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近づくシーズンオフ ちょっと前に来季構想外となりそうな選手たちについて書きました。やや関連する話として、今日はドラフト1位選手の動向について見てみます。鳥谷選手が入団した2003年以降を振り返っていきます。 なお、年月日はドラフト会議が実施された日で、通算記録の数字は2015年までのものです。黒字はタイガースで現役、青地はトレード等で他球団で現役、赤字はNPBを去った選手です。 過去13年間ですが、1位ともなると、簡単にやめさせられないこともあって、現役でいる選手が多いです。それでも、すでに去った人、かなり厳しくなってる人もいます。 2003年11月19日 自由獲得枠があり2名まで逆指名出来た。大学生2名を選択。鳥谷 敬 早稲田大学 内野手1688試合6199打数1766安打719打点126本塁打 率.285 通算数字は別格。2016年も現役。1年目から100試合以上出場を継続。ベストナイン6回、ゴールデングラブ賞4回、最高出塁率など受賞多数。 2015年から5年契約。長くショートの不動のレギュラーを譲らなかったが、2016年は不振で連続フルイニング出場も途絶え、連続出場のみを継続しながらスタメン落ちやサード守備など屈辱的だが、まだまだやれる。筒井和也 愛知学院大学 投手220試合8勝6敗3セーブ29H 215奪三振 防3.85 2016年も現役、初勝利は2009年。中継ぎが主で、徐々に頭角を現し、2012年は58試合で18ホールドと主力に。その後は登板数が減り続け、2015年6試合で、今季は一軍での登板なし。戦力外濃厚か。 2004年11月17日 この年も自由獲得枠で社会人2名を選択。能見篤史 大阪ガス 投手264試合84勝70敗0セーブ12H 1143奪三振 防3.24 2016年も現役。1年目に4勝、2009年13勝で初の二けた勝利。三振の取れるサウスポーで10勝以上が5度ある。 2014年から負け数が勝ち数を上回り、信頼感が薄れてきている。2016年は9月9日現在で8勝10敗。投球術を磨けばまだやれる。岡崎太一 松下電器 捕手41試合29打数6安打1打点0本塁打 率.207 2009年に公式戦初出場。2016年はキャンプから評価されて開幕1軍、過去最高の38試合に出ているが、力不足を露呈し、原口の台頭でファームへ。戦力外の危機。 2005年10月3日(高)11月18日(大・社) この年から高校生と大学・社会人に分けて、2回の会議が行われた。鶴 直人 近畿大付属高 投手 高校115試合9勝8敗0セーブ6H 126三振 防3.75 少年野球時代、マエケンが憧れ目標にしたほどの選手。2008年に初登板。2010年には期待されて12試合に先発するも2勝。 以降中継ぎへ転向し2012年の43試合ピークに、その後は毎年登板数が減り、2016年はわずか2試合。戦力外の危機。岩田 稔 関西大学 投手 大・社156試合53勝67敗0セーブ0H 711奪三振 防3.08 2006年、ルーキーで一軍初登板。2008年に初勝利すると、一気に10勝を挙げるが、二けた勝利はこの1回のみ。 昨年まで156試合のうち154試合が先発で、毎年8勝程度が期待できたのに2016年はここまで5試合に投げて0勝3敗で防御率8.55。危機感漂う。 2006年9月25日(高)11月21日(大・社) 前年に続き、高校生と大学社会人に分けて実施。野原将志 長崎日大高校 内野手 高校15試合25打数3安打0打点0本塁打 率.120 堂上直倫(中日)の外れ1位。 2011年初出場。大型内野手としてファームで順調に育っていたが、一軍では結果が出ず、通算でもわずか3安打。 2013年オフに戦力外。2014年から社会人三菱重工長崎に所属。小嶋達也 大阪ガス 投手 大・社64試合4勝9敗0セーブ5H 117奪三振 防5.33 ルーキーイヤーの2007年に5試合に先発し2勝している。2011年には中継ぎに転向して36試合1勝2敗5Hと働いた。 その後の4年間は毎年一桁の登板に終わっている。2016年も現役だが、今のところ一軍登録なし。相当厳しい。 2007年10月3日(高)11月19日(大・社) 高校と大学・社会人に分かれて3年目。高濱卓也 横浜高校 内野手 高校 タイガースでは1軍公式戦出場無し。 2011年春のキャンプでブレイクしたところに目を付けられ、FAコバヒロの人的補償でロッテに移籍。2015年まで5年間で96試合。 2016年もロッテで現役。開幕スタメンなど、9月9日時点で53試合出場、ホームラン3本。徐々に出場が増えている。白仁田寛和 福岡大学 投手 大・社6試合1勝0敗0セーブ1H 4奪三振 防3.00 2011年初登板、2013年に初勝利するがタイガースではこの1勝のみ。 2014年オフ、桑原謙太朗とのトレードでオリックスへ移籍。2015年は中継ぎで43試合に投げ2勝2敗。2016年も現役ながら9月9日時点で7試合登板と激減。 2008年10月30日 高校と大学・社会人の区別なく一本化。希望枠無し、2巡目以降は完全ウェーバー、育成枠指名の新設など大きく変わった。蕭 一傑 奈良産業大学 投手2試合0勝1敗0セーブ0H 7奪三振 防2.14 台湾出身だが、留学して日南学園~奈良産大と在籍したので年数により日本人扱い。2009年、2010年は一軍に登録されたこともあったが、登板機会はなかった。 2011年、2試合に先発し0勝2敗と結果が残せず、2012年は登板がなくオフに戦力外。2013年はソフトバンクの育成選手となったが、一軍に上がることなくオフに自由契約。 2014年から台湾プロ野球へ。 2009年10月29日二神一人 法政大学 投手 27試合0勝3敗0セーブ0H 37奪三振 防5.31 高知高校から法政大に進み、6大学公式戦で9勝7敗。 2010年のオープン戦で怪我をしたことが祟って、2年間ファーム調整。2012年に一軍初登板を果たしたが4試合0勝1敗に終わる。2013年には上手投げからサイドハンド気味に変えることで1年を費やし、一軍には上がれなかった。 2014年は11試合、2015年も12試合、一軍で投げたが、未だプロ初勝利が記録できない。2016年も現役だが、今のところ一度も一軍に呼ばれていない。 入団時にはエースナンバー18をもらったが、2014年から66番になっており、厳しい状況だ。2010年10月28日榎田大樹 東京ガス 投手158試合12勝16敗3セーブ56H 236奪三振 防3.90 ルーキーイヤーの2011年、いきなりセットアッパーでブレイク。1年目は62試合3勝3敗1セーブ33ホールドと大活躍し、新人でオールスターにも選ばれた。 2012年のシーズン半ばにひじを痛め、オフに手術。2013年はチーム事情もあって先発に転向、16試合で4勝9敗。 手術以降、伸びのあるボールが投げられず、2014年の半ばに中継ぎに戻る。2015年はわずか8試合。2016年は復活し、ここまで35試合で1勝1敗3ホールドと頑張っている。 2011年10月27日伊藤隼太 慶應義塾大学 外野手167試合370打数86安打33打点6本塁打 率.232 慶大キャプテンというエリートを一本釣り。1年目の2012年は22試合に出場し、シーズン終盤に満塁ホームランで初打点も記録。しかし2013年は30試合と伸び悩む。 2014年は掛布DCの指導を受けて成長し、52試合、打率.294を記録。2015年には63試合と、徐々にレギュラーに近づいたかに見えた。 ところが2016年は女性スキャンダル報道、キャンプでの右肩の怪我などもあり、29試合にとどまっている。守備に難があり、エラーとして記録されないが致命的なミスが多く、レギュラーへの道を妨げている。来季が正念場か。 2012年10月25日藤浪晋太郎 大阪桐蔭高校 投手77試合35勝21敗0セーブ0H 519奪三振 防2.86 4球団競合のくじに勝っての獲得。 2013年、ルーキーで10勝。2014年11勝、2015年は14勝、221奪三振でタイトルも獲得する。 しかし、2015年はシーズン半ばから右肩痛に悩まされており、オフには投げ込み不足が懸念された。その影響もあってか2016年は壁に当たり、ここまで6勝11敗と大きく負け越している。来季は藤浪の復活がタイガースの上位浮上への鍵を握る。 2013年10月24日岩貞祐太 横浜商科大学 投手11試合2勝5敗0セーブ0H 32奪三振 防4.50 入団時は能見2世と期待されたが、ルーキーイヤーの2014年はキャンプで左肘痛を起こし、一軍デビューは8月。6試合で1勝4敗に終わる。2015年も伸び悩み5試合で1勝1敗。 ところが2016年、初登板した4月2日のDeNA戦で12奪三振、9日の広島戦でも12、16日の中日戦で10と3試合連続の二桁奪三振で突如ブレイク。5月27日の読売線初登板では1-0で完封して、左のエース格に。オールスターにも選出され、ここまで7勝9敗、136奪三振、防3.28の成績を残している。 2014年10月23日横山雄哉 新日鐵住金鹿島 投手4試合0勝2敗0セーブ0H 12奪三振 防6.75 1年目の2015年は、故障などもあって4試合にとどまった。秋季キャンプでは足指を骨折するなど不運も続いた。2016年5月4日の中日戦でプロ初勝利するが肩痛で抹消。その後復活し、現在まで3試合で2勝0敗、防2.93と来季を期待させる。 2015年10月22日高山 俊 明治大学 外野手 高橋純平に人気が集まる中、ヤクルトが単独と思われた高山を強行指名し、抽選の末獲得。 131安打で東京六大学の新記録を作った柔らかい打撃で、1年目からレギュラーをつかむ。ここまで123試合、125安打58打点5本塁打、率.278で、新人王の最有力候補になっている。チャンスでも気負わず冷静で、得点圏打率リーグトップという勝負強さは、今までのタイガースにいないタイプの選手。 全部で18人を紹介しましたが、すでに4名がタイガースにいません。残っている14選手の中でも、筒井、岡崎、鶴、小嶋、二神の5人はかなり危ないと思います。岩田、伊藤隼の2人も安穏とはいかないでしょうね。 ある程度面倒見てもらえる1位の選手ですらこれですから、2位以下の選手で近年、結果が出せていない選手はかなりの覚悟が必要でしょう。 にほんブログ村
