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ウイルスを封じ込めるにはスピードが命。K早期発見とすばやい対応・・・ウイルスを封じ込めるにはこれが最も効果的です。簡易検査だけであっても、現場の患畜の状況によって判断し感染防いだ2010年の好事例を再掲載してみました。よろしかったらご参考に。↓ウイルスを封じ込めるにはスピードが命。『島根・安来市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザへの感染が疑われ る鶏が見つかった問題で、島根県は30日、農水省の決定に基づき、 飼育されている 2万3000羽余りの鶏の殺処分を始めた。 県によると、ウイルスに感染したかどうか確認する前に殺処分の対応 を取るのは、全国で初めてだという。』これは 2010年11月30日・19時のニュースです。英断だと思います。飼われていた鶏には気の毒ですが、『ウイルスを封じ込める』には、なによりスピードが肝要だからです。そう思うに至った好事例があります。宮崎県で本年おこった口蹄疫被害において、肉用牛とブタで農業生産額が日本一〔2006年〕である都城市における2010年6月の口蹄疫の『飛び火感染』を、処理のスピードで押さえ込んだケースです。『発生を予測して動いた』という対ウイルス防疫処理体制作りの好事例というべき、この都城市でのケースは次のようなものでした。【1日目】15時00分 飼養者が牛の異常を発見。家畜保健所へ通報。15時15分 家畜保健所が立ち入り検査開始15時55分 検査終了16時00分 家畜保健所が確認した異常を市へ連絡。採血は衛生研究所へ。17時30分 農場処理用の消石灰の配送。人員20名。18時00分 現地の総合支所に対策本部が設置される。19時00分 農場に至る道路の両側を封鎖。21時30分 対策本部にて対策会議。22時00分 都城市職員50名が殺処分のために農場へ。23時00分 獣医師12名と追加の職員50名も農場入り。埋却地用意開始。【2日目】00時00分 陸自30名に、知事の出動要請。00時40分 殺処分開始。02時00分 陸自10名が現場へ。02時50分 208頭の処分終了。04時36分 処分した牛を、牛舎から埋却地への移送開始。05時00分 陸自20名が農場へ。05時39分 採血した検体すべてが陽性の連絡が現場へはいる。05時45分 208頭の牛すべての評価が終了10時00分 対策本部にて対策会議。14時45分 全頭の埋却が終了15時00分 現地対策本部長・篠原農水副大臣が表敬。15時35分 副大臣と都城市長が市役所で意見交換。以上、ほぼ24時間以内で防疫処理を完了したことが、感染の拡大を阻止することにつながったという事例のご紹介でした。さて、そして話を戻して高病原性鳥インフルエンザ発生をスピードで押さえ込もうとしている、今回の島根・安来市の養鶏場のケースですが・・・あえてこれ以上のことを心配するとするならば、それはやはり フン処理の問題でしょうね。感染鶏を出した養鶏場の、処理する前に確実に存在したはずの鶏たちのだしたフンの行方です。なにせ こんな話し も あるのですから。 農林水産業の実態に詳しい農水大臣と副大臣の存在は重要ですね。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Jan 28, 2014

中国の鳥インフルは厄介。K強毒性の鳥インフルエンザであれば〔ヒトが感染する前に〕まずは家禽や飼育されているトリの大量死がおこるため、その大量死の痕跡をたどっていけば感染源を容易に特定し、〔かかったトリを殺処分することで〕感染の拡大を食い止めることができます。いっぽう中国でいま再流行している鳥インフルエンザは、トリがかかっても変化がおきにくいという代物。逆に ヒトが発症したことで、トリの感染がわかる いうこともあるという、まるでこれまでのヒトとトリの立場が逆転したかのようなウイルス なのです。これは厄介ですよ。なんといっても防除がしにくいうえに、感染源が特定しづらい。さらに厄介なのは しだいに感染が広がっていくであろうこと。