですが、この部分のリアリティが、純正ファンタジー映画としては、違和感が残る、この純正ファンタジーの部分と、現在のリアルな現実世界との接合が、必ずしも旨くいっていない。(3) これまで、地球外の知的生命体(宇宙人)との接触を描いた大半の小説・映画では、「宇宙人が地球に侵略してくる」というもので、平和裏の友好的接触を描いたものは、スティーブン・スピルバーグの「ET」「未知との遭遇」くらいしか、リュウちゃんの記憶にはありません。「アバター」は、逆に地球人が宇宙人を攻撃するという設定ですが、従来の「宇宙人が地球を侵略する」という、ありきたりのパターンを逆にしただけで、他は従来パターンと同じ、何の新味も感じられませんでした。これは何とかならないのか?ここで、映画は別にしまして、若し宇宙人が地球に接触してくる際には、侵略的接触になるのか、それとも友好的接触になるのかを、少し考えてみます。かって地球上では、ある民族ないし国が、他の国ないし民族との接触に際しては、殆どが侵略的接触であったように思われます。ローマ帝国のヨーロッパ全域並びに一部アジア、アフリカへの侵略、大航海時代以降の南北アメリカ大陸への侵略、19世紀に入ってからの中国・インドなどのアジア侵略など、やっと20世紀後半に入って、冷戦時代が終結した結果、見かけ上は、侵略時代に終わりを告げ、友好的接触の時代に入ったかに見えますが、中東では、あい変らす宗教的な覇権争いによる侵略合戦が続いています。しかし、曲りなりにでも、地球上では、侵略的接触から友好的接触へと、大きく舵は切られてきたように思われます。若し、現時点で、仮に地球人が宇宙人に接触する機会があったとするならば、地球人は宇宙人に対し、侵略的接触ではなく、友好的接触で対処する筈です。また、地球に訪問してくるような高度な文明を持った宇宙人が、わざわざ遥かに遠い地球に来訪して、敵対的接触を考えるよりも、友好的接触を試みる可能性の方が、遥かに遥かに高い筈ですよね。リュウちゃんといたしましては、宇宙人が友好的接触を試みる可能性は、99,9パーセント以上であると考えます。今後の宇宙人との接触を描くSF小説や映画では、友好的接触を描くものでなければいけない! そこで、リュウちゃんの「アバター2」の企画案が少し具体化してきました。(リュウちゃんの「アバター2」の企画案)(1) ナヴィ族との戦いに敗れ、地球に帰還したRDAの傭兵隊員達を待ち受けていたのは、恒星ペテルぎウス大爆発による地球滅亡の危機が迫っていたことであった。地球人存続の危機の中で、早急に他の惑星に移住する必要に迫られている地球人、その移住先の第1の候補が、ナヴィ族などが暮らしている衛星パンドラであった。(2) パンドラに移住するからには、従来の侵略的接触から180度転換し、友好的接触を図る必要がある。これまでの「アバタープロジェクト」は、グレイス博士(シガニーウィーバー)ほか数名の「友好派」を除いて解隊され、新たにグレイス博士を隊長とする新・アバタープロジェクト」が再編され、地球人受け入れを平和裏に交渉すべく、再び衛星パンドラに向かう。(3) 衛星パンドラでは、地球人がアバターとして残してきたジェイク(サム・ワーシントン)と、ナヴィ族の族長の娘、ネイティリ(ゾーィ・サルダナ)が結婚し、3人ほどの子供に恵まれ、ジェイクはナヴィ族の族長になっていた。しかし衛星パンドラも、他の部族との対立抗争に悩まされていてた。ジェイクが属するブルー・ナヴィの他にも、ホワイト・ナヴィ、イエロー・ナヴィ、ブラック・ナヴィ、更に海底に住む人魚族、空中の浮島に住むラピュタ族などなど、、、(4) 高度文明社会の地球からのモノリス(アーサー・C・クラークの「2001年宇宙の旅」に出てきます)であるジェイク族長と、その一族は、クレイス博士と力を合わせて、衛星パンドラの抗争の平和的解決、さらに地球人を平和友好的に受け入れる為の方策を模索して行く、というのがドラマの骨子。(5) 映画的な見せ場は、前作「アバター」よりもふんだんに入れる。恒星ペテルギウスの大爆発、衛星パンドラの地球とはかけ離れた、しかし大自然に覆われた異様に美しい景観、異星の海中の異様な魚たち、ラピュタ族の空を飛び交う異形の鳥達、、、前作「アバター」では、舞台はブルー・ナヴィの森に限定されていたのを、今作では、衛星パンドラ全体の自然の描写に大きく拡大させる。(6) 今作は、友好的接触がテーマであるとは云え、その過程での戦闘シーンなどもふんだんに盛り込み、映画のテンションをアップさせる。(7) この作品は「スター・ウォーズ」のように、シリーズ化が出来る。どうですか!リュウちゃん版「アバター2」、面白いでしょう。この企画、ジェームズ・キャメロンさんに見せたいところですが、彼はリュウちゃんブログにはアクセスしてくれないだろうな?まあ、いいか。あっ!元・奥さんのキャスリン・ビグローに見せるという手もあるな、うん!それがいい、それがいい!!!