2016年09月13日
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昨日の怒り冷めやらず もともとアマチュア野球では、ボールを保持していない捕手がブロックすることは禁止されていました。3年前には走者によるタックルも禁止されました。 プロではMLBが、クロスプレーで走者が大けがをしたことがきっかけで2014年からコリジョンを導入しています。 そもそも本塁上で起こる危険なプレーは走者側に原因があることが多いです。 アウトやセーフかを度外視して走路をゆがめてまで捕手に体当たりするマートンのようなタックルですね。 一方、かつては捕球体勢に入ったときにすでにガッチリ左足でホームベースを隠しているのが良しとされた時代もありました。古田なんかよくやってましたよ。そうなるとランナーは足を入れるスペースさえないので、回り込むか突進かということになります。 こうしたことを防ぐためにNPBでも「ランナーへのタックルの禁止」、「走者にタッチに行く際のブロックの禁止」、「捕手は本塁をまたがず走路を開けておく」などが定められ2016年から適用されています。 ボールを持たない捕手がベースをブロックするのは論外で、これはその時点でオブストラクションでいいと思います。これをさらに、送球を待つ状態でもベースをまたがず走路を開けておき、ボールを受けてタッチする時もブロックしてはいけないと拡大したのが、守備側に課せられたコリジョンルールと理解しています。 昨日の原口選手は、このうちの「またいでいた」という部分か「走路上に立っていた」というのに引っかかったようですね。ただし、原口選手のこの動作が危険なプレーに結びつくというものには見えなかった。タッチの際もわざわざ足を引いて、ブロックしないように細心の注意をしている形跡がはっきりわかります。 そもそもクロスプレーは本塁上だけで起こるものではありません。セカンドでもサードでも起こり得ます。野手が送球を受けるときベースをまたいでいるなんて普通の姿。スパイクされることもしばしばです。 本塁だけに適用ということ自体納得できない。また送球を待つ時点でベースをまたぐという行為が走路妨害やブロックに匹敵する危険な行為なのかも疑問です。またぐのとブロックするのでは明らかに違いがあるわけだしね。 送球が三塁側にそれたりすれば、それを捕ろうとすると自然に走路に入っていまうけど、これならコリジョンは適用しないと言ってはいます。でも、どこまで判別してもらえるのやら・・・審判によって差が出るのが普通でしょうね。見極めや判断がつきにくい曖昧な部分にまでルールを拡大するのが悪い! 昨日の原口選手の動きがコリジョンルールに抵触するというのであれば、こんなルールは即刻廃止していただきたい。少なくともこのルールが言うところの、捕手の動きを制約する部分について、範囲内だったか範囲を逸脱してたのか、自分には到底判別できないね。他球団も「あの程度で危険を招く動きと言われるのか?」と戦々恐々だと思いますよ。 タックルとブロックを禁止するだけでいいと思います! にほんブログ村
2016年05月12日
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読売また激震 腐った体質が明らかになったねえ 昨年発覚した野球賭博問題で、新たに読売の高木京介投手の関与が明らかになり、ナベツネ最高顧問、白石オーナー、桃井会長らが引責辞任するという。 4人目が出てきてしまったわけだけど、報道されている関与の仕方から見てると、昨年ほかの3人が問題になったときから、一緒にわかっていたのではないかと思われるんですよね。 高木は昨年も中継ぎで33試合に投げて防御率も2.20。41イニングで43三振を奪う貴重な戦力で、2016年も当然構想に入る投手ですから、前回はかばったんだろうね。笠原は主犯みたいなもんだから避けられないし、福田と松本はある意味、辞めてもらってもあまり戦力にダメージがなかったから、この3人で幕を引きたかったんじゃないかな? こうした汚い悪あがきをするから、後になって追加で暴露されて恥の上塗りになってしまいます。膿を全部出すとか言っていたのが、実は都合のいい幕引きをしていたことまでバレてしまいました。お粗末すぎだし、大人の汚い面を見せられた感じがして非常に不愉快です。 こうして隠していた事実が新たに発覚すると、「まだいるんじゃないか?」とか「本当に読売だけなのか?」とか、球界にとってあらぬ疑惑を持たれて、まじめにやってる関係者は迷惑そのもの。 読売の体質が原因ならば、チームそのものが1年間の謹慎でもいいくらいですよ。 辞任するというけど、ナベツネなんてこれからも死ぬまで影響力を持ち続けるんだと思うしね。キヨの問題もあるし、正力松太郎氏が草葉の陰で泣いてるよ!まじめな読売ファンだって怒ってると思う。こんな話題ばっかりで由伸監督も気の毒だよね。 そもそも、プロ野球ファンをなめている! 読売よ!謙虚かつ真面目にやれ! にほんブログ村
2016年03月09日
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本当に復活できるかはこれからだ 9月29日、オリンピック組織委員会は、開催都市が提案できる追加種目を5競技18種目に決定し、IOCへ提案することになりました。 まず、IOCが正式に決定するのは来年8月の総会なので、それまでは候補に過ぎないこと。さらに、IOCの規定は「一つ又は複数の種目を追加提案できる」ですから、提案したからといってすべてが採用されるとは限りません。 空手はテコンドーとかぶるし、ローラーボード、クライミング、サーフィンがオリンピック種目にふさわしいかは詳しくないのでわかりませんが、野球、ソフトボールは以前正式種目だったので可能性は高いとは思えます。 それに、IOCは野球の出場国数を提案の8カ国から6カ国にするよう指示してきているらしいですから、これに応じれば復帰は確実なのかなと考えられます。 それにしても問題は山積みです。東京五輪の開催期間はは2020年7月24日から8月9日まで。プロ野球ならオールスター明けくらいの時期になります。高校野球は7月末まで地区予選、今年の夏の選手権は8月6日が開幕でしたからかぶります。 こうしたシーズンたけなわの時、試合場をどこにするかも難しいですしね。コンパクトな大会にすると言ってますが、東京周辺だけでいいのかどうかも議論が出てくるでしょう。アジア予選なども開催していかなければならないし、選手や関係者が多い競技なので宿泊場所や移動なども配慮しないといけません。 こうした運営部分を、来年8月のIOC総会までに合理的に組み立てられなければ、落選というケースもあり得ますから、これからが勝負です。 ひとりの野球ファンとして、世界的なスポーツとしてもっともっと普及してほしいし、日本で行われるオリンピックでの復活は全面的に賛成です。そのためにも組織委員会は責任をもって、しっかりした運営プランを構築していただきたい。 今の組織委には不安を感じます。森というのはやめさせられんのかね? にほんブログ村
2015年10月01日
