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田畑の水はけを良くする 強力なかぎ爪 。K ラベンダーの鉢から、庭の芝生や家庭菜園ときて、今回は 田畑の水はけを良くするケースとなります。よろしかったら。 ↓前期白亜紀の英国に生息し、水辺でサカナをとっていたのではないかといわれている恐竜が バリオニクス です。 通称 「ザ・クロウ」 。 その名前の由来になっているのは、手についていたという長さ30センチから35センチはあったろうといわれる 強力なかぎ爪 の存在です。 骨芯は、こんなかんじ。 おそらくは沼地の泥の中にいるウナギや肺魚みたいなサカナや貝類を、両手についたこの巨大なカギ爪で引っ掛けて捉えていたのではないでしょうか。 そして、そんなにバリオニクスのカギ爪を連想させられる農業用の「ザ・クロウ」が こちら 。 長さが 約80センチ はある、農業用の工具です。この爪を、刈り取りの終わった田んぼに突き刺して・・・・ 田のアゼに沿って走ったり、あるいは斜めにうごいたりすることで秋の長雨時に水がたまりがちになる田畑の水はけが改善されます。 いわゆる 物理的な土づくり/土壌改善 ですね。 そのスケールには、かなりな差がありますけれど/笑、前回ご紹介した“鉢に針金”や、芝生のローンスパイクやアルキメデスハガネなどは、今回のかぎ爪を使った農作業とおなじ原理になります。 台風のやってくる秋には、長雨がつづく年があります。今回ご紹介 した植え付け前の深耕作業は、この長雨対策にはもってこいの技術 です。「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Oct 31, 2013

降雨つづきで締まった土をやわらかく。K やすむひまもなく10月に連続してやってきた台風連のもたらす降雨の影響で、土が締まった状態の田畑が多くなっているように思われます。そこで雨つづきで締まった土をやわらかくする道具についてのお話となります。前回の続編としてよろしかったら。 ↓たとえば芝生用の作業機具であるローンスパイクをご存知ですか? これは 固くなって水が抜けず、通気が悪くなった土に穴を開けることで、芝生の樹勢を回復させるものなんですよ。土に穴が開くと、水はけや空気のとうりが良くなり、結果的に根の張りが促進されることで芝生が甦るというわけですね。 穴あけの目安としては、15センチくらいの間隔をとって、深さ5センチ前後の穴をあけるのが標準的なローンスパイクの使用方法となります。 ちなみに どれくらいの固さになったら穴を開けるのか という固さの程度ですが、わたくしの場合は 五寸釘を用意して、忍者張りに投げてみるなんて、やり方をやっています。釘が土に刺さらなくなっていたら充分に固いと判断し、そんなときはローンスパイクを使います〔限られた面積で試してみて芝の生育を観察するのもよきかも〕。 さてそこで、雨つづきで締まった田畑の土の場合ですが・・・やはりこちらも芝生と同様に五寸釘を投げてみて、固いようでしたらローンスパイクを巨大にしたような園芸用品で土を起こします。こういった農機具は、たとえば アルキメデス・ハガネ〔検索かけると直ぐに出ますよ〕などといった名まえで販売されいる農作業用の機具となります〔長さは120センチ・重さ4キロ弱くらい〕。これはテコの原理を応用し、人力で地下30センチから40センチにある耕盤〔作土の下にできる固い土の層〕を砕くというもので、前述のローンスパイク同様に、田畑の固くなった土を砕くことで田畑の排水性や空気のとうりをよくすることで農作物の根域の拡大を促します。 具体的な使用法ですが、 斜めにして、スコップの要領で地面に刺し込む ↓ 足を乗せて体重をかける ↓ 先端部分の刃が土に入れる ↓ てこの原理を応用して後ろに下りながら手前に引く ↓ 土が起こされる といった具合に使うのが作業のコツとなります。さらにもっともっと土がガチガチに硬い場合は、まずは浅く起こし・そのあとで2回から3回に分けて無理せず徐々に深くおこしていくとうまくいきます〔またこの機具は本格的なハウス栽培などの場合の支柱のまわりの・機械で起こしにくい部分などの土の改良にも最適で、お薦めです〕。 ということで今回は、やわらかなの土の畑は、作物の地下部にとっても気持ちの良いものだというおはなしでした。 最近は水田だけではなく、畑用の中耕除草機もたくさん販売 されるようになってきました♪ こちら 。 「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
Oct 29, 2013

