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1ヶ月前に行われた、韓国の漢字検定の合格発表が、きょうの0時に始まった。インターネットで見れるので、0時になるのを待って、サイトに入った。待っていた人が多かったのか、10分間くらいは「アクセス数超過」で入れなかった。ようやく入れて確認。6級は、90問題中 63問以上 正解で合格である。コーちゃんは、85問正解。コーちゃん、合格おめでとう!^^成績優秀者には、賞状授与もある。6級を小学生が受験した場合、81問題以上正解は「優秀賞」、77問題以上正解は「優良賞」というのをもらえる。コーちゃん、優秀賞受賞で、2倍におめでたい。でも別に、記念品がもらえるとか 奨学金が出るとか、そんなことは 何にもない。何かあれば、嬉しさも倍増するような気もするんだけど・・・まあ、何にも無くても 嬉しいけれどね。こういうことに かこつけて、必ず 何かおいしいものを食べちゃおう とするのが、はんら家の恒例である。さて、きょうは何を注文しようかな~。^^
2004/11/30
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数日前から足首が痛いと言っていたノギさんが、土曜日、午前中の勤務を終えて帰宅してから、本格的に寝込んでしまった。漢方医院に行って、針治療もした。整形外科にも行って、レントゲン写真も撮った。多分、どこかでひねったのでしょう、と言われたそうだ。ノギさんが思い当たるのは、銭湯であかすりをしたあとに、マッサージをしてもらったのだが、その時 マッサージ師が、足でノギさんの脚全体を踏み踏みしながらマッサージしたのが、かなり強烈だったそうだ。骨には異常が無いそうだが、激痛に、ノギさんは日常生活を放棄して、1日半、ただ寝て過ごした。ノギさんは、非常に頑強そうでいて、意外と弱かったりもする。以前 親知らずを抜く時も、4時間もかかってしまい、その後 高熱を出して寝込んでいた。4時間も抜けない親知らずを持っているということは 頑強なのか、それで高熱を出してしまうのは 弱いのか・・・?親知らずが4本とも あっさり抜けた はんらには、ちょっと不思議な気分だった。1年に必ず2~3回風邪をひくはんらと違って、ノギさんは、風邪をひくということは、ほとんど無い。忙しくて、風邪をひいている暇が無いそうだ。そういうのを聞いても ちょっと不思議な気分だ。忙しすぎたら、風邪ひきそうなものだが。一番ありがたいのは、病院とは ほとんど縁の無い、巨大な長男、コーちゃんである。彼は、だてに太ってはいない。どんなに風邪が流行しても、たとえ うつされてしまったとしても、薬を1日飲めば 次の日にはケロッとしている。「数日通院してくださいね。」と言っていた医者の首をかしげさせるのが、コーちゃんの特技である。翌日、病院に行けば、ほとんど必ず「もう来なくて結構です。」と言われることになる。きょう、ノギさんは、痛む足で会社に向かった。クラッチ、踏めるかなぁ?と心配していたが、どうやら会社には無事到着したようなので、クラッチが踏み込めたようである。ノギさんもはんらも、だんだん年を取るにつれて、こうして寝込むことも増えてくるのかなぁ・・・
2004/11/29
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きのう、韓国では初雪が降った。ここ 天安では、雨にちょっと雪が交じった程度。ガッカリした子どもたちもいたようだ。しかし、はんらは雪国(石川県 山寄り)出身なので、雪なんてウンザリである。韓国に来て良かったことのひとつは、石川県より雪が少ないということであるかもしれない。韓国は、38度線近くの江原道や ソラク山などの山間部は大雪が降るが、全体的に雪が少ない。そのため、雪が降ると 喜ぶ子どもは多い。その子どもが大きくなって、軍隊に入隊して、38度線付近に配置され、冬中 雪かきに苦労したあとは、「雪を見るのも嫌」という、はんらと同じ症状になるようである。以前、日本語教室で教えていたときに、そういう軍隊帰りの青年を何人も見た。ところで、38度線というと、勿論 韓国で最も「北」である。しかし、韓国の天気予報を見ると、ソウルや38度線付近の江原道は「韓国中部」と呼ばれている。それでは、韓国北部とはどこか?北朝鮮である。たいていの天気予報では、「韓国北部の天気」と称して、北朝鮮の天気まで報道されている。北朝鮮の天気を知って どうするのか?とも思うのだが、やっぱり元はひとつの国、という認識があるのだろう。今年は、暖冬だが 雪は多いという、はんらにとって 嬉しいような 悲しいような天気予報だった。
2004/11/27
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asouakemiさんの日記に、最近「血液型性格判断」が載っている。いつも、面白く 拝見している。そこで紹介されていたB型による B型のための B型の研究は、また面白かった。なぜなら、はんらはいつも、B型の夫と一緒に暮らしていて、今後も一緒に暮らしていくと思うからだ。以前、はんらが このB型の夫に振り回されていることは 日記に書いたが、一番これが裏目に出ているのは、料理の面だと思う。なにしろ ノギさんは、どんなにいろいろなおかずを置いておいたとしても、自分の気に入ったおかずしか食べない。栄養面を考えて、自分の嫌いなものも食べるようにする、といったことは、絶対にしない。その結果、焼き魚だけをおかずに ご飯を食べるなんてことも、しょっちゅうである。思い込みも激しいので、「日本人の作った韓国料理 = まずい」と思っているので、食べてみようともしない。時々、韓国人からキムチをもらってきて、食卓に乗せておいても、はんらが作ったキムチだと思って、箸をつけようともしない。「これ、キムチが上手だという評判の韓国人のおばさんからもらってきたんだよ。」と言うと「おっ?! そう?!?」と言って、はじめて箸をつける。そして「やっぱり、韓国人の作ったキムチはおいしい」と言っている。でも、もし口に合わないと思ったら、そういうキムチでも絶対に食べない。実はノギさんは、姑の作ったものも、あまり食べない。姑は 昔の人だから、肉類や魚介類を入れたものをあまり作られないので、ノギさんはおいしくないと思い込んでいるようだ。どんなに姑から習ったりして、食卓に何品ものナムルを乗せていても、ノギさんが食べるのは焼き魚だけ、とかいうことが数回続けば、誰でも 頑張って料理する気持ちを失ってしまうだろう。はんらの母親は、結婚したとき、お米の砥ぎ方も知らないくらい、台所のことは何も出来なかったそうである。それで、料理の本を見ながらあれこれ作っていたらしいが、はんらの父親(A型!)はどんなものが出されても「おいしい。おいしい。」と言って、全部平らげていたそうである。かなり失敗作、というものでも、全部平らげてくれたそうである。それで、はんらの母親は、料理をするのが楽しくなって、毎日毎日料理の本を見ながらいろんなものを作っていたので、今では とても料理上手である。ギブ アンド テイク である。やはり、食べてくれる人の反応があってこそ、頑張ろうと思えるし、力も出てくるものである。とっても負けず嫌いな人は「なにくそ! いつかはおいしいと言わせてみせる!」と燃えるのかもしれないが、はんらには出来ない。第一、箸もつけてもらえないのでは、とても頑張って作ろうという気持ちにはなれない。ノギさんは「はんらが日本人だから、キムチがおいしく漬けれない」と思っているようだが、はんらは、はんらがキムチを漬けないのは、ノギさんのせいだと思っている。キムチが無くても 平和なはんら一家なんだけど・・・
2004/11/26
