お隣さんの国:韓国からの手紙

お隣さんの国:韓国からの手紙

2005/01/25
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テーマ: 韓国!(18165)
カテゴリ: 韓国生活



はんらも、韓国の病院に驚かされたことは、一度や二度ではない。

次男のよしくん出産のときは、大学病院にも驚かされた。

妊娠31週で、真夜中突然 早期破水してしまったはんら。
慌てて出産予定していた病院(産婦人科の総合病院みたいなところ)に駆け込んだ。

すると、夜間の担当医がヌ~ボ~~と出ていらっしゃって、内診し
「あ、本当に破水していますね!」
と言ったっきり、どこかへ消えてしまった。

かなり待たされたあとで、ようやく戻ってきた医師は
「今、わが病院には、未熟児用の保育器が不足しています。
某慶北大学病院には保育器の予備があるそうなので、至急、そちらに行ってください。」
とだけ言って、また行ってしまったのだった。

病院の車で搬送してくれるわけでもなく、はんらたちは自家用車で、某慶北大学病院に行った。

そのまま入院、ということになったのだが、なんとはんらが案内されたのは、18人部屋だった。
あとにも先にも、はんらはこんな超ビッグな病室を見たことがない。

これだけ広いと、いろんな人がいる。

妊娠2,3ヶ月で切迫流産の人もいる。
妊娠7,8ヶ月で切迫早産の人もいる。
帝王切開したばかりで、麻酔が切れかかっている人もいる。
おまけに、陣痛が始まって分娩室に入る前のウンウンうなっている人までいたのだ。

付き添いの家族たちも、男の孫が生まれて狂喜しているおばあちゃんから、女の孫が生まれてしんみりしているおばあちゃんなどいろいろ。

30代後半のはんらのベッドの隣は、22歳の若いママだった。
パパもめちゃめちゃ若く、見舞い客の友人たちも若くて、はんらたちは圧倒された。

韓国は普通分娩だと、1泊2日で退院するので、きのう陣痛でウンウンうなっていた人が、今朝はニコニコと退院していく。

切迫流産で、結局だめだった人も、夫婦で肩を抱き合って退院していく。

いろんな人生ドラマがあり過ぎて、はんらは退屈することがなかった。

しかし、あまりに大部屋すぎて、暖房の効きが悪かった。
普通、韓国では産後のママたちの病室は「常夏」状態である。
見舞い客は、入るなり、ジャンパーを脱がずにはいられない。
しかし、はんらたちの病室では、見舞い客たちはジャンパーを着たままだった。
こんな涼しい産婦人科の病室を見たのも、あとにも先にもここだけである。


1日に1回~2回、教授の回診があって、ドラマによく出てくるように、教授が後ろにゾロゾロとインターン生を引き連れて、病室を見回りに来た。

はんらは、破水が続いていたので、教授が
「このままだったら感染の恐れがあるので、帝王切開して出すことにしましょう。」
と言った。

そして、いつ手術をするかということになった。
教授が
「クリスマスの日だったら、オンマは嬉しいでしょう。
はっはっはー。^^
でも、その日はちょっとこちらが忙しいな。
翌日の26日ではどうでしょう?」
と言ったので、はんらたちも承知した。


手術はかなり長引いたそうである。
(はんらは全身麻酔で知らないけど~)

出てきた執刀医がノギさんに、前回の帝王切開(コーちゃんのとき)のあとが癒着していたため、大変な手術でした、と言ったそうである。


手術当日は、麻酔のためボ~としていたが、翌日の教授回診のときにフト思い出して、そのことを尋ねてみた。

と、教授は
「えっっと。この患者の手術は誰がしたのかな~?」
と言うではないか。

はんらも姑もビックリした。
てっきり、教授が執刀したのだと思っていた。
そう聞くと
「私が~? いや、私はしてませんよ~。」
と言って、すぐ後ろのインターン生の代表みたいな医者と
「○○のヤツかなあ?違うか??誰だ???」
などと、ヒソヒソ話している。

その口ぶりでは、なんだか、とっても新人が執刀したような感じだった。

そして
「誰が執刀したか調べて、聞いておきますよ。」
ということで、終わってしまった。

翌日の回診のときも
「ああ、あれね。あれ、うん、大丈夫らしいですよ。」
と、何だかハッキリしない返事。

帝王切開では3泊4日で退院となるので、その翌日の朝にはもう、退院だった。

それで、誰がはんらのお腹を切ったのかという疑問は迷宮入りしたまま、退院ということになってしまった。


あとで、知り合いの韓国人にこの話をしたら、
「あら、当然よ。教授に執刀してもらいたかったら、前もって指名料払ってお願いしとかなきゃ。」
と言われた。

そんなものなんだろうか・・・

やっぱり、韓国では金が大きくものをいうのである。

はんらは、前途明るい青年医師の練習台となり、韓国医学界に貢献したようだ。


退院のとき、会計を見てまたビックリした。
7日間入院して帝王切開だったのに、2000年末で37万ウォン(約3万7千円程度?)しかかからなかったのである。
当時の普通分娩(1泊2日)の費用と同じである。
普通の病院で帝王切開していれば、100万ウォンは軽くかかる。

大部屋、効かない暖房、新人医師の執刀、ということで、激安だったんだろうか・・・


そのあと、破水して最初に駆け込んだ病院(ヌ~ボ~~医師が内診だけしたあの病院)の夜間診療費が5万ウォンもしたというのを聞いて、またまたまたまたビックリさせられたのだった。






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Last updated  2005/01/25 01:28:07 PM
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