CAPTAINの航海日記

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池田 宏樹 @ Re:疑似政権交代?(09/30) 石破ビジョンと野田ビジョンを何方を支持…
2016.02.29
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テーマ: The入院生活(375)
カテゴリ: 企画モノ
何もかもが昨日とは対照的な朝でした。
今日は週明け、月曜日。しかも勤務先は決算棚卸の実行日ときたもんだ。在庫の商品や原材料をひたすら測り、数える棚卸はある意味人海戦術の作業でもあるだけに、その場に自分がいないことが非常にもどかしかったです。空も私の気持ちを代弁するかのように雲が多く、さっぱりしない有様。4年ぶりの2月29日は憂鬱な状況に終始するのかな…と思うと、少々げんなりします。
ただ、良い兆候もあって、昨日までの右足の痛みが多少和らいだようにも感じます。退院に一歩前進といったところでしょうか。そう言えば、総合病院で最初に私を診察した医師が午前中巡回してきて「明日血液検査をします。その結果を見て退院時期を決めたいと思います」と言ってくれたっけ。悶々とした中で一筋の光明が見えた気分になりました。

多少気分が晴れたところで、妻から渡された本を手に取ります。まず読んだのは「『県境』の秘密」。内容は全国津々浦々の都道府県境や市町村境、とりわけ「何でこんな所に境界が!?」と驚くような場所を訪ね歩いては写真と文章で紹介するというものであり、日本地理にはそれなりに造詣があると思われる私に向いているのではないかと妻が勧めてくれたのですが、文章が少々読み辛く、かつ「何故そこに境界があるのか?」という疑問にきちんと答えていないため何が「秘密」なのかわからない点で物足りなさを感じました。加えて、東京都と神奈川県の境界をなす多摩川を「武蔵と相模の国ざかい」と記述する痛恨のミス! 多摩川沿岸は東京都も神奈川県も旧武蔵国のはずですが… こんな文章を発見してしまうと、ひょっとしたら他の記述でもミスがあるんじゃないか?と疑問に思ってしまいます。
昼食後には「激動 東京五輪1964」に着手。著者の方々には甚だ失礼ながら、大沢在昌以外の名前は聞いたことがありませんでした。本当に文学音痴の私なのであります(苦笑) で、途中適度に休憩を挟みつつ夕方までかけて読み終わった後の感想はというと、1964年の東京オリンピックを題材にした短編集でありながら、各作品にほぼ共通して流れているのは、第二次世界大戦の「影」の強さ。少なからぬ登場人物が、戦争の影響で曲がった人生を余儀なくされたり、あるいは殺されたりという影響を受けているのが非常に印象に残りました。考えてみたら、1964年って第二次世界大戦が終結した1945年からたった19年しか経っていないんですよね。唐突ですが今から19年前って言うと1997年ですか。確か拓銀と山一證券が潰れた年だったと記憶しているのですが、つい最近のことのようにも感じます。だから…と牽強付会する訳ではないですけど、少なくとも1964年時点で「大人だった」世代においては、第二次世界大戦の影響は抜け難いものとして残っていたのかな?と思ったりもしました。

「激動 東京五輪1964」を読み終えるか終えないかというタイミングで、妻が見舞いに来ました。昨日までは子供達も一緒だったのですが、今日は妻一人。なんでも上の子の通う中学校でインフルエンザが流行しており学級閉鎖も出ているとかで、とてもじゃないが見舞いには連れて行けなかったとの由。そう言えば、入院病棟の入口に「入院患者のインフルエンザへの感染防止のため、面会はご遠慮…」云々と書かれた張り紙があったっけ。少なくとも学校側の状況が落ち着くまで、子供たちとの面会は諦めざるを得ないようです。トホホ…


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Last updated  2016.03.04 19:37:02
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