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15日,国連食糧農業機関(FAO)本部(ローマ)から,宮崎県の高千穂郷・椎葉山地域が世界農業遺産の認定地域に認定された。今回は,岐阜県の長良川上中流域、和歌山県のみなべ・田辺地域が同時に認定された。世界農業遺産は伝統的な農業や農村の文化,景観を継承するため2005年に認定が始まった。
宮崎県の高千穂郷・椎葉山地域は,山間地での焼き畑農業や棚田のコメ作り,神楽などの伝統文化を申請。「複合経営で,資源保全と農林業を共存させている」とアピールしていた。
世界農業遺産には今回を除いて14カ国32地域が認定を受け,日本は新潟・佐渡、石川・能登,静岡・掛川周辺,熊本・阿蘇、大分・国東半島宇佐の5地域が認定されている。

神話の里として知られる宮崎県高千穂町で14日から,国の重要無形民俗文化財「高千穂の夜神楽」が始まった。夜神楽は,年2月6日まで,週末を中心に町内の計19か所で奉納される。
夜 神楽とは,里ごとに氏神(うじがみ)様を神楽宿(かぐらやど)と呼ばれる家にお招きし, 夜を徹して三十三番の神楽を一晩かけて奉納する,昔からの神事である。天照大神が天岩戸にお隠れになったおり,岩戸の前で,天鈿女命(あめのうずめのみこ と)が舞ったのが始まりと伝えられる。
日本神話では,天岩戸に隠れた天照大神(あまてらすおおみかみ)を外に誘い出そうと,天鈿女命(あまのうずめのみこと)がユーモラスに舞ったことが神楽の 由来とされる。夜神楽では,各地区の住民らが紙製の飾り「彫り物」を張り巡らせた舞台「神庭」で,天鈿(うずめ)」女命が優雅に舞う鈿女など33番の演目 が夜通し奉納される。
14日は押方,岩戸の両地区で行われた。押方地区では地元の神楽保存会のメンバーら十数人が奉仕者と呼ばれる舞手を務め,伝統を感じさせる優雅な舞を見物客に披露した。
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