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<風力発電所>風車のプロペラ部が落下 けが人なし 京都
京都府は13日、同府伊根町で府が運営する太鼓山風力発電所(全6基)で、3号機の風車のプロペラ部(計45.2トン)が高さ約50メートルの支柱から落下したと発表した。付近に人家などはなく、けが人はなかった。プロペラ部と支柱の溶接部近くの鉄柱が破断しており、府は老朽化が原因とみて調査している。
府建設整備課によると、13日午前、点検業者が見つけ、府公営企業管理事務所(同府福知山市)に連絡した。12日午後7時半ごろ、同事務所の制御システムに3号機の故障信号が届いており、12日夜に落下したとみられる。当時、現場の風速は発電に適した15~17メートルだったという。
同発電所は01年11月に運用開始。6基のうち2基は落雷などで停止していた。関西電力に売電しているが、赤字が続き、11年度も全体で4500万円の赤字だった。
風力発電は低周波の問題や、耐風性、耐震性、落雷対策、金属疲労など解決すべき課題が多い技術です。けれども、原子力発電所の再稼働が進められない状況では、再生可能エネルギーのひとつとして普及が求められています。風力をはじめ、海で囲まれた日本では潮力やヒートポンプも有力だし、地熱、水力、もちろん太陽光も水準を高めていかなければいけません。また、コストの低減がなければ発電した電気の料金が高くなってしまう問題も抱えています。ぜひこういう部門にこそ大きな予算を割いていただきたいと思いますし、民間主導で進めなさいというなら、積極的に取り組む企業にはもっと補助枠を設けるような具体的支援も考えていただきたいです。
「電気が足りないんだから、当面は原発に頼るほかない」という悲観的論理には今一つ賛成できません。節電技術の伸長や、消費者の節電意識の徹底だけでも相当の効果があるはず。出来ることをやっていく意識を持たないと、人類の手に負えないものに頼り続ける危険に晒されることから抜け出せないでしょう。