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中村GM続投決定的早過ぎるんじゃない? 阪神タイガースのゼネラルマネージャー中村勝広氏の続投がほぼ決定的であることがわかりました。ソースは8月4日サンスポですが、記事によれば球団首脳の談として「今のところ機能している。変えることは考えていない。来季もお願いしたいと思っている。」と紹介されています。 もともと、GMというポストが必要かどうかも疑問に思うのですが、中村GMはそれほどの功績があったのかどうか。内部事情ですから外野には判断できないけど、よほど球団幹部はGMを信頼してるのかなあ・・・ 非公式サイトは、掛布さんの復帰の根回し的な一環で迎えられたと考えていました。しかし、どうもそうではなく、球団内にシンパがいて居座ってしまった感じがあります。掛布監督という流れも出来てきた様子はないし。 今シーズンにしても、現時点で団子状態のセントラルの優勝の行方は全く不透明ですし、タイガースがAクラスで終われる保証もなにもないのに、この段階で続投を決めることができるか疑問です。昨年の監督問題でもありましたけど、成績次第で白紙に戻すような失態を繰り返すのはやめてほしいものです。サンスポの紹介する中村GMの履歴★2013年 米球界から福留、西岡の獲得に成功したが、新外国人では自身のスイッチヒッター好みもあり、コンラッドを選択したが、大失敗。本塁打、打点ともに「0」のまま退団する最悪の結果に★14年 呉昇桓、ゴメスの獲得に尽力。G砲は109打点をたたきだし、来日1年目で打点王に★15年 オフのFA補強は全滅。また7月31日まで他球団とトレードを図るも、最後まで折り合わなかった現役時代は割と好きな選手だったんですが・・・ http://professor-mino.blogspot.com/
2015年08月04日
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統一球の導入以来、自分が感じていたことを掛布さんが言ってくれました。この3年ほど、プロ野球が面白くなくなったと思える原因について、思い当たるのはホームランの減少。確かにバレンティンは大記録を作りましたが、実力にプラスして本拠地神宮に恵まれたもので、プロ野球全体のホームラン数は激減しています。などとダラダラ書くより、掛布さんのコラムを引用したほうが良さそうなので以下のとおり。掛布雅之甲子園にラッキーゾーン復活を ソフトバンクの本拠地・福岡ヤフオクドームに今季から「ホームランテラス」というフィールドシートが設置されることになりました。右中間、左中間がホームから最大で約5メートル短くなり、フェンスも低くなります。「ホームランをもっと見たい」という孫正義オーナーの号令で、改修に乗り出したということです。 12年オフには楽天の本拠地のコボスタ宮城もフェンスを前にせり出し、客席を設置しました。球場の適度な「縮小化の流れ」には賛成です。やはりホームランというのは「野球の華」ですから。 日本では80年以降に造られた球場は「拡大路線の流れ」で造られました。MLBの本拠地にも負けない広いグラウンドとなり、日本のプロ野球は外野の守備と走塁面が飛躍的に進化したのです。 広い球場は大きな恩恵をもたらしましたが、中にはあまりにもホームランが出にくい球場もあります。11年に統一球が導入されるまでは、各球団がボールの性能で調整することも可能でしたが、今は反発係数が定められています。 私は甲子園も91年のシーズンまで採用されたラッキーゾーンの復活を検討するべきだと思っています。14年の1試合当たりのホームラン数は1.05本で、12球団の本拠地ではナゴヤドームに次ぐ低さでした。 確かに1-0で決着するような試合は緊張感がありますが、投手戦というより、貧打戦と言えるケースも多いのです。今は甲子園のゲームで3点差がワンチャンスと思えないのです。ホームランなしの連打だけで3点はなかなか奪えません。ファンが目を離せない試合を増やし、ドラマが起きる確率を高めたほうがいいのではないでしょうか。 甲子園の場合は、特に左打者にホームランが出にくい環境です。右翼から左翼への逆風となる強い「浜風」のせいです。私も現役時代に会心の一撃が風に押し戻されるのを嫌というほど経験しましたが、本当に左打者泣かせの球場です。 例えば巨人・阿部の甲子園での本塁打数を調べると、昨季は0本で、過去5年で見ても55試合で4本しか打てていません。東京ドームなら看板直撃の当たりでさえ、スタンドまで届かないことがあるのです。この理不尽さを解消するため、右翼側だけにラッキーゾーンを復活しても、おもしろいと思います。 アメリカではむしろ左右非対称の球場のほうが一般的で、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークは特に有名です。左翼にだけグリーンモンスターと呼ばれる高い壁(約11.3メートル)がそびえ立ちます。日本でも09年に開場したマツダスタジアムは左翼101メートル、右翼100メートルと左右非対称で、スタンドもメジャー風にくふうを凝らし、最近のカープ人気に一役買っています。 ラッキーゾーンを撤去した92年以降、阪神で30本塁打以上をマークしたのは金本だけです。生え抜き選手では、私と岡田がともに記録した85年まで遡らないといません。甲子園は高校野球の聖地でもあり、高野連とも話し合う必要があるなど難しい面があるのもわかります。ただ、ファンがときめく新しいスターを作るためにも、真剣に検討したい問題です。非公式サイトの私見 統一球が導入され、ブラゼルのホームランが47本から16本に激減した年、自分も同じような気持ちを抱きました。とにかく試合がつまらない。一発逆転の期待感やハラハラ感がない。単調な投手戦(というよりは貧打戦)で完封負けが増えた。ピッチャーの防御率は上がりましたが、それほど奪三振が増えたわけではない。要は観戦する上で盛り上がりや緊張感にかけることが多くなった現実があると思うのですね。 非公式サイト個人としては、ラッキーゾーンの復活には賛成です。タイガースファンの皆さんはどう考えますか? http://professor-mino.blogspot.com/
2015年02月03日
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和田監督が女性問題で謝罪コメント 阪神球団は3日、和田豊監督の女性問題が4日発売の一部週刊誌で報じられる件に関して、和田監督のコメントを発表した。 現在セ・リーグ2位の阪神は、首位・巨人を本拠地・甲子園に迎えた3連戦のまっただ中。そんな状況下で女性問題が報じられる形となり、和田監督は「シーズンの大切な時期に一個人のことで、一部週刊誌をにぎわしてしまい、関係者、ファンの皆様には大変申し訳なく思っております」とおわびの言葉を述べた。 この件に関して四藤球団専務は、「プライベートなことなので球団としてコメントすることはありません。関係者には自覚を持った行動を徹底させていきます」とのコメントを発表した。事実関係に触れられないのは事実だからだな何も無いなら「ない」と言えばいいんだからね恥ずかしいぞ!こらぁ進行中なのか過去のことか知らんけど、脇が甘い!責任ある立場なんだから、けじめをつけろよな暴露のタイミングとしては意図的なものも感じるけど・・・ http://professor-mino.blogspot.com/
2013年07月03日
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日本ハム大谷翔平選手が二刀流でデビューしましたね 投手としては超一流の器ですよね。MAX157キロ、殆どの球が150キロ超。スピードはもちろん凄いし、自らの牽制悪送球やワイルドピッチにも動じる様子がなく、淡々と投げ込む心臓の強さは末恐ろしいものがあります。 投球フォームもゆったりと安定感もあり、大谷に比べると藤浪のフォームはまだギクシャクして完成されていない粗削りさを感じてしまいます。確かにメジャーを目指す器なのは間違いないでしょう。 バッティングについても柔らかいフォームから鋭いスイングが出来る好打者の印象があります。ただし、ファーストへの強烈なゴロで、一塁に駆け込んだ時は捻挫でもしないかとヒヤッとさせる印象でした。走塁などはまだ高校レベルです。外野の守備にもつきましたが打球は来ませんでした。 ミスタータイガース藤村さんも投手で通算76試合に登板し、34勝11敗の成績を残しています。ベーブルースに至っては、163試合に投げ、94勝46敗というすごい数字が残っています。でも時代も違うしねぇ。結局二人とも野手として名を残しているし。 大谷選手について自分の感想としては、投手としては性格も向いてるし、高いレベルで完成されていると思いました。二刀流では走塁や守備で怪我をする怖さがあり、投手に専念させてあげたいなと感じます。どっちも一流にというのは望み過ぎじゃないかなあ。栗山監督の本気度と、大谷自身がどう思っているのかはわかりませんけど、単なる客寄せのパフォーマンスであるとしたら、怪我をする前に即刻投手の道を進ませてあげるべきだと思いますね。 http://professor-mino.blogspot.com/
2013年03月21日