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きょうは、コーちゃんの小学校の学芸会だった。前 住んでいたテグの小学校は、小さい小学校だったので(一学年 百人程度)学芸会は校内の発表室でやったが、今の小学校はもう少し大きい(一学年 2百人程度)ので、学芸会は 学生会館という、市の施設を貸し切りにして行われる。1、2年生は、お揃いのドレスやタキシードなどに身を包んで、踊ったり 演奏したりする姿がとてもカワイイ。色とりどりとか、真っ白のドレスなんかを着て可愛いのは、小学校3年生ぐらいまでである。5、6年生になると、身長はもう、はんらと同じか もっと大きい子もいるくらいなので、トレーナーとジーンズ、というようないでたちである。しかし、6年生は ほとんどのクラスが ダンスやエアロビクス、チアリーディングなどをやったが、さすがになかなかカッコイイ。「将来のボアか?ビか??」というような、人目を引く ディスコキング&クィーンみたいなのが、1クラスにひとりは必ずいた。そういう点で言って、一番つまらなかったのは、4年生あたりである。下手な踊りがまたカワイイ、という年齢でもないし、カッコよく踊れる子もまだいない。幼稚園の学芸会のように、練習に何ヶ月も費やした、というわけでもないので、仕方ない。コーちゃんたちは、楽しかったのかな?はんらはやっぱり、来月に控えている よしくん(年少)の学芸会が、心配でもあり、楽しみでもある。コーちゃんのはじめての学芸会(年少のときの)は面白かった。幕が開く前から、幕の後ろから「ウワ~ン、ウワ~ン」と泣く大きな声が聞こえてきた。幕が上がってみると、一番体格の大きいコーちゃんが、ひとりでワンワン泣いていた。緊張したのであろう。みんな、大笑いだった。よしくんのはじめての学芸会は、どうなることやら・・・
2004/11/25
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どうでもいいことだが、タイトルを書こうとして、「かいがいろけ」まで書いてエンターキーを押したら「貝が色気」と変換されたので、ちょっと可笑しかった。きのうは、「ラブストーリー イン ハーバード」というドラマの第2回目の放映日だった。ロケしたのが、ホンモノのハーバード大学なのかどうかは、はんらは行ってみたことがないので、わからない。が、アメリカでロケをしたのは、本当のようである。エキストラも、あちらの人たちばかりである。ところで、はんらの記憶では、約10年くらい前にも、ハーバード大学を舞台にした、ドラマがあった。はんらが以前住んでいた、韓国東南部の都市テグにある ミッション系の「啓明大学」が、当時の「ハーバード大学」だった。ミッション系なので、大学全体の雰囲気や建物が、アメリカっぽいのだ。建物の入り口には、英文字が書かれていたりする。で、当時、ドラマで「外国の大学」が登場するシーンは、必ずその啓明大学でロケをやっていた。はんらは近くに住んでいたので、よくその「偽 ハーバード大学」でのロケを見に行った。ハーバード大学なのに、構内を行き来するのは皆、アジア人ばかりで 可笑しかった。あの頃のことを思うと、韓国のドラマ、急発展を遂げましたね~。はんらの夫、ノギさんは、きのうの「ラブストーリー イン ハーバード」を見ながら、「これもきっと、啓明大学だ」と言って、海外ロケを信じていなかったけれど・・・
2004/11/24
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秋になると、展示会だ、学芸会だ、発表会だ、運動会だと学校行事が忙しくなるのは、日本も韓国も同じだろうと思う。今週は、コーちゃんの学校の作品展示会。木曜日には、学芸会もある。作品のほうは、小学校の廊下に展示されているので、父兄がいつでも都合の良い時に見に行けばよい。コーちゃんは、習字を習っているので、習字を提出した。韓国の小学校は、日本の小学校のように、習字をちゃんと習わない。図画工作の時間に、1年に3、4回、習字を習うだけだ。それも、3、4年生になってからである。それで、習字をさせようと思ったら、習字の塾に通わせるしかない。韓国はこういうのがとても多い。体育館のない小学校が多いので、マット運動や飛び箱などを小学校で教えてもらえない。雨が降ると、体育の授業は中止である。運動不足になりそうなので、テコンドー教室とか、バレエ教室なんかに送ることになる。プールに至っては、韓国のほとんどの小学校に無い。泳ぎもできなければ、と思うと、スイミングクラブに送ることになる。そんなこんなで、韓国の小学生は 低学年からとても忙しいし、父兄は塾の月謝で 目眩がしそうである。どうにかならないのか?韓国の教育現状!話は ずれたが、コーちゃんはそういうわけで習字の塾に通っていて、今回の作品は、習字だった。出来栄えは、まあ普通、といった感じだが、体格にふさわしく、字体がデカくて、線も太い。男らしいので、はんらには満足である。はんらも、小学校のとき、特別に習字を習ってはいなかったけど、書き初め大会では毎年、校内で入賞していたのよ~。字体がデカくて、線が太くて、元気いっぱい、というのが、入賞の理由だったらしい。字自体は、上手ではないのだが。^^
2004/11/23
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はんらの小さい頃は、大相撲が結構人気があった。特に、石川県出身の名(迷?)横綱、輪島がいたもんだから、はんらの実家でも、相撲の場所中は必ず 相撲を見ていた。記憶にあるのは、千代の富士が横綱になったころまで。乙女になってからのはんらは、さすがに相撲は見なくなってしまった。そして、韓国に来た当初、韓国でNHKは見れなかった。何年か経って、BS用のチューナーとアンテナを買って、NHK-BSが見れるようになったときは、カンゲキで朝から晩まで、何となくNHKをつけていた。それで、何となくまた大相撲を見るようになった。見ていると、それなりに面白くなってくるから不思議だ。今じゃ、場所中は 子供たちとチャンネル争いのバトルを繰り広げながら、ちょこちょこ見ている。はんらは、外国暮らしをしているためか、外国人力士を見ると、思わず応援したくなる。異国の地で、その国の国技でもあるスポーツをするということは、言葉、風習、慣習、文化、すべての壁にぶつかりながら、どんなに大変かと思うと、思わず応援してしまう。勿論、彼らが自分で そういう道を選んだんだと言えばそうであるが、それだけに弱音を吐けないということもあるかもしれない。はんらも、自分で決めて、この国にお嫁に来た。だから、はんらの両親は、はんらが愚痴を言うと「あなたが決めた道でしょ。」と言う。勿論、そうである。はんらも、後悔なんかしては いない。でも、やはり大変なことはたくさんあるし、想像もしていなかったようなこともある。だから、異国の地で、懸命に頑張っている外国人力士を見ると、頑張って欲しいな~、と思う。そうそう、韓国人力士の「春日王」も応援しなければ。ノギさんと同じ「金」氏なんだし・・・久しぶりに、石川県出身の幕内力士もいるのよ。出島と栃乃洋。(出島は休場しちゃったけれど)琴乃若が幕内最年長というと、また応援したくなってくる。若いもんに混じって 運動するのは、きっと、とても大変なこと。ロボコップの高見盛も、いつ見ても笑わせてくれるので、応援してしまう。地元、九州の多大な応援を受けている、千代大海だとか 魁皇だとか見ると、はんらも一緒に応援したくなってくる。特に、何度も横綱になるチャンスを逃している 魁皇は。でも、やっぱり外国人力士トップの朝青龍に優勝してもらいたいような・・・それにしても、隆乃若って、ハンサムね~。と、このように、はんらの15日間は過ぎていくのであった。
2004/11/22