固くなった土に空気を入れてみます。K 台風のもたらした長雨の影響関連として、固くなった土に対する改善策のおはなしとなります。再掲載ですが、よろしかったらご参考に。 ↓定期的に鉢に穴を開けています。 左は、4月のフレンチ系の生育をそろえたラベンダー。 右は、同じく4月の生育をそろえたデンタータラベンダー。 鉢に穴を開けることで、空気が供給され、新根の出る場所が確保されるというわけですね。春から秋にかけては、だいたいひと月に一回の割合で、鉢の大きさにあわせながら穴を開けています。ただし、この穴明け作業は、寒さで伸びが止まる冬の間は控えていますよ。 穴を開けるための道具は これ。 大きい鉢用のドライバーと、小さい鉢用に、握りをつけた鉄線を使用しています。 お気づきになった方もおられると思うのですが、土ってえらいもんですよね、長年つかっているうちにこの写真のように鉄の先端をすりへらすわけですから。。感心してしまいます。 そしてこの管理法のもう一つの利点は、植物を栽培するスペースがなかなかとれない場所での栽培をある程度は可能にすること。大鉢のラベンダーでも、薄いプラ鉢のまま、 この大きさのままにそだています ↓ 。 土が硬くて植物の生長がどうにも悪い・・・という方は、最初はひとつの穴でもいいですから、試してみられませんか。ただし、鉢土に生の有機物をたくさん施されている方には向かない技術ですので、この点は注意が必要です。 プランターや鉢栽培は、技術獲得に大いに役に立ちます。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 28, 2013

進行速度の遅い台風の思い出。 台風常襲地である地方に住むヒトにとって、困った台風の種類があります。 それは進行速度の遅いタイプの台風です。台風のニュースのなかで、“自転車ののったくらいのスピード”などといった形容詞からはじまって、“ヒトが歩く程度スピード”、はては“ほとんど停滞”といった台風もあるのですから、台風の影響を受ける地域にとってはたまったものではありません。そんな進行速度の遅い台風のなかでも特別にスローだった台風についての記事となります。一昨年の記事ですが、よろしかったらご参考に。 ↓『 居座った台風は怖い 』もちろん最大風速が強いとか、勢力範囲が広いという大きく強い台風も怖いのですが、「進行速度が遅い台風」やさらには「ほとんど停滞」となった台風もまた、大変な災害を引き起こします。そんな・・・・停滞した台風で思い出すのは、なんといっても2008年のシンラコウ台風でしょう。とくに被害が激しかったのは与那国島近辺。 暴風域に入っていた与那国町では、約45時間近くも停滞というニュースにはゾッとしたものでした。港湾道路が通行止めになり、電柱や街灯がなぎ倒されるという暴風域に長時間さらされた与那国町の方々には、大変な事態であったことでしょう〔前回の台風で降り続く大雨に悩まされた紀伊地方に通じるものが、ありました〕。さて、そんなシンラコウ台風のその後の動きですが、さらに 台湾へ移動し、さらに60時間以上も停滞します。この超スローぶりな動きには、なにか特別な存在が台風に乗り移っているかのようにも感じたられものです。なんといっても、その後のシンラコウは、勢力を維持したまま、台湾からほぼUターンするように東方向へ進み、鹿児島・奄美諸島付近に接近したのですから。幾多の人々の心配など知らぬ顔で、わがまま放題に居座る台風・・・この台風の名前はシンラコウではなく、台風シランカオではなかったのかと思ったのは、私ひとりではなかったことでしょう。いじょう、進行速度の遅い台風についての思い出でした。 平成20年 台風13号・シンラコウについて名称であるシンラコウとは、ミクロネシアの伝説上の神の名前で、漢字表記は森拉克。非常に強い勢力にまで発達し、その上先島諸島近海では動きが遅くなり(ほとんど停滞との解析されたこともあった)、与那国島などの先島諸島を長時間にわたって暴風域に巻き込んだ。その後台湾に上陸、いったん勢力は衰えたものの東シナ海の海水温が高かったことなどもあり再発達、 9月18日~20日にかけて日本の南海上を通過していった。このとき、中心の気圧は985~990hPaであったものの、中心付近の気圧傾度が大きく、最大風速は30m/sに達しており暴風域を伴っていた。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 23, 2013

