1月も終わりですね。
まだ29日の分を載せていなかったので、この子について・・
オランダには海があってバスティンの絵には庭に咲く花や庭に来る鳥だけではなく、よく海の風景やそこにいる鳥や貝が描かれています。
この見事に美しい足とくちばしをもった鳥はミヤコドリ
ミヤコドリは冬になると方々から北海の干潟にやってきて貝類の群生箇所でえさをとって生きてきたのですが、人間が貝を過剰捕獲したため、イギリスやフランスまで飛んで行かなくてはいけなくなってしまいました。
イギリスやフランスへ行けば安心かといえばそうではなく、かつてはお腹が空いているミヤコドリをフランス人が狩りをして楽しんだこともあったとか。
今ではオランダの野鳥保護団体が貝漁業を厳しく取り締まっているので、近い将来にはオランダの海岸にたくさんのミヤコドリの姿を取り戻せるだろうとバスティンは言っています。
ケワタガモというカモといっしょにこのミヤコドリの話が載っていますが、(花と鳥の四季)ケワタガモが貝を丸のみするのと違って、このミヤコドリはか殻を裂くのだそうです。
2枚の殻が重なっている間に無理やりくちばしを突っ込み、内部にある閉殻筋を探して断ち切るところをバスティンはちゃんと観察していたのですね。
まさにこの絵は、その貝をみつけたところでしょうか?
海の幸は大好きですが、海からは遠い地に暮らす今
こんな絵をみていると、磯の香りがしてきて、必ずこの時期にでかけていた房総半島の先っぽの海を思い出します。
黒潮の影響でこの時期には路地植えの花畑が広がる南房総
白浜のほうへ出る前に通過する鋸南町の水仙通り
朝5時車で出発!首都高から木更津へ出て、お昼にはおにぎりを持って、花畑で綺麗な海を見ながら過ごす冬の日が懐かしくよみがえります。
幼い息子と電車で日帰りしたこともありました。
年中行事になっていた南房総行き、今もあの景色は残っているのでしょうか?
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