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2014.01.12
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カテゴリ: 医療_歯科治療
さて、複数の歯医者放浪の結果、少なくともどれだけの治療費がかかるかは分かった。

我が家はこれまでデンタル保険には加入しておらず(アメリカでは医療保険と歯科保険は別個が一般的)、夫の職場の労働組合の制度を利用していた。これは、とりあえず歯科医に対して全額を支払い、その領収書を組合に提出するとある程度の金額が返って来るという仕組みである。月々の保険料は無し。家族4人分の半年に1度のクリーニング程度であれば自己負担額はそれほどにはならないのだが、今回のように治療金額が大きくなると、これではとても足りない。

すると、夫が、今がちょうどデンタル保険の加入更新時期だから加入を検討してみようよ、と言う。

何だ、デンタル保険もあったのか。

夫の職場から提供されているデンタル保険は2つの会社からそれぞれ1種類の計2種類。
大まかに説明すると、
(1)A社プラン:加盟している歯医者の数は多いけど、カバーされる金額が少ない。原則として、保険会社と歯医者の間で決められた治療金額の50%をカバーしてくれるが、年間のカバー限度額は1500ドルまで。
(2)D社プラン:加盟している歯医者の数は少ないけど、カバーされる金額は多い。ただし、治療の内容によっては1000ドルの限度額が設けられている。また、インプラントはカバーされない。

もう、すでにこのあたりでややこしいが、これでも、渡された説明資料の中であちこちに飛んでいる内容を総合してようやく分かったことである。たとえば、治療の総額が5000ドルとして、(1)の場合、あ、じゃあ、50%なら2500ドルカバーしてくれるんだ、でも、この、「保険会社と歯医者の間で決められた治療金額」っていうのは、いったい何なの?単純に、かかる費用の50%じゃないの?で、さらに、読み進めて言ったら、えええええ、ナニ?年間1500ドルまでしかカバーしてくれないんだ?ガーン。。。。というように、この説明資料を読んでいるだけで一喜一憂し、ストレスはMAX。。。夜も寝付けず(笑)。

これを、親知らず抜歯、インプラント(あるいはブリッジ)、クラウンのそれぞれの見積もり治療額と月額の保険料などをエクセルシート上に表を作って記入し、比較検討した。
その結果、どちらも自己負担額は大して変わらないということが分かった。

ただし、(1)のA社プランに関しては、少なくともインプラントの外科医と(気の進まない)親知らずの外科医が加入していることが分かり、しかも、インプラントの外科医が親知らずも抜いてくれると言っていたので、これだけでも年間カバー限度額に達する。さらに、子供たちがかかっている小児歯科医がこちらのプランに加入しているので、子供たちのクリーニングは問題なくカバーされるし、子供たちは今後どんな緊急の治療が必要になるか分からないので、加入していた方が安心。

一方の(2)のD社プランの方は、私がこれまで2ヶ月間ほど渡り歩いた中で加盟している歯医者は一人もいなく、D社プランに加盟している(というだけでどんな医者かも全く分からない)歯医者の予約をまた一から取ってコンサルテーションを始めるのは現実的ではなく、また、子供たちが通い慣れている歯医者を変えることにも抵抗があった。

現在かかっている歯科医も含めて「保険に加入していない」ことを前提にプロセスを進めていたので、回り道もしてしまったし、正直言って、この手順で良かったとは思わないのだが、でも引き返したところでメリットがあるとも思えない。

というわけで、(1)のA社プランに加入することにした。それを決定したのが加入締め切り時期の1週間前。。。まあ、だいたいいつも我が家はこんな感じでギリギリなんだよなあ。。。結果的には間に合うんだけど心臓に悪い。

莫大な治療額に始まり、複雑怪奇な保険内容、複数の歯医者を渡り歩く負担と非常に心身ともに消耗させられる2ヶ月間ではあったが、保険の加入申込書を夫の職場に提出した頃には、だいぶ気持ちも落ち着いた。

それに前後して、必要な治療の全貌も選択肢もようやく分かり、治療方針を決定する時がやって来た。

(まだまだつづくよ)





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最終更新日  2014.10.15 11:01:20


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