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まずお断りしておくことは、高級美容室と言っても、大都会や金持ちの奥様方の言う「高級」ではなくて、はんらにとっては「高級」な美容室に行ってきた、ということである。普段は、町内のおばさんがやっている、パーマ3万ウォンくらいの美容室に行っているはんら。きょうは、天安の中心街(とは言ってもたかが知れている)にある、ちょっと高目で ちょっと有名な美容室に行ってきた。名前は「リチャード」中に入ってみると、すっごく広い。着いたのは11時頃であるが、お客は既に 20~30人くらいもいた。「先生」と呼ばれる一人前の美容師は、みんなとても若い。全員20代くらい。それ以上になると、独立するんだろうか?そして、それぞれすご~くお洒落な格好をしている。ミニスカートにブーツを履いていたり、ベレー帽をかぶっていたり、チェーンベルトしてたり、ありふれた表現になるが、まさに「ファッション雑誌から抜け出て来たよう」な美容師ばかり。男の美容師も、金髪にハリー・ポッター眼鏡をかけてて、すごく個性的。はんらの担当についた美容師は、チェ・ジウにちょっと似た、きれいな女の人だった。まだ一人前でない見習い美容師は、スチュワーデスのような制服を着ている。ざっと見た感じ、先生が十数人、見習いは 20~30人くらいいるようだった。ちょっと場所違いなおばさんがひとりいると思ったら、掃除のおばさんだった。片っ端から掃除していくので、店内もとてもきれいである。きょうは、「セッティング・パーマ」というのをして、6万6千ウォンだった。いつものはんらのパーマの 2、2倍の金額である。でも、パーマ液は全く刺激のないものだったし、30分おきぐらいに「飲み物はいかがですか?」と聞かれて、コーヒー1杯と緑茶2杯を飲んだ。お昼過ぎには、サンドイッチの軽食も出された。パラフィンとかいう、温かい溶かしたロウの中に手を数回入れて、手のパックもしてもらえたし、アロマオイルでマッサージもしてもらった。しかし、水気を拭き取るのがトイレットペーパーで、肩に便座カバーをかけられるのは一緒だった。そしてやはり、水でのシャンプーだった。おそらく韓国では、どんなに高級な美容室に行ってもこの「トイレットペーパー」「便座カバー」「水シャンプー」の3つは変わらないのではないだろうか?ソウル江南あたりのホンモノの高級美容室に行ったことのある方、どうでしたか?^^はんらがパーマを終えて出てきたのは、午後1時半くらいだったが、その時にはもう、順番待ちの人が 30人くらいいた。みんな、お金持ちなのねー。幼稚園児くらいに見える女の子も2人くらい パーマをかけていた。 韓国ではよく見かける風景だ。6万6千ウォンのパーマの仕上がりはどうかって?いつもとおんなじでしょう。^^次回からはまた、町内の3万ウォンのパーマになると思うが、楽しい経験だった。
2004/11/19
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はんらは今週、風邪気味で、午前中 パソコン教室に行った後は、ほとんどどこにも出かけないで 家の中でゴロゴロしている。でも、退屈はしていない。知人から、本を借りているからである。ハリー・ポッターシリーズの第5巻、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」である。実は はんらは、子どもの頃から 大の本好きである。小学生のころは、毎日のように図書館から本を借りてきて、ほとんど徹夜して本にかじりついていた。読み終わらないと気になって、寝付けなかったのである。当時好きだったのは、怪盗ルパンシリーズとか、松谷みよ子やさとうさとるなどの童話のようなものだった。でも、特にジャンルを問わず(難解な本は除いて)、本なら何でも好きだった。本の世界では、空想が自由である。外国旅行にも行けちゃうし、探検や冒険もできる。友達だって たくさん作れるし、素敵な恋愛もできる。そういう点が、はんらが本が好きな理由である。はんらの母親は、本ばかり読んで実際の友達を作れない 引込み思案のはんらを心配して、はんらが本ばかり読んでいると、怒った。それで、よく母親に隠れて本を読んでいたものだ。自慢するわけではないが、はんらは 小・中と、成績が非常に良かった。当時は、どうして自分の成績が良いのか、よくわからなかった。というより、どうして他のみんなの成績が悪いのか、よくわからなかった。(やっぱり自慢か?!^^)はんらが 特別 ガリ勉してたとか、試験勉強を一生懸命やっていたわけではないためである。でも 今になってみれば、よくわかる。はんらは、本を読むことがあまりにも好きだったため、新学期に教科書が配られると 2、3日のうちに全教科の教科書を読んでしまっていたのである。そして、1、2ヶ月経ってまた、読むものが無いと、教科書を読んでいた。本が好きだったので、ただ好きで読んでいたのである。その調子で、実際に授業で習うころには、既に教科書の内容は4、5回、読んでしまっていたのである。これほどスゴイ予習があるだろうか?!だから、テストの時も、教科書が自然と浮かんでくるほどであった。数学も応用問題が得意だったのは、文章問題なので、本読みのパターンで教科書に何度も目を通していたためであると思う。「つよしくんと たくやくんが・・・うんぬん」という問題を読むと「ああ、これは123ページにあった、あゆみちゃんと ひかるちゃんの問題と、名前と数字が違ってるだけじゃ~ん」とすぐにピンとくるので、解けてしまう。今になってみれば、はんらの成績が良かったのは、当然だなぁ、と思える。自分が大好きな読書のおかげで、苦も無く成績が良かったは、幸せなことであった。^^今も もし日本に住んでいたら、毎日毎日 本ばかり読んで、楽天日記をつける暇もなかったかもしれない。不幸なことにか、幸いなことにか、韓国ではなかなか読みたい本が手に入らない(はんらがお金持ちだったら別だが)ため、毎日日記がつけられる。
2004/11/18
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小4のコーちゃんの学校では、今ゲームが流行っているらしい。コンピューターゲームも勿論流行っていると思うが、今コーちゃんが熱中しているのは、昔ながらの、ゲーム盤を2人~4人で囲んで サイコロを振って コマを動かしていくものである。学校にまで持って行ったり、友達の家でやったりしているが、家でもよくゲームの相手をさせられる。コンピューターゲームに熱中しなくて幸い、と、はんらも 快く相手になってやる。その名も「世界特級 ホテル王ゲーム」!各者がサイコロの目の数ずつコマを動かし、止まったところの土地や建物やホテルを持ち金で買い取りながら、進んでいく。他の人の持ち物の土地やホテルで止まったら、その持ち主に「土地使用料」「ホテル宿泊費」などを払わなければならない。小学生用の 単純なゲームだが、何回かしているうちに、はんらは、結構シビアなゲームだなぁ、と背筋が寒くなってきた。つまり、ホテルや土地をたくさん買い占めた者は、どんどん使用料や賃貸料が入ってきて、どんどん潤って さらに多くのホテルを買い占めていくのである。ホテルや建物をたくさん持たない者は、行けども行けども 賃貸料を払うばかりで、ますます貧しくなっていく。賃貸料が払えなくて、数少ない 手持ちの土地や建物さえ、競売にかけられて金持ちに買い取られていく。金持ちは どんどん金持ちに、貧乏人は どんどん貧しくなっていって、再起の道はない。ああ、なんてシビア!小学生のコーちゃんにとっては、ただのゲームに過ぎないので、「金持ちになった!」「破産した!」と、楽しそうにやっているが、はんらは 現実がちらついてしまう。はんらが小さい頃楽しんだゲームも、こんなにシビアなものだったっけ?!
