ここ数日、労働問題と言う部分から離れてしまっていましたが、この辺で戻さないとね。！！
何のブログか分からなくなっちゃう。！！

さて本題！！
最近僕のブログと相互リンクをして頂いている「みるめ君の労働相談箱」でこんな記事が掲載されています。

ふざけるな！自民・公明の任命した委員が書いた「労働者派遣法改正案」
（別窓で開かれます、是非のぞいてくださいね！！）

何とも攻撃的なタイトルですが、そこに明かされている事は実態にそぐわない派遣法改正案の協議されてる場面。

労働者派遣法改正案がざる法案と言われる原因は、それを協議する人間自体からもうかがい知れる。

いったい労働者派遣法の何が問題なのか？今派遣労働社会の中で何が起こり問題となっていて、それに歯止めをかけるためにこの派遣法をどのように変えていかなければいけないのか。？？

この部分が全く把握されていない。！！
根本的に民主党は、マニフェストの中でこの派遣法を強化していくと言っていたはず。

３党案をベースに派遣労働者の保護を約束したはず。！！
なのに実際に出された改正案は、この３党案から大きく外れ抜け穴だらけのざる法案になってしまっている。

製造業の派遣を禁止！！としておきながら常用型は可能！！と言う何とも前者を無視した内容です。

派遣は禁止ですよ！！と言いながらこんな契約なら良いよ？って！！
禁止ってどういう事？？

やっちゃいけないと言う全面的な事じゃないの。？？
まさに、派遣労働者の事よりも利益追求が優先という企業に対しての、抜け穴を作っているじゃないですか。？？

なぜこんなバカげたことがまかり通っていたのかと言うと、協議をしているメンバーに原因があるんですね。

この抜け穴を設けていないと自分達の将来が不安になると勘違いをしている奴ら。！！
「労働政策審議会」が協議しているが、この構成メンバーは派遣法の規制緩和をやってきたメンバーなんです。

そうこの地獄絵の様な派遣労働社会を作った張本人、と言っても過言じゃないでしょう。！！
このメンバーが入れ替えられることなく、そっくりそのままこの審議会に残っているんです。

これじゃ改正案で労働者を守るどころか、改正案で規制を掛けたように見せかけてしっかりと企業側の保護のための改正案になってるじゃないですか。？？

審議会のメンバーは、学識経験者と使用者、労働者の代表から３名ずつ任命されている、と言いますがこの中の労働者代表と言うのは、正社員で作られる労働組合の人間。

派遣労働者の代表は一人も入っていないと言う、当事者抜きのメンバーでした。
これじゃ、当事者の声は生かされません。！！

ある意味規制緩和で、美味しい汁を吸た人達じゃないのかな。？？
多くを言わんとも、抜け道が作られた理由は分かってきますよね。！！

まっ！！正規社員側の組合が派遣と言う働き方やその抱える問題を認識していれば問題ないのでしょうが、実際にはそうではないようです。

民主党のマニフェストに有った三党案をベースにした話はどこに行ってしまったのでしょうか。？？

派遣労働者の保護は、派遣労働者を使う企業の保護と姿を変えて法案化されてしまっています。
唯一頼みの綱の労働組合の代表は、派遣労働者よりも自分達が働く会社を保護する事で、自分達の身を守ろうとしている事は見え見えです。！！

この改正案の問題点は後日書き込んで、皆さんと一緒に考えてみたいと思いますが、今日はその前段階のお話しでとどめておきます。

今日はここまで！！
中小企業に多い不当労働問題は、この派遣労働の問題で日本を代表する企業にまで労働者軽視の空気を流し続けています。

余りにも被害に遭う方の数字が大きすぎますね。
他人事ではないんですよね。！！
いずれ正規社員にまで影響しますよ。！！

ぜひ皆さんといっしょに、働くことについて考えていきたいと思っています。
明日は、わが身ですよ。！！

今日も最後までご覧頂いて、ありがとうございます。！！