2010年03月07日
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リュウちゃんが小学生の頃は、まだテレビが一般家庭には、ほとんど普及していませんでした。従いまして、動く映像といえば、映画しかなかったのですが、当時。映画館に行きますと、本編の劇映画が始まる前に、ニュース映画というものが必ず上映されまして、リュウちゃんも幼いながら、このニュース映画を観るのが、大変楽しかったという記憶があります。幼かった頃は、ニュースといいましても、大相撲やプロレスなどのスポーツニュースが楽しみの中心、大相撲は、当時は現在とは比較にならない程、人気がありまして、第44代横綱・栃錦や第45代横綱・若乃花が出てきた頃が丁度テレビの普及が始まった頃だと思いますが、それ以前の、吉葉山、鏡里、千代の山などの動画は、すべてニュース映画で観たという訳です。この頃、劇映画と並びまして人気を博したのが、今日云うところのドキュメンタリー映画です。昔は記録映画と呼んでいました。「砂漠は生きている」、「緑の魔境」、「日本の記録映画では「マナスルに立つ」の3本が、リュウちゃんの幼い頃の3大記録映画なのですが、特に「緑の魔境」で、水牛がアマゾン河を渡る途中で、ピア二亜に食い尽くされて、またたく間に骨だけになってしまうシーンは、本当にショッキングでした。そのすぐ後だったか、リュウちゃんご贔屓の山川惣治の「少年タイガー」でも、妖女ペネペネの住む島の周りの湖にピラニアが住んでいるという設定になっていまして、「少年タイガー」・森山進治を追ってきた黒豹が、この湖でピア二アに食い尽くされてしまうという絵がありましたが、これは多分、「緑の魔境」の影響だと思います。その後、テレビもモノクロからカラー、更にワイド、さらにハイビジョンと進化し、ドキュメンタリー映像は私達の眼には、ごく日常的なものとなってしまいました。また、昨年末に公開された映画「アバター」のように、CG技術で、どのような映像でも創造出来る時代です。よほど凄く。奇想天外な映像でないと、我々現代人をドキュメンタリー映像だけで感動させる事は出来ない時代になっているのです。ドキュメンタリー映画「オーシャンズ」は、やはり、そのキャッチフレーズに惹かれて観に行きました。そのキャッチフレーズは、「制作費70億円、構想10年、「アース」よりも深く、「ディープ・ブルー」より壮大な世界を泳ぐ、多種多様な海の生命!」、また、「かって見たことのない驚異の波が、あなたの心に!」、また、「感動、波立つ。」というもの、確かに、実写としては凄い映像が撮れていたと思います。嵐の海の水面を、カメラぶれの全く無しで撮り進んで行く、クジラやイルカやジンベイザメが、ある時は悠然と、ある時は乱舞しるかのように泳ぎ回る。まるで、動き回る球体のような形になって群れ泳ぐイワシの大群に、空から一直線に突っ込むカモメのナイフのような鋭利さ、数万匹にも及ぶクモガ二の交尾のシーンの異様な生命の力強さ、コブダイの格闘〈求愛か?〉のユーモア、時速50kmで生涯、真っ直ぐに泳ぐマグロを、正面から捉えた映像、海中からカメラをどんどん上昇させ、ワンシーンで地球が丸く見える宇宙空間まで飛び出す驚くべきシーン(これは、特殊技術でしょうが)確かに、驚くような映像の連続で、さすがに構想10年、制作費70億円をかけた映像ではあるのですが、何か素直に感動出来ない。何故だろう?リュウちゃん、この、あまり感動出来なかった原因を考えてみますに、以下のような事が作用したのではないかと思います。(1) テレビが無かった時代に、いきなりこのような映像を見たのであれば、確かに大感動だったでしょう。しかし、これほどの映像ではないにせよ、現代の私達は、これに近い映像をテレビや絵画などで、かなり日常的に目にしている、(2) 昨年暮れに公開された「アバター」と比較すると、映像が平板、現代人にとっては、あらゆるドキュメンタリー映像よりも、CG映像のほうが新鮮かつ驚異的なものになってしまっている。(3) 撮影された場所が、大体、海面下50m止まりで、表層的、この映画の最初の問いかけである「海って何?」に対し、表層的にしか答えていない。深海の神秘的な映像が無かった。