『あかいふうせん』父子家庭日記

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2005.01.06
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カテゴリ: 出産育児
先ほど居間を通りがかったときに、新しいTVドラマのCMなのかな!?
「87?」とか言うドラマの紹介を見た。

乳がん治療を受けた女性の5年後生存率87%という意味らしいのですが、この生存率87%というところにすごく惹かれた。

生存率87%・・・。みんなどんな風に感じるのだろう。
そう宣告されたときどう生きるのだろう・・・。

私はまず、87%という数字について考えた。
これって、「9割近くが生きてるんだから、私も大丈夫。」それとも

「私は13%の確率で死んでしまうかも知れない。」どっちの気持ちに働く数値なんだろう。
実際になった人から見て、第三者から見て、それぞれに違うのかなぁ。

そして、この確率が別の確率だったとき、例えば公団住宅の当選率が87%だったら
「87%だもん絶対当たるよ。」と感じるのか、「夢の住まいハズレかなぁ」と感じるか?

人間にとって確率っていい加減な物差しで、媒体によって同じ数値でも楽観的にも悲観的にも解釈してしまう。

でも、出る答えは当たりかハズレだけ。白か黒の二つに一つしかない。

87%生きているからって、自分が死なない保証はどこにもない。
何%だってその人にとっては、生きるか死ぬかのどっちかなんですよね。

この世の中100%命の保証がされている人なんて一人もいない。
私だって明日どころか、1分先の命だって100%ではない。常に数%のリスクと背中合わせ。

帝王切開をした妊婦さんが次の出産で、VBACという自然分娩で出産すると子宮破裂のリスクが、帝王切開をしていない人に比べて何倍も高くなる(私の妻もその一人になったけど)と言われれば怖いけど、

出産前に、破裂は1%で99%の人は無事出産できていると言われれば、自分を1%に想像する人はあまりいない。

普通分娩より数倍高くなる子宮破裂の確率と言っても、人数で言えば、分母の大きい普通分娩で子宮破裂を起した人の方がはるかに多い。

医者からすると、VBACで子宮破裂を経験した医師より、普通分娩で子宮破裂を経験した医師の方が圧倒的に人数が多い。

医師の子宮破裂経験率では、VBACより普通分娩で破裂を経験した確率の方が高くなるのだ。

確率なんて何の指標にもならない。一人一人にとって全ては二つに一つ。

だから、私はVBACの犠牲者遺族であっても、サイトで皆さんに
「ご自身の出産にとって、母児に一番優しいお産を選択してください。そして正しい選択をする眼を養う為に、自らで情報を得てください」とメッセージを贈っている。

最後に、87%の生存率にならずとも、今の99%生存率があるかもしれない私の生活に於いても、同じ気持ちで、人生を悔いのないように生きなくてはいけないと感じてます。

悔いのない生き方って何をすることなんだろう。

私にとっての悔いのない生き方は、家族と共に泣いて喜んで怒って現実のままに生活できることかな。

その現実から外れた無駄な時間をできるだけ減らさなくちゃなぁと反省した(^^)








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最終更新日  2005.01.07 15:43:16
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