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導入効果みられず プロ野球の実行委員会は7日、東京都内で開かれ、東日本大震災後の節電対策として導入していた「試合開始から3時間半を超えて新しい延長回に入らない」という特別ルールを29日の今季開幕戦から撤廃することを決めた。 長時間試合を防ぐことで節電効果を見込んでいたが、試合時間の大幅な短縮はみられず、延長12回制に戻す。 日本野球機構の下田邦夫事務局長は「電力事情は好転しているわけではないが、引き分けがあまりにも多くなってファンの興味をそいでいる」と撤廃理由を説明。各球場、球団で節電に努め、審判、監督、選手がこれまで以上に試合のスピードアップを目指すことを確認した。再び電力事情が悪化すれば、すぐに会議を開いて対応するとしている。 震災後、「プロ野球も社会貢献しなくては」と導入された3時間半ルールでしたが、確かに面白みを削いだ感は否めないし、姑息な時間稼ぎなど、見苦しさが目立ちました。イニングの交代、選手交代などの時間短縮は努力次第である程度はできるはずです。高校野球をお手本に、チンタラしたゲームをなくす努力で解決してほしいと思いますね。 http://professor-mino.blogspot.com/
2013年03月07日
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こんな人たちがいるなんて・・・ タイガース選手やOBが出席するパーティと偽ってチケットが売られていた事件がおこりました。 このチラシを見ても、ちょっとひどすぎます。球団ロゴマークや選手の写真も勝手に掲載してるし。見た方は信じてしまいますよ。まったく詐欺まがいというか、ほとんど詐欺じゃないですか! タイガースファンにこんな人たちがいると思うと、憤りを感じるし、不愉快だし、悲しいですね。 チケットを購入した人たちに、無事お金が返還されることを切に望みます。また、こういう事件を起こした団体は反省してほしい。同じタイガースファンとして恥ずかしいです。 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年12月15日
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阪神どうする?福留獲りDeNA提示以下判明 阪神が獲得に乗り出している福留孝介外野手(35)=前ヤンキース傘下3Aスクラントン=に対して提示した条件が、DeNAよりも低いことが7日、明らかになった。2年3億円を提示したとみられるDeNA・池田純社長(36)は「こちらの思いは伝えているし、伝わっていると思います」と自信満々。阪神は水面下で複数年契約を提示したが、総額では下回っていたという。古巣中日はこの条件よりも低いとみられる。だからぁ 要らないって! 西岡との契約が合意に達している阪神は、もう1人の補強の目玉、福留については慎重に議論を重ねてきた。D1位・伊藤隼(慶大)ら若手の出場機会を摘むのではという危惧の声も出ていた。最終的には和田監督から強い要望が出たため、電鉄本社が了解を出し、水面下でアタックを開始。条件も提示していた。 2年3億? 1年5千万でも十分だと思うよ。これ以上、DeNAと張り合うのなんてやめてくれ。深追いして恥かくだけだそんな金があったら大物外国人に注いでほしい!おっと、これは個人的な見解です・・・ http://professor-mino.blogspot.com/
2012年10月08日
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6月21日発売の週刊文春 原監督の記事には驚愕しました。古い話なので、不倫関係については今更あげつらっても仕方ないことかとは思います。家庭内の問題だし・・・ 文春の報道の趣旨は、恐喝され、それに応じて現金1億円を支払ったことの方に問題の焦点があるようです。 恐喝してきた相手が、元暴力団関係者で有るというのを最も問題視しています。ただし報道が事実かどうかは、原監督側と話が食い違っていますので、まだはっきりしないですよね。 こうした中、読売新聞社及び巨人軍は、情報を漏えいしたのが清武元代表と決めつけて攻撃することで、脅しに乗って1億円を払ったことから一般の目をそらさせようとしているみたいです。 一般常識からみると、1億円恐喝する方もする方ですが、払う方も軽率だったと言われても仕方がない。1億ですよ1億円! そんな要求をする奴がまともな奴とは思えないです。元暴力団関係者というのも決してうがった見方ではないのかもしれないです。どう決着するか分かりませんが、こんなことが仕事である野球に影響するのであれば、原監督は十分反省しないといけないでしょうね。 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年06月22日
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九州は怖いぞ!西武ライオンズのW投手がチームに迷惑をかけてます。フライデーの報道を見ると とても恥ずかしい内容です写真を見る限り、はめられたか、罠にかかった感じがしますよね。あまりにもスキャンダル化を意識したよう写真が撮られている。引っかかった方も愚かなんですが・・・プロ野球選手なんていいカモとして常に狙われています。阪神は中洲に出入り禁止にしろ! http://professor-mino.blogspot.com/
2012年05月24日
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坂井オーナー、観客減少を懸念 阪神の坂井オーナーは18日、大阪市内で報道陣の取材に応じ、伸び悩む入場者数について「現実的に減っているので、営業担当に分析してくれと言っている」と懸念を示した。 13日までの阪神の平均入場者数は、昨季の同じ主催試合数を消化した時点と比べて7・5%減だった。16日から始まった交流戦でも空席が目立ち、坂井オーナーは「現状を分析して、お客さんに満足していただけるようにしたい」と話した。 いつもおんなじような内容の試合じゃ、お客さんが減って当り前だ。勝つと思うな、思えば負けよ・・・って歌もありましたよね。もう勝敗抜き、ファンが納得するオーダー、采配を真剣に検討してほしい。いまは期待感すらなくなってる。 それと、オーナーは連盟に対し、統一球なんて廃止しろと声を上げるべきだ。こんなしみったれた試合では所詮ファンが離れると思います。ほどほどに飛ぶボールにしないと大変なことになりますよ。 統一球を導入した時、ある条件で打った時の飛距離は1メートルしか違わないという説明でしたが、その実験はあくまで芯に当てて測ってるだけ。実際はそんな簡単なものじゃなく、芯を外せば10メートル、20メートル違って来るんだと思います。バウンドだって全然違うしね。とにかく、面白い試合を見せてくれ!!!以上 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年05月18日
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19日は阪神VS読売のオープン戦だ 阪神にも期待の若手がいるように、読売にも有望な選手はいます。これから長年に亘ってライバルになるかもしれない2人の選手とは・・・宮国椋丞 投手背番号30 1992年4月17日生 184センチ、73キロ 「みやぐにりょうすけ」と読みます。沖縄県糸満高校出身。2010年ドラフト2位の高卒2年目の19歳で右投げの速球派投手です。うーん、江川投手の背番号もらってますね~っ。読売の中でも期待されてます。 データでは、ちょっと細見ですが、その分体にキレがあり、紅白戦で村田から三振を取るなど、ぐっと頭角を現してきました。その甲斐あって、原監督は次回19日の阪神とのオープン戦(那覇)での先発に決定。故郷での凱旋登板に気合が入っているそうです。女の子にもモテモテみたいでちょっと頭にきました。 大田泰示 内野手背番号55 1990年6月9日生 188センチ、90キロ 「おおたたいし」と読みます。東海大相模高校からドラフト1位で入団し、今年が4年目のスラッガーです。もともと強烈な長打力を買われて指名され、ゴジラの背番号をもらいましたが、やや伸び悩んでいます。 魅力は、昨年のイースタン105試合で109三振というダントツの数字を残したフルスイングでしょうか?三塁手ということもあって、村田の加入にうかうかしてられないので必死でしょう。宮崎から沖縄組に残れるか微妙ですが、残ってれば19日に出てきそうです。 まだまだ、戦力とはいえない2人ですが、将来、阪神を苦しめるような存在になるかもしれません。オープン戦に出てきたら、ちょっと注目してみたいと思っています。 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年02月16日