台風通過後に、まずいちばんに確認してしまうこと。Gすみ昨年の記事ですが、よろしかったらご参考に。 ↓台風常襲地である九州において、“第一次産業である農林水産業に携わっている人”の多くが台風通過後にまず確認すること。それは・・・ 次の台風は発生していないだろうか と、〔次に襲来する台風に関する〕天気予報を確認することです。 この習性は長年の経験によるもの。ことほどさように台風というものは連続して襲ってくることが多いものなのです。 ということで〔ご多分にもれずに、私も〕そんなお天気情報にチェックをいれておりましたところ、18日韓国発の気になるニュースをみつけました。そのニュースのタイトルは 50年ぶりに4つの台風が上陸、韓国が台風銀座に という興味深いもの。そして今後の台風のコースどりについて書かれた記事の内容も、じつに参考になるものでした。というわけで、このニュースのアドレスは、 こちら 。 よろしかったら、ご参考に。 台風襲来・・・しかし、そのようなピンチのなかでチャンスが 生まれるのもまた農業なのです。というわけで、台風襲来前の ハウス対策例は こちら 。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 22, 2013

育苗期に高温に遭うと花芽がつかないことがある。K本圃に定植されたトマトやミニトマトの花芽がこない〔一段花がとぶ〕ケースが、増えています。この現象の原因は 育苗の期間に高温に遭うことによっておこるものでいわゆる高温障害といわれるものです。この現象の起こるメカニズムですが、それは 育苗される場所の気温が上がる ↓ 気温が上がり続けて30度を超える ↓ 30度を超えた状態になると花粉の機能が低下 ↓ さらに温度があがる ↓ 35度以上になると、植物体内の糖分が不足してくる ↓ 花粉だけではなく、お花自体の機能が不全になる ↓ 受粉ができないといった経過をたどるからだといわれています。したがってトマトやミニトマトの花がつかないという高温障害を防ぐには、 ● 育苗場所の気温を30度以下に保つ ● 夜の気温を25度以下にすることが大切となります。さらにもうひとつ。植物体内の糖分を上げることも効果的な対策です。具体的には育苗期に ● 糖分のはいった液肥の葉面散布をおこなう ● 液肥の濃度は薄め〔500倍程度〕を心がける ● 薄めであっても、回数を増やす〔5日おき〕ことで対処〔耐暑〕といった方法をとることで、症状を軽減することが可能になります。いじょう、今回は本圃に定植されたトマトやミニトマトの花芽がこない場合の対処法をおつたえしました。記事を読まれて心当りのあった方は、次回にこの耐暑法を試されてみはいかがでしょう。なんといっても高温の季節は、トマトやミニトマトの高価格時に重なることが多いもの。せっかくの一段果ですから、しっかりものにいたしましょう。 果実価格が高かった時代は、涼しくなってからトマトを育苗して も充分に採算が取れたのになぁ・・・っておもわずにはいられな い話でもありました。 「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
Oct 11, 2013

台風といえば竜巻といった時世になりましたね。K前回の 農作物の風対策 のなかでも書いているのですが、 台風襲来といえば、竜巻がつきものと、いった時世になりましたね。というのも、今回の24号に加えて23号台風も存在していた6日に、宮崎県の沿岸部にあるわが町で竜巻が発生したからです。気象台による検証の結果、突風の強さを示す「藤田スケール」では6段階で最も弱いF0(約15秒間の平均風速17〜32メートル)のものだったのですが、それでも 住宅30棟の瓦が飛ばされ、プレハブ倉庫1棟が倒壊といった被害をもたらしました。もちろん飛んできた瓦などで窓ガラスが割れた・じつは倒れた電柱もあったなどといった〔報道されいないが・のちに確認された〕被害も、その後に相次いでいます。こんな小規模な竜巻であっても、家屋を倒壊させたり・人を殺傷させる能力を充分に持っているのだなと、そのちからの恐ろしさを再確認している次第です。ちなみにその竜巻。 ● 自走距離は 直線で、約2.5キロ ● 太平洋に面した海岸部から西方向に進行というような動きをした模様ですよ。直線的な長い海岸線と、その海岸線に注ぐ傾斜の急な小河川を持つ宮崎は、もともと大小規模の竜巻の多発地帯であり〔竜巻には〕慣れているつもりだったのですが、身近で被害が起こるとやっぱりとんでもなく怖いですね。 「真夏でもないのにまっくろな積乱雲」を見たとか「ゴォォォ」と いう爆音のようなものを聞いたといったお話も今回たくさんの人 から聞きました。そんな天気で・そんな音を聞いた時の、とっさ の対策についての回は こちら です。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 8, 2013