2004/11/17
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はんらの住んでいる 天安市は、大学の多い都市である。一体、いくつあるのか・・・?10以上あるが、いくつあるのか、はっきりしたことはわからない。高校より、大学の数の方が 多いとも言われている。お隣の牙山市にも、大学がいくつかあり、さらに 首都圏にある大学が移転してくるという話もある。延世大学のような、一流大学も一部移転を考えているようである。はんらが韓国に来た16年前は、韓国では 学生運動が盛んだった。最初、はんらはソウルに住んでいて、街の中で学生デモに巻き込まれて、大変な目に遭ったこともある。その後、テグという大きな都市に引っ越して住むことになった。近くには、私立の4年制大学、テグ大学や啓明大学などがあった。屋上で洗濯物を干していると、急に空気が辛くなることがよくあった。催涙ガスである。学生のデモを鎮圧しようと、警察機動隊が発射するのである。大学内では、焚身自殺という焼身自殺がしょっちゅうあった。政府や大学に抗議して、大学生が自らの体にガソリンをかけ 火をつけて、屋上から飛び降りるのである。大学構内に入ると、黒いリボンのかけられた大きな遺影があちこちに置かれ、学生たちがその前で断食デモをやったり、その遺影を掲げて行進したりしていた。うわさでは、学生運動のグループ内で、くじ引きで焼身自殺する人を決めて、定期的に自殺しているんだ、と言われていた。大学構内は、当時の はんらたちにとって、ものすごく恐ろしい所だった。とても日本語なんて話せそうにない、日本語を話したらリンチにでもあうんじゃないか、と思わせるような雰囲気があった。今、韓国の大学構内は、平和そのものである。学生たちはデートしたり、歌ったり、笑ったりして学生生活を楽しんでいるようだ。就職難で、悩みは多いだろうが、16年前の大学生たちのように、政策や大学のあり方や社会の構造で悩んで 自殺を計ろうなんていう大学生は、いなくなったに違いない。はんらも今では、子供たちを連れて、花や紅葉を見に、大学構内に遊びに行くこともある。
2004/11/16
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きょうは 陰暦で 10月4日、はんら家の長男 コーちゃんの陰暦の誕生日である。こう言うと たいてい「陽暦じゃなくて、陰暦でお祝いするの?」と聞かれる。答えは、「いいえ」である。はんら家では、陰暦と陽暦の両方、お祝いすることになっているのだ。コーちゃんの陽暦の誕生日は 11月17日だから、あさってである。今年はたまたま 陰暦と陽暦の誕生日が近いが、年によっては、陰暦の誕生日が 10月に来ることもある。そんな時は、そのままその日を何事も無く過ごしてしまうのが 気が引けて(?^^)なんとなく 両方 お祝いするようになった。バースディケーキを買ってくるのは どちらか1回だけで、もう1回は、ピザをデリバリーするとか、外食するとかして お祝いする。コーちゃん2回、よしくん2回、はんら2回、ノギさん1回と、はんら家の誕生日は計7回である。なんでノギさんだけ1回なのかというと、ノギさんの陽暦の誕生日を誰も知らないからである。ところで、はんら家の誕生日は冬に集中している。陽暦で言うと、コーちゃんの 11月に始まり、よしくん 12月、ノギさん1月、はんら3月である。12月には、クリスマスケーキを食べる機会もあるし、2月のバレンタインデーも、はんら家ではチョコレートケーキを家族全員で食べることにしているので、この期間、しょっちゅうケーキが食べられる。反面、4月~10月は、家族でケーキを食べる機会のない 淋しい時期である。また、コーちゃんの陽暦の誕生日、11月17日は、不思議なことに、韓国の大学入試の日とほぼ毎年のように重なる。(今年も)その日は、ピザをデリバリーしようとしても、2時間くらい待たないと来なかったりもする。入試が終わった打ち上げで、みんな ピザや何かをデリバリーするらしい。ところで、コーちゃんが小4にしてはでかすぎる(体重 53キロ)のとか、はんらが急激にしわが増えて老け込んでいるのは、1年に2回ずつも誕生祝いをしているせいなんだろうか・・・?^^
2004/11/15
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小4のコーちゃんの宝物と言ったら、毎年買い替えている「韓国 全国道路地図」である。なぜ毎年 買い替えているかというと、あんまり熱心に朝から晩まで 抱えたり 広げたりしているため、1年も経つとボロボロになっているからである。テープで修正しても効かなくなるほど、ボロボロになったら、買い時である。コーちゃんがどこかへ出かけるとき、背中には必ず でっかいリュックサックを背負っている。中には大事な「全国道路地図」が入っている。厚さ2センチほどもある、1冊2万ウォン前後もする、でかくて重い地図帳である。コーちゃんが4歳ころの1998年頃から、毎年 最低1冊は買ってきた。道路地図のほかに、「全国観光地図」だの「ソウル・首都圏地図」だの「テグ・慶尚北道 地図」だの「天安地図」だの「全国高速道路地図」だの、はんら家には地図が溢れている。旅行に行く時、コーちゃんと このリュックサックさえあれば、怖いもの無しである。道がわからなくなれば、コーちゃんがすぐに地図を広げて 解決してくれる。コーちゃんは、韓国国内の地理については、とても詳しい。都市名、山や河の名前や位置、高速道路や鉄道の位置などについて、知らないことはない。しかし・・・・・・・・・・・・なぜか、社会科の成績が一番悪いのよね~どうして!?!^^今年もコーちゃんの誕生日が近づき、地図を買い替える時期となった。
2004/11/13
