2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全2件 (2件中 1-2件目)
1
この上勝町であるが、ここまでになるには、幾多の試行錯誤もあったであろう。そもそもの経緯は、約20年前にさかのぼる。 大寒波でみかんの木がやられた時、当時農協職員であった方がこの町でもできるようなものはないかと、全国を駆け回って探していたという。とある時、たまたま立ち寄った大阪の居酒屋で横に座った女性が料理に添えられている「つまもの」を見て、褒めていた。それを見てこれなら自分の町でもできるのではないかと考えたという。それもそのはずであろう。葉っぱや実なら自分の町でいくらでも採れる。面積の大部分は山林で占められているのだから。まさに地域資源を活かしたまちおこしのはじまりである。もし、この方がいなければ今の上勝町はなかったかもしれない。「まち」を思う気持ちが問題意識につながり、新規事業のアイデアが生まれた。 この事業を軌道に乗せるには、それ相応の苦労もあっただろう。機会があれば是非その辺のことを伺いたいものだ。 また、高齢者にも使いやすい情報化機器を用いたことも成功の要因であろう。注文などは同胞FAXで行われ、市況、市場動向、売上、個人の順位、商品知識などはイントラネット上でやり取りされるという。 リーダーの存在、地域資源の活用アイデア、システムこれらが一体となっているように思える。まさにヒューマン、コンセプト、テクニカルそれぞれのスキルが活かされているようだ。 結果として、福祉、まちおこし、財政の健全化というどこでも抱えているような問題をこの町は克服しているように思う。それは、住民参加型のまちおこしであるからこそ、できたのであろう。
2005/07/14
コメント(0)
最近、マスコミでも取り上げられ有名になった町がある。人口は約2100人、面積の約83%は山林、人口の65歳以上が約45%を占める小さな町である。 しかし、高齢者の平均所得はトップクラスである。80歳にもなって月70万円も稼ぐ方もいるという。中には100万以上も稼ぐ方もいるそうだ。なんという町だろう。高齢者にとって生きる喜びとなっている。ここで老後を過ごしたいという人も増えているそうだ。それもうなずける・・・。 そこは、徳島県上勝町である。料理に使う「つまもの」の材料として、葉っぱや花を全国に出荷している。それは約200種類にもおよぶそうである。第3セクターの「株式会社いろどり」が運営している。登録している会員は179軒で平均年齢は76歳にもなるそうだ。世間では高齢化に伴う福祉の重要性が叫ばれているが、この町では「産業福祉」と名づけ、いたわりよりも生き甲斐をもつことを重視している。 ハイグレードな箱物の老人施設があちらこちらに建てられているが、本当にそこで豊かな老後を過ごすことができるだろうか。この町の姿を垣間見るにつけ、考えさせられることが多い。単にビジネス的な視点だけではない。 超高齢化社会が進展する日本にとって、最良のモデルとなるのではないだろうか。戦後、日本は世界でも脅威的な発展を遂げ、経済的な豊かさを手に入れた。 しかし、急速に環境が変わりつつなかで、精神的に満たされた生活そのものの豊かさが今こそ求められるのではないだろうか。それは、豊かさの質の転換を意味している。今からでも遅くはない。地域・地区といった小さな単位でそれぞれにマッチした独自のシステムを構築することが必要だ。 つづく・・・・・・・・・
2005/07/12
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1