なんといっても鳥インフルにかかっている〔感染源となりうる〕トリのフンは日増しに増えていくわけですからね。そこで対策ですが・・・まずはやはり トリの定期的な検査。そしてかかっていることがわかったトリの早急な処分とそのトリの残したフンの〔焼却や埋設といった〕適正な処理 に尽きると思います。ニュース こちら 。 渡り鳥も運んでくる鳥インフル。日本は、対岸の火事をきめこむわけ にはまいりません。必要になるのは、なんといっても 素早い対策 です。 ちなみに↓ こちらは中国語版の「本当は危ない有機野菜」となります。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Jan 23, 2014

鳥インフルも、こんなかんじで広がったり。K 鳥インフルエンザや口蹄疫などに代表される家畜伝染病の感染拡大についての2013年の回となります。よろしかったら、ご参考に。 ↓ たとえば日本では、2010年の3月頃に発生し7月4日に終息が確認され宮崎県で発生した牛、豚、水牛の口蹄疫〔28万8643頭が犠牲になった〕の流行がありますが・・・この口蹄疫のまん延に関しての農水省口蹄疫疫学調査チームの報告として次のような見解が発表されいます。 『口蹄疫に感染した牛やブタは呼気中やふん尿中に大量のウイルスを排出するため、周辺環境がウイルスで汚染される。川南町を中心とする多発生地域では、多くの発生農場で感染動物を殺処分するまでに長い時間を要したことや、牛の百倍~二千倍程度のウイルスを排出する豚にまで感染が拡大したことで、発生農場の周辺までが大量のウイルスによって汚染されていたと考えられる。また、一部の発生農場においては、近隣に設けられたたい肥置き場への別の発生農場からのふん尿が搬入されていたことが確認されており、ウイルスに汚染されたふん尿を介して伝播した可能性がある。これらのウイルスが飛沫核として飛散し、また共通の道路の使用、野鳥や昆虫などの小動物などによる機械的伝播など不特定の経路を介して周辺農場に広がった可能性がある。』 いっぽう、2010年11月に発生し翌年の4月3日に終息が確認された韓国における口蹄疫〔被害家畜数約348万頭〕では、そのまん延の原因として、中央日報が発生中の2011年1月につぎのような見解を報じています。 『隣接する台湾と中国、モンゴル、ロシアなどでも昨年に口蹄疫が発生しているが、韓国ほど激しくはなかった。日本も昨年4月に宮崎県で口蹄疫が確認されたが、他の地域には拡散しなかった。それならば韓国だけ“統制不能”が懸念されるほど口蹄疫が広がった理由は何だろうか。 専門家らは全国的に移動する糞尿回収車と飼料供給車を挙げる。これらの車両が全国を回りながらウイルスを伝播しているということだ。実際、安東で初めて発生してから10日以上慶尚北道外に出なかった口蹄疫は12月中旬から京畿道(キョンギド)北部を中心に急速に広まった理由は糞尿回収車のせいだというのが国立獣医科学検疫院の暫定疫学調査の結果だ。 検疫院のキム・ビョンハン疫学調査課長は、「安東で口蹄疫は初めて発生したこと、ある糞尿処理装備開発会社が安東の養豚団地の糞尿2トンを京畿道坡州(パジュ)に持ち込み糞尿乾燥試験を行ったことが確認された。この会社の近くの農家で口蹄疫が発生した」と明らかにした。その後、坡州、漣川(ヨンチョン)、抱川(ポチョン)、江華(カンファ)など養豚農家密集地域で相次ぎ口蹄疫が拡散した。建国大学獣医学科のイ・ジュンボク教授も、「口蹄疫が韓半島で広まったのは、畜産農家が全国に広がっている上、媒介となる糞尿処理車や飼料供給車などが隅々まで走り回っているため」と指摘している。』 ・・・ということになっています。 この2つの考察から、家畜伝染病の感染がひろがる大きな原因として、感染した家畜から排泄されるふん尿の管理不足があるようにかんがえられるのです。 そして、いま中国で感染が広がっているH7N9型の鳥インフルエンザに関しても、4月14日につぎのようなニュースが配信されていますよ。 『インフルエンザ(H7N9型)ウイルスの感染者が増えていることを受け、中国家禽業協会の常務理事兼副秘書長を務める李朝国研究員は、洗浄、消毒がされていない状態で市場に出回る「汚い卵」は調理の前によく洗うよう呼びかけた。