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はんらは、韓国の忠清南道というところにある「天安市」に住んでいる。大学が山ほどある、人口50万目前の中規模の都市である。ソウルから 列車で1時間くらい下ってきたところにある。おととい、テレビのニュースで、天安市で女子高生が殺された、という報道が流れた。死体は、大きなマンションの敷地内で、真夜中 発見されたらしい。天安では、1ヶ月くらい前、一人の女子高生が失踪してまだ見つかっていない事件がある。今回殺された女子高生が通っていた高校は、その失踪した女の子と同じ高校で、天安市で一番レベルの高い女子高校である。失踪した女子高生は、日記に「ソウル大学に入れなかったら、浪人する覚悟」なんて書いてたくらいだから、確かにレベルの高い高校であるようだ。韓国では、もう10年以上も前、京畿道のファソン市という ソウルから 3、40分くらいのところにある町で、連続女性殺人事件が起きたことがある。この事件は、迷宮入りしてしまった。この有名な事件を題材にしたのが、一昨年(だったかな?)ヒットした韓国映画「殺人の追憶」である。おとといのニュースのアナウンサーは、「天安でも、ファソン市と同じような事件が起ころうとしているのではないか。」と陰気なことを言った。死体が見つかったマンションは、殺された女子高生が住んでいたマンションなのだが、ナント、はんらの友人(日本人よ!)が住んでいるマンションでもある。きのう、たまたまその友人とランチの約束をしていたため、早速事件について聞いてみた。韓国は、日本以上に受験戦争が激しく、高校生は普通、全員 学校に夜の9時、10時まで残されて、勉強させられる。そして、その後「読書室」と呼ばれる図書館のようなところに行って、真夜中の12時、1時まで勉強する子が大半である。少なくとも、大学に行こうと思っている高校生は、ほぼ全員そうである。日本では、女子高生が真夜中 外を歩いていたら「不良か~?」と思われそうだが、韓国では、高校生はみんな、真夜中 外にいる。そのため、韓国のおばさんたちは、自分に娘が生まれたら、自動車の免許を取りに行く。娘が高校生になったら、真夜中、学校や読書室まで 車で迎えに行かなければならなくなるからだ。息子は危なくはないと思うが、娘はやっぱり、危ないからである。この殺された女子高生の場合、読書室がマンションのすぐ近くにあったため、歩いて帰宅していたらしい。いつものように、夜中1時くらいまでは、家の人も何の心配もしていなかったらしい。1時半を過ぎて、おや?おかしい、ということになり、マンションの警備のおじさんに見回りを頼んで、死体が発見されたんだそうだ。それにしても、人生これから、というところで 命を失ってしまった 女子高生も可哀相だし、次々と学友を失っている その高校の高校生たちも可哀相である。思春期という とても敏感な時期に、そんな形で学友を失うとは、どんなに大きな心の傷になることか。勿論、その女子高生のご両親も、本当に可哀相である。元気に「行ってきます」と家を出ていった娘が、冷たくなって帰ってくるとは、気の毒すぎて、何とも言葉にすることもできない。天安に引っ越してきて 1年8ヶ月。住めば都、というふうに、すっかり天安での生活に馴染みだした はんら一家であるが、こんな事件が続くのは、本当に残念である。
2004/11/12
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はんらの夫、ノギさんは、以前にも日記に書いたが、韓国の慶尚道人にしては穏やかな人である。カッカと怒り出したり、大声を出したり、ということもない。高速道路を走っていて どんどん他の車に抜かされても、全くへっちゃらである。韓国人で、慶尚道出身で、B型なのに珍しいと言われることもあるが、やはり、自分の思いが強いところは、その通りである。はんらが韓国に来たばかりのとき、ノギさんがプレゼントしてくれると言って、一緒に服を見に行ったことがある。「はんらさんが、好きなものを選んで。」と言っていたくせに、はんらが 無難なデザインのブラウスを選ぶと、ノギさんは きっぱりと 「それは、はんらさんには似合わない。」と言った。それで別なのを選ぶと「それも、はんらさんのイメージではない。」と、きっぱりと 言う。はんらが迷っていると、ノギさんは ツルツル ピカピカのサテン地みたいなのに スパンコールがい~っぱいついたド派手なブラウスを見つけてきた。「これが、はんらさんのイメージにピッタリ!」とニコニコしている。はんらには、とっても気に入らなかったが、ノギさんがあんまり「似合う!似合う!!」と押すので、とうとう買ってしまった。韓国に来た当時は、ノギさんに押し切られる形で、はんらの服は、スパンコールのビッシリついたド派手な服ばかりだった。当時、そういう服が韓国では流行していたようである。今でも、自分の意見を通してしまうところは、変わっていない。食事に行くときも、「なんでも はんらの好きなものを」と言って 出発するくせに、車の到着するところは、ノギさんの思い通りのところである。最初のころは、こういうノギさんを見て、「なんて男らしい!」とシビレていた はんらだが、今でも あんまり不満はない。はんらが協調性のあるA型であるためか、夫婦であまりぶつかることもなくて、これ幸いである。
2004/11/11
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きのうの日記で、はんらはコーちゃんを迷子にしないために、ベビーカーを使っていたと書いているが、実は すっかり迷子にしてしまったことがある。コーちゃんは、生まれて9ヶ月と10日で歩きはじめた。10ヶ月の頃には、靴を履いて 外を走り回っていた。よく食べ、よく歩く子で、好奇心も旺盛だった。ドアがあれば開けてみるし、階段があれば上ってみるし、穴があれば入ってみる、というような子どもだった。はんらは、そんなコーちゃんに振り回される毎日だった。コーちゃんがもうすぐ2歳というある日、ほんの ほんの ほんの 少~しの短い時間、1・2分 目を離したすきに、コーちゃんはいなくなっていた。家の前で遊んでいたのだが、はんらがちょっと家の中に入って 出てみると、もういなかった。慌ててそのへんを捜したが、いない。近所の人や 道ゆく人に聞いてみたが、見ていないと言う。10分、20分・・・・・・・と時間が経過し、はんらは焦りはじめた。頭の中に、すっかりおじさんになったコーちゃんと30年ぶりに再会、というテレビ番組に出演するはんらの姿が思い浮かんだ。当時は、韓国ではまだまだ「人身売買がある」と言われていた時代である。どこかの外国に 奴隷として売られていくコーちゃんの姿が、脳裏に浮かびもした。半泣きになったはんらの目に、韓国のパトカーが走ってくるのが見えた。はんらは思わず、パトカーに走り寄って、ドアをガンガン叩いた。警官が驚いてパトカーの窓を開けたので、はんらは、子どもがいなくなったと わめいた。すると、警官たちは「ハハァ~ン」と顔を見合わせて 笑っているではないか?!その子って、赤いジャンパーを来て、白い毛糸の帽子をかぶっているんじゃないか?と言うので、その通りだと言うと、「あっちの方にいたよ。」その言葉を聞いて、はんらは パトカーに飛び乗った。「アジョシ、カプシダ!(行きましょう!)」と叫ぶと 警官たちはちょっとビックリしていたが、すぐパトカーを出発させてくれた。警官たちが言うには、さっき、ひとりでウロウロしている子どもを見かけたため、不審に思って、話し掛けたそうだ。「ボク、ママは?」「おうっ!」(← コーちゃんの返事)「ボクのおうちは?」「おうっ!!」コーちゃんが泣きもせず、元気いっぱいでスタスタ歩いて行くため、警官たちは安心して、そのままほってきたらしい。現場に到着してみると、ワンワン泣いているコーちゃんが・・・ヒシッと抱き合う はんら母子・・・はんら母子はまたタクシー、じゃなかった、パトカーに乗り込み、「アジョシ、カプシダ!」と言って、警官たちに自宅まで送ってもらった。とても親切な警官だったな~。そして、コーちゃん、外国に売られて行かなくて、良かったよ~。
