森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2026.03.30
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森田先生のお話です。

人はたとえば神経質同士の人がつきあえば、互いに症状を語り、苦痛を訴えて、繰り言をいうのには、いわゆる「同病相憐れむ」で、気晴らしにもなるが、それかといって、ちょっと調子が違えば、お互いに自分の苦痛ばかりを強調して、相手の苦痛には同情しないから、ややもすれば、そこに反目が起こることがある。
また同性質で、お互いにその短所が分かり、ヒネクレ合って、同棲生活には調和がとれにくいことが多い。(森田全集 第5巻 569ページ)

お互いが自分の症状の苦しみを述べあう学習会というのは、自分一人が悩んでいるのではなかったという安心感を得ることができます。
今まで一人で苦しんでいた人は、同じような悩みを持っている人の存在を知って正直ホッとします。
仲間の話を腰を折ることなく最後まで聞いてくれることは、今までは考えられなかってことです。これは大きいですよね。
自分は孤立した人間ではなかったということが分かり、生きる力が湧いてくます。

だだし森田先生が指摘しておられるように、いつまでもそこに留まっているのは考えものです。
現状否定をくり返しているだけでは、アリ地獄の底から地上に這い出ることはできないと思います。

神経症で悩んでいる仲間は、同時に森田理論に微かな望みを持って学習に取り組んでいる仲間でもあります。
森田理論は実生活を変えていくためにさまざまな提言をしています。これを仲間と協力して活かさないともったいないと思います。

私の場合でいえば、症状はいったん棚上げにして、実践課題を設けて取り組んでみなさいという助言をもらいました。
納得はできませんでしたが、人間関係で行き詰まっていましたので、藁をつかむ思いで取り組みました。
布団上げ、部屋の掃除、風呂の掃除、車の洗車などです。
そして実践結果を次の集談会で報告していました。
すると、次にやるべきことをすぐにメモして実践に結び付けたらよいということに気が付きました。つまり行動に弾みがついてきたのです。
そういう取り組みを参加者それぞれが実践していて、その結果の情報交換を行っていました。これだと次につながります。

最初は自分の神経症の苦しみをみんなに聞いてもらうことはかまいませんが、それだけでは次にはつながらないと思います。
せっかく森田学習で行動実践の方法をいろいろと教えてもらっているわけですから、半信半疑であっても実際に試してみることが不可欠だと思います。
それを仲間と共有化して、自分を変革する道具として活用する。
実践なくして神経症を克服することはできないと思います。
森田理論学習と実践・行動は車の両輪だといいますが、どちらに比重を置くかというと、実践・行動の方です。
後付けで森田理論学習で補強するという態度を堅持すべきだと考えています。





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Last updated  2026.03.30 06:35:22
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森田生涯 @ Re[1]:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 長谷川勤さんへ ありがとうございます。 …
長谷川勤@ Re:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 森田生涯様 いつもお世話になっています。…
森田生涯 @ Re[1]:小林一茶の人生から学ぶこと(01/02) 楽天星no1さんへ コメントありがとうござ…
楽天星no1 @ Re:小林一茶の人生から学ぶこと(01/02) 一茶の人生を初めて知りました。不幸だっ…
森田生涯 @ Re:短期、中期、生涯目標の設定は有用ですね(01/01) 楽天星no1さんへ コメントありがとうござ…

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