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聖母の涙のようにそそり立つ樅よわたしの貝殻を突き刺してくれもう薄汚れた運命を産み落としたくはないからそのファロスのような木肌をねぶり夜の貝殻を膿に捨ててしまう運命よあなたの潰えた身体のどこにそんな火が燃え盛っているのか?膿にもぐるわたしの髪が水生植物に絡みつく呪いを解いてだれかの悲しみの声を遠ざけてしまいたい
2005/07/22
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最近気分が悪い。病んだ小説しか書けない。こうなると何もする意欲がなくなり音楽がただのわずらわしい騒音に聞こえるのだが、それでも無理やりイヤホンを耳につめることをする。わざわざ騒音に近い音源を選んでみる。「反社会的人格無秩序ライブ、自殺期のベスト盤」を聴く。以前中古でたまたま見つけたやつだ。ジャケットには凶悪な人相をしたスキンヘッドの男がカメラ目線で睨んでいる。裏を返すと全裸で熱唱している彼の姿。収録曲が31曲もある。タイトルがすごい。「俺はジプシーマザーファッカー」、「ドラッグ売春婦」、「キリストと母ちゃんのカント」、「貧民街で俺にキスを」、「俺は死んでいる、死んでいる、死んだ」、「俺は燃えている」、「悪いがガキはお前の方だ」、「おまえをレイプしてやる」、「俺の苦しみの上のうんこ」等。中身はだみ声で声の涸れそうなほど叫んでいるものばかりでへたくそ。だがそこが魅力的な要素だ。いかにもアメリカのあらかじめドラッグに侵された病んだ世代の好例のようなアルバム。彼の歌は吐寫物そのものだ。アリンよ、わたしの代わりに叫んでくれてありがとう。とてもありがたいミュージシャンだ。
2005/07/20
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さようなら さようなら忘れてしまおうよあのことはこの世の追憶を映しだしているように黒い血まみれの分娩台に排泄された汚物のまま世界に取り残される日々なんて数え切れない傷口のようにめくれあがった花々の疼痛に誘われて僕たちはすみかを定めるそして恥部のように温かいロープから搾り取られる僕たちの精液で愛らしいマンドラゴラを育てようレスラーのようなたくましい風に揺られながらあの怖ろしい人たちに見つからないように祈っていよう
2005/07/16
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人質の幼女が警官の狙撃の犠牲になった。「きれいごとじゃ済まないこともある」と虚無主義者は言う。それは努力を嫌う思考停止した言い訳に過ぎない。そしてそれは、残念ながらなんの発展性も期待できない。うわべだけの進歩についていかない自由くらい許されてもいいのではないか?こんな話をしたのは今日久しぶりに電話をくれたドイツの友人との会話の流れでもちだされたからだ。幼女の死はその数時間後のニュースで知ったことだった。これも彼との会話に出てきたことだが、シモーヌ・ヴェーユは必要悪について説いたが(これが戦争のことなのか定かでないが)これは条件つきで認めてもいいのではないか。つまり、われわれが過剰な騒がしさを内面にもつ限りにおいて彼から連続的に表出される表象は過剰なのであり、これは一種の取り返しのつかない病なのだから、これの治癒の方法を探る人は条件つきの悪を自然、背負ってしまっていることになる。これの治癒の方法を手探りすることが虚偽にみちた虚無主義を回避することなのであり、われわれは嫌だろうけども努力を怠るわけにはいかないのである。しかし、かくいう私は努力が嫌いな手合いだ。なにも好きになる必要はないだろうが、その同じ「必要」に背中を押される日々なのもまた真実だ。ちなみに、わたしが、以上を踏まえて「世の中きれいごとだよ」とあえて言ったら、友人は自分のまわりに私みたいなことを言ってのける者が他にいないと言って、喜んでいた。
2005/07/15
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タイトルのとっつきにくさ、センスのなさに比べて中身の映画自体は秀逸。フランシス・ベーコンという私にとって半分神のような存在が愛人を自殺に追い込むという悲劇である。悪魔という言葉に象徴されているように作品の随所にブラックなイメージが配置されている点は「アドルフの画集」やジュネの小説に似ていなくもない。映像に様々な趣向が凝らされていて飽きさせないのでおもしろいと言えばおもしろい。しかしベーコンはすばらしい画家なのに、以外に知られていないのが残念だ。画集も90年代までは書店に並んでいたのだが、なぜか現在は手に入れるのが困難なのだ。あのとき値段にこだわらずに買っておけばよかったと悔いても悔いきれない。ネットで見れるけど一部だけ。奴の絵ははすごいのにもっと評価すべきだと思う。少なくともゴッホ最高とか言ってる奴の脳天はぶち抜くに足りるはずだ。
2005/07/07
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