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2006/01/06
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カテゴリ: 森博嗣
その1 →こちら )が,今回は

森博嗣の「黒猫の三角」

のキャラと宇宙人のなぞなぞについて。

このシリーズでも,S&Mシリーズに劣らず,独特のキャラが登場。読んでいるうちに思い出し,楽しくなってきた。

そういえば,練無君はN大の医学部生だったのだよね。少林寺が使えて,女装して美人。ふ~む。

紫子ちゃんは,「香久山紫子」というおしとやかな名に似つかわしくない言葉遣いと性格がよい。「しこ」という愛称もいいし,飲みっぷりもよい……

紅子さんは頭がよい。ただし,我々(失礼! 私でした)のレベルを超えているとしても,まわりからはじかれないためにテストでわざと間違えるあたりは,四季のレベルには達していないようだ。この事件のとき,30歳ということは,萌絵が妃真加島であったときの四季より2つ上か……

保呂草は,いまのところ正体不明といったところかな。あちこちに行ったり,けっこう広いネットワークをもっていそうである。この人物好きだなあ。

キャラクターで落としてならないのは,根来機千瑛。
S&Mシリーズの諏訪野老人と同様「執事」ということになっているが,執事というよりは じい(ぢい,じいや) だ!!
少林寺の達人でもあるし,ひょっとして紅子姫をいさめ,切腹でもしかねない「国家老」といった感じでもある(笑)

Vシリーズ次作の 「人形式モナリザ」 についての日記は, →こちら からどうぞ。

宇宙人の問題

小田原静江の誕生パーティで紅子が紫子やその他の参加者に出した問題は以下の通り。

それまで別々の惑星に住んでいた宇宙人が,あるとき,ちょうど中間のある惑星で会うことになったのよ。ずっと電波で交信はしていたから,時間と場所をちゃんと打ち合わせて,それぞれの代表者が一名やってきたの。それでね,二人は,同時に同じ場所に立った。それなのに,あら不思議,二人とも,お互いを見つけられないまま,ついに会えなかったのでした。さあて,どうしてそんなことになったのでしょう?

「座標が違っていたとか,単位が違うとかで,空間か時間のどちらかにズレがあった」のでは? という紫子の問いは「ありません」との紅子の言葉で否定される。

浅野という大学助手は

「片方は,石か岩みたいな鉱物人間で,もう片方は液体人間」だったので「形が違い過ぎ」て相手を認識できなかった

と答え,東尾という哲学者は

「会うという概念に相違」があり,片方の種族が「会うことは逃げることと定義していた」から

と答える。
これに対する紅子のコメントがないまま急に事件が起こり,本の中で再びこの問題に言及されることはなかった(つまり,解答なし)。

宇宙人の問題について考えたこと

2つの惑星が同じ公転周期であるはずはないから,時間軸が……と考えたのだが,紫子ちゃんの答えに対する紅子の否定でボツ。

2つの惑星の大きさが違い,したがってそこで暮らすのに適応する質量も違い,中間地にある惑星(大きさも中間程度と考える)に立ったとたん,片方はつぶれてぺしゃんこになり,片方はふわふわと浮き上がりそうな状態になったとも考えたが,宇宙服の着用でその不都合は防げそうなのでボツ。

ということで,独自路線を捨て, テキスト (黒猫の三角)に沿って考えてみた。

東尾の「会うことは逃げること」では,何の目的でわざわざ中間の惑星まで行ったかが説明できないのでダメだが,浅野の答えが違ってはいるけれど近い線をいっているように思える(S&Mシリーズでの国枝助手の発言にやや似ている)。

ただ,「違い過ぎた」のは「形」ではないと思う。電波の交信にはファクシミリやテレビ電話的なものも考えられ,たとえ自分が液体人間で相手が鉱物人間であっても,あらかじめの知識で認識できるはずである。

ということで,仮にどちらの宇宙人も地球人とほぼ同じ形であるとしておこう。
その2人が「同時に同じ場所に立っ」て相手を見つけられないケースとは?

紅子さんが答えさせたかったのは,「大きさ」が違うということではないだろうか。

片方が地球人のサイズ,もう片方がアリのサイズである2人が同時に同じ場所に立った場合,相手が目に映っても,自分が会うことになっている代表者とは思えないのではないか。これが即ち,「見つからない」状態。

テレビ電話的なもので,通信機器や場合によっては家並みなどの背景が映っていた場合,それぞれのサイズに合った背景になるので,「自分と相手は大きさが違う」とは考えもしないはずだ。

アリサイズの人間なんて今のところ見つかっていないので,それを見たときにどうなるかを実験してみるわけにもいかない。
ただ,巻頭の引用文に,ホーン岬に姿を現したダーウィンの乗ったビーグル号が想像を絶する大きさだったため,フエゴ島民には「見えず」,反応を見せなかったとあるのが1つの事例を示しているのではないだろうか。

上で,「テキストに沿って」と書いたのは,「大きさ」を自分で思いついたわけではなく,ここらへんをヒントにしたからでもある。

もちろんこれはあくまでも私見で,正解である保証は 全くない

ここまで読まれた方,どうもおつかれさまでした(笑)
ホントはもうちょっとシャレた解答にしたかったのだけれど……

森博嗣メモ(黒猫の三角) に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ  読了本(日本)  (森博嗣)からごらんください。


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Last updated  2007/01/18 09:40:17 PM
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