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2007/05/05
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セーラ・ケリングシリーズの日本語に訳されている最終作(たぶん)である,

シャーロット・マクラウドの「復活の人」(1992,The Resurrection Man)

を読んだ。

シャーロット・マクラウドの名義の本は読み終わっていたつもりだったのだが,比較的新しい本(といっても翻訳は1996年発行)を読み損なっていたようで,久しぶりに読んだ。

足の骨折から回復しつつあるマックスがひとりで事務所に向かう途中で,久しぶりにリディア・ウスペンスカ伯爵夫人と出会う。
彼女は怪しげな美術品修復業者バルトロ・アルバレストのもとで職人として仕事をしていて,「復活の人」と呼ばれるバルトロのまわりには,ボストンにくる前から死の陰がまとわりついていて……

バルトロが修復した美術品のまわりでは,赤いジョギング・スーツの男もからんで,盗難と「死」が立て続けに起こるが,死んだジョージの参列者を制限した葬儀にバルトロの職人の何人かが出席し,バルトロ自身は後ろの列で大泣きする……

このシリーズ,最初のうちはシャンディものと全く違い,やたら暗くて好きではなかったのだが,どんどんおもしろくなっていった,記憶がある(微笑)

今作も,例によって知人・親戚関係がやたら複雑で,その複雑さをさらに増しているって感じはするけれどおもしろかった。


 読了本(海外)  (シャーロット・マクラウド)からごらんください。

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Last updated  2007/05/16 10:40:43 PM
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