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中日ドラ1位にも凄いのがいる! 中日のドラフト1位ルーキー高橋周平内野手(18、山梨・東海大甲府高)が、先日フリー打撃で大器の片りんをのぞかせています。右中間方向への打球の伸びが素晴らしく、高木監督も「飛ばす力は天性のもの」とべたほめらしいです。 4日、沖縄・読谷球場でフリー打撃を行い、ライト後方のネットを越える推定140メートル弾をぶっ放しました。109スイング中28本の柵越え、4本の右翼ネット越えも披露。まさに金の卵です。生きのいい選手は他球団でも気持ちがいいものですね。 5日に、東海地方のローカル番組で、高木監督と立浪さんにインタビューしてましたが、評価は森野より上!背番号31で右投げ左打ちの内野手なんて、タイガースの掛布さんを意識してますよ。 それだけ中日も期待してるってことでしょう。 画面で見た感じでは、180センチ85キロとがっちりしてますが、バットコントロールはジャイアンツの往年の首位打者篠塚氏に似ているかなと思います。その上、フォロースルーの大きいスイングは20発以上打ってた頃のひーやんのようなゆったり感も持っています。順調に育てば、遠くへ飛ばす素質を持ちながらアベレージも残す大物打者になる可能性大でしょう。荒木、井畑、森野の調子によっては、堂上弟の時みたいに1年目から使ってくるんじゃないかと思います。 阪神も若手起用は積極的に考えていかないと5年先に勝てないチームになってしまいます。和田監督、大抜擢お願いしますよ!
2012年02月07日
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ストライクゾーン変更はどの程度作用したんでしょう 2011年のプロ野球は、セパの審判団が統一によりストライクゾーンがやや広めに設定されたため、投高打低に拍車をかけたと言われています。実態はどうなのか、一つの側面から、ちょっとだけ考察してみます。 2010年と2011年のデータを比較してみると次のような差が見えてきます。◎得点 セリーグ 3724 ⇒ 2718 (-1006) パリーグ 3858 ⇒ 2945 (-913)◎本塁打 セリーグ 863 ⇒ 485 (-378) パリーグ 742 ⇒ 454 (-288) まず、ホームランの減少が得点の減少に直結したのは否定の余地がありません。ほかに投手有利を裏付けるのは与四死球ですが、◎与四死球 セリーグ 2484 ⇒ 2181 (-303)12%減 パリーグ 2624 ⇒ 2083 (-541)20%減 広くなったストライクゾーンのおかげもあって与四死球はかなり減っています。では奪三振はどうでしょうか?◎三振 セリーグ 5865 ⇒ 5743 (-122)2%減 パリーグ 6039 ⇒ 5775 (-264)4%減 四死球が減ったわけですから、逆に三振はぐっと増えていてもいいのですが、どういうわけかこれも減っています???◎犠打 セリーグ 750 ⇒ 911 (+161) パリーグ 745 ⇒ 863 (+118) 犠打は確かに増えていますが、中軸選手の犠打はほとんど無いわけですから、単純に「三振が減った分が犠打になった」とも言い切れないですね。 どなたかのブログでも紹介されていたんですが、四死球と三振に注目して分析してみます。ストライクゾーンの拡大の恩恵で四死球が減るのは理解できます。しかし増えると思えた三振も減っているのは、犠打に転嫁した分を差し引いても、いま一つ理解しきれません。 ここで出てくるのが統一球。投手にとって長打、特にホームランの危険が少ないことは途方もないプラス作用です。飛ばないボールのおかげで、大胆にストライクゾーンで勝負するケースが増えたのではないかと推察できるのです。三振ではなく凡打で打ち取った結果が奪三振の減少という数字に表れたと見ます。 したがって、2010年に比べて2011年の得点力が大幅に落ちたことについては、審判統一によるストライクゾーンの変化よりも、統一球の影響の方が大きかったというのが私の結論です。 あくまで一側面からに過ぎませんが・・・いかがでしょうか? ストライクゾーンに限らず、ハーフスイングのジャッジなんかもかなりバラツキがあるようでした。2012年は、審判の技術向上と、目に余るようなジャッジの個人差の解消をお願いしたいです。 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年01月19日
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統一球によって、野球はどう変わったのか? 時事ドットコムの分析記事から要点をまとめ3回掲載してます。今日は3回目。 3 守備・戦術編 統一球で戦い方にも変化が見られました。大量得点で一気に逆転できる望みが薄くなり、序盤からバントなどで手堅く得点を狙う作戦が、多くなりました。長打力より機動力のある選手が、1軍に定着する傾向も出てきています。 昨季は2点差以内の試合が412試合あり、前年より35試合増えました。成功した送りバントは、安打を含めて1562から1855に増加しています。着実に得点して競り勝とうとする意識の表れと言えるでしょう。 オリックスの岡田監督は、「一回からバントで1点取っていくこと(の必要性)が大きくなった。以前は相手に3、4点取られると計算していたが、失点が少なくて済むようになれば、戦い方も変わってくる」と言います。 巨人は、バント成功率が12球団最低の77%。細かい野球を徹底できませんでした。逆に中日と優勝を争ったヤクルトは86%のバントを決め、内野ゴロの間に走者を進めてかえす攻撃が光りました。 一方、ソフトバンクは12球団でずばぬけて多い180盗塁をマーク。小久保、カブレラらの長打が相手に与える脅威よりも、俊足の福田、明石、城所らの存在感が増しました。井上広報室次長は「本塁打がどんどん出れば、足は注目されない。統一球のおかげでうちの野球が地味ではなくなった」と指摘しています。 守備の面では、特に外野守備に大きな影響があったようです。ロッテの岡田は「昨季まで追い付けなかった打球に、追い付くようになった。柵越えだと思っても客席まで行かない打球があった」と振り返ります。 外野手の守備位置も、前寄りになりました。安打の処理では、バウンド後の跳ね方が鈍いため、果敢に前進して捕球する選手が増えたためです。 二塁走者が単打で生還できないケースも増えました。巨人の鈴木は「以前は打った瞬間にどの塁まで行けるか分かったが、統一球は判断が難しい」と話します。犠飛の数や外野手の補殺数に大きな変化がなかったのは、走者が進塁をためらう場面が多かったせいもあるでしょう。まとめ 2011年は統一球の影響で「投高打低」に転じましたが、ファンは苦戦した打者たちの巻き返しと、より激しい攻防を期待しています。 2006年に球の反発係数を落とした際、本塁打は05年から294本減り、以降3年間1400本台で推移しましたが、スリルのある三塁打は増え続けました。「厳しい状況でも対策をするのがプロ。今回も適応してくれると信じている」と加藤コミッショナーが語っているように、2012年のプロ野球を見つめていきたいと思います。 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年01月18日
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統一球によって、野球はどう変わったのか?時事ドットコムの分析記事から要点をまとめ3回掲載してます。今日は2回目。2 投手編 これまで、切れが良くて真っすぐ伸びる直球が、好投手の手本とされてきましたが、昨季はツーシームなど打者の手元で動く速球を使う投手が増えました。ソフトバンクの高山投手コーチは、「バットの芯を外せる投手が統一球の恩恵を受けた」と話しています。 統一球は、縫い目が0.2ミリ低くなり、幅は7ミリから8ミリに広がりました。福岡工大工学部の溝田武人教授(流体力学)は、それによって揚力が落ち、阪神の藤川のように毎秒44回転の高回転を与えた140キロ台の球でも、本塁上を通過する時は従来の球より4センチほど沈むという指摘しています。打撃の低迷は、ツーシームなどの沈む速球が効果を増したこととも、関連がありそうです。 ヤクルトの館山や赤川はツーシームをマスターすることで投球の幅を広げて好成績を残しました。また、巨人のゴンザレスは、来日以来ほとんど投げていなかったツーシームを多投し、終盤の重要な試合で好投しました。「高めに投げると打者は直球と思って手を出し、詰まる」と言っています。中日の吉見は速いシュートが効果を発揮し、防御率、最多勝の2冠を獲得しました。 また、打者を攻める場合の戦術にも変化はありました。横浜の山口は「去年なら本塁打だった当たりが外野フライになったりする。三振狙いだけでなく、前に飛ばさせて抑える投球がしやすくなった」と言います。そのため配球に幅とゆとりができ、投手優位の循環へ派生したと言えそうです。 統一球の恩恵を受ける半面、肘などの変調を訴える投手が増えました。統一球はコスト抑制の狙いもあり、牛の脇や腹の一部など従来の球より広い部位の皮を使って作ります。縫い目も変わり、投手が滑りやすいと感じるのが原因のようです。 西武の岸は「1年間張りっぱなしという感じ。今まで、こんなに肘が張ったことはなかった」と言うほど悩まされました。また、日本ハムの武田勝は「張り方が違うと思うし、回復が遅くなった」と言っています。 ヤクルトの高橋コンディショニングコーディネーターは「脇腹を痛める投手も多かった」と明かします。「力の入れ方が変わり、股関節をうまく使えず上半身だけで力を入れると、よく脇腹に負担がくる」のだそうです。阪神の久保の脇腹痛もこれが原因だったのかもしれません。 打者がバットの芯で捉える技術を問われたように、投手には 「感触の変化を、バランスのいいフォームで補う」 という適応力が求められた1年でした。 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年01月17日