「汚い卵」の表面には鳥インフルエンザウイルスやサルモネラ菌、大腸菌などの病気の温床になる鶏の糞や羽、飼料などが付着している可能性がある。低温または常温の状況で、こうした病原は卵に付着した汚物の中で長く生存できるという。海外では「汚い卵」の市場管理が早くから始まっている。1970年12月29日に米議会はこうした卵の流通を禁止する「卵製品検査法」を採択した。日本、カナダ、オーストラリアなどの先進国ではほとんどが洗浄・消毒を経た「きれいな卵」だ。李氏は、洗浄、消毒が行われない卵を買ったら、まずきれいに洗って乾燥させてから、食料の相互汚染を避けるため、袋に入れて冷蔵庫で保管する必要があると話した。冷凍室は殻が割れたり卵黄が硬くなったりするので避ける。生のまま、または半熟では食べず、よく加熱する必要がある。さらに、洗浄すると品質保持期間が短くなるため、1週間ほどで食べきることが好ましいと説明した。李氏は「卵を割る際に鍋や碗にあてると、不衛生な部分が食べ物に混ざる可能性があるため、卵は必ず洗ってから調理する必要がある」と強調した』 というものです。 ということで今回は次回の資料として、鳥インフルエンザや口蹄疫などの家畜伝染病の感染がひろがる原因についての考察をお伝えしてみました。 上記の中国の卵のはなし。これは、家畜の排せつ物を利用した 農法や、その農法で生産される農産物に置き換えることも可能 ・・・と思うんですよね。鳥インフルが発生している地域であったら。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Jan 22, 2014

農業の「6次産業化」でおこるリスクもある。K 自民党が初めて口に出したことではなく民主党政権時代の農政においてもすでに農業振興の目玉とされていた“農業の6次産業化”の話です。前回は「しかし、6次産業化〔農商工連携も含めて〕の取り組みは現時点でさえ山ほどある」という現実を お知らせしました。 こちら 。 そして今回は、もう一歩踏み込んで、6次産業化でもっともありがちな 農産物を食品加工をすることで利益率を高める という6次産業化の最大のウリポイントを例にとって、発生しがちなリスクを考えてみることにいたしましょう。 たとえばですね、 農産物を加工して販売していた加工食品に異物が混入した といったケースはどうでしょう。さらには 製造販売した惣菜や、農家レストランで提供した食事が原因で食中 毒事故が発生した というようなケース〔自家製パンにノロウイルとか〕はいかがでしょう。 そう・・・たしかに農産物を食品加工し販売することで、利益率はあがるかもしれません。しかし、食品加工し販売するということは、同時に農産物を販売しているだけではおこりえなかったリスクもまた発生する可能性もあるということを考えておかねばならないということなのです。つまり ただの農産物の販売には適用されないけれど、 農産物を加工した場合は「製造物責任法」が問われる ということなる。6次産業化を計画するということは、こういった不慮の事態が発生する場合を常に考えておかねばならないということでもあるのです。 メリットには、かならずデメリットがついてくる ということですね。 そういったわけで、農業経営に対するわたくしなりのアドバイスなのですが、なによりいいたいのは、利益率をあげる方法は 農産物加工やその付属事業ばかりが唯一の方法であるわけではないということです。加工することだけにとらわれるべきではない。加工する前に、やれるべきこともあるのじゃないのかということです。たとえば農産物の秀品率を上げることでもいい。農産物の糖度とか機能性とかの品質面を向上させる事もそうでしょう。収穫量をあげるのもいい。その地域における珍しい作物を作るという手もある。 そうすることでも利益率を上げることは可能だということなのです。ちなみに・・・自分の生産する農産物が評判をよべば、既存の食品業界から“うちの製品の原料にぜひに”などというお声がかかることも、ままあります。デメリットも多い6次産業化を 自らの手で計画し実行するまでもなく、既存の食品業界に身を置く加工と販売のプロに自分の農産物を高く買い取ってもらうことも可能になるわけです。