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196号線と延命寺の分岐に、饅頭屋さんをみつけました。【たくま饅頭】平べったくて中にはこしあんが入っています。(1個90円)AM13:30、【54番:延命寺】山門をくぐればもう一つ武家門。延命寺の屋根瓦も立派なものです。境内には土産物屋さんが並び、その端っこに納経所がありました。土産物屋さんのおばあちゃんと奥さんにお茶を頂き、話をしていると「今日はどこに泊まるの?」「どこまで行くか、まだ悩んでいて決めてません」と言うと色々考えてくださる。「仙遊寺の宿坊が良さそうなんですけど、遠すぎますから」と言うと、「いや、行けんことはないよ」とおばあちゃん。「電話してみたら?」といわれ電話したら、あっさりと予約できました。「栄福寺(仙遊寺の前の札所)の納経時間に間に合わなくても、翌朝にちょっと戻ればいいだけだから」と励まされて出発。今日は今治の南光坊あたりで泊まる予定でしたが、予約する気になれなったのはこういうことだったのかも・・・。納経時間に間に合わずに翌朝後戻りをするのは嫌なので、お急ぎモードにスイッチオン。時間は14:00、道に迷わないように注意を払いながら歩きます。霊園の中を通り、忠霊塔の前を過ぎて、小さい川沿いに進むと姫坂神社がありました。神社より私の興味を引いたのは、小高い場所にあるお城。新しい感じだったのでお店か何かかと思ってましたが、帰ってきて調べるとお城の形のマンションなのだそうです。住んでみたい~。14:45に【南光坊】、山門には仁王様ではなく広目天と持国天。手水鉢の上には、タオルでできたベビードレスです。さすがタオルの町。【南光坊】は平坦なお寺で、他のお遍路さんもおらず閑散としていました。納経所のおじさんが「仙遊寺の宿坊は出来たばっかりでいいよ、100人収容できる」と繰り返す。15:15【南光坊】を出発。次の56番まで3k、57番まで3kの平地なので順調に歩けば何とか間に合いそう。56番の手前で女性3人組の歩き遍路さんに会いました。歩きながら話をすると今日は56番で打ち終わり、コスモオサムというホテルに泊まると言う。先を急ぐので追い越させてもらい、15:45に【56番:泰山寺】に到着。団体さんとかち合いそうな雰囲気だったので、急いでお参りして納経。ここの納経所には白いマルチーズ?が2匹飼われていて、毛筆で書き込む台の上にも乗ってうろちょろしています。室内犬なので足は汚れていませんが、もし犬の毛が混じっていたら動物嫌いの人には辛いでしょう。納経所の無愛想なおじさんに「ワンちゃん達、大人しくてお利口ですね」と言ったら、初めて顔がほころびました。へんろ道沿いの、へんろ無縁墓地の横を通り過ぎました。夕陽を浴びるお墓の群れが、淋しげ。【泰山寺】を16:00に出発して【57番:栄福寺】には16:40到着。そそくさとお参りして、納経所に急ぎます。ここで新しい納札100枚、購入。私が最後の納経かと思いきや、この後もまだ参拝者が2組訪れました。17:00に栄福寺を出て宿坊に電話を入れます。「今、栄福寺を出たところなのであと1時間ほどかかると思います」最後の踏ん張りどころ、遍路道の山道には【犬塚】の石碑。昔、栄福寺と仙遊寺の間を鐘の音で駆けつけて、おつかいする賢い犬がいたのですがある日、同時に二つのお寺の鐘で呼ばれ、どうしてよいか解らなくなった犬は間にある池に飛び込んで死んでしまった、という伝説の池。ダムのように大きな池でした。静まり返ってちょっと不気味。日暮れが近づいてきたので、もくもくと山道を登ります。この山道を抜ければ車道に出るので、とにかく暗くなる前に車道に出よう・・・。そして傾斜のきつい車道に入り登っていくと、放生池が見えてきました。もうお寺の敷地に入ったんだからもうすぐか・・・と暗くなりかけた急坂を急いでいると。白い車が上から下りてきました。そして私の横に停まると「仙遊寺の者です。もう暗くなるので乗って!」と言われ、後部座席に乗せてもらいました。