2004/11/10
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今 はんらマンションでは、外壁や内壁を塗り替えたりする、メンテナンスの真っ最中である。玄関の外に置いてある、自転車や三輪車、その他のものを整理してくれというアナウンスが入り、はんらは ついに長年苦労してくれたベビーカーを捨てることにした。次男のよしくんは、来月 4歳になるのだが、たくさん歩かない。それで、折り畳み式の軽いベビーカーを つい最近まで 愛用していた。このベビーカーは、長男のコーちゃん(今月 11歳)が生まれたときに、日本のおばあちゃんに買ってもらって、今まで 世界をまたに掛けて(?)大活躍してきた。飛行機や船に乗って 日本に行くこと 数知れず。コーちゃんは、歩きはじめた頃から、ちょっと目を離すと どこかへ消えてしまっていた。市場で「おじさん、これいくら~?」と、ちょっとコーちゃんから目を離すと、もう20メートルくらい先をひとりで走って行ってしまっている、そんな子どもだった。それで、このベビーカーをよく利用していた。迷子にしないためである。よしくんは、すぐに「あんよがイタイタ」と座り込んでしまうので、これまたよくベビーカーを利用した。アルバムの写真を見れば、どの写真の片隅にも、ほとんどこのベビーカーが写っている。これだけ よく利用したので、もう、寿命だという気がする。よしくん、これからは、ちゃんと歩いてね~!もうベビーカーは無いよ。。。
2004/11/09
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土曜日、日記を書いたあとで、田舎に向けて出発した。田舎は、テグ近郊の 慶尚北道にある高霊というところである。今回は 何だか、大田あたりを通りながら「このどこかに、hankeさんとか くるみさんとか はんな。さんが住んでるんだっけ。」とか、テグが近づくと「テグには、tenneさんとか かずのこさんが住んでるんだったよね。」とか、まだ見ぬ 楽天仲間のことが 頭に浮かんだりした。^^さて、高速道路を走ると、途中で 休憩所で休んでいくことになる。休憩所に立ち寄ると、はんら家 恒例の買い食いが始まる。メニューは決まっていて、はんらは「とうもろこしのバター焼き」、夫のノギさんは「ホットク」、長男のコーちゃんは「じゃがいもの丸焼き」これを食べないことには、はんらたちは 高速道路を降りることはできない。だから、ガソリン代や高速道路の通行料金がかかる上に、片道1万ウォンほどを間食代として、毎回使っている計算である。午後2時過ぎに天安を出発したが、行楽シーズンで道も混んで、テグに近づいたときは、もう6時を過ぎていた。実は ノギさんは、小学校時代の友達と、ケーモイムという集まりを持っているのだが、はんらたちが遠くに引っ越したため、集まりの日を はんらたちが田舎に行くとき(旧正月とか旧盆など)に合わせてくれることが多い。1年に1度くらいは、夫婦同伴の集まりにしているが、今回は その土曜日が、夫婦同伴のケーモイムだった。刺し身を食べに行くと言う。参加しないと、罰金である。刺し身を食べられずに罰金とは、悲しすぎるではないか?!こういうとき、はんらとノギさんは、とても意見が合う。「会社が通常勤務で、6時ごろ 天安を出発した、ということにして、刺し身を食べた後で田舎に行こう。」結局、田舎に着いたのは夜9時半だった。当然、すべての準備は終わっていた。打ち合わせどおり、ノギさんは「いや~。天安を6時に出発したからねぇ。遅くなっちゃったよ。」と言った。お義姉さんは、ニコニコと「遠いところを来てくれて、ご苦労さん」と言ってくれた。チクチクチクチク(← はんらの良心の痛む音^^)というわけで、今回、嫁としての任務をあんまり果たせなかった はんらであった。
2004/11/08
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外国生活をしていること自体、ストレスを多く受けるものだと思う。はんらも よい家族に囲まれ、お気楽な専業主婦の生活をしているものだから、ストレスを受けることは少ないほうだと思っているが、それでも 例えば体調が悪いときなどは、KO敗で 倒れてしまうこともある。一番大変だったのは、長男の出産後である。里帰り出産が出来なかったうえに、初めての出産が難産になり、丸1日半苦しんだ挙げ句、緊急帝王切開となった。帝王切開になったショックから立ち上がれないでいるはんらの横で、シオモニ(姑)が「アイゴ! アイゴ~! 帝王切開は赤ん坊の体にも良くないし、お金もかかったし!」と一日中 嘆いておられた。日本人だったら、もし心の中でそう思ったとしても、出産後の母親の目の前で そんなことは言わないんではないだろうか。それで、精神的なダメージが大きかったためか、はんらは母乳も出なかった。 すると、またシオモニが嘆き始めた。「アイゴ~! ミルクなんて、赤ん坊の体に良くないし、お金もかかる。母乳をあげないと、乳がんにかかりやすいと言うじゃないか。」シオモニに何の悪気もないことはよくわかる。ただ、心配されているだけだ。しかし、気の滅入っているはんらは、横で「乳がん、乳がん」と言われ続けて、ご飯ものどを通らなくなってしまった。何も食べられなくなったはんらに、シオモニは、てんこ盛りのご飯とワカメスープを持ってこられる。本当に、のどを通らなかった。スパゲッティのようなものなら 少しは食べられそうな気がしたが、シオモニは「産後は、ご飯とワカメスープだ。」と、頑として、それ以外のものを食べさせてはくれなかった。産後1ヶ月で、はんらの体重は、妊娠前より5キロくらい少なくなっていた。元々 おデブのはんらなので、それでも標準体重を上回っていたが、急激に体重が減ったため 体力が落ちて、百メートル歩いてもフラフラした。シオモニは「自分がこんなに心配して、体に良いものをどっさり作ってやっているのに、なんてワガママな嫁だ!」と思っていらっしゃったようだ。しかし、はんらにはどうしようもなかった。