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統一球によって、野球はどう変わったのか?時事ドットコムの分析記事から要点をまとめ3回に分けて掲載します。今日は1回目。1 打者編 本塁打数は1605本から939本に、約4割も減りました。球団別では12球団一の226本塁打をマークした巨人は108本、173本だった阪神は80本に半減。持ち前の強打を発揮できずに苦戦しています。 また、セ・リーグで14人いた3割打者は4人に、パ・リーグは13人から5人に減っています。逆に投手の防御率はと言えば、セで1人もいなかった1点台が2人生まれ、パは3人増えて4人になりました。 1試合の両チーム合計得点は昨季の平均8.8点から、6.6点に低下しています。多くの打者から「バットの芯に当たらないと飛ばない。球が重く感じる」と嘆きが聞かれました。 そんな中、ソフトバンクの内川は、王球団会長から「練習で120%、試合で80%の力で振れ」とアドバイスされて実践しましたが、統一球対策は特に取らなかったと言います。「意識の問題。おかしいと感じる選手と感じない選手で差があったのでは。僕は感じなかった」。もともと打撃の精度が高かったことを実証する形で、首位打者を獲得しました。 さてもう一人。統一球に苦しむ打者たちを尻目に、西武の中村が2009年の自己最多に並ぶ48本塁打を放ったことは奇異に感じられるかもしれません。 最初は中村も飛ばないということで無意識にも振りが大きかったようです。きっかけになったのは、6月5日の横浜戦で打った13号。「前日死球を受けた左手にほとんど力が入らず、右手だけで打てた感覚だったが、しっかり芯で球を捉えて押し込められれば、打つポイントが前か後ろかは関係ないと分かり、早い段階で、統一球は飛ばない、という意識をなくしたことの方が大きい」と語っています。それからは、ミートのポイントや強さより、正確さを意識して打席に立つようになり、ホームランを量産しました。 中村自身の変化もありました。48本打った09年、3.65打席に1回の割合だった三振が、今季は4.64打席に。中村は「確率を上げれば、来年はもう少し打てる」と初の50本台を狙っています。そのために打撃は変えるかもしれないが、統一球対策は頭にないと言います。 「統一球への対応は、打撃の精度、正確さ」という意味で、内川と中村には共通点があるように思えます。福岡工大工学部の溝田武人教授(流体力学)は、「打った瞬間に毎秒30~35回の強い回転を球に与えてやれば、打球に従来の球と同じ揚力が生まれる」と指摘しています。このことは、多くの打者が「芯で捉えて振り切ったときは、以前と変わりない」と語った印象とも一致すると思えます。 内川と中村の成績は、今シーズンへのヒントになりそうですね。 次は投手編です。 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年01月16日
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ヤンキース・黒田」誕生へ1年契約で合意 年俸は1100万ドル(約8億5千万円) 黒田はドジャースが金銭面で負担になってのFAなので、ヤンキース入りは順当です。まだ二ケタは十分狙えると思いますし、ヤンキースもそう考えて獲得したはず。 私はカープファンじゃないですが、カープのスカウトやフロントには脱帽します。黒田もすごいし、前田健太にしても活躍してるし、かつては大野や山根なんかも無名から育て上げた。外国人ではミンチーやルイスなど、スゴイ眼力です。 野手だって、今タイガースにいる金本、新井・・・。懐かしいとこでは高橋慶彦、長内、長嶋なんかもいたなあ。カープは良い素材を発掘して大きく育てることに長けています。少なくとも阪神よりは・・・ タイガースのスカウト、フロントも長期的視野での選手発掘についてはカープの眼力を勉強して頂きたい。今はやや即戦力捜しに偏っています。 それに、二軍スタッフにも時には外部から大物を迎えてほしい。かつて山本浩二、衣笠祥雄、水谷実男など赤ヘル初優勝を支えた選手たちは、ファーム時代に広岡達郎さんに鍛えられた人達でした。こうした大物指導者に二軍時代に指導を受けるのはとてもいいことだと思います。 あの藤村富美男さんだって東映で二軍監督していた実例もあるんだから・・・。 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年01月14日
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野球体育博物館は13日、新たに野球殿堂入りした4氏を発表しました。 プレーヤーでは、故・津田恒実氏(享年32歳)と通算213勝の「精密機械」、北別府学氏(54)。、特別表彰では元全日本アマチュア野球連盟会長の故・長船騏郎氏、バット素材の研究に従事した故・大本修氏が選ばれたました。 北別府さんも津田さんも、強い時代のカープを支えた名投手ですよね。 津田さんは南陽工業時代に「ツネゴン」と呼ばれて甲子園大会に出てきた時のことを良く覚えています。確かベスト8までいったかな?負けて号泣してました。81年ドラフト1位カープに入り、新人王をとった時は先発投手でしたが、古場監督にストッパーを任されて本来の気性が生きました。打者の手元で浮き上がるようなストレートでガンガン押す。阪神の球児も津田さんを理想にしているようですね。いまでも抑えのエースの鏡と言っていいんじゃないでしょうか。若くして亡くなったのは実に惜しい投手でした。 北別府さんは、都城農高時代はメジャーな大会へ出てこなかったので東海地区では無名でした。地元では何度もノーヒットゲームをやっていて超有名だったんですが。カープはむかしから投手の人材を見抜く目が確かで、北別府さんは75年ドラフト1位で広島入団し、3年目くらいにはしっかりと成績を残す投手に成長しています。とにかく無駄な力の入っていない綺麗なフォームでした。フォームに威圧感は無いんですが、えげつないキレのあるシュートと無類の制球力を武器にして、通産213勝を挙げた大投手です。 殿堂に入るべき人が入った。そう感じました。 http://professor-mino.blogspot.com/
2012年01月14日
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清武氏が読売を提訴 巨人の球団代表を解任された清武英利氏は13日、解任は不当で、渡辺恒雄球団会長らの発言により名誉も傷つけられたとして、渡辺氏や巨人、読売新聞グループ本社に計約6200万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め、東京地裁に提訴しました。 清武氏は「巨人は渡辺氏の私物ではなく、コーチや選手、多くのファンのもの。(提訴は)とても残念だが、コーチや選手を守るためだということを理解してほしい」と話しました。 受けて立つこっちの人はどんなコメントを出すのか? 法廷にも証人として出廷し、ナベツネ節をかますのか? 迷惑してるのは監督以下の現場の人なんでしょうね。対岸の火事。とにかくおおいにやり合って下さい! http://professor-mino.blogspot.com/
2011年12月13日
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始まってしまいました プロ野球ファンとしては見苦しい内紛にしか見えませんが、ジャイアンツファンにとってはどうなんでしょうか? W会長の名誉を守るために、逆にジャイアンツのイメージを悪くしているだけのように思えます。ファンは声を上げて球団を問いただしていくべきじゃないかな。 清武氏は本当に逆提訴するのかどうか? そういった事より、ジャイアンツファンはこの機会にW氏の引退を促し、体質改善を迫ってほしいですね。 http://professor-mino.blogspot.com/