台風前にやっておきたい風対策。K 台風24号北上中ということで、風対策再録です。 ↓台風による強風や暴風による被害の目安です。予報などによる最大瞬間風速が25メートルを超えると、樹木の倒壊や、屋根瓦の飛散、さらにはシャッターの破損が始まります。というわけで、農業に関する強風や暴風対策ですが、露地栽培では ■ 防風網や棚といった施設の補強 ■ 飼料では、倒伏を防ぐ意味で収穫期の近いものは収穫する ■ 果樹では、とくに苗木や幼木の枝を支柱にしっかり固定する といったことが大切となります。 また施設栽培では、 ■ 被覆資材が破損しないよう、周辺の片付け・清掃をする ■ ハウスバンドを止めている番線・杭を確認する ■ ハウスの出入口の隙間に被覆資材をあてて密閉度をあげる ■ 大型ハウスや連棟ハウスでは、換気扇の点検をしておく といった対策が考えられます。 そして台風の影響がそれほどないと考えられる地域でも、とりあえずはビニールハウスのバンドの緩みや被覆資材のめくれなどだけでも点検・整備しておきたいところですね。 と、対策は書きましたが、竜巻注意報が発令されたら話しは別。 風対策の補強作業中ではあっても、ただちに作業を終了され、まずは身の安全を確保されてくださいね。 いじょう、北上する台風の風対策に関するおはなしでした。増水対策は こちら 。 「対策をやっても、あまりの強風雨にまったく効果がない」 こともあります。時間を割いて対策をやっても、「台風がコー スをはずれる」ことも、もちろんあります。 しかし最善を尽くすのは、作物をつくる農業者としての、ある 意味“義務”。大被害を受けたとしても、最善を尽くしている なら、納得できる〔あきらめもつく〕というものです。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 8, 2013

乳白米がでるときは。K気象庁の発表によれば 『2013年夏(6~8月)の日本の平均気温の1981~2011年平均基準における偏差は +1.06℃となり、1898年の統計開始以降、4番目に高い値』 ということになりました。まさに暑い夏だったのです。そんな暑い気候のなかでおこなわれた本年のイネつくりですが、あなたの圃場で収穫されたコメには〔カメムシ被害とともに等級を下げる主因となる〕乳白米はでませんでしたか?そうなんです、暑さと乳白米とは相関関係があり ● 出穂期以降の20日間の平均気温が26度以上の場合 ● 出穂期前後の曇雨天による日照不足がおこった場合 に出やすいといわれていますよ。そしてこういった発生条件をかんがみた場合に、乳白米が出る確率が多くなるのは、なるべく早い時期の出荷を目指す〔高価格の時期を狙っている〕早期米の作型でしょう。なんといっても ● 暑さが本各期になる6月後半に出穂期を迎える ● 真夏のまっただなかである7月後半から8月前半にイネ刈りことになりますから。そしてそのような作型の代表ともいえるのが、わが宮崎県の海岸部でのコシヒカリ栽培となります。なんといっても3月後半に田植えして7月中にイネ刈りというのですから。まさに収穫されるおコメすべてが乳白米になっちゃうような、そんな真夏の時期にコメの収穫を迎えるという、ある意味“無茶な作型”です。しかし、現実にはそうはならない。初夏に曇天が続き・その後高温になるという気象条件下であっも乳白米がかならず出るとは限らない。そうなんです、そこには 乳白米を出にくくする栽培技術があるのです。次回は、長年培われきたそのようなイネ栽培技術についてのおはなしとなります。 日本の夏(6―8月)の平均気温は、長期的には100年あたり 約1.05℃の割合で上昇しているとされています。 という ことは、西日本各地はいずれ南九州のような気温になるという ことでもありますよね。 「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」
Oct 1, 2013
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