はんらは、今でも 韓国人のシオモニと同居しているという日本人を見ると、本当に尊敬してしまう。どんなにお互い、いい人だったとしても、一緒に住むことがどんなに大変であるか、はんらは実感している。お互い、良かれと思ってやっていても、それがお互いのストレスになってしまうことも多いと思う。頭の中では分かっていても、分かっているだけに、ますますストレスを感じてしまう。はんらは、外国生活では、うま~くストレス解消していくことが、とても大切だと思っている。「私が我慢すればいいんだ。」「うまくいかないのは、私が不足なためだ。」と、あまり無理しないほうがいいと思っている。体力があって、エネルギーが満ち溢れているときは、無理もできる。が、そうでないときは、無理しないで ストレス解消したほうがいいと思う。愚痴を言い合える友達も必要だ。馬鹿なこと言っても、そうそう!と同調してくれる友人は、ありがたい存在だ。シオモニのことを愚痴っても、それは、シオモニのことを憎んだり、呪い殺したりすることが目的なのではない。愚痴を聞いてもらっているうちに、結構 自分が冷静になってくるものだ。人に聞いてもらうと、「まあ、何やかんや言っても、うちのシオモニにもいいところはあるのよね。」と、思えてきたりする。はんらも、電話をかけたり 遊びに行ったり メールを送ったりして、いろんな愚痴を聞いてもらえる友達がいて、幸せだ。ここにこうして書いているのも、読んで下さる皆さんに、愚痴を聞いてもらっているのかもしれない。^^実は、きょう チェーサ(法事のようなもの)があって、午後から田舎行きである。皆さんに愚痴を聞いてもらって、力がわいてきました。ムキムキムキ・・・^^行ってきま~す!
2004/11/06
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はんらの通っている 無料のパソコン教室は、まだ続いている。確か 9月頃に、国家予算が終わってしまったので、2004年度の教育はこれで終わり、とか言っていたのだが、どこかから予算の余りが出てきたのだろうか・・・?「ダブルクリックができないおばさん」は、5ヶ月の過程を終えて、もう来なくなってしまった。ついに ダブルクリックをマスターできないまま、卒業されてしまったらしい。代わりに はんらの隣に座っているのは、果物屋のおばさんである。このおばさん、大変熱心で、先生が何か説明されると、「メモしとかなきゃ。メモしないと忘れてしまうからね。」と言って、せっせと本に書き込んでいる。で、先生の説明を実際にやってみる時点になると、さっきメモしたはずのことをすっかり忘れてしまっている。「はんらちゃん、教えて。」と言われて教えると、「なぁるほど。メモしとかなきゃ。メモしないと忘れてしまうからね。」と言って、さっきと全く同じことを また本にせっせと書き込んでいる。さらに、練習問題をやる時点になると、また さっきメモしたことをすっかり忘れてしまうようだ。「はんらちゃん、スゴイわ。上手ねぇ。教えて。」となる。そしてまた、「そうか、な~るほど。これはメモしとかなきゃ。メモしないと忘れてしまうからね。」と、せっせと書き込んでいる。隣にいる はんらは、笑いをかみ殺すのに、苦労している。この調子で、75分の授業中、何度も同じことをメモし続けているからだ。この「メモしとかなきゃ」おばさん、はんらより ちょうど10歳年上である。はんらは、半分呆れながらも、半分、こういうおばさんを尊敬もしている。人間誰だって年をとる。年をとれば、体力も記憶力も衰える。だからと言って諦めてしまわないで、こうして最新機器に挑戦しようとする心意気は、大したものだと思うからだ。それに、このおばさん、とても心のあたたかい人でもある。マンションの入り口のところで、果物屋をされているのだが、はんらたちが通りかかると、必ず、バナナ1本、みかんひとつ、手に握らせてくれる。突然電話が来て「大きなタッパーを持っておいで。」と言うので、持っていってみると、どっさりキムチをくれたりする。外国人のはんらが、キムチを漬けられないでいるのではないかと、心配でならないんだそうだ。おばさんのパソコンの腕前はイマイチだが、キムチの腕前は一流で、とてもおいしいキムチだ。こうして楽しく通ったパソコン教室も、今月で一旦終了。淋しくなってしまいそうだ。コンサモの集まりは、きっとやると思うけどね・・・
2004/11/05
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今日は、小4の長男、コーちゃんの授業参観があった。実は、はんらは今日 コーちゃんの担任を初めて見た。韓国の小学校では 家庭訪問だとか、個人面談のようなものが無いため、母親が進んで学校に訪ねて行かないと、担任の先生の顔も知らずじまいである。それなのに、小学校低学年のお母さんは ほとんどが授業参観に行くが、高学年になると、ほとんどのお母さんが行かない。今日も、31人のコーちゃんのクラスで、来ていたお母さんは8人しかいなかった。普通は、1学期中に 授業参観があると思うが、コーちゃんの小学校は今年と来年の2年間、地域の英語教育のモデル校として選ばれているため、今回、教育委員会や他の小学校の教師も招いての 授業参観となり、今の時期まで準備してきたのだった。韓国の小学校では、小4のコーちゃんが1年生の頃から、授業は全科目 パソコンを使って進められている。映像を使っての授業なので、活気があって、子供たちを飽きさせない。みんなの調べてきた資料なども、すぐにそのままパソコンに取り入れて 画面に映し出し、みんなで見たり 検討することができる。教室の前には、でっかい画面がある。黒板も、何重にもスライド式になっていて、あっちこっち利用できるようになっている。教卓も教室の端から端まであって、キーボードやOHP、プリンターなどの機器やいろんな資料が置かれている。日本の新潟の地震の時、被災地の小学校がテレビに映ったが、小学校の黒板や教卓が、はんらたちが小学生だったとき(30年前)とほとんど変わらないのを見て 驚いた。田舎の小学校だから?それとも、日本の小学校は 今でも 30年前と変わらないのだろうか?!?今回は 英語モデル校としての授業参観だったので、英語の授業だった。小1から英語の授業を始めているらしい。授業は、最初から最後まで全部英語で話され、韓国語は全く使われない。「みんな、おはよう」「きょうの気分はどんな気分?」「きのうは何をしたの?」というような質問を先生がされて、子どもたちが答えていく。パソコンの映像に合わせて、英語の歌を歌ったり、踊ったりする。パソコンの外国人の話すのに合わせて、発音練習をする。それから、英語のカードを使っての 神経衰弱のゲームをして、子供たちは沸きに沸いていた。そういう楽しい雰囲気で、40分の授業は あっという間に終わった。はんらは、やっと担任の先生に挨拶をすることができて、ちょっと肩の荷が降りたような気がした。
