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このところず~ッと気になっていることがありました。
スポ―ツ紙などにはまだ記事として出ていないので、それは今のところ噂の範囲でしかないのでしょう。そう信じたいです。
楽天グル-プの財務状況がかなり悪化していることから、ネットを中心に「楽天イーグルス身売り」の噂が出ているのをご存じの方も多いかと思います。
モバイル事業での大幅な赤字が、楽天グループの他事業の黒字を食いつぶして、更に大幅な赤字をたしか4期連続で出していることは知っていましたが、身売り話の噂の件は正直知りませんでした。
YouTubeなどでは、IT専門家や金融専門家それにホリエモンなどがそれぞれ動画を数多く投稿しているんですが、そこに共通しているのは楽天イーグルス身売りとかいうものではなく、楽天グループ自体が危機状態にあるという事みたいですね。
これって私にとっては非常にヤバいことなんです…。使っているブログが楽天ブログなので、万が一ブログ閉鎖という事になれば何処かに移転しなきゃならない…。
これって物凄く手間がかかる割に何のメリットも無い、凄く後ろ向きな「作業」なんです。これだけは勘弁して欲しいなぁ。
まあ全てが不確定の今の時点で、そんな先のネガティブなことを考えてもしょうがないなぁ、と思い返して、ならば事の真相、とまではいかなくても現状はどうなっているのかぐらいは知っておきたい、と思い始めて調べてみることにしました。
どこまでわかるか全くわかりませんが。
まず話のとっかかりとして、今私が疑問に思っていることを挙げておきます。
1. なぜ楽天グル-プの財務状況が極度に悪化しているのか?
2. 今楽天の置かれている状況は、どの程度危機的なのか?
3. 楽天球団が身売りされる可能性はあるのか?
上の疑問にどこまでこたえられるか、答えられたとしてその先には何が待っているのか?
まるで未知の世界に飛び込んでいく探検家の心境ですね。何となく知るのが怖い…。
ではいきます。
1.
なぜ楽天グル-プの財務状況が極度に悪化しているのか?
簡単に纏めます。
1)ネットショッピングモールからスタ-トした楽天経済圏は、NTTドコモ、KDDI, SoftBankなどの携帯電話からスタ-トした経済圏の攻勢にさらされており、対抗のためにモバイル事業において携帯基地局の建設整備が急務となった。
2)そのために1兆円近くの借金(社債を発行)をしたために、2024年から25年までの間に8000億円以上の社債を償還(借金の返済)
しなければならない。
(24年4182億円、25年4300億円)
3)悪い事に楽天グループはここ数年巨額の赤字を出しており、財務体質が極度に悪化している( 返済額+赤字額=1.2兆円の資金が必要
)。モバイル事業の赤字が他の好調な事業の黒字をすべて食いつぶし、尚且つグル-プ全体を赤字にしている。
2.
今楽天の置かれている状況は、どの程度危機的なのか?
1)これは他人によって見方は違いますが、状況は楽天トップの判断によって大きく変わるようです。つまり、三木谷社長がモバイル事業を止めるか、事業を売却すれば赤字部門が無くなり、他事業が好調なことから財務状況は改善し危機は脱する。
2)反対に大赤字のモバイル事業を続けるつもりであれば、喫緊の資金調達のために ①子会社の株売却
や、 ②更なる借金(社債発行)
が必要になる。
3)昨年から楽天証券や楽天銀行の株売却により1500億円ほど資金を調達しているが、必要な資金(約1.2兆円)の十数%にしかなっていない。今後さらなる売却を進めても必要額には到底及ばない。
4)最後の望みは社債発行による資金調達だが、近年楽天グル-プは頻繁に社債を発行しているので、低利率の長期社債ではなく高利率の短期社債でしか調達できない状況。直近の社債は償還期限が2年なので、 今後借金しても数年後に巨額の返済をしなければならない。つまり、子会社の株を売却しても更なる借金をしても(できたとしても)、 問題の根源であるモバイル事業が黒字化しない限り
、
それもできれば今年中に黒字化できないと、
単なる一時しのぎでしかなく、償還の期限に間に合わずに 《倒産》
という最悪の事態になりかねない。
5)問題のモバイル事業の黒字化だが、黒字にするには現在の契約者数の3倍は必要との試算が出ており、 今年度中の黒字化は困難
。
こうしてみると、常識的にはモバイル事業の継続なんてあり得ない、というのは素人目にも明らかだと思うのですが。
ただ、三木谷氏はソフトバンクなどのスマホ決済の経済圏を突き崩すには、楽天も携帯電話事業主になるしか道は無い、と考えているようで、 今のところモバイル事業撤退の気は全くない
との情報です。
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