こちらのほうがよほどうまいはなしであるとはおもわれませんか〔農産物だけに/笑〕?いじょう、優れた農産物や人気のある農産物を作るという農業本来の営業努力を積み重ねることもまた、〔より簡単に〕利益率をあげる方法だというおはなしでした。 柑橘に将来性があるからと全国的に柑橘を植えさせた挙句にオレ ンジを自由化〔価格が暴落〕したり、 はたまた 高値が期待できるからと、全国で一斉に“早生”“極早生”品種 を奨励しちゃったら、結局のところ“晩生”のほうが価格がよく なっちゃったなんて話は 農業界には ごろごろ。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jan 18, 2014

外国人研修生を利用する日本農業の現実。K外国人実習生の給料着服の疑い・受け入れ団体元代表逮捕のニュース関連として、農業における外国人研修生についてのご質問をいただきましたので、参考として 2011年の当ブログ記事を再録いたしました。よろしかったら、ご参考に。 ↓『外国人研修生の労働力を利用する日本農業の現実。』早春の午前7時前の畑で、飛び交う中国語・・・たった今収穫され、ダンボールに入れられたキャベツの収穫風景です。集荷業者の指示によって働いている中国人の若者達によって、キャベツの箱は 次々に畑の脇に停められた大型トラックの荷台へと詰め込まれます。 ・・・と、農業生産県の農村地帯でこのような光景を見かけるのは、いまや珍しい事ではなくなりました。農業研修・実習生として働く中国人の若者達は、現在の日本の農業にとって無くてはならない重要な存在なのです〔全国で農業に従事する外国人研修・実習生の数は合計で約1万人とされています〕。 従来農業部門での外国人研修・実習生の従来の受け入れ先としては施設栽培や畜産関係が多かったのですが、2005年以降はキャベツやハクサイといった葉もの重量野菜やホウレンソウ・水菜といった軽量野菜経営での受け入れ先が多くなってきたように感じております。ちなみに外国人農業研修・実習生を多く雇用している地域の例としてたとえば軽量野菜の生産地である茨城県A村や、成功した農業のケースとして紹介されることの多い大規模なレタス栽培で知られる長野県K村が有名ですが・・・2011年1月現在ではA村には248人、長野県K村では700人以上の中国人研修・実習生が働いているとされていますよ。さて、そこで気になる外国人研修生報酬ですが、いくらくらいだと想像されますか?ばあいによっては朝5時前後から働く事もあるであろう外国人研修生の報酬は、月6万円程度。実習生は最低賃金を守った基本給から社会保険料などを引いた月7万円程度とされています〔ただし働く時間数に制限があるという研修制度の仕組みがあります〕。日本人を雇うばあいの相場からすれぱ、もちろん安い金額ですよね。雇用する側からすれば、この安い人件費がおおきな魅力であるのは、まちがいのないところでしょう。・・・後継者不足が問題とされる日本の農業の将来からみれば、現場に たくさんの日本人の若者にいてほしいところではあるのですが、現実問題として いまここに外国人農業研修・実習生の存在がなかったとするならば、日本にはいまよりももっと耕作放棄地が広がっていただろうなと思う次第です。ということで今回は、外国人研修生の労働力を利用する日本農業の現実についてのおはなしでした。まあ、これもまたたしかに現在の日本農業の一面なのですよね。 現行の農産物価格からいえば『外国人実習・研修生の賃金 を払うのが精一杯』といった、雇用する農家側の都合も いたいほど わかっちゃって。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jan 17, 2014

