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差別を無くそうとするとき、採るべき道は「公平」の追及です。が、しかし、異常に「○○積極登用」や「○○アクション」を推奨する人には気をつけてください。それらは、あくまで特殊な事例にのみ一時期に使う不公平的取り扱いです。良い薬ではないです。毒ギリギリの劇薬です。特に「反差別」をうたいながら「公平」を語らない人びとは危険です。彼らが希求しているのは「公平」ではなく「優遇」です。彼らの口から公平やフェアという単語が出てこないのは理由があります。公平は差別の反対ですが、優遇は差別の双子です。つまり、その人たちはネオ差別主義者なのです。一般的な定義では、差別とは、特定のカテゴリに当てはまることを理由に不当に扱われること。たとえば女性だから昇進しないなど。一般的な定義では、優遇とは、特定のカテゴリに当てはまることを理由に有利な扱いを受けること。たとえば女性だから管理職に取り立てられるなど。この通り、差別と優遇は双子です。皆、このトリックに気づかないから、純粋に差別を無くしたいのに、ネオ差別主義者に騙され、形を変えた差別社会を作ることに加担してしまうのです。欧米の差別問題に関するポリコレはまさにこの通りで、かなり手遅れです。もともと、キリスト教やユダヤ教の文化背景に公平概念は難しいところがあるのかもしれません。皆さん、どうぞ「ネオ差別主義者」にはお気をつけてください。彼らは公平を語りません。絶対に。
2021/03/15
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