【MAX体重から22kg減を経験】左膝前十字靭帯損傷【運動できないのでリバウンド中】

リハビリの先生が「これ面白いですよ」と
言うので期待して読み始めます。




本日は、お日柄もよく （徳間文庫） [ 原田マハ ]


まずは裏表紙から。
恋愛？　→仕事？　→政治！？　と
テーマに戸惑いながらのスタート。



片想いの幼馴染の結婚式でのスピーチの際
あまりのつまらなさにうたたねしてしまい
スープ皿に顔を突っ込んだこと葉は
その次のスピーチがとても素晴らしく、
友人の結婚式でのスピーチを頼まれたのもあり
スピーカーの久美に教えを請います。


そこからスピーチのセンスを見出され
修行を積むうちに、幼馴染の政界進出を
スピーチで手助けすることに。
幼馴染は父親が野党第一党の幹事長でしたが
癌で亡くなり、その跡を継ぐ決意をしたのです。


選挙戦のさなか、幼馴染の奥さんが
切迫早産になり、救急搬送されるも
病院を６時間たらい回しにされ、
赤ちゃんは助かりませんでした。
その現実をスピーチに落とし込み選挙に勝利、
野党第一党は政権交代を果たします。



与党と野党の名前、首相など政治家の名前を
変えてはありますが、政策名などはそのままで
自民党が与党でなくなる話、まんまです。
こと葉の祖母は朝丘新聞の俳壇の撰者で、
作者はそっち側の支持者なのかな？　と
読みながらモヤモヤしてしまいました。


今の裏金問題もそうですが、
与党の問題が浮上したときいつも思います、
では野党はまっさらに潔白なのか？　と。
もちろんクリーンな政治が一番ですが
与党だけ悪い事をしている、
野党は何も悪い事はしていない、ということは
ありえないのではないかと。


こと葉にスピーチのセンスがあったのは
おばあちゃんが俳句の先生だからですね。
いつも字あまりになる、とは言っても
感情や景色を十七音で表現しようとするだけで
そうでない人より言葉のセンスは
磨かれていたことでしょうし。


幼馴染とライバル関係にあったコピーライターと
一時は同僚に、一時はライバルになったものの
最終的に結ばれます。
多分こと葉は好きなんだろうな、と思いつつ
選挙戦の話が続き対立陣営にいるから
これはくっつかないのでは？　と思っていたら
与党側の流産のときの情報操作が悪質で
多分見限ったんじゃないかな…　どうかな…


冒頭にスピーチの掟10か条があり
どれも参考になりました。
もうスピーチすることはないでしょうが。


政権交代によって日本の政治が
飛躍的に改善するということはなく
却って混乱を招いたため
自民党が与党に返り咲きましたが…


国民としては、正直、景気が回復して、
外交が安定して、福祉が充実していれば
（他にもありますが）いいわけで、
揚げ足を取ったり足を引っ張ったりして
政治を停滞させてほしいわけではないです。
そんなにうまくはいかないか。



ふぅ、まだまとめていないのに
消灯になってしまいました。
ちょっと休憩したら取りかかります。


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