2011年12月05日
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権利なのはわかるが・・・ 確かに打点王は取った。でも本当にファンが納得できるような働きだったのか? 大いに疑問だ! FAは当然の権利なので駆け引きに使うのは選手個々の戦術だが、素直な反省の態度を見せてからにしてほしい。そうでないとファンとして応援できないし、球団ともしこりを残すことになってしまうだろう。 当然、鳥谷や福原にもあてはまることだ。野球がチームで行う競技であることを再認識してほしいと思う。
2011年11月05日
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中日ドラゴンズ新監督に高木守道氏決まる! 早くも夕方の地元テレビ番組に生出演して抱負を語っていました。地元県岐阜商出身で21年間ドラゴンズ一筋。私の地元出身でもあり、現役時代は嫌いな選手ではなかったです。 しかし、職人肌の気質は相変わらずで、野球は緻密で細かい。選手にはハイレベルなプレーを求めるのでなかなか褒めてもらえません。前回監督を務めた時も選手とギクシャクしていたように思います。付け入るすきは十分。勝たせてもらいましょう。 それにしても、これから今年日本一になっても代えようというんだから思い切りましたね。昨年ごろから、名古屋では「落合監督の野球がつまらない」という声をよく聞きました。観客動員もはっきり言って年々少なくなっています。地元ファンの多い高木氏を据えて人気回復を図ろうというのが球団の方針みたいです。立浪がヘッドで入るかどうかに注目したいですね。 阪神の方は21日、坂井オーナーが真弓監督への監督要請について、「知らん!まだ要請してへん」と発言。また混迷に陥りそうな気配。嫌になります。
2011年09月22日
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巨人名誉オーナーの正力亨氏が死去 読売新聞グループ本社社主で、プロ野球巨人名誉オーナーの正力亨(しょうりき・とおる)氏が15日午前5時5分、敗血症のため東京都港区の北里研究所病院で死去した。92歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く。 元読売新聞社社主の故正力松太郎氏の長男。慶応大卒業後、王子製紙に入社。海軍経理学校を経て応召し、終戦時は海軍主計大尉。1960年、読売新聞社取締役に就任。64年から96年まで、9年連続日本一に輝くなど全盛期を迎えた巨人のオーナーを務めた。報知新聞社社長などを歴任。現職はほかに日本テレビ放送網名誉顧問など。 巨人・渡辺恒雄球団会長「人のいい人だった。慶大の野球部のマネジャーもやっていたので、野球も詳しかった。みんなに愛されていたのは事実。ただ、おやじ(故松太郎氏)が偉すぎたからな。巨人のオーナーなんてやるもんじゃないな、お互いに」 長く姿を見たことが無かったので、ご存命と思っていませんでした(失礼かな)。V9時代はよく露出しておられたのを覚えています。江川事件の時も亨さんでしたね。 それにしてもナベツネさんのコメントはひどい。だったらやらなきゃよかったのに。
2011年08月15日
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ヤクルトが14年ぶり首位ターン 首位ターンは優勝した1997年以来14年ぶりで、前半戦を振り返って記者会見した小川監督は「いい戦いができたし、いい数字が残せた」と手応えを感じている様子。野手では「強烈なインパクトを残したのは彼ら2人」と、予想を上回る活躍だった畠山とバレンティンを評価した。 昨年の交流戦途中から小川監督に代わって以来、異常な勝率です。これはよく分析する必要があるでしょう。いちばん試合数を残してるのが阪神だし、幸いにヤクルトに唯一勝ち越してるのも阪神。直接たたけばぐっと差も縮まっていくはずですから。 ヤクルトは、球宴期間中にヤンキース傘下の2Aの岡本直也投手のテストをするとか。着々と優勝に向けた補強をしようというのでしょうか? 独走は許せません。阪神は早くダンゴから抜け出して挑戦権を得たいですね。後半戦も怖いバレンティン! 弱点を見つけないと・・・
2011年07月21日
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スポーツ報知4月10日速報「巨人は開幕戦に向け左腕対策」 巨人は川崎市のジャイアンツ球場で、サインプレーの確認やシート打撃を行った。開幕戦ではヤクルトの左腕、石川との対戦が予想される。シート打撃では2軍の左投手を登板させ、対戦に備えた。 日程変更により、2年連続でヤクルトと開幕カードを戦うことになった。昨季は初戦で石川を攻略したが、続く2試合を落とし負け越した。主砲ラミレスは「ヤクルトは投手がいい。簡単な試合にはならない」と話した。 読売も色々考えて古典的なことをやってるようですが、読売キラーの浜ちゃんがヤクルトの3番に座るのを忘れてもらっては困る。このカードは4月に5試合あります。頼むぞ浜ちゃん。読売の出鼻をポッキリくじいてくれ!(写真はサンスポCOM4月10日から)
2011年04月10日
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開幕直前になって、今、自分がバカなことに気がつきました。大反省! まったく・・・。勝つことしか考えないのがファン心理なんでしょうね。首脳陣は負けることも考えているはず。 投手は先発ローテ6人、トリプルKで3人、中継ぎ仮に3人とすると計12人。すでに12なんです。ところが!先発が早々とKOされれば敗戦処理というやつが絶対必要で、代打を送ったりすることも想定すると数名はいなくてはならない。 単純に見ても投手枠が15名くらいまで膨らむんです。こうなると内外野マルチに守れる控えが重要なのもやっと理解できて、いまさらながら馬鹿さ加減に自分でもあっけにとられた次第です。現実に50や60は負けるということですから・・・。
2011年04月10日
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ネルソン&中田賢 開幕W本命 中日スポーツ2011.4.6紙面 中日はナゴヤドームでのヤクルト戦で2人の候補が競演。マキシモ・ネルソン投手(28)が3イニングを1安打無失点、中田賢一投手(28)は3イニング2安打2失点ながら直球、変化球ともに抜群のキレを見せた。どちらが行っても初の栄誉。朝倉もいい、小笠原もいい 中日スポーツ2011.4.7紙面 中日の朝倉健太(29)、小笠原孝(34)両投手が6日、ヤクルトとの練習試合(ナゴヤドーム)でそれぞれ3イニングを好投。前日(5日)のネルソン、中田賢の"ローテ投手リレー"に続き、万全の調整を印象付けた。吉見、チェンの両輪が出遅れていても、中日はどこよりも分厚い投手層を誇る。今年も盤石だ。 何だ?盤石って?記事に出てくるまともな先発は合計4人しかいないじゃん。どうやってローテ組むんか。言ってることがおかしいけど「分厚い」んだって。これで分厚いなら阪神投手陣なんか鉄板ですよ。この記事は中日スポーツ記者の危機感の裏返しと見ました。
2011年04月07日
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渡辺会長4・12開幕「こんちくしょう」も「しゃあない」 2011年4月5日 スポーツニッポン報道 巨人・渡辺恒雄球団会長は、都内ホテルで滝鼻卓雄オーナーと会食後、4・12の両リーグ同時開幕について初めて言及。 当初は、日程通り3・25開幕を強く主張していた渡辺会長だが「いいんじゃない。もう、しゃあない。がーがー言ってんだから。電力の問題とかいろいろ何も考えないで文部(科学)大臣の何とかっていう...、副大臣か。俺はこんちくしょうって怒ったけど」と話した。 その上で「仙谷さん(内閣官房副長官)に話して全部まとめた」として5月以降の東京ドーム開催など、日程について何らかの方向性が出ていることを示した。 妙にご機嫌なこの写真!何が嬉しいのかまったく腹の立つ爺だなあ。この人の辞書には「我」とか「傲」がでっかく載ってて、「献身」や「奉仕」などは無いんだろうな。 相変わらず、「俺が牛耳ってるんだ」ということを大声で言わないと気が済まないらしい。ま、開幕延期がよほど悔しかったんでしょうね。中曽根氏は別にして仙石氏とはいつ頃から親しいんでしょう? そういえばこの図々しい発言ついて報知は報道してない。報知の記者にはまだ良心というか羞恥心があるということですね。見習え馬鹿ナベ!!