2004/11/04
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おーさるさんの日記を読んで思い立ち、はんらは 天安市で最古で最大の(とは言っても かなり小さい)中央市場に行ってきた。目的のものは「リビングのカーペット」はんらの家から中央市場までは、バスで10分ちょっとである。大型マートの進出で、地方都市の市場は、衰退している。ここ、中央市場も御多分に漏れず、わずかの人しかいない。それも、年寄りばかり。若い人なんて、全く歩いていない。大きな市場特有の活気がなくて、寂しいかんじである。はんらは、1軒のふとん屋に入って、カーペットを見せてもらった。あれこれ広げさせた挙げ句、気に入るのがなくて、そのまま出てきた。ここは、ヤンバン(昔の貴族)の地、忠清道。買わないからと言って、怒り出したり 怒鳴りだしたり、という商人はあまりいない。ブツブツ不機嫌になりながらも、黙って 品物を片づけている。ヤンバンは、大声を出さないものなのである。テグではこうはいかない。散々 見た挙げ句、買わないと言うと、商人に吹っ飛ばされる。あまりの勢いに、気に入らなくても買ってしまったりしてしまう。気の弱い 在韓日本人の皆さん、忠清道の市場にど~ぞ。品数は少ないですが・・・^^あちこち回ったが、結局気に入るのは無かった。手ぶらで帰るのも・・・と思って、DCマートという、いろんなものを安く扱っている店に入った。そこでも、店員にせかされることもなく、ゆっくり店内を回れる。台所用品だの、洗剤だの、文房具だの、いろんなものをかごに入れて回った。2千ウォン(200円)で、コピーしたカセットテープも売っている。不法なんだろうけど、堂々と売っているあたりが韓国。いろんなドラマの主題歌を集めたカセットテープも2千ウォン。「天国の階段」「オールイン」「茶母」「パリの恋人」「秋の童話」などなど いろいろ入っている。こういうのが買えるのは、便利である。音響がどうであろうと、聞ければいいもんね。衰退した 天安の市場にちょっぴり 貢献?して帰宅した。
2004/11/03
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きのうの日記を読んで、「はんらさんったら、日曜日にどうしてノギさん(はんらの夫)を置いて、子どもたちと出かけたのかしら?ノギさんは 一体どうしたの?」と思った、ノギさんファンがいたかもしれない。(いないか?^^)ノギさんは実は、12月に行われる 日本語能力試験「1級合格」を目指して、猛勉強中なのである。ノギさんは、はんらと出会った頃、東京に留学?していた。というか、東京で留学の準備中だった。日本の大学か大学院で勉強しようという夢を持って、東京のランゲージスクールで日本語を勉強していた。しかし、慣れない外国生活で体を壊し、1年半のち、無念の帰国をしたのであった。その後、日本語とはあまり縁のない職場に入り、妻が日本人でありながら、家庭内ではほとんど日本語を使わない生活をしてきた。ところが、会社内での人事異動で、少し 日本と関連のある部に来てから、突然 日本語熱がよみがえってきたようである。東京にいた頃は、バリバリの東京弁を操っていた ノギさんであるが、この十数年のうちに、すっかり日本語を忘れてしまっていた。でも、勉強するうちに、どんどん記憶がよみがえってきたようだ。一昨年 3級、昨年 2級、と合格し、今年は1級だ!と毎日 一生懸命である。それで毎日、会社の業務が終わった後、遅くまで会社に残って 勉強してくる。家では 子供たちもいて、勉強できないからだ。土・日も勉強していることが多い。帰宅すると「タダイマ~」「ミンナ、元気ダッタカナ~?」と、日本語で話し出す。この前、日本から はんらの友人たちが来たときも、「小泉サンハ 大変デスネ~。郵政民営化トカ、難シイ 問題デスネ~。ドウ 思イマスカ?」と 日本の政治の話なんか持ち出して、友人たちを困らせていた。でも、何歳になっても、目標を持って努力する姿は美しいと思う。さすがは はんらの夫である。^^過去の日本語教師・はんらの目から見ると、ノギさんが今年1級に合格するのは、ちょっと難しいかもしれないが・・・
2004/11/02
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日曜日、はんらは2人の息子を連れて、列車でソウルに行って来た。用事があったついでに、知人にも会って来た。相変わらず 地図博士の長男、コーちゃんにエスコート?されながら、地下鉄に乗って、あちらこちらへ。地下鉄が張り巡らされている、というのは、とても便利なものである。はんらの住む 天安では、距離的にはどんなに近くても、バス路線から外れていると、行けない。行く気にもならない。しかし ソウルなら、方向音痴のはんらでも、コーちゃんさえ連れていれば、どこにだって 行けちゃう。知人と待ち合わせたのは、鐘路3街の近くにある「タプコル公園」「タプコル公園って?」と思ったが、「パゴダ公園」だった。「パゴダ公園」って、聞いたことがある。独立運動をやったところですよね?!(不確かな はんらの知識・・・)行くと、公園の真ん前で、拷問シーンの実演みたいなのをやっていた。見た途端、「悪い日本の憲兵に拷問されている韓国人を再現しているんだろう」と思って、はんらは太った体を小さくした。でも よく見ると、今の中国での人権弾圧の現状を実演しているらしい。中国で人気のある「パルングン(法輪功)」(宗教なんでしょうか?)の修練生が、中国で拷問されて殺されている、ということを訴えるものだった。その方々は可哀相だが、日本の憲兵の拷問シーンでなくて良かった、と はんらは小さくした体を元に戻した。知人と会って、「ケンゾー ラーメン」という、日本の味のラーメン屋に連れていってもらった。さすがはソウル。客がたくさんいた。以前 住んでいたテグにも、時々 日本食の店が出来たが、小規模の店はことごとく、潰れた。高級店だけ生き残っていた。店の外に出ると 今度は何かのパレードが ズンチャカズンチャッとやって来た。さすがはソウル。賑やか過ぎて、田舎者のはんらには 慣れない。久しぶりの列車の旅で、コーちゃんもよしくんも 列車の中では 大はしゃぎだった。ボルテージが上がって「キチャ(汽車)!キチャ!!」と叫ぶよしくんを静かにさせるのに 苦労した。
2004/11/01
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