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左はここ5年ほどの縦軸のGDP成長度を表している。横軸には民主主義と非民主主義(共産主義)を中央にゼロを持って来て左には中国のような非民主国家、右には米国のような民主国家をプロットしている。
右のグラフは、左の民主主義度合いを表す横軸を持ってきて、縦軸にはここ3年ほどのコロナでの死亡者を表している。
まず左の経済発展率グラフは、非民主主義代表の中国がダントツにGDPを成長させ、方や右の米国や日本やフランスはほとんど成長していないのだ。次に右のコロナ禍での損傷度ともいえるグラフだが、やはり死亡者数は中国が最も少なく、対照的にわが日本は民主主義の筆頭でありながら世界で最も死亡者が少ない。これこそ世界に誇ってもいい事実なのだが、これは民主主義というよりも国民の衛生意識の高さなのではないだろうか。マスクをすることに抵抗もない国民て、そんなに多くはない。この日本のグラフの位置は特殊な物だろう。この2つのグラフを見て、あるエビデンスを導くことができるだろう。つまり共産国家は意思決定早く、すぐに行動に移すから時間的ロスが少ない。これはコストにもつながることだ。反面民主主義国家は個人主義が発達しており、全体としての国家の決定は遅れる。あらゆる意見をくみ上げ、調整するからだ。共産主義国家の長所はそのまま民主主義の欠点となる。ある意味で子供でも分かる理屈だろう。子育ての最中に親が強制的に子を従わせている家庭は表面上子供は素直ではたから見ても親の言うことを訊くよいこの典型、反面いつ子供がぐれるかわからないリスクを持つ。かたや民主的な家庭は子供に言いたいことやりたいことをやらせ、親が適当にコントロールしていくが、自主性はあくまで持たせるという環境だと思う。子供は勉強は自主的に行い、平均点は強権的に勉強させる家庭よりも弾くだろう低学年のうちは・・・。しかし思春期を迎え、悪いことも覚え始めれば強権的家庭の子供はあっといううまにヤサぐれてアウトサイドする確率は高いだろう。方や自主性をもって育った子供はアウトサイドすることはなく、すくなくとも人格に幅があり、許容性を持っているのだろう。他人にも思いやりがある子に育つのは間違いないところである。閑話休題
東ドイツが西ドイツに併合された時、所得格差は1/4。GDPは1/6、またすべての経済数値は劣り、国民の衛生格差が問題となり、差別の対象になった。この時西側社会(民主主義陣営)は勝ち誇って世界にそれを喧伝、ソビエトの崩壊につながったのである。しかし残る共産主義の筆頭国家中国は鄧小平をして「先に富める者から富め」というスローガンで共産主義の欠点である生産性の悪さと個人競争の原理を取り入れて米国をも抜く勢いの国家に成長させたきっかけを作った。例えば個人それぞれの意見を尊重して意見を収斂させていく民主主義国家と比べて共産主義は意思決定早く、全員無条件で右ならえ式であるから、指導者にとってこんな楽なことはない。世界中数々の新興国家が勃興したが、最初は民主主義的に選ばれた首脳部が、やがてその時間経過とともにろくな結果を得られないのに業を煮やした国民あるいは軍がクーデターで政府をひっくり返して政府に収まり、強権的政治でとりあえず混乱を防ぐという光景があちこちで見られる。アフリカ新興国、ミャンマーなどもこの部類か?(将来民主主義に移行するのかはわからないが)
いわゆる国家の利益が国民に優先する共産国家の国民はどう思っているのだろうか。民主主義国家の国民に比べて幸せなのだろうか?中国人は国が富み、強くなっていれば安心で、国にすべてを任せて個人的にはそれなりの所得と娯楽があれば文句は言わないものだ。このp傾向は民主主義国家の国民も同様で、イタリーの総督がかつて言った「うまいパスタとカンツォーネが流れていれば国民は幸せなのだ」というのは俗説だが、これに近いものがあるだろう。共産国家の施政システムの末端である隣組では町内会長がある程度の国権施政をまかされ、これをもとに会費を徴収したり不穏な動きがあったら上に知らせるシステムがある。人間は権力を少しでも持つと米屋の親父が憲兵に早変わりするという例は多々変わらず、町内会はミニマム的に大変な権力を持つのだ。これで賄賂、忖度があるのは民主主義も同じだが、自浄作用があるのとないのでは大きな違いがある。習近平は目を三角にして賄賂を取り締まっているが、限度がある。共産党は組織のかたまりだから、賄賂が行われた組織の上部がにぎりつぶせばそれで発覚することはない。かえって民主主義国家では不正があれば告発があり、それは新聞やマスコミで取り上げられ、糾弾されることが多い。政府も勝手なことはできず、憲法に縛られており、改憲するのも一存ではできないのだ。従って民主主義ははなはだ国家間のケンカには向かず、国内の運営に威力を発揮するのだ。不正があれば、国民自体が自浄作用を持って対処するが意見集約には時間がかかるのだ。それをいいことに、しばしば中国やロシアは独裁政治に近い形態をもって恫喝政治を行い、それによって国民から支持を受けて政権を維持しているという特殊な形態がある。ほとんどのこれらの国民は政府を信頼しているので、いったん政府が外部に弱腰を見せると国民は遊離する可能性が高く、独裁政権はこのことに心を砕くのである。
さように民主主義国家とは欠点をたくさん持っており、グラフでわかる通りに共産国家に劣っているのは間違いない。しかしわたし個人としては周囲の密告を恐れたり、自由な表現や議論もできない国にはなってもらいたくない。それゆえに日本の現政権にはまともな姿であってほしいのである。岸田政権もまた安部の悪いところをすべて受け継ぎ、説明不足、事柄隠ぺい、臭い物に蓋をする主義らしい。民主主義はコストがかかり、国民生活をある程度犠牲にして維持するものであるから、これを安部のように私物化して勝手な権力の維持に使うものではない。そのいみで安部以降の政権は落第である。真の意味で民主主義を実行できる政権の出現をのぞみたい。
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