(4) それでも映画の前半は、上に挙げたような素晴らしい映像のオンパレードで、楽しめたが、後半になると、このトーンが一転、「種の絶滅に対する警告」というメッセージ色が強く出過ぎたきらいがあり、重く、暗く、後味のすっきりしないエンディングになってしまった。網に捕らえられて苦悶する魚達、捕鯨船の銛で、仕留められたクジラの血で染められた海、人間の美食の為にひれを切り取られて無造作に海中に捨てられる哀れな鮫の断末魔のももがき、、、、リュウちゃん、この映画で、後々まで脳裏に残るであろう映像は、上記のひれを切り取られた哀れな鮫の末期の目になるだろうな、と思っています。まるで、かって幼い頃に観た「緑の魔境:で、ピラニアに食い尽くされる哀れな水牛のように、、、という次第で、あれだけの金と時間をかけた凄い映像であるにも拘わらず、見終わった後で、いい映画を観た、というカタルシスが全く得られませんでした。映画の作り手からすると、このメッセージが伝われば、それで映画製作の目的は達せられたのでしょうが、同じメッセージを伝えるにも、もっと違った表現の方法があって、多分、そっちの方法のほうが、ベターな表現になり得たのではないかという疑問は、最後まで払拭出来ませんでした。もっと直接に言ってしまえば、リュウちゃんにとっては、後味の悪い映画でした。エンディングに流される日本語の歌は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの第2楽章のメロディを、ほぼそのまま借用した「Sailing my life」という曲で、クラシックの作曲家、ホルストのメロディ借用で大ヒットした「ジュピター」でデビューした平原綾香と、ポップ・オペラの貴公子、藤澤ノリマサのデュエット曲です。
2010年01月24日
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本当に凄い映像!、前代未観の映像!、人間が夢想出来る限界に近い映像!先日、来日した「2012」の監督、ローランド・エメリッヒは、新聞インタビューで「既にCGで創り出せない映像はない」と言い切っていましたが、リュウちゃんといたしましては、この極限近くまで発達したCG技術で、「ゴジラ」以来の伝統である「大破壊」映像を見ることには、何となく飽きてしまった感じがしていましたので、劇場には足を運びませんでした。今年末、「カール爺さんの空飛ぶ家」以外に何か面白そうな映画はないのかな?と考えていましたところに、リュウちゃんの目に飛び込んで来ましたのが「タイタニック以来、14年ぶりのジェームズ・キャメロンの新作」という新聞広告でした。タイトルは「アバター」、はて?「アバター」って何だろう?そういえば、このブログを立ち上げる時、「アバターの設定」なんて項目があったな、そうか!「アバター」とは、自分によく似た「分身」のことか、でも、「アバター(分身)」というタイトルだけでは、映画の内容は推測出来ないな、内容的には未来SF映画のようだけど、新聞広告の主人公の顔写真だけで推測すると、何だか、10年ほど前のアンドリュー・二コル監督のSF映画「ガタカ」のような感じがするな、あれは暗い映画だったし、年末に暗い映画は、あまり観たくないな、でも、あの「ターミネーター」、「エイリアン2」とりわけ[タイタニック]のキャメロンさんの監督だし、結果がどうであれ、観て見る価値はありそうだな?という訳で、事前に情報を仕入れる事なしで、映画館に足を運びました。冒頭に書きましたのが、観た後の感想です。この映画で、先ずリュウちゃんがビックリしましたのが場所(舞台)の設定、従来のほとんどの未来SF映画では、高度に発達した大都会(「ブレードランナー」や「フィフス・エレメントのような」でしたが、「アバター」の舞台は、エドガー・ライス・バローズの「ターザン」や山川惣治さんの「少年王者」のマウントサタンのようなところ、大密林、しかも平面的な密林ではなく、まるで中国の桂林か「カール爺さん」に出てくる「パラダイス・フォール」のようなところ、山川惣治さんの大ファンで大自然大好き人間でありますリュウちゃん、先ず、この設定に大感激いたしました。次に、この映画の舞台であります衛星パンドラに住む人間そっくりの種族ナヴィの設定、大人は身長3メートル、痩身(10頭身くらい)、しかも、長い尻尾が付いている!