森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.02.24
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タモリと赤塚不二夫の人間関係は面白い。お互いを思いやる優しい心には舌を巻く。

赤塚不二夫は都心の自宅マンションはタモリに住まわせ、自分は木造の二階の家に引っ越して、
「おそ松君」「天才バカボン」などの漫画を描いていた。

赤塚氏は「タモリは今まであったことのないすごい才能を持った男だ。彼のような男に下積みの生活を
させたら時間がもったいない。彼の才能にはこれがいいのだ。」と常々言っていたそうです。

そのうちタモリは日本で知らない人がいないくらいのタレントになりました。
「笑っていいとも」今年3月で終了するそうですが31年も続いたそうです。

反対に赤塚不二夫は売れなくなってきました。そんな時タモリがやってきて、今度会社を設立
することにしたので顧問になってくれといったそうです。
顧問料として毎月30万円ほど振り込んできたそうです。
赤塚氏はタモリのウソは見抜いていました。周りの人に言っていたそうです。
「タモリは架空の会社を作って、俺に顧問料を振り込んでくれているんだ。」
でもタモリから振り込まれたお金は決して手を付けることはありませんでした。
「タモリのような芸人という職は、いつ売れなくなるかもしれない。その時のためにこのお金はとって
おかなくてはいけない。」

またタモリは赤塚不二夫に「あのベンツを1千万円で売ってくれないか」とか、「あのキャン
ピングカーを500万円で売ってくれないか」とかお願いしたことがあるそうです。
これは実際に欲しいのではありません。お金で困っている赤塚不二夫を傷つけないように
お金を回してあげていたというのです。

二人は取っ組み合いのけんかをしていたそうですが、心奥深くではお互いに信頼しあってい
たことがよく分かります。うらやましい人間関係です。

もともと赤塚さんという人は不思議な人です。所有欲というものがほとんどない。
自宅にも多くの人が勝手に寝泊まりしていたというのです。
みんなと毎日宴会をやることが楽しみだったというのです。
それも各自とっておきのかくし芸大会をして大いに笑っていたというのです。
人間味があるというか、あるがままの自然な生き方を実践していた人です。型破りだけれども魅力
いっぱいの人です。昨年の7月17日と5月19日も赤塚さんの投稿がありますのでご覧ください。





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Last updated  2014.02.24 17:42:21
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森田生涯 @ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) 通りすがりさんへ コメントありがとうご…
通りすがり@ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) この曲の歌詞の意味がわからなくて検索し…
森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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