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読レポ第850号
ぶり返す「怒り」「さびしさ」
「悲しみ」は捨てられる!
著:心理学博士 古宮 昇
発行:㈱すばる舎
第3部つらい感情を洗い流す!
「5つのセラピー+α」
♡5、「不幸せ思考」を「現実思考」に変える
(12の不幸せ思考パターンを現実思考へ!)(4/12)
〔④
良いとこの価値を下げる
長所や良いことについては、「そんなに大したことじゃない」「それはどうでもいいことだ」と、その重要性を低くする。〕
(例)ある女性は、「恋人がいなくてさびしい。友だちも家族もいるけど、恋人がいなきゃイヤ」としょっちゅう言っている。
(現実思考)「恋人がいるほうがいいわ。でも、友だちと過ごす時間は楽しいし、暖かい友情にも恵まれている。家族の優しさもありがたいわ。こうして書き出してみると、恋人はいないいけど、幸せに暮らしているわ」
と著者は述べています。
この「良いとこの価値を下げる」は、日本人の多くが「謙遜することが良い」と刷り込まれているからです。その背景は「謙遜する事が人に良いとの印象を与える」という文化価値観だったからです。「大和なでしこ」という言葉からも、物がっています。英語圏の多くの人は、謙虚さを低い自尊心と無価値感として強調していると捉えがちです。
日本人の多くの人が良いとこの価値を下げる癖(不幸せ思考)傾向は、謙遜さが影響しているからです。他者の人を気遣うこともあり、また、「みんなと同じじゃないとな」⇒「目だっては、行けないと」との感情からもあります。いつも謙虚してばかりいると、自分の謙遜の言葉で自分の良いとこの価値を下げる思考になって行きます。
最近、日本では、自己肯定感が問題化されているのは、上記のような過剰な謙虚さの不幸せ思考が影響しているのだと思います。過剰な謙虚の習慣を減らしていきましょう。
自分の良いところも他者から言われたら「ありがとう!」とありのままに受け取りましょう。
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