、これ、昔風に云えば「有尾人」、山川惣治さんの「少年王者」の「砂漠の嵐編」にも有尾人が出て来ましたが、こちらは「人」というよりは「下等動物」という感じでしたが、こちらの「ナヴィ」は、原始的生活はしていますが、地球の人間よりも、ずっと人間的で、知・情兼ね備えた存在なのです。顔の形は「E・T」のような感じ、有尾・痩身長躯により、地球の人間とは比べ物にならない程の運動能力がある、まるで、アフリカにいるチータですね(そういえば、顔もチータに似た感じでした)チータが直立歩行するというキャラクター設定であるように感じました。このナヴィ達が暮らしている森、巨大んな樹が縦横に枝を伸ばしている光景は、これも山川惣治の「少年ケニヤ」の終盤近くに出てきます樹上生活部族の「トロ族」の生活空間とよく似ています。また、主人公ジェイクのアバターは、「少年王者」の牧村真吾そのものですね、リュウちゃん、以前のブログで、スティーブン・スピルバークは山川惣治を知っていたのではないかと推定しましたが、ジェームズ:キャメロンさんも山川惣治を知っていたような気がしてなりません。それから、この映画の最大の見所であります、ナヴィ達がドラゴン(飛竜)の背にまたがって自由自在に空中を飛翔するシーン、かって、アルベール・ラモリス監督の映画「素晴らしい風船旅行」では、気球に乗って自由に空中旅行をするという設定が素晴らしかったのです。また、宮崎駿の「千と千尋の神隠し」では、主人公の千が、ハクが変身した竜の背にまたがって空を飛ぶシーンがありましたが、「アバター」では、大量のナヴィが大量の竜の背に乗って、それこそ自由自在に空を飛ぶ、、正に人類の夢であります「自在な空中飛翔」を、実写で実現した!しかも、飛翔する場所が、「カール爺さん」に出てくるパラダイス・フォールのような想像を絶する大自然の真っ只中!いや!リュウちゃん、正に唖然忘然!!!でした。このドラゴンや、地上に住んでいる獣達のキャラクター・デザインは、映画「エイリアン」に出てきます「エイリアン」のキャラによく似ています。このキャラクター、キャメロン監督のデザインなのでしょうか?この映画は、「逆エイリアン」ですね、つまり、従来のSF映画では、地球に攻めてくる高度に進化した異星の生き物が「エイリアン」だったのですが、この映画では、全く逆に、衛星パンドラに住むナヴィ族が、従来の映画で言えば地球人、しかも、ナヴィ達は、文明の発達していない「未開の人間」です。その「未開の人間」を、文明の発達した「地球人」が、レアメタルを入手したいという手前勝手な経済的理由のみで、非道な暴力をナヴィ族に加える。地球上では、かって、スペインの征服者コルテスが中米アステカ文明を完全に滅ぼしました。また、アメリカ大陸に移住したヨーロッパ人は、原住民でありましたアメリカ・インディアンを殆ど滅ぼしてしまいました。このような出来事は、歴史上では枚挙に暇が無いのですが、この場合、アステカ人にとっては、コルテスの軍隊はエイリアンそのものなのですね、アメリカ:インディアンにとって、移住してきたヨーロッパ人もエイリアンなのは云うまでも無い事です。つまり、地球人こそが「エイリアン」なのではないか?というメッセージといいますか、警告をこの映画は発しているように思いました。かっての映画では、ラルフ・ネルソン監督の西部劇「ソルジャーブルー」を思い出しました。しかし、このような理屈はさておき、この映画のイマジネーションの凄さ、美しさには、筆舌に尽くし難いもので、正に驚愕・脱帽です。映像の凄さだけではなく、ドラマもピュアで、太い真っ直ぐな線が通っている。ヒロインのネイティリも我々地球人にとって異形の異星人であるにも拘わらず、壮絶なまでに美しい!リュウちゃん、この映画は奈良のワーナーマイカルで観たのですが、この劇場は3D上映ではありませんでした。まあ、3Dは今のところ、あまり関心はないのですが、それよりも、昔観た70mmやシネラマの超大型画面で観たいな、と、強く感じました。戦闘シーンもあまり残酷な感じはなく、かなり小さいお子様も充分に楽しめる映画であった事を、最後に付け加えておきます。
2009年12月24日
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