続・ここまで燃料費が上がってくれば。K前回は農業分野の施設栽培における燃料費高騰とその影響についてのお話でした。続編の今回は漁業、その中でも とくに影響を受けやすいカツオやマグロ漁の漁船に使う燃料の購入費用についての話しとなります。そこでまず前回と同じように重油がリットル当り約70円であった場合とリットル当り約90円のばあいの金額の違いを表にしてみましょう。それがこの表ですが・・・のののののののの年間重油量のの70円のばあいの90円のばあい マグロ はえ縄漁のの30万Lのの2100万円のの2700万円カツオ一本釣り漁の100万Lのの7000万円のの9000万円と、70円と90円では だいたいこれくらいの価格差がでてくるものとされています。〔2004年には35円前後だったことも含めて〕いかがですか。この話をすると、とくに「カツオ船の重油使用量は700万~900万ではないのか」と 問いただされる方が多いのですが、これがほんとうに7000万~9000万で推移しているのです。ちなみに別の資料では「130トンクラスのカツオ近海一本釣り漁船」の船主の談話として、「1週間ほどのひと航海で300万円から400万円分の重油」を使用するので「年間では約1億円になる」というような話しもありますから、数字はまちがてはいない。これが農業よりも重油を使用しなければならない水産業のきびしい現実といえます。 昨年の新聞 → このまま円安イコール原油価格の高騰がつづくとなれば、出漁回数を減らしたり・ときには断念したり、さらには廃業していく漁業者が〔農業以上に〕多くなっていくのは確実なのではないでしょうか。 ちなみに原油価格の高騰は、水産物や農産物を運ぶ運送会社にも影響をあたえますし、なにより水産物や農産物を買ってくださる一般家庭のサイフのヒモにも影響していくのだろうと、いまはその影響のさらなる広がりを〔円が安くなっていくごとに〕ただただギクギク〔危惧危惧〕いたしております。→ 農業のばあいは こちら 。 円安の影響によるコスト増大の影響は農業や水産業だけにはとど まりません。じつは他産業の企業トップも、円安による輸入コス ト増加による悪影響懸念しているというロイター記事は こちら 。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jan 15, 2014

いまや冬の風物詩となった畜産県での風景。K 寒い冬となったこともあって、死者が50人を超えたとされる中国における鳥インフルザH7N9型の再流行と感染地域拡大の懸念が取り沙汰されるようになってきました。そこで昨年同時期のブログを再録してみました。よろしかったら、ご参考に。 ↓『すでに冬の風物詩となった観のある畜産県での風景。』まわり一面全体が、消毒用の石灰 の散布によって真っ白となった養鶏場の〔安全対策をアピールする〕新聞広告。 その広告の文面。 そして、行政による訓練。 ののののののののの いじょう、すでに晩秋の風物詩となった観のある畜産県における防疫関連の風景でした。 車での通行中に、前方に非常線が張られ、そこに集結した防護服 や防護マスクに身を包んだ集団によって、立ち入り禁止地区が説 明され、これ以上先への通行ができなくなったことを告げられ、 引き返す自分の車に消毒液がかけられたとしても・・・・・いまや 〔農家でない一般市民であっても〕宮崎県民は驚きはしません。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Jan 13, 2014

ここまで施設栽培の燃料費が上がってくれば。K施設野菜の暖房〔11月から4月にかけて〕に使用されるA重油の価格が上昇することで、農業の生産現場ではその燃料費高騰の影響が広がっています。そのA重油の平均価格ですが、2008年~2009年がリットル当りの約70円だったのに対し、2012年~2013年にはリットル当り90円と上昇・・・ということで、いま2013年~2004年にかけての今シーズンの価格上昇が心配されています。 昨年の新聞 → ちなみにここ宮崎県における、ここ2・3日の価格は〔急激な円安の影響もあって〕100円を超えているのはまちがいのないところなので、2013年~2004年にかけてのリットル当りの平均価格は100円を超える事態になるのかもしれません。参考までに作物別10アール当りの重油価格の影響を表にしてみるとのののののの必要重油量ののの70円のばあいの90円のばあい のキュウリのの05850Lののの409500円のの526500円のピーマンのの13500Lののの945000円の1210000円のマンゴーのの22000Lのの1540000円の1980000円という具合になります。