(17:30)もうちょっとだったのに・・・と心の中で思いましたがその放生池から宿坊までが結構距離がありました。駐車場についた頃にはあたりは暗くなってしまい、助かったというのが本音です。とにかく宿坊に入り、部屋に案内され、そろそろ食事の時間ということで先に食堂へ行きます。夕食は精進料理のご馳走です。私の他に7人のお遍路さんが宿泊していて、食事の時には仙遊寺の奥さまがやってきてご飯のおかわりなどに気を遣ってくださいます。私を迎えに来てくださったのも、このお寺の奥さまでした。イタドリで作った杖の話でも盛り上がり、賑やかな夜です。食事の後には温泉、まるで高級旅館のようです。風呂上りに痛む足の指を見てみると、足の中指の爪が浮いてプカプカしていました。洗濯をするときにそのことを同宿の女性に告げると、テーピングテープやばんそうこうを部屋に持って来てくださいました。初日から頑張りすぎ、哀れな中指の爪をテーピングして、就寝。【歩行距離・時間】 計:36.1k 通算31日目JR北条駅 ~ 鎌大師 3.1k: 40分鎌大師 ~ 遍照院 7.0k:1時間45分遍照院 ~ 星の浦海浜公園 8.7k:2時間15分星の浦海浜公園 ~ 54番:延命寺 5.4k:1時間20分54番:延命寺 ~ 55番:南光坊 3.4k: 45分55番:南光坊 ~ 56番:泰山寺 3.0k: 30分56番:泰山寺 ~ 57番:栄福寺 3.1k: 40分57番:栄福寺 ~ 58番:仙遊寺 2.4k: 50分
2008年11月30日
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いつものように、区切りの打ち始めは夜行バスです。JR松山駅に予定より早く到着したので、AM6:01の多度津行き普通列車に乗ることができました。今回のスタート地点は伊予北条駅、駅のベンチで白衣を羽織りAM6:30に出発。遍路道を行くと、お遍路さんの顔出し看板を見つけました。↑道端の交通安全大師、早朝なので車の通りも少なく歩きやすいです。鎌大師の看板通りに進むと、見えてきた山が面白かった。いくつかの山は風になびいたように片方にゆがんでいるように見えます。みかん畑にキウイ畑、民家には柿の木、フルーツ天国をのん気に歩いていきます。AM7:05、【鎌大師】到着。コンパクトに整ったお寺で、境内には真新しいへんろ小屋やトイレも完備されています。お参りしたあと休憩をしようと思いましたが、お寺の方(ご夫婦?若い男女)が出てこられて掃除が始まったので申し訳なくなりトイレだけ借りて出発することに。ここのトイレの扉には『使用心得』が貼り付けてあり、数珠や輪袈裟を持ち込み禁止、白衣を着たままでのトイレ使用禁止などが書いてありました。数珠や輪袈裟・納経帖は持ち込み禁止と認識していましたが、白衣の下は下着のようなスポーツシャツ1枚。恥ずかしかったけど他に誰もいないので、白衣を脱いで走ってトイレへ行きました。マナーやしきたりをきちんとされているお寺だと思います。失礼があってはいけないので、そそくさと退散。(AM7:30)あさなみの町では、化粧をしたお地蔵さんを発見。なぜか時計と照明まで付いているスペシャル地蔵堂!この浅海からしばらくは、海岸沿いのへんろ道です。オフシーズンなのか今回は他のお遍路さんを見かけません。今治市の標識を越えると「海賊うどん」が見えてきましたが、営業時間外のようでした。道沿いに「しらす」を天日に干していたり、瓦屋さんがあったりと楽しい道です。極めつけに、建物の側面に貼り付けられた巨大瓦。(大きさがわかりにくいのですが)瓦屋さんの無人接待所もありました。(AM9:20)瓦の材料で作った「ぶじかえる」のカエルちゃんをお土産に頂きました。粘土をちょこっと形成しただけで、こんなにリアルにかえるが出来てしまうなんて見事!“無事に帰りたいので、有り難く頂戴していきます”とノートに書き込みました。そこからすぐ近く、【遍照院】でお参り。本堂の屋根瓦も凝っています。お参りしたあと境内で飴やお菓子を売っているおばあちゃんに、道を教わりました。みかんやお菓子を詰め合わせた袋を、お接待にいただいて元気に出発。