2011年04月05日
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また無得点!原監督「対応しないと」左腕対策が急務 合同実戦練習 広島4-1巨人(30日・マツダ)スポーツ報知2011年3月31日 巨人が左腕攻略に課題を残した。先発の広島・篠田に6回3安打無得点。オープン戦、合同実戦練習で対戦した先発サウスポーに対して、これで10イニング連続無得点。得点は右投手の豊田から放ったラミレスのソロ本塁打による1点のみだった。(中略) 9日のソフトバンク・山田(1回)に始まり16日のヤクルト・村中(3回)、そして篠田も攻略できなかった。(後略) 読売が苦しんでいます。開幕のヤクルト2連戦は石川、村中の左2枚が濃厚。次の広島戦でも篠田のほか岩見、斉藤など若手左腕を3枚ぶつけてくるかも。こうなったら4月19日からの3連戦は能見、岩田、榎田といきたくなりますよね。読売はそのあと26日からまたヤクルト戦。ローテはまたもや石川、村中が回ってきそう。おおっ!10戦連続で左腕先発が実現しちゃいます。 本拠地も使えない相手の弱みに付け込むようですが、「この際コテンパンに」と内心ほくそ笑んでいます。(ちょっと嫌な奴になってしまいました) もうひとつ読売は統一球でも深刻な悩みを抱えています。ラミなんか「30本打つのは至難の業」なんてしょんぼりしてますよ。今年は断然投手力優位のペナント。ということは真のライバルは中日になりそうです。どうしてもナゴヤドーム攻略が優勝へのカギなんだよなあ。(-_-|||)
2011年03月31日
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さすらいの巨人、宇部&北九州 開幕"ロード"頑張ります! スポーツ報知3月25日報道のみだしです。まさに覚悟を決めた自虐的コメント。 4月一杯のナイター自粛は暫定的なわけで、その先は未定です。ひょっとすると継続もあります。読売は相手球団のフランチャイズでの主催試合も視野に入れているようです。 ということは・・・甲子園で読売が後攻めなんて試合も可能性ありなのか? ということは・・・甲子園で読売がサヨナラ勝ちなんてことも有り得るのか? ん???
2011年03月25日
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ついに常識が勝ちました。 まあ、今までナベツネが吠えてきたこと、たとえばドラフトのこと、選手会のこと、フリーエージェントのこと、代理人交渉のこと、ポスティングシステムのこと・・・所詮はすべてコップの中のことです。 今回は違いますよね。国家の一大事です!この事態の前では読売のわがままなど相手にもしてもらえないということ! 今回は思い知ったんじゃないですか。 それにしても涙ぐんでた新井君。よくやりました。選手全員の心からの主張が実を結びました。きつい日程になるでしょうががんばってください。 でも、たぶん新井君以上にホッとしてるのは読売の選手たちなんじゃないかな。(原監督もね)
2011年03月24日
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3月22日、読売・滝鼻卓雄オーナーは政府の要請に反発し、強硬論を展開しました。要旨は次のような感じです。 1 29日開幕を変更する気はない、政府に干渉されて決める問題じゃない。2 パリーグが勝手に先行しているが、交流戦日程の調整もしないで進めている。交流戦はなくしていいんだな? 1は開き直り、2は脅迫でしょう。屋根付き球場はデーゲームでも多くの照明を使います。ナゴヤドームや京セラドームなら中部電力や関西電力管内なので道義的問題だけですが、東京電力管内である東京ドームは現実に自粛しないわけにはいかないでしょう。しかも西武が既に4月いっぱいはナイトゲームを行わないパリーグ方針を支持しています。 読売は四面楚歌なんですね。変更を強いられる部分が一番大きいうえに、東京ドームが駄目となると屈辱的なジプシー興業を強いられます。結局は「なんで俺だけ大損しなければならんのか」ということなんでしょう。尊敬できる人格者である原監督が無表情に親会社を支持するコメントをしているのが可愛そう・・・。 高木文部科学大臣、蓮舫節電啓発担当大臣ともに、セリーグに対し大幅な日程変更や会場変更を要請しています。セの他球団も世論の動向を覗っています。これらを敵に回して読売はどこまで頑張るつもりなのか? ともかく24日にセ・パ両リーグが緊急理事会を開催し、12球団オーナー会議を26日に開いて方針を協議するらしいので、今後の動きに注目したいと思います。 自軍のラミレスが100万ドルの義捐金と医薬品などを被災地に送るとのこと。これを聞いて読売は恥ずかしくないのかな?
2011年03月23日
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3月22日、高木義明文部科学大臣から加藤良三コミッショナーに対し、「4月5日以降もナイターを自粛するよう検討してほしい」と厳しい要請がありました。すでにパリーグは21日のオーナー会議で4月中はナイターを行わないと決定しています。また、選手会はセリーグの開幕時期をパリーグ同様4月12日にとする要請を続けると発表しました。 こうなると3月25日開幕から29日に1カード分だけ延ばしてお茶を濁そうとしたセリーグの姑息なやり方だけが際立ってしまいます。まさに「良識のパ、人間性の選手会」に対し「傲慢、非常識のセ」といった構図です。 大臣の要請に対し、加藤良三コミッショナーは持ち帰ってオーナー会議に諮ると言っていますが、崖っぷちですよね。言われる度に少しづつ後退する、もっとも見苦しいパターンです。 考えてみると、日程の大幅延期やナイター自粛で一番損害をこうむるのは読売なんです。それゆえ強引な態度で主張し、それをセリーグの総意であるかのように取り繕う。いつものやりくちです。一方で、次の記事も言語道断で腹が立ちました。セ理事長「4月12日開幕にしたかった」 セ・リーグ理事長のヤクルト新(あたらし)常務取締役が19日、都内で行われた約7時間の臨時理事会を終え、取材に応じた。開幕を3月29日に延期、大規模な節電対策、延長戦を行わずに9回で打ち切り、可能な限りデーゲーム開催を推進することなどを述べ「本拠地の神宮ではアマ野球開催もあってデーゲームにするのは難しいが、ナイターで最大30%の節電をしていく。ヤクルトとしては、パと同じ4月12日開幕にしたかった。選手会も協力してくれると期待しています」と話した。(2011年3月19日 日刊スポーツ報道) この態度はけしからん! 言い訳も甚だしい。なぜ、4月12日を主張し続けなかったのか。セリーグの他球団には、一部の身勝手にいつまでも付き合わず、選手会を見習って国民の理解が得られる方法を考えてほしい。
2011年03月22日
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