もちろん施設農家の経営規模は10アールではとどまらないことが常ですから、30アールとか50アールとか、場合によっては100アール以上のばあいもあります。そうなると大規模経営になっていくほど、重油代の増加分は当然増えていくことになるのです。そして・・・こうなると心配されてくるのが、農家の経営です。これは個人的な推測ではあるのですが・・・リットル当りの平均価格が100円を超えるなると、その影響をかなり少なく見積もったとしても半数以上の農家の経営が赤字になるという可能性すらあります〔いまのところ農産物価格の上昇も望み薄みたいですし〕。その行き着く先は 施設栽培からの撤退や廃業という選択肢なのかも。 円安の影響によるコスト増大の影響は農業や水産業だけには とどまりません。他産業の企業トップも、円安による輸入コ スト増加のによる悪影響懸念しているというロイター記事は こちら 。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jan 11, 2014

厳寒期のハウス栽培の具体的な肥培管理は。Kハウストマト栽培に限らず、ハウスキュウリ栽培やハウスピーマン栽培の農家の皆さまから、日照時間が少なく・気温や地温が最も下がるこの厳寒期にあたって よく質問を受けるのは いま、うちのハウスではどんな肥料を施すのが良いのかという質問です。それはとりもなおさず 樹勢を維持しつつ、良い品がたくさんとれる肥料は、なに?という質問でもあります。その答えですが・・・これはもちろん千差万別。質問者さんのハウスの現在の作物の状態により対応がちがってまいります。たとえばその樹の状態ですが・・・ ● 樹の先端部分の先端で花が咲き、芯が細ってきている ● 葉の色がうすい ● 樹にたくさんの果実がついている ● そのわりに樹についた果実の大きくなるスピードが遅い といった〔作物が肥料を要求している〕姿をしている場合には、 ● チッソの割合の多く入った肥料 ● すぐに効く形になったチッソが主体の肥料 を施します。そのような状態になった収穫最盛期の施設栽培におけるキュウリやピーマンなどでの、このブログでたびたびご紹介している多木肥料をつかった施肥例をご紹介しますと まずは 多木有機液肥2号〔8―3―5〕20キロ の かん水施用 ↓ それと同時に 穏やかな肥効を示す有機複合タイプの肥料である しき島特1号〔8―7―7〕を 10アール当り60キロ散布 施用 ↓ さらに葉面散布剤である アクセル1号〔8―3―5〕の500倍程 度 の葉面散布を おすすめしています。ちなみに作物が トマトである場合は まずは 多木有機液肥3号〔6―8―4〕20キロ の かん水施用 ↓ それと同時に 穏やかな肥効を示す有機複合タイプの肥料である 九重6号〔6―9―6〕を 10アール当り60キロ散布 施用 ↓ さらに葉面散布剤である アクセル1号〔8―3―5〕の800倍程 度 の葉面散布を おすすめしていますよ。地下部ばかりからではなく、地上部からも肥料分を施用することで肥効を早めようという作戦です。ちなみに上記の施肥設計ですが、作物別に肥料の成分や施肥量がちがっている点を認識してくださるとありがたいです。といったわけで、よろしかったらご参考に。 → 液肥にはかん注という手もあります は こちら。 たとえば文中↑の九重6号は 発売以来100年以上の歴史がある 肥料なんです。そのあたりの重みが、なんとも好きなんですよね♪ 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jan 11, 2014

