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『
【送料無料】日本農業への正しい絶望法 [ 神門善久 ]
』 神門善久著
4・6兆円の補助金を受けながら、3兆円の付加価値しか作り出せない日本農業。著者は,絶望的ともいえるこうした現状を厳しく批判し,日本農業が抱える問題の本質を追求している。
▼「担い手育成事業」の問題点
農水省肝いりの「担い手育成事業」は、農地の形を整えたり、農道を拡幅したりする公共事業である。しかし、そのことで家が建てやすくなり、住宅への転用を後押しする結果を招いているという。そして,住宅転用を考えている農家にとって、農業に熱心な若者はかえって迷惑な存在ですらあるという。
▼名ばかり有機栽培
著者はこうした問題の原因のひとつに日本の無秩序な土地利用をあげる。平地の少ない日本では、画一的な大規模生産ではなく、高度な土作り技能に特化した農業こそ優位性を持つとする。 そのためには効率的な水利用や共同での害虫防除など農業者同士の緊密な利害調整が必要となる。したがって、ひとたび農地が住宅へ転用されれば、近隣農業者へのマイナスの影響は避けられない,と警鐘を鳴らしている。
もうひとつの原因は消費者の味覚の鈍化にあるという。土作りを怠った農作物は食味を悪化させるたが、食生活の乱れから舌の劣化した日本の消費者にはその判別がつかない。品質が見分けられなければ自ずと良品の供給者(農家)が消えていく,というわけである。
『
【送料無料】日本農業への正しい絶望法 [ 神門善久 ]
』 神門善久著
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