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いま二人の人物がマスコミににわかに浮上した。一人は安倍元首相狙撃犯人の山上徹也、もう一人は小川さゆりさん(仮名)である。山上の犯罪はまわりまわって犯罪実行に至る動機のひとつであるある反日宗教団体の実態をさらけ出し、また小川さんはその犠牲者のシンボルとして連日のごとくマスコミに登場している。前者の犯罪動機はある意味達成されつつあると思うし、また殺された安倍前総理の生前の実態を暴くことにもつながると思うからだ。二人のつながりは山上の犯罪がきっかけで、後者小川さんはいまや国会にも招致されて参考人となり、まさに反宗教団体排斥の旗手的存在、それらの動きは安倍の生前の疑惑ともどもいい方向に向かっていると思われる。狙撃犯山上徹也の犯罪は結果として稀なことだが、日本社会の暗部を照らし出した。それと引き換えに安倍総理が生前に生んだとされる数々の疑惑と帳消しになるとすれば、悔しい話である。死人に口なしで、岸田政権も安部が死亡しているので、生前の行いに対しては調査は難しいと明言している。警察畑に任せた方がこんな場合はうまく行くのではないだろうか。被疑者が死亡しても犯罪調査はほとんどが整然と行われるのが常、政治家たちは犯罪捜査のプロではないので、政治家の犯罪はやはり警察、餅は餅屋だろう。小川さんのマスク姿で時折見せる落涙の風情は日本国民を十分に教団憎しの感情を湧き上がらせた。湾岸戦争時の重油にまみれた水鳥の映像はイラクを世界の悪役に仕立てることに成功、図らずも今回この宗教団体を悪者として定着させることに貢献したのだ。善良な信者たちは戸惑い、心のよりどころを失ってしまうのは目に見えている。このあたりはほとんど何も考えていない野党の議員の浅はかさが残念ではある。
恐らくだが、犯人山上が長期間観察と言う名目で世間から遮断されているのは、彼の供述はそのまま安部元総理の悪行を暴くことにつながっているのではないだろうか。これを当局は恐れているのかもしれない。
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