「イネは杯の形に作れ」という言葉の意味するもの。K 稲作に関する格言に、「イネは杯の形に作れ」というものがあります。 これは、おいしいおコメをたくさん取りたければ、「アゼ周りに肥料を効かせなさい。アゼの周りのイネを大きくして、逆に田の中ほどのイネは小さくつくりなさい」 という意味です。 そう、実際にイネのできが良いのは、 日当たり と 風通し の良いところ。 一枚の田んぼで、最も風通しと日当たりの良い場所は アゼまわりということになりますから、この「イネは杯の形に作れ」という言葉は、イネ栽培の真理を突いていることになります。 そう、アゼぎわにあるイネからなら、出る穂も多いし、一穂についている粒数も多く・しかも重い充実した実が取れる ものなのです。 それとは反対に、大面積の一枚田でのイネつくりって、田の中心の部分のイネの生育にけっこう気を使うことになるんですよ。なんといっても広い田んぼのなかほどでは〔畦がないために〕日当たりも、風通しも悪くなるわけですから。また水抜けや水いれ時のスピードも大面積ほど遅くなる。田植前の田の表面を水平にならす作業にも大面積ほど苦労する。田の中ほどが、水平でなく水が溜まって抜けにくいようだと問題です。イネの生育が軟弱となり病害の発生源になることも、しばしばとなる。そうなるとコメの収量や品質だって落ちかねない。また水害やなんらかの水の汚染が起こった場合であっても、畦で仕切られた小面積の田がたくさんの方が被害が少なくなることでしょうしね。ということで、今回は イネは、バカでかい田んぼでは、かえって作りにくいこともあるという事実を昔からの格言を使って説明してみました。実際のところ・・・個人的には一枚の田の広さが3反ぜまちを超す田になると作業がやりにくくなると考えております。 「面積を広げさえすれば万事うまくいく」などといった、実際に 生育中の水田にはいったことのない方が唱えいるとしかおもえな い農業改革論 って、このあたりに限界ありだとも思うのです。 → 「山国である日本には、山国なりの農業がある」 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jan 8, 2014

日本の山にも、光が必要。K 前回は陽が射さずに内部が枯れ枝ばかりとなった植木のご紹介でした。 のののののののののののの そして今回は、前回の植え込みの剪定関連の話しとなります。 ↓江戸時代から代々続く、スギの名産地を訪ねたときのこと・・・。その名産地を象徴するような、みごとな杉林を目にしました。ちかくによって見ると視界にとびこんできたのは、天をめざしてまっすぐに伸びる木の姿。そして 気づかされたのは・・・林のなか、スギの木々の下の部分にあたる 林の中が明るいこと です。ほら、こんなにすっきりとした はやしのなか 。そして、この美しい姿のスギたちの大きさですが・・・成人の姿を入れて、杉林を写すとこんな感じになりましたよ。「日本のほとんどのスギの林が、もし今回の美林のように美しく管理されて いるものだとしたら、出す花粉も少ないはずだし、なにより水害を誘発 する事態を招くことなど毛頭ないことだろうな」と、思いました。 スギの生長に みあった間伐・枝打ち・除草といったプロの 職人技には、ある種の凄みを感じさせられます。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jan 6, 2014

植木にだって、お日さまは必要。K前回のお日さまの回関連です。よろしかったら。 ↓土壌検査に使用するハウスの土を採取にいった農家の庭先で・・・ 調子が悪い生垣のマメツゲの樹の土も検査してと、農家のお家の方に声をかけられました。その樹はどこにあるのですか?と、お尋ねしつつ庭を見渡すと、ありました・ありました。ののののののののの 樹の中ほどの部分が弱って枯れている伸びすぎたマメツゲの植え込みです。 これは樹が大きくなりすぎて日照不足になっているみたいですねとお答えして、さっそくに樹を切る許可を貰って、鋸とハサミで、枯れた高さから剪定することにしました。のののののののののののの 太枝は鋸で抜き、枝は剪定バサミでカットしていきます。のののののののの そして・・・見えてきた、横から見た樹の内部の様子が こちら。のののののののののののの これでは樹も弱るはずですよね。複雑に絡み合った枝の先端にしか葉がないのですから。のののののののののののの 実際のところ、 中はほとんどが枯れ枝 という状態でしたよ。のののののののの 結果として強剪定になりましたが、植物質のたい肥量のもとである腐植酸肥料をやって土壌を物理的に改良したのちに、リンサンと苦土をあげて化学性を改善してもらうことにしました。これで、きっと春からは 〔切られた手前の樹の状態〕開心形になった樹の内部から、新たな枝葉が伸びてくることでしょう。来春が楽しみです。 植え付け当初の樹が小さいうちは良いのですが、樹が大きくなっ てくるにつれ、植えられた樹同士の“光”の奪い合いが始まって まいります。それを防ぐためには、生育に応じた 剪定や間伐が 必要になるというおはなしでした。これはもちろん果樹や野菜栽 培などなど、農業全般にも当てはまることになるんですよね。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jan 5, 2014