別れ際に「頑張ってね、頑張ってね」と激励を受けます。『ここまできたら絶対歩きとおしてみせます、おばあちゃんの分まで』と心に誓う。お寺を出て歩いていると、道沿いの民家に個人接待所、発見。私はこういう民家の敷地に設置された休憩所を見つけたら、5分でも必ず寄るようにしています。その家の方の真心を、少しでも運びたい気持です。海側に太陽石油製油所が広がり圧倒されます。区切りの初日だというのに、気のせいかもう足が疲れてきたようです。AM10:15、【青木地蔵】到着。ここには休憩小屋もあり、濡れ縁には「ご自由にどうぞ」と張り紙したみかんの入った箱が置いてありました。お堂の裏にトイレもあるみたいでした。みかんをいただいて小休憩。意外なことに垣根からハイビスカスが顔を覗かせてます。11月とは思うないほど晴れて暖かいのでした。お昼は【星の浦海浜公園】で、と予定していました。景色の良いところが出てきたのでそろそろ公園だとわかります。東屋はベンチまで立派なもの。軽食のある売店へ行くと、今日は定休日でした。営業しているのは金・土・日・祝日だけらしいです。でもそこのテラスから見える景色がとても良いので、パンやクラッカー、みかんを食べてお昼ご飯のかわりにしました。(AM11:45)今治はタオルと造船の町だと聞いていたけど、湾には大きな船が停泊していて妙に納得。ここで電動式シニアカーで日本一周旅行をしていると言うおじさんがやってきました。徳島までまわったら終わりなのだそうで、シニアカーにテントを積んで愛犬と共に4年8ヶ月・・・。何だか気の遠くなりそうな話です。遍路以上に過酷な長旅ではないかと想像しました。東屋の前の芝生にテントが張ってあり、シニアカーを充電中。「乗ってみる?」と言うので、広場を一周運転させてもらいました。時速7K出るそうで、徒歩よりは早いけど自転車よりは遅いのだそうです。話をしていると自転車のお遍路さんが二人、目の前を颯爽と走り去っていきました。「そろそろ行かないと」とリュックを背負って、話し足りなさそうな顔の日本一周おじさんとお別れ。この先は歩道が狭いので気を付けてね、とアドバイスしていただきました。ここらのローソンって船で来る客があるのかな(笑)
2008年11月29日
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私ごとではありますが、平成20年11月14日に無事結願いたしました。AM11:30に88番:大窪寺に到着、通算41日の旅でありました。88番のあと初心に戻りたくて、遍路第一日目に泊まった宿にまた舞い戻り泊まりました。またその宿でも奇遇な事があって、結願の夜は真夜中まで寝付かれませんでした。翌日は宿から歩いて1番札所に行き(お礼参りの朱印ではありません)、平成18年の歩き遍路ノートの自分の欄に『結願日』を記入してきました。足掛け2年2ヶ月、暑い日も雨の日もよく歩いたと思います。「感謝」の毎日でした。この経験を今後の暮らしに役立てて、感謝の気持ちをいつも忘れずにいたいです。結願までの記録はボチボチ作成する予定です。(帰宅して、白衣の洗濯から始めています)
2008年11月14日
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次のお遍路の準備にとりかかり、納経帖をながめていたら、なんとポストカードが出てきました。岩屋寺のページに岩屋寺のチラシと一緒に挟んでありました。高松在住の先達の方が、個人的に自作のポストカードと暖かいメッセージカードを納経所に託されているようです。岩屋寺で納経したときには全く気付きませんでした。あの時は、せり割禅定で頭がいっぱいだったからなぁ。それにしても、翌日たくさん札所をまわって納経帖を何度も出し入れしたのに全く気付かず。7月から今までずっと挟みっぱなしになっていました。あぁ、恥ずかしい・・・。
2008年11月01日
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