CAPTAINの航海日記

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CAPTAIN @ Re[1]:普通科高校㏌1960's(09/18) >たんぽぽさんへ 郡山市の普通科系公立…
たんぽぽ@ Re:普通科高校㏌1960's(09/18) 引き続きすごい調査ですね。 盛岡とかは新…
CAPTAIN @ Re[1]:普通科高校in1975(09/18) >たんぽぽさんへ いや~暇人なもので(…
たんぽぽ@ Re:普通科高校in1975(09/18) CAPTAINさん、毎度のことですがよくお調べ…
CAPTAIN @ Re[1]:福島大学の金谷川移転についてのIF(09/15) >elbe14さんへ いつもありがとうござい…
2011.04.18
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テーマ: たわごと(26786)
カテゴリ: 東日本大震災
最低でも正月明けまでは原発の恐怖に怯えなければならなくなった我が福島県であるが、ものすごく楽観的に考えてみると、広島市や長崎市に落とされた原爆に比べれば、被害は著しく軽微なものである。そして原爆投下からさほど年数を経ずして両都市が見事に復興を遂げたことを考えると、原発所在地の双葉郡だって、首相が口を滑らせた(?)ように10年も20年も住めなくなるような事態には多分ならないだろう。
実際に避難されている方からは66年前の出来事と比べるなとお叱りを受けそうだが、もう少し前向きに発想を転換してみるのも精神衛生上必要かなと考える。福島県在住、ないしは出身の方が書かれるブログなどをいろいろと斜め読みしてみると、総じて文体が暗すぎる。そう言えば、戊辰戦争における若松城下での激戦に際し「この日の地獄の展開は、一瞬にして十万人の生命を奪った広島、長崎の原爆の惨劇に及ばなかったであろうか。」 などと寝言のような一文を記した会津の郷土史家もいたっけ。福島県人は総じてネガティブ志向の持ち主なのかなと思ってしまう。
ネガティブついでに言えば、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーを務め放射線に対してどちらかと言えば楽観論的な意見を展開している長崎大学大学院教授の山下俊一氏に対する県民の風当たりも、ここのところ強まっているようだ。昨日伊達市内で開催された山下氏の講演会を妻が聞きに行ったのだが、会場には「危険だと言われた方がよっぽど安心する」といった雰囲気の受講者が一定数いたらしい。ネガティブに加えてドMなのかい? と、一応突っ込んでおく。
そんなに心配するのだったら、そのエネルギーのいくばくかを、放射線への懸念が去った後の双葉郡をどのように復興していくかにも振り向けて欲しいとも思うのだが… 繰り返しになるが、広島だって長崎だって、見事に復興した。爆心地は今も市域の中心だ。双葉郡にだって復興ができない訳がない。
しかし、何を軸に復興するかとなると、かなり悩んでしまう。世界有数の漁場が広がる三陸だとやはり水産業をテコにして多くの資本が集まるような受け皿をまず再建していかねばならないと思うのだが( 参考 )、双葉郡の場合は、下手すると主力産業が原発そのものであり、商店街にも「原子力 明るい未来の エネルギー」「原子力 正しい理解で 豊かな暮らし」と大書されたゲートが掲げられている状況。そう言えば、 こんな銘菓 もあったそうで、この状況から価値観を180度転換するとなると、双葉郡は将来一体何をウリにしていけば良いのだろうと頭を抱えてしまう次第。
でも、双葉郡の将来にもっと多くの人が関心を寄せてくれるならばきっと妙案が見つかるはずだし、せめてその機会を増やせないだろうかと思う。究極的な案としては、10~20年の時限を定めて県庁の一部機能を双葉郡に移転させてしまうのはどうだろう。知事はもちろんのこと、県内各地から選ばれた県議会議員、あるいは県職員や彼らと接する各種業界の方々が双葉郡の空気に直接触れていくことによって、地に足のついた復興プランが練り上がるのではなかろうか。考えてみれば、広島も長崎も県庁所在地だからこそ早期の復興をなし得た面があると思うし、思い切ってやってみてはいかがだろう。
原発事故に引き続き復興もまた国任せとあらば、県民の心が間違いなく県から離れていくだろう。せめて復興だけは、県がイニシアチブをとる形で、進んで行って欲しい。





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Last updated  2011.04.18 23:05:04
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