植物の葉の位置からわかること・・・まずはお日さま。K植物は、多数の葉に効率よく好みの光が当たるように葉を配置します。〔わかりやすいのは木陰・・幹の部分からお日さまの方向をみてね〕。それはエネルギー源を確保する光合成を有利に行うため。光合成は、主に植物の葉の細胞に存在する葉緑体によって行われているからです。だから植物栽培の決め手は、 お日さま です。不都合が起きるときは、その大事なお日さまの光がさえぎられるとき。たとえば、火山の噴火による火山灰の影響で光がさえぎられ作物が不作となった例や、飢饉がおこった話しは、たくさんあります。そういえば、恐竜絶滅の主原因とされることの多い、隕石衝突説や火山の活発説のどちらにも、「成層圏まで舞い上がった灰が、地球上に降り注ぐ日照を少なくした。 そのために気象の寒冷化や食物となる植物の絶滅がおこった」という具合に、灰の影響による日照不足という現象が関係しているという説明がなされていますよね。そう。なんといっても、まずは お日さま なのです。 おもうんですよ。“その植物が好む日照を最大限に利用 させること”、それすなわち「農法」なのではないのか、と。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jan 4, 2014

栄養をとりすぎると、作物に支障が出る場合もある。K 土に栄養が過ぎる状態が続く 〔土に養分が溜まりすぎる〕状態が続く と・・・つぎのような作物の症状が表れることが ままあります。 ● サトイモのイモがまったくなっていない ● ミカンを植えたが、実がならない ● サツマイモのつるだけがのびる ● イネがのびて、穂は遅れてでたが倒伏した ● お花の咲く時期に花がこない こういった状態は「樹ボケ」や「ツルボケ」とよばれてきました。 養分があればあるほど、吸っちゃう。身体を大きくする方向へばかりに生育がすすむ。これでは実を収穫するために作物を育てる意味がなくなってしまうわけです。では、どうすればいいのでしょう。 最初に土の検査をやって、その作物にとって必要な養分を検査するという方法があります。その後必要な養分しか与えない。 また土壌検査なしでできる こんな方法もあります。 それが、生育にあわせて肥料を分けてやる方法です。たとえばこんなふうに 植付け前にある程度施して ↓ 樹ボケ、ツルボケにならない程度の生育をはかり ↓ 花芽がつきはじめた時点から ↓ 植物が利用できる程度に少しづつ ↓ 生育に合わせて肥料 をほどこしていく と、いうやり方です。 ということで今回は、「栄養分をやり過ぎたら、植物にも支障がでる」ことになるし、「その支障がでた植物を食べ続けるとヒトにもいずれなんらかの支障がでるであろう」というお話しと、その対処法に関するおはなしでした。付け加えまして「有機」なら話は別だろうとかんがえているあなた。 じつは 有機の元肥一発施肥が、樹ボケ、ツルボケをひきおこす危険性は一番高いといえるので注意が必要です。たとえ実がならない植物〔葉物のホウレンソウやコツナとか〕であっても、硝酸が過剰になる場合もありますから注意されてくださいね。もちろん生ゴミリサイクル肥料の考え方も同様です。 植物が利用できるくらいの適度の養分を やっていくということ が、 植物にも・ヒトにも、そして 自然環境にもやさしい